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テックリード(リードエンジニア)に転職するには?仕事内容・必要なスキルとキャリアパス

[最終更新日]2024/08/16

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テックリード(リードエンジニア)に転職するには?仕事内容・求められるスキルとキャリアパス

今後のキャリアアップを検討中のエンジニアの方のなかには、テックリードを目指したいという人もいることでしょう。
どのように努力すればなれるか、またそもそも自分はテックリードに向いているかという点も、気になるポイントに挙げられます。

テックリードを目指す場合は、SEやプログラマー、プロジェクトマネージャーといった職種と異なるポイントがあります。例えば仕事内容や年収は、知っておくべき重要なポイントです。
また、テックリードになるためのステップ、必要な知識やスキル、将来のキャリアパスといった点も、テックリードならではの特徴があります

目次

テックリードとは、技術面に関するリーダー、および外部からの窓口となるエンジニアを指す職種です。「リードエンジニア」や「テクニカルリード」とも呼ばれます。

この職種は欧米で広く認知されており、日本でも徐々に広まっている職種です。
納期を守って良いプロダクトを提供し、メンバーのスキルアップを図る上でも重要な役割を果たします。

テックリードを目指す人にとって、業務内容や任される役割、年収、キャリアパスを正しく理解することは重要です。
もちろん技術を武器とする職種ですが、技術だけ伸ばせばよい職種でもないことに注意が必要です。

テックリードの仕事内容

テックリードの業務内容 ■チームの生産性を上げる(メンバーが安心して全力で取り組める環境を整える) ■コードの品質を向上させる(チーム全体で、高い品質のコーディングができるよう行動する) ■プロダクトの設計/進捗管理(コミュニケーション能力、臨機応変な対応が求められる)

テックリードに任される仕事はさまざまですが、主な仕事には以下の3つが挙げられます。

チームの生産性を上げる

どのプロジェクトにおいても重要視される項目の1つに、開発チームの生産性が挙げられます。
メンバーのスキルアップもさることながら、以下のとおりスムーズな開発を行えるよう動くことも重要です。

項目 具体的なアクション
技術的に可能か、また難易度が高すぎないかチェックする
  • 技術的評価の実施:新しい技術やフレームワークの導入前に、技術的な可否を評価する。
  • プロトタイプの作成:小規模なプロトタイプを作成し、技術的な難易度を確認する。
過去のプロジェクトから再利用できる技術がないかチェックする
  • コードライブラリの活用:過去のプロジェクトで使用したコードライブラリやコンポーネントを再利用する。
  • 知識共有セッションの実施:チーム内で過去のプロジェクトの成功事例や技術を共有するためのセッションを開催する。
不必要な業務や業務フローを取り除く
  • 業務プロセスの見直し:現在の業務プロセスを見直し、不要な手順を削減する。
  • 自動化ツールの導入:定型的な作業を自動化するためのツールを導入し、手作業の負担を減らす。
手待ち時間の発生や、タイトなスケジュールとならないかチェックする
  • スケジュールの調整:タスクの優先順位を整理し、スケジュールを調整することで手待ち時間を減らす。
  • 進捗管理ツールの活用:進捗管理ツールを使用して、プロジェクトの進行状況をリアルタイムで把握し、問題が発生した場合に即座に対応する。

