プロジェクトリーダー(PL)に転職するには?キャリアパスとPMとの違い
[最終更新日]2024/08/26
SEで活躍する方のなかには、次のステップとしてPL(プロジェクトリーダー)を目指す人も多いでしょう。
今でこそ多種多様なキャリアパスがあるものの、PLはSEからステップアップする代表的な職種です。
特にゼネラリストを志向する人は、必ず通るステップに位置付けられています。
目次
1)プロジェクトリーダーとは
PLの定義 | 開発現場に近い場所で働くリーダー職で、プロジェクトを成功させることを任務とする。 |
---|---|
PLの役割 | 要件定義・設計・テストなど様々な工程を管理し、メンバーの士気を上げてプロジェクトを成功に導く。 |
PLの業務の目標 | プロジェクトを成功させるため、品質、スケジュール、成果物の管理を行う。 |
PLと関わる人 | PM(プロジェクトマネージャー)、チームメンバー、サブリーダー(大規模プロジェクトの場合)など。 |
PLは開発現場において、プロジェクトを成功させることが任務の職種です。PM(プロジェクトマネジャー)から任されたチームにおいて、メンバーや成果物の品質、スケジュールなどを管理します。
管理する範囲は幅広く、要件定義から設計、開発、テストまで、開発業務におけるすべての工程を任されるケースも少なくありません。
また、PLは開発現場に近い場所で働くリーダー職です。
メンバーの気持ちをくみ取りつつ、士気を上げて成功に導くことも求められる役割のひとつです。
PLの人数は、プロジェクトにより異なります。
小規模プロジェクトの場合はPLが1人だけで、PMを兼ねる場合もあります。一方で大規模プロジェクトの場合はPLが複数存在し、さらにサブリーダーが置かれるケースもあります。
PLの主な仕事内容
PLの主な仕事内容は、以下の4つに分かれます。
- 開発現場の監督・管理
- メンバーの適性を踏まえた業務の割り当て、および育成
- 他チーム との連携
- PM(プロジェクトマネジャー)の補佐
開発現場の監督・管理
開発現場の監督・管理は、PLの代表的な仕事です。
PLは、プロジェクトのスムーズな進行に尽力しなければなりません。単なる状況把握だけでは不十分であり、将来起こりうる問題の芽を事前に摘むなど、先手を取った対処が求められます。
加えてメンバーの相談に乗ることも、PLの重要な役割のひとつです。
もしチーム内で問題が発生した場合は、速やかな対処を求められます。以下の項目を考慮し、対処方針を決断しなければなりません。
- 影響範囲の調査
- 解決に必要な人員や、増加する業務量
- スケジュールへの影響の有無
状況によってはPMなど、さらに上の職種に報告・相談し、判断を求める必要もあります。
メンバーの適性を踏まえた業務の割り当て、および育成
各開発チームに所属するメンバーの割り当ては、主にPMの権限です。
一方で所属するメンバーにどの業務を割り当てるかは、PLの腕の見せどころです。
各メンバーの得意な領域を任せられれば、チームの力を最大限に発揮できるでしょう。
良質なシステムをスケジュール通りに納品しやすくなり、評価も高まります。
事前にメンバーの適性を把握し、強みを活かせるよう業務を割り当てることは成功につながる重要なポイントです。
また、プロジェクトにはしばしば経験の浅いメンバーが入ります。
このような人も戦力にするため、育成する業務も重要な仕事に挙げられます。
他チームとの連携
開発業務においては、チームが分かれている場合も少なくありません。一例として、以下のケースが挙げられます。
- システム開発チームとインフラチームが分かれている
- 機能ごとに開発チームが分かれている
- フロントエンドとバックエンドは別々の開発チームで担当している
多くのプロジェクトでは、途中で仕様やスケジュールの変更が多少なりとも入るものです。もしチーム間の連携が取れていないと、以下の不都合が生じるおそれもあります。
- 他のチームを待たせてしまい、スケジュール遅延を引き起こす
- バグの発生原因を作ってしまう
