管理職・役員(ハイクラス層)の転職
Pick UP!
管理職・役員(ハイクラス層)の転職は、まず自己分析から
「あなたの仕事上の強みと一緒に働くメリットを、30秒で答えてください」
これは、とあるベンチャー企業の管理職向けの採用面接であった、企業側の質問のひとつです。
現在において管理職・役員といったハイクラス層の転職を検討している人は、まずこの質問をパッと答えられるようにしておいた方がよいでしょう。
どの企業においても、一番のコストは人件費です。
そのため、とくに人件費の大きくなりがちな「役職付きの人員採用」の際は慎重に選考を重ねます。
一方、社会人経験が長くなると、その経験の多さゆえに自分自身の強みや適性について一言で答えることが難しくなるものです。
今の立ち位置での転職だからこそ、自分自身の強み・適性を他者に適切かつ簡潔に説明できるだけの、自己理解、そして自己分析が大切です。
また、自己理解を深めることによって、これから先の社会人生活で目指すべき目標やポジションを明確にしてくこともできます。
「自分の強み・適性をシンプルに説明するのは難しい」と感じている人は、まだ転職の準備ができていない可能性が高いです。まずは自己分析と、あわせてキャリアの棚卸しをしっかり行っておくことをおすすめします。
管理職・役員(ハイクラス層)の求人は、「空き枠採用」がほとんど。中長期的な活動がベター
2022年現在、管理職・役員などのハイクラス層の転職市場は非常に活性しているといいます。
ですが、それはあくまで「以前と比べて」の話で、若手人材向けの求人と比べるとその数はかなり少なくなります。
加えて、多くの管理職・役員向けの求人は「空き枠採用」です。
タイミングが良ければすぐに出会えるかもしれませんが、希望条件にフィットする求人が出るまで、待ちの期間が発生することが多いです。
避けるべきは、転職後に転職者本人と企業のいずれか、あるいはお互いが「期待していたものと違った」と感じてしまう「ミスマッチ転職」です。
管理職・役員クラスの転職ではとくに、焦りの転職は禁物です。
転職サービスを利用する際も、応募を急かしてくるエージェントよりもじっくりとペースを合わせつつ優良求人を紹介してくれるサービスを優先して活用すべきでしょう。
管理職・役員(ハイクラス層)の転職の、望ましい活動の進め方
- ①自己分析・キャリアの棚卸しを行う
- ②複数の転職サイトに登録して、定期的に求人をチェック
- ③キャリアアドバイザーやヘッドハンターからのキャリア相談を受ける
- ④良いと思える求人が出たら、即応募
また、可能な限り転職サイト・転職エージェントは「複数登録」することをおすすめします。
フィットする求人に出会える確率を高められるほか、目指す企業・業界に明るいキャリアアドバイザーやヘッドハンターからのアドバイス・サポートを受ける機会を増やせるからです。
管理職・役員(ハイクラス層)におすすめの転職サイト・エージェント
ハイクラス・エグゼクティブ層向けの転職サイト・エージェントについては、以下のサービスを優先的に検討すると良いでしょう。
サービス名 | doda X |
WARCエージェント |
JACリクルートメント |
ビズリーチ |
リクルートダイレクトスカウト |
パソナキャリアハイクラス |
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特徴 |
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公開求人数 | 約6.0万件 | 非公開 | 約2.1万件 | 約14万件 | 約40万件 | 約1.4万件 |
得意業界/職種 | ◎全業界 | 経理・財務、人事・労務、法務、総務、情報システム部門など | ◎全業界 | ◎全業界 | ◎全業界 | ◎全業界 |
対象年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 |
おすすめの人 |
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サービス登録サイト |
表内の求人数は2024年11月時点のものです。
そのほか、みんなの転職「体験談」。では、管理職・役員の転職に伴う、様々な不安や悩みについてのお役立ち情報も随時更新しています。
ぜひ参考にしてみてください。