メンバーが安心して全力で取り組める環境を整えることは、テックリードに課せられた重要な職務の1つです。

コードの品質を向上させる

良い品質のシステムをつくるためには、コードの品質向上が欠かせません。高い品質のコードは、以下に挙げる3つの特徴を兼ね備えています。

特徴 具体的なチェックポイント
高いパフォーマンス
  • コードの効率性:アルゴリズムやデータ構造が最適化されているかを確認する。
  • レスポンスタイム:ユーザーからの入力に対するシステムの応答時間が短いかをテストする。
  • リソース使用量:CPUやメモリの使用量が適切で、無駄がないかをチェックする。
  • 負荷テスト:高負荷時のパフォーマンスを確認し、ボトルネックがないかを評価する。
セキュリティの確保
  • 入力データの検証:ユーザーからの入力データが適切に検証されているかを確認する。
  • 認証と認可:ユーザー認証とアクセス制御が適切に実装されているかを確認する。
  • データ暗号化:機密データが適切に暗号化されているかを確認する。
  • セキュリティテスト:脆弱性スキャンやペネトレーションテストを実施し、セキュリティリスクがないかを評価する。
メンテナンスのしやすさ
  • コードの可読性:コードがわかりやすく書かれており、コメントが適切に記述されているかを確認する。
  • モジュール化:コードがモジュール化されており、再利用性が高いかをチェックする。
  • テストの充実度:ユニットテスト、統合テスト、エンドツーエンドテストが充実しているかを確認する。
  • ドキュメントの整備:コードのドキュメントが整備されており、新しい開発者が理解しやすいかを確認する。

テックリードは上記の点を意識し、チーム全体で高い品質のコーディングができるよう行動することが求められます。

プロダクトの設計/進捗管理

プロダクトの設計も、テックリードに課せられた重要な業務です。
開発環境や言語、データベースの選択も重要ですが、デザインや関連するシステムとの連携、拡張性も重要なポイント。設計に不備があるとシステムの品質も下がってしまうため、特に注意を払ってチェックしなければなりません。

加えて進捗管理も、テックリードの業務に含まれます。
スケジュールの遅延やトラブルが発生した場合は、優先順位を見直す必要が生じる場合も。コミュニケーション能力はもちろん、目的に沿った臨機応変な対応も求められます。

テックリードとエンジニアリングマネージャーとの違い

●テックリード:部下を持たず、技術的な面に限ってサポートするリーダー ●エンジニアリングマネージャー:部下を持ち、技術面だけでなくキャリアパスにも責任を持つ

テックリードとエンジニアリングマネージャーは、どちらもメンバーを管理し、サポートする点では同じです。一方で、以下の相違点があります。

項目 テックリード(リードエンジニア) エンジニアリングマネージャー
部下の有無 持たない場合が多い 部下を持つ
メンバーのサポート 技術的な面が主体 技術面だけでなく、キャリアパスにも責任を持つ
組織における影響範囲 特になし。自らがエンジニアリングマネージャーの部下となる場合もある チームメンバーや役職を決定する

技術的な面に限ったリーダーがテックリード、組織も含めた管理をする職種がエンジニアリングマネージャーと考えるとよいでしょう。

テックリードの年収・キャリアパス

テックリードの年収は500~700万円が主流。ただしスキルや勤務先により、大きく変わる

テックリード(リードエンジニア)の年収は、求人ボックスが以下のとおり公表しています。

テックリードの年収 平均 719万円 | ボリュームゾーンは500万円~800万円。分布は400万円~1,300万円と幅広い。

  • 平均値は738万円
  • ボリュームゾーンは500~800万円
  • 分布は400万円~1,300万円と幅広い

参照元:求人ボックス|リードエンジニアの転職・求人情報(2024年6月時点)

おおむね、500~800万円が主流と考えるとよいでしょう。但し年収の分布は、幅広いことに注意が必要です。ご自身のスキルや勤務先によっても大きく変わりますから、年収を上げるためにも転職先の選択は重要です。

テックリードからのキャリアパスは多種多様

テックリードからのキャリアパスは、以下のとおり多種多様です。

職種 説明
VPoE(VP of Engineering) エンジニアリング部門全体の戦略と方向性を決定し、チームの生産性と技術的な成長を推進する役割。経営陣と連携し、技術戦略を策定・実行します。
エンジニアリングマネージャー エンジニアリングチームの管理と指導を行い、プロジェクトの進行をサポートする役割。チームメンバーの育成、リソースの割り当て、プロジェクトのスケジュール管理などを担当します。
ITアーキテクト システム全体の設計と技術的な方向性を決定する役割。技術スタックの選定、システムのスケーラビリティやパフォーマンスの最適化、アーキテクチャの整合性を維持します。
CTO(Chief Technology Officer) 企業の技術戦略を統括する役割。技術革新を推進し、ビジネスの成長を支えるための技術ビジョンを策定・実行します。エンジニアリング部門とビジネス部門を橋渡しし、技術リーダーシップを発揮します。