他のチームが関係する情報は、速やかに連絡・連携することもPLの重要な役割です。このためには、他のチームの状況もしっかり把握しておかなければなりません。
PM(プロジェクトマネジャー)の補佐
PMの補佐も、PLの重要な役割に挙げられます。
いくら経験豊富なPMでも、すべての技術に詳しいわけでもなければ、あらゆる経験を積んでいるわけでもありません。
PM一人では判断できないケースにおいてPLの助言はありがたいものであり、プロジェクトを正しい方向に進める原動力となります。
また、大規模プロジェクトの場合、PM一人では隅々まで目を配れません。PLがメンバーをしっかり管理することで、PMは上層部や顧客との折衝、予算・人員管理など、PMしかできない業務に集中できます。
PLとSEの違い
PLとSEはともに開発の第一線で活躍する職種ですが、以下の違いがあります。
項目 | PL(プロジェクトリーダー) | SE(システムエンジニア) |
---|---|---|
目的 | プロジェクトを成功に導くこと。 | 開発業務を効率的に遂行し、質の高いシステムを構築すること。 |
役割 | チームのSEやPGを管理し、PMの補佐役も担う。開発を進める上で一定の権限を持つ。 | PLの指示を受けて開発業務を行う。担当業務に従事し、与えられた権限の範囲で作業を進める。 |
業務内容 | 要件定義、設計、テストなどの工程管理。メンバーの士気を高め、プロジェクト全体の進行を管理する。 | システム設計、コーディング、テストなどの開発業務を遂行する。 |
SEはPLの指示を受けて開発業務を遂行する人、PLはSEを管理する人という違いがあります。実際にPLは、複数のSEをまとめている場合が多いです。
このためPLは技術だけでなく、人を動かす能力も備える必要があります。「PLは開発スキルに加えてマネジメントスキルも必要」といわれる理由は、このような事情によるものです。
PLとPM(プロジェクトマネジャー)の違い
PLは、PMと(プロジェクトマネジャー)も異なる職種です。PLは開発現場の責任者、PMはプロジェクト全体の統括者といった分担がなされています。主な違いを、以下にまとめました。
項目 | PL(プロジェクトリーダー) | PM(プロジェクトマネージャー) |
---|---|---|
目的 | PMが作成した計画に基づき、プロジェクトを成功に導く | プロジェクト全体の総責任者。予算と納期を守り、プロジェクトを完遂させる |
業務範囲 | 開発現場のリーダー。複数のチームに分かれている場合は、チームリーダーとなる場合も多い | プロジェクト全体の管理をする。プロジェクト計画も立てる |
顧客との交渉 | 行う場合がある | 必須 |
予算や人員計画 スケジュール 作業範囲 | 意見は述べられるが、決定権はない | 決定権がある |
進捗のチェックはPL、PMともに行います。まずはPLが把握し、自力で解決できない場合はPMへエスカレーションする業務フローが一般的です。
2)PLの年収とキャリアパス
仕事に就くなら、給料は気になるもの。また、PLはさらなる上位職への入り口となる職種です。
ここからはPLの待遇やキャリアパス、未経験から転職可能かどうかという点を確認していきましょう。
PLの平均年収
求人ボックスによると、PLの平均年収は595万円です。(2024年6月現在)
画像引用元:カカクコム「プロジェクトリーダーの転職・求人情報」
最も多い層は、450万円~550万円のランクとなっています。 おおむねSEよりも高く、PMよりも低い水準に設定されている場合が多いです。
もっともPLの年収は就職先の会社や年齢、スキルにより大きく変わります。
年収分布を見ると、年収450万円~700万円の層が多くなっています。
また、マイナビ「IT・エンジニアの職種図鑑 プロジェクトリーダー」によると、30代のPLは20代と比べて年収が100万円前後増えるといいます。
経験を積むにつれて年収を大きく上げることが可能であり、やりがいのある職種といえるでしょう。
PLは未経験から転職可能?
業務・ITの両方に高いスキルを既に持っている場合は別として、多くの人は入社後すぐにPLを任されるわけではありません。
まずはPL候補としてSEやサブリーダーを経験し、実力を認められればPLになるといったステップを踏むことになるでしょう。
PLは、SEの上位にあたる職種です。
業務知識とITスキルは、SEよりも高いレベルを求められることでしょう。
一般的には、SEを数年経験した後になる職種です。会社によっては、サブリーダーを経験した後になる職種という場合もあるでしょう。
そもそもSEよりも業務・ITに疎いPLは、組織を統率できません。このようにPLは未経験からすぐになれる職種ではなく、経験を積んだ後に就ける職種です。
PLのキャリアパス
項目 | キャリアパス |
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ゼネラリスト志向 |
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スペシャリスト志向 |
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その他のキャリアパス |
|
PLが次に目指す職種として、PM(プロジェクトマネージャー)を挙げる人は多いでしょう。
PMはPLの経験を活かしつつ、より高いレベルでプロジェクト運営をかじ取りできる職種です。ゼネラリスト志向の人は、将来のキャリアアップを果たすために必ず通る職種といえるでしょう。
もっともPLの先にあるキャリアは、PMだけではありません。スペシャリスト志向の人は、ITスペシャリストも主なキャリアパスに挙げられます。これまで培ってきた技術力を、存分に発揮できる職種です。
また、ITコンサルタントやフリーランスになる道もあります。PLからのキャリアパスは、あなたの希望に応じて選べることが特徴です。
3)PLに求められる知識・スキル
PLの職責をまっとうするには、IT技術・業務・プロジェクト運営に関する幅広い知識やスキルが求められます。代表的な4つのスキルを、以下に示しました。
それぞれの重要性について、詳しく確認していきましょう。
目標達成力・推進力
PLに必要なスキルのひとつに、目標達成力や推進力が挙げられます。
なぜなら開発プロジェクトでは、往々にしてスケジュールの遅延や仕様変更、メンバーの病気など、開発の進行に影響する事象が発生するためです。
ときには、納期を守ることが難しいと感じる場合もあるでしょう。しかしPLが簡単にあきらめてしまっては、必死になって頑張っているメンバーのやる気を削いでしまいかねません。
このためPLは困難な状況にあっても創意工夫を凝らし、諦めずに取り組む姿勢が求められます。また、プロジェクトの成功を目指してチーム全体を鼓舞し、適切な方法で進める推進力も必要です。
コミュニケーションスキル
なんとしても納期を守る精神的な強さはPLにとって重要ですが、それだけでは務まりません。メンバーをはじめ関係者と適切に情報交換できるコミュニケーションスキルは、信頼されるPLになるために必須のスキルです。
相手の話を正しく理解し、状況を把握したうえで最適な判断をすることは当然必要ですが、これだけでは不十分です。人は言葉に出さなくても、行動やしぐさ、顔色の変化がある場合も少なくありません。
問題の兆候をいち早く察知してヒアリングを行い、適切な対処を行えるとトラブルを防ぎやすくなります。
また、気軽に相談できる雰囲気を作るとチームの風通しが良くなり、トラブル防止やモチベーションのアップにつながります。コミュニケーションスキルの向上は、メンバーからの信頼向上に役立つでしょう。
開発に関わる技術への理解
PLは、技術を使ってシステムを作る開発プロジェクトを率います。
状況の把握と判断、指示を適切に行い、メンバーからの信頼を得るためには、開発に関する技術の理解が欠かせません。
特にプロジェクトで使う技術は、ひととおり把握しておく必要があります。豊富な知識量や技術力がものを言う分野といえるでしょう。この意味ではSEとして、さまざまな開発に携わった経験も活かせる分野です。
PLは単にプロジェクトを進めるだけでなく、より良い開発方法を検討することも役割のひとつに挙げられます。
より短い時間でより良いシステム開発を実現するためには、最新のIT技術を把握することも必要です。自ら手を動かして開発しない場合でも、PLには技術を追いかける姿勢が求められます。
業務知識
担当するシステムに関する業務知識も、PLに求められる知識のひとつに挙げられます。