上流工程からマネジメント、経営まで、さまざまなステップアップ先があります。これまで培ったスキルを活かし、キャリアアップできることも特徴に挙げられます。

●マネジメントスキル(プロジェクトマネジメントのスキルの習得が求められる) ●テクニカルデザインを正しく行えるスキル(適切な指摘をするため、情報チェックなど日ごろの努力が重要) ●コードレビューのスキル(自らも優れたコードを書けるエンジニアであることが求められる) ●メンバーのサポートを行えるスキル(メンバーとの円滑な意思疎通を行い、信頼を得るのが大切)

テックリード(リードエンジニア)には、いくつかの知識やスキルが求められます。代表的な4つの項目を、以下にまとめました。

マネジメントスキル

スムーズに開発プロジェクトを進めることは、テックリードに課せられた役割の1つです。
常に広い視野で全体を把握し、状況に応じて適切な対応を取らなければなりません。論理的な思考力や課題を解決する力、型にはまらない弾力的な思考などが役立ちます。

加えてテックリードは、その判断や言動がプロダクトの成否に影響しかねません。気持ちが安定していること、いつでも安心してコミュニケーションを取れることも重要なポイントです。

このためテックリードは、技術的なスキルが高いだけでは不十分です。プロジェクトマネジメントに代表される、マネジメントスキルの習得が求められます。

マネジメントスキルを構成する要素

要素 説明
論理的思考力 複雑な問題を論理的に分析し、解決策を見つける能力。客観的な視点から状況を判断し、計画的に対応することが求められる。
課題解決力 発生した問題を迅速かつ効果的に解決する能力。問題の根本原因を特定し、適切な対策を講じる力が重要。
弾力的な思考 状況に応じて柔軟に対応し、新しい視点やアプローチを取り入れる能力。変化に対応し、革新的な解決策を見つける力。
感情の安定 プレッシャーの中でも冷静に判断し、安定した精神状態を保つ能力。チームの信頼を得るためにも重要。
コミュニケーション力 チームメンバーや関係者と円滑に意思疎通を図る能力。明確かつ効果的な情報伝達が求められる。
プロジェクト管理能力 プロジェクトの進行状況を把握し、計画通りに進める能力。スケジュール管理、リソースの最適化、リスク管理などが含まれる。

テクニカルデザインを正しく行えるスキル

技術的な面で必要なスキルに、テクニカルデザインが挙げられます。

テクニカルデザインとは

項目 説明
テクニカルデザインの定義 システムやアプリケーションの開発において、技術的な設計や使用する技術を文書化したもの。設計や技術に関する詳細な情報が含まれます。
テクニカルデザインの目的
  • システムの明確な設計指針を提供:システムやアプリケーションの開発において、具体的な設計指針を提供します。開発チームが一貫した方向性で作業を進めることができます。
  • コミュニケーションの円滑化:設計内容や使用する技術を文書化することで、開発チーム内外のコミュニケーションが円滑になります。全員が同じ理解を共有することができ、誤解やミスを防ぎます。
  • 開発の効率化:具体的な設計や技術仕様があれば、開発者は無駄な作業を減らし、迅速に作業を進めることができます。
  • 変更管理の容易化:システムに変更が必要な場合、テクニカルデザインがあると変更の影響範囲を把握しやすくなります。設計図を元に変更箇所を特定し、スムーズに対応できます。
チェックポイント
  • 使用する技術:最新の技術や適切なフレームワークが選定されているか。
  • 設計内容:システムのアーキテクチャやデータベース設計が適切であるか。
  • 拡張性と保守性:将来的な拡張や保守が容易に行える設計であるか。
  • セキュリティ:システムのセキュリティ対策が十分に考慮されているか。

テクニカルデザインの文書に書かれている内容は、見た目だけにとどまりません。開発で使用する技術や設計内容も書かれています。テックリードはその内容が適切かどうかチェックし、OKかどうか判断しなければなりません。

もしこの段階で不備があると、プロジェクトを失敗に導いてしまいます。
テクニカルデザインを正しく行うためには技術に関する豊富な知識を持ち、プロジェクトに反映させることが必須です。日ごろから社内外の情報をチェックし、適切な指摘を行えるよう努力を重ねることが重要です。