業務知識がなければ開発メンバーの報告内容や、要件定義書・設計書に潜むバグを見つけられません。結果として不適切な設計を行い、クレームにつながるおそれもあります。円滑なシステム稼働につなげるためには、業務知識の活用も欠かせません。
このため、特定の業種・業務における深い業務知識を持つ人は、PLとして重宝される場合があります。
もし経験のない業種に関する開発プロジェクトのPLを任された場合は、すみやかに業務知識を身につけ開発業務に支障が出ないよう心がけなければなりません。
4)PLへの転職を成功するための3つのポイント
これからPLへ転職したい人は、ぜひ意識しておきたいポイントが3つあります。
いずれも、納得する転職の実現には欠かせません。それぞれのポイントと重要性について、詳しく確認していきましょう。
自身のこれまでの経歴・マネジメント経験などを棚卸ししておく
PLになるためには、持っているスキルのアピールが欠かせません。採用担当者の納得を得るためには、事前にご自身のスキルをよく知ることが不可欠です。これまでの経歴やマネジメント経験を棚卸しする作業を、入念に行うことが求められます。
とりわけ問われるポイントとして、リーダーやマネジメント経験が挙げられます。これまでPLの経験が無い人でも、以下の経験を持つ人は多いでしょう。
- サブリーダー
- 新人教育の担当者やOJTリーダー
- メンター
いずれも新入社員や若手の従業員を率いたり、助言を与えたりする役割を担う職種です。
自分の発言や行動を通して、相手に影響を与える職種といえるでしょう。経歴をまとめる際には行った取り組みだけでなく、得られた結果もチェックし、可能な範囲で具体的に記すと説得力が増します。
PLにおすすめの資格を取得して強みにしよう
PLへの転職は、実務経験が重要視されます。加えて実力を裏付ける、また、はポテンシャルを感じさせる資格を持っていると強みになり、選考を有利に進めることも可能です。
資格は、入社後の活躍にもつながります。体系的な知識を得られるため、入社後の効果的なプロジェクト運営に活かせる点もメリットといえるでしょう。
PLになりたい人は、まず応用情報技術者の取得を目指しましょう。技術面はもちろん、プロジェクト運営に関するさまざまなスキルが認定されます。高いスキルをお持ちの人は、以下に挙げる資格の取得もおすすめです。
資格 | 概要 | PLの仕事で活かせるポイント |
---|---|---|
応用情報技術者 | 情報処理技術者試験の一つで、ITに関する基礎知識や応用技術、プロジェクト運営に必要なスキルを認定する資格。 | 技術的な知識とプロジェクト運営の基本を習得することで、PLとしての基盤を築くことができる。 |
プロジェクトマネージャ | プロジェクトの計画、実行、監視、コントロール、終了の各プロセスを管理するための知識とスキルを認定する資格。 | プロジェクト全体のマネジメントスキルを向上させ、PLとしてプロジェクトを円滑に進めるための能力を強化する。 |
PMP | Project Management Professional(PMP)は、プロジェクトマネジメントの国際的な資格で、PMI(Project Management Institute)が認定する。 | 国際標準のプロジェクト管理手法を学び、グローバルなプロジェクトで通用する知識とスキルを身につける。 |
PMOスペシャリスト認定資格 | プロジェクトマネジメントオフィス(PMO)に特化した専門知識とスキルを認定する資格。 | プロジェクト支援とガバナンスのスキルを習得し、プロジェクト全体の効率化と品質向上を実現する。 |
もし日々の業務に余裕がある人は、これら資格の取得を目指すとよいでしょう。
PLへの支援実績が豊富な転職エージェントを活用する
PLはさまざまな企業から求人が出されています。通いやすい場所や仕事内容だけを見て、応募先を決める人もいるかもしれませんが、これはあまり良い方法といえません。
なぜならスキル面がクリアしていても、業務内容や担当する業種、社風などでのミスマッチが起きる場合もあるためです。このため応募先の選定は入社後の姿をイメージし、多くの項目を検討したうえで決めることをおすすめします。
とはいえ、独力で1社ずつ検討する時間はなかなか取れないものです。忙しい人こそ、PLへの支援実績が豊富な転職エージェントの活用をおすすめします。
転職エージェントに相談しあなたに合った職場を一緒に探すことで、充実した日々とより高い収入の獲得も期待できます。
5)PL(プロジェクトリーダー)への転職におすすめの転職エージェント
ここからは、PLとして活躍できる職場への転職を検討している人向けに、おすすめの転職エージェントを紹介します。