コードレビューのスキル

テックリードの主な業務には、メンバーのコードレビューも含まれます。
プロダクトに不備やバグを出さないためには、誤りや不適切な記述をもれなく見つけ、正しく指摘することが必要です。

件数が多い場合でも、手を抜いてはいけません。加えてメンバーから信頼されるためには、指摘事項にも一貫性を持たなければなりません。

もちろんコードレビューをしっかり行うためには、自らも優れたコードを書けるエンジニアであることが求められるでしょう。
この点でもテックリードは、誰よりも技術を知っている、スキルの高いエンジニアであることが求められます。このため、自らコードを書く時間を確保することも必要です。

メンバーのサポートを行えるスキル

テックリードは技術をよく知っているということから、メンバーから質問されたり、相談を受けたりする場面も少なくありません。加えて、メンバーのサポートをするよう求められる場合もあるでしょう。

どのような場合でも、正しい判断をするためにはよく話を聞くことが欠かせません。その上で適切なアドバイスを行い、納得してもらうことが重要です。これにより、メンバーのモチベーションを高める効果も期待できます。

適切なサポートをすることで、テックリードの信頼は高まるものです。「あの人の言うことなら間違いない」と思われれば仕事も進めやすくなり、プロジェクトの成功を後押しする要因ともなります。

これからテックリードを目指す人が押さえておきたいポイントは、以下の3つです。

まずはエンジニアとして、リーダー・マネジメントを経験する

まずはエンジニアとして技術力を伸ばし、マネジメントの経験を積むことが近道。

テックリードは、経験豊富なエンジニアであることが必要です。それはあなたがテックリードとして認められる要件として、以下の項目が挙げられるためです。

  • 高い技術力を持つこと
  • プロジェクトに参加し、メンバーを率いて成功に導いた実績があること
  • 困難な状況でも創意工夫を行い、解決した実績を持つこと

組織内の多くの人から「あの人なら技術力が高く、経験豊富だ」と信頼されることは、業務を遂行するための重要な条件です。

未経験の人はどの項目にも該当しないため、いきなりテックリードとして採用されることは期待薄です。もしテックリードを目指すならば、まずはエンジニアとして何らかのプロジェクトに入った上で技術力を伸ばし、マネジメントの経験を積むことが近道です。

テックリードからの「その後のキャリアプラン」を描いておく

テックリードのその後のキャリアプランを描いておくと、能力開発もしやすい。

さきに紹介したとおり、テックリードの先に目指せる職種は多種多様です。
一方でそれぞれの職種は、いずれも専門性が大変高いことが特徴。目標とする職種を早めに決めた上でスキルアップすべき項目を選定し、あなたの能力を向上させることが重要です。
将来を考えないまま仕事を進めていると、そのうち周りに抜かれてしまいかねません。

このこともあり、テックリードを目指す場合はその後のキャリアプランも描いておくことが求められます
早めにキャリアプランを決めれば、能力開発もしやすくなります。また、転職活動をする際にも将来を見据えられた人材のほうが採用されやすくなります。

参考:キャリアプランとは

キャリアプランとは、あなたが将来に望む仕事や働き方を実現するためのプランニング(行動計画)のことをいいます。

具体的には、以下のようにプランを建てていきます。

キャリアプランの立て方 Step1 キャリアの棚卸しをする これまで経験した業務を洗い出します。そして更に「得意なもの」「これからも続けていきたいこと」についても考えていきます。 STEP2 新たにチャレンジしたいことを考える STEP1で出したリストを見ながら、「新たにチャレンジしたいこと・実現したいこと」を考えてリストに追加します。 STEP3 実現するために、必要な知識・スキルを考える STEP2の「実現したいこと」を叶えるために、どんな知識・スキルが必要になるか、またそのために求められるアクションを考えます。 STEP4 キャリアプランのスケジュールを立てる STEP2と3で導き出した「実現したいこと」と「必要なアクション」を時系列で整理します。 ※ まず1年~3年のスパンで考えると、整理しやすいです □キャリアプランの例(ITエンジニアの場合) 1年後 実現したいこと ・リーダー職 SEとして上流工程に携わる そのためにやること 言語およびサーバー環境に関する知識 業務遂行力を高める 3年後 実現したいこと プロジェクトマネージャーとして活躍 そのためにやること 専門スキルを高める マネジメントスキルを高める 5年後 実現したいこと ITサービスの新規事業立ち上げ または独立・フリーランスに そのためにやること事業運営の上流から下流までの経験 経営の知識を深める

キャリアプランを立てる際、まず「キャリアの棚卸し」を行います。

キャリアの棚卸しで出てきた経験(または知識・スキル)をもとに、あなたが新天地でチャレンジしたい働き方をイメージし、そしてそれを実現するためにどんな行動が必要かを考えていきます。

キャリアプランは、上記の「キャリアプランの例」にあるように時期ごとに「実現したいこと」と「そのためにやること」を表形式に落とし込むと、そのイメージを整理しやすくなります

ポイントは、半年や1年ではなく、3年・5年といった中長期的な期間を見据えることです。
今のうちにマスターしておくべき知識・スキルや取得しておくべき資格が出てくるかもしれません。

数か月に1度のペースでキャリアプランを考えておくと、普段においてもキャリアの軸を持てるようになり、迷いのない判断をしやすくなります。

キャリアプランの描き方を詳しく見る

ITエンジニアの転職支援に強い転職エージェントを利用する

ITエンジニアの転職支援に強い転職エージェントを利用して、転職の成功率を高める。

テックリードは比較的新しい職種の1つであり、SEやプロジェクトマネージャーほど認知度が高くありません。
そのため転職エージェントの活用が有効ですが、ITエンジニアの転職をあまり扱わない転職エージェントに依頼してしまうと、目標とかけ離れた企業ばかりを紹介されてしまうおそれがあります。

テックリードを目指す人は、ITエンジニアの転職支援に強い転職エージェントを選びましょう。
転職のプロから、適切なアドバイスと企業に関する情報が得られます。もちろん書類でアピールすべきポイントや、面接のアドバイスも受けられる点は誰にとっても心強いはずです。
正しい方法で転職をすることにより、希望する未来に近づくことが可能です。

次の章では、おすすめの転職エージェントを紹介します。良い転職を実現するため、ぜひチェックしてみてください。

ここからは、テックリードとして活躍できる職場への転職を検討している人向けに、おすすめの転職エージェントを紹介します。
紹介するサービスはどれもテックリードへの転職支援実績のあるエージェントです。

エージェントによってサポートの傾向や担当となるアドバイザーのタイプも変わりますので、まずは自分に合うエージェントを見つけていくうえで2~3登録し、「ここがフィットする」エージェントに利用を絞っていくと良いでしょう。

レバテックキャリア

レバテックキャリア。IT/Web業界のエンジニア・クリエイター専門
POINT!

レバテックキャリアの担当エージェントは全員エンジニア経験者。「希望の企業に転職」96%、「転職後の年収アップ率」80%以上の高い実績を誇ります。

レバテックキャリアは、レバテック株式会社が運営する転職エージェントです。
同サービスの特徴としては、アドバイザーの殆どが「エンジニア実務経験者」であること。IT業界についてエンジニアリングの技術的な事柄についても通じた担当が付いてくれる可能性が高いです。

テックリード向けの求人は2024年6月時点で約800件あり、国内トップレベル豊富さです。サービス登録後、いくつかの求人をピックアップしてどこを優先的に進めていくかアドバイザーと相談していけるでしょう。

レバテックキャリアの活用メリットとテックリードの転職へのおすすめポイント

レバテックキャリアは「AI」、「機械学習」、「クラウドエンジニア」、「ビッグデータ」、「FinTech」などのトレンド技術を扱う求人を多く抱えており、エンジニアとしてキャリア開拓を目指す人にフィットしやすいのです。

レバテックキャリアは最新技術・トレンド技術分野の求人が豊富! DX推進:約200件 AI・機械学習:1,000件以上 ビッグデータ:約1,000件 FinTech:約500件 クラウドエンジニア:約200件
 

そのほか、レバテックキャリアでは他の転職サービスにはない良質な「非公開求人」も豊富に扱っており、サイト上では閲覧できない案件もキャリアアドバイザーを介して紹介してもらうことができます。

「非公開求人」とは?=企業が社名を明かさず人材を募集すること。▽企業が非公開求人をする理由●企業側で急な採用が必要となり、求人を公開して募集する時間がない。●企業の人事採用側の事務コストの節約。●機密性の高いプロジェクトや事業戦略に関わる人材採用。

非公開求人の中には、大手企業のプロジェクトや高年収求人も含まれているので、「エンジニアの経験を活かし、さらなるキャリアアップをしたい」という人にとっては大きなメリットになるでしょう。

レバテックキャリアの特徴
  • 担当アドバイザーは全員エンジニア経験者。専門分野において適切なサポート・アドバイスが受けられる
  • 企業情報を熟知した担当のフォローにより、書類通過率・内定決定率が高い
  • AI・ビッグデータ・FinTechなどのトレンド技術を扱う求人が豊富
サービス対応地域 全国
拠点 東京、神奈川、大阪、福岡
テックリード(リードエンジニア)の求人数 約800件(2024年6月現在)
利用者の8割が年収アップ

リクルートエージェント

リクルートエージェントIT
POINT!

テックリードの求人数は国内No.1!豊富な転職ノウハウと支援ツールで、「スピーディな転職」を実現できます。

リクルートエージェントは国内No.1の求人数と転職支援実績を誇る転職エージェントです。

ITエンジニアの転職支援にも強く、2024年6月のITエンジニア向け公開求人数は約9.2万件と、他のエージェントから群を抜いての豊富さです。

全国の地域で対応が可能で、各都道府県の求人も豊富です。拠点も多く、オンライン・電話のサポートはもちろん対面での面談の受けやすさも強みの一つです。

リクルートエージェントの活用メリットとテックリードの転職へのおすすめポイント

これまで培ったノウハウをもとに開発された「サービス体制」と「支援ツール」が非常に高品質であることが、リクルートエージェントの強みです。

リクルートエージェント:豊富な事例と企業との強力なリレーションをもとに力強くサポート

たとえば、リクルートエージェントでは志望企業の特徴・評判といった分析から選考のポイントまでをまとめた「エージェントレポート」を用意してくれます。
ITエンジニアの転職では、その職場の開発環境から必要なスキルや働き方まで、ネットで公開されていないような企業情報が必要となることも多いでしょう。その際に、レポート情報は大いに役立つはずです。

また、担当アドバイザーもこれまでの実績をもとにテックリードの転職に関する有益なアドバイスを提供してくれるでしょう。

そのほか、リクルートエージェント登録後に無料で活用できる、職務経歴書を自動で作成できる「職務経歴書エディタ」や無料の「面接力向上セミナー」のサービスもおすすめです。

職務経歴書エディター
職務経歴書エディタ
テンプレートや入力例に沿って、職務経歴書を半自動で作成できるサービス。作成後にWordファイルにダウンロードして利用することも可能。
面接力向上セミナー
面接力向上セミナー
企業が「採用したい」と思える面接の必勝法が学べるセミナー。参加者の99%が「満足」以上の回答。
リクルートエージェントの特徴
  • ITエンジニアの求人数および転職支援実績 国内No.1。全エンジニア職種において常時豊富な求人を用意
  • 担当者の提案ペースが早く、スピーディな転職を実現しやすい
  • 面接力向上セミナー等のセミナー・イベントも随時開催
サービス対応地域 全国
拠点 北海道、宮城、福島、東京、埼玉、千葉、栃木、群馬、神奈川、新潟、静岡、石川、岐阜、滋賀、愛知、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、加賀、愛媛、福岡、長崎、熊本、鹿児島、沖縄
テックリードの公開求人数 約800件(2024年6月現在)

マイナビIT AGENT

マイナビエージェント。ITエンジニアの方へ
POINT!

マイナビ社が運営する、ITエンジニア転職に特化した転職エージェント。好条件求人の紹介、書類作成・面接準備へのサポートの手厚さに強みがあります。

マイナビIT AGENTは、株式会社マイナビが運営する転職エージェントです。
マイナビの転職サービスの特徴として、「丁寧・じっくり型のサポート」、および「企業とのパイプが太い」点が挙げられます。

エンジニア系の求人も常時豊富に取り揃えており、テックリードに関する求人数は約400件(2024年6月現在)。特に都市部在住の方は、求人企業の選択肢の豊富さとサポートの「質の高さ」が期待できるでしょう。

テックリード以外の職種の提案も含めて、キャリアについて手厚なサポートを受けたい人におすすめです。

マイナビIT AGENTの活用メリットとテックリードの転職へのおすすめポイント

マイナビIT AGENTの所属アドバイザーは、全員がIT・Web業界に精通したプロフェッショナルです。

幅広い職種に対応している総合型転職エージェントとは異なり、エンジニアの転職事情を十分に理解しているため、転職者一人ひとりに適した開発環境や企業へのアプローチ方法についてアドバイスしてもらえます。
未経験からのテックリードへの転職の際も、これまでの経歴や保有スキルを見つつのフィットする求人紹介を期待できるでしょう。

また、マイナビIT AGENTは優良企業のレア案件(=非公開求人)を独自に保有しています。

「非公開求人」とは?=企業が社名を明かさず人材を募集すること。▽企業が非公開求人をする理由●企業側で急な採用が必要となり、求人を公開して募集する時間がない。●企業の人事採用側の事務コストの節約。●機密性の高いプロジェクトや事業戦略に関わる人材採用。

就業条件が恵まれているエンジニア求人には、大量の応募者が殺到する傾向があります。そのため選考の競争率も高くなりやすく、強力なライバルが数多く現れる可能性もあるでしょう。

マイナビIT AGENTの非公開求人は、専任アドバイザーを通じてのみ紹介されます。エンジニアのスキルや経験にマッチした非公開求人を個別に紹介してもらえるので競争率が低く、採用に至る確率を高めることにつながるのです。

マイナビIT AGENTの特徴
  • ITエンジニアの求人数は国内トップレベル。システム会社から事業会社まで幅広く網羅
  • 担当者の対応が丁寧。書類添削から面接対策までじっくり取り組んでくれる
  • 企業とのリレーションが強く、独自の非公開求人が多数
サービス対応地域 全国
拠点 東京(2か所)、神奈川、北海道、宮城、愛知、大阪、京都、兵庫、福岡
テックリードの求人数 約400件(2024年6月現在)
ITエンジニア求人トップクラス

マイナビのプロモーションを含みます

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dodaのITエンジニア転職に特化した転職エージェント。幅広いエンジニア職種と地方求人の豊富さに強みがあります。

dodaエンジニアITは、大手総合型転職サービスdodaがITエンジニア向けに設けた「エンジニア特化型」の転職エージェントサービスです。

大手転職サービスならではの求人数の多さと、担当にキャリアアドバイザーのほかに「プロジェクト担当」といって求人企業への採用支援をするスタッフも就いてくれます
これにより、転職者は応募企業についての詳細情報を入手しやすくなり、ミスマッチ転職を回避しやすくなるのです。

テックリード向けの求人は2024年6月時点で約700件と非常に豊富に取り揃えています。
複数の候補から、自分に合う求人をアドバイザーとじっくり相談しながら進めていけるでしょう。

dodaエンジニアITの活用メリットとテックリードの転職へのおすすめポイント

dodaエンジニアITでは「ダイレクト・リクルーティングサービス」という仕組みを取っており、そのため実績のあるエンジニアは企業から熱意あるスカウトメールが届くことが多いでしょう。

従来の採用形式:転職者が企業に応募する形式 ダイレクト・リクルーティング:企業から転職者に直接アプローチする形式

dodaに登録する際に、レジュメにこれまでの経歴とテックリードへの志向をアピールすることによって、希望する分野の企業からのスカウト・オファーが届く確率を高められるでしょう。

スカウトメールは登録時のレジュメ内容をもとに送付されますので、スカウト・オファーが沢山ほしい人は、レジュメ内容を充実させることをおすすめします。

dodaエンジニアITの特徴
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  • 企業からのスカウト・オファーが届きやすい
  • 転職サイト・転職エージェントどちらのサービスも利用できる
サービス対応地域 全国
拠点 北海道、宮城、東京、神奈川、静岡、愛知、大阪、京都、兵庫、岡山、広島、福岡
テックリード(リードエンジニア)の求人数 約700件(2024年6月現在)
職種ごとに専門のサポート

ワークポート

ワークポート。各業界専門の総合転職エージェント。
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ワークポート(WORKPORT)は「業界・職種未経験者」のサポートに優れており、なかでもIT・Web業界の支援に強い転職エージェントです。
全都道府県の地域を対象としており、オンライン面談も受け付けています。

また、ワークポートに登録した際に担当となってくれる転職コンシェルジュ(アドバイザー)は、積極的な求人提案をしてくれることでも知られています

転職先を検討するにあたって、できるだけ多くの求人を比較した上で応募先を決定したい人や、担当アドバイザーからの提案を多く受けたい人は、ワークポートのサポートがマッチしやすいでしょう。

ワークポートの活用メリットとおすすめポイント

図参照:ワークポート 転職コンシェルジュとの面接シーン

引用元:転職エージェントのWORKPORT(ワークポート)で 転職相談サービスを体験してみた!

ワークポートは「未経験職種」へのサポートが手厚いことでも知られています。
そのため、今の職種から新たにテックリードへのジョブチェンジを検討している人で、経験の浅さに不安を感じている場合はワークポートのサービスに心強さを感じることが多いでしょう。

ワークポートのここが強み! ■あなたの可能性を最大限に引き出すプロの力 ■個別の面接対策、書類作成のアドバイス

引用元:ワークポート 「転職コンシェルジュの転職相談サービス

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ギークリーは、「ゲーム・Webサービス分野の転職支援に強い」とされる転職エージェントです。
拠点は東京のみとなっており扱う求人も東京23区内のものが大半ですが、その分アドバイザーのサポートの丁寧さで高い評価を得ており、40代・50代といったミドル・シニア層の転職支援実績も豊富です

ギークリーは好待遇の非公開求人を取り扱うことが多く、東京都内での求人を探しているエンジニアはその求人品質をチェックしておく価値があるでしょう。
テックリード向けの求人は2024年6月時点で約500件と、マイナビIT AGENTやレバテックキャリアに劣らずの豊富さとなっています。

ギークリーの活用メリットとテックリードの転職へのおすすめポイント

特化型エージェントだけにゲーム業界に強く、企業のコアな情報を転職希望者に提供していることに定評があります。キャリアコンサルタントの専門性も高く、エンジニアの経験やスキルレベルをしっかりと把握してくれるので、マッチングの精度が高いのも大きな特徴です。

また、エンジニア、クリエイター、ゲーム、営業など、分野ごとに専門チームを設けて、それぞれの分野の知見の深いカウンセラーがキャリア相談やおすすめの求人を紹介してくれます。

そうしたサポート体制もあって、ギークリーを利用した転職者の年収アップ率は81%といいます(※2024年6月 公式サイトより)。
とくにゲーム事業のプロジェクト・チーム開発に興味のある人は、マッチしやすいサービスでしょう。

ギークリーの特徴
  • Web業界・ゲーム業界の転職支援に強い
  • 担当アドバイザーのほとんどがITエンジニア経験者
  • 20代~40代まで、幅広い年代で転職成功実績がある
サービス対応地域 全国
拠点 東京
テックリード(リードエンジニア)の求人数 約600件(2024年6月現在)
書類選考の通過率3.4倍

まとめ)まずは優れたエンジニアとして認められるスキルを身につけよう

テックリードは他のエンジニアの見本となる、優れたエンジニアがなれる職種です。
実力を十二分に発揮するためにはご自身で実力をつけることはもちろん、周りからも認められることが重要すです。技術力だけではなく、マネジメントや対人力など、多種多様なスキルが求められます。

もしテックリードを目指すならば、まずは今の職場で優れたエンジニアと認められるよう努力を重ね、スキルを身につけることが近道です。
1つレベルの高い仕事を任された場合は、期待以上の成果を出すよう心がけることも重要。また職場にいる優秀なエンジニアを参考にすることもよい方法です。

もっともスキルがあっても、なかなか重要な仕事を任されないケースはあります。その場合は転職エージェントを活用することも、有効な手段です。一人で悩む前に、ぜひご相談ください。

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