紹介するサービスはどれもPLへの転職支援実績のあるエージェントです。
エージェントによってサポートの傾向や担当となるアドバイザーのタイプも変わりますので、まずは自分に合うエージェントを見つけていくうえで2~3登録し、「ここがフィットする」というエージェントに利用を絞っていくと良いでしょう。
レバテックキャリア
レバテックキャリアの担当エージェントは全員エンジニア経験者。「希望の企業に転職」96%、「転職後の年収アップ率」80%以上の高い実績を誇ります。
レバテックキャリアは「エンジニア実務経験者」のサポートに特化した転職エージェントサービスです。
保有求人数もIT・Web業界特化型サービスの中ではトップクラスで、かつエンジニアの専門知識を持つキャリアアドバイザーからサポートを受けられます。
「年収アップなど待遇面での改善をしたい」、「エンジニアとしてのキャリアプランを掘り下げたい」、「書類や面接で評価してもらえるようアドバイスを欲しい」というエンジニアの人は、レバテックキャリアがおすすめです。
レバテックキャリアの活用メリットとおすすめポイント
PLに関しての求人は約1,100件あります(2024年8月現在 ※公開求人のみ)。
大手転職サービスであるdodaやマイナビには及ばないものの、レバテックキャリアは「AI」、「機械学習」、「クラウドエンジニア」、「ビッグデータ」、「FinTech」などのトレンド技術を扱う求人を多く抱えており、エンジニアとしてキャリア開拓を目指す人にフィットしやすいのです。
そのほか、レバテックキャリアでは他の転職サービスにはない良質な「非公開求人」も豊富に扱っており、サイト上では閲覧できない案件もキャリアアドバイザーを介して紹介してもらえます。
非公開求人の中には、大手企業のプロジェクトや高年収求人も含まれているので、「エンジニアの経験を活かし、さらなるキャリアアップをしたい」という人にとっては大きなメリットになるでしょう。
レバテックキャリアの特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 東京、神奈川、大阪、福岡 |
PL・PMの求人数 | 約1,100件(2024年8月現在) |
マイナビIT AGENT
マイナビ社が運営する、ITエンジニア転職に特化した転職エージェント。好条件求人の紹介、書類作成・面接準備へのサポートの手厚さに強みがあります。
マイナビIT AGENTは人材紹介会社の大手マイナビが運営する「IT/Webエンジニア専用」の転職支援をするエージェントです。
サポート対応地域は全国。オンラインでの面談も受け付けています。
マイナビIT AGENTの大きな特徴は、エンジニア向け求人数の豊富さ、そしてシステム会社から事業会社まで幅広い業界の求人に対応している点が挙げられます。
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マイナビIT AGENTの活用メリットとおすすめポイント
マイナビIT AGENTの所属アドバイザーは、全員がIT・Web業界に精通したプロフェッショナルです。
幅広い職種に対応している総合型転職エージェントとは異なり、エンジニアの転職事情を十分に理解しているため、転職者一人ひとりに適した開発環境や企業へのアプローチ方法についてアドバイスしてもらえます。
また、マイナビIT AGENTは優良企業のレア案件(=非公開求人)を独自に保有しています。
就業条件が恵まれているエンジニア求人には、大量の応募者が殺到する傾向があります。そのため選考の競争率も高くなりやすく、強力なライバルが数多く現れる可能性もあるでしょう。
マイナビIT AGENTの非公開求人は、専任アドバイザーを通じてのみ紹介されます。エンジニアのスキルや経験にマッチした非公開求人を個別に紹介してもらえるので競争率が低く、採用に至る確率を高めることにつながるのです。
マイナビIT AGENTの特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 東京(2か所)、神奈川、北海道、宮城、愛知、大阪、京都、兵庫、福岡 |
PL・PMの求人数 | 約5,300件(2024年8月現在) |
リクルートエージェント
ITエンジニア求人数は国内No.1!豊富な転職ノウハウと支援ツールで、「スピーディな転職」を実現できます。
リクルートエージェントは国内No.1の求人数と転職支援実績を誇る転職エージェントです。
ITエンジニアの転職支援にも強く、2024年8月のITエンジニア向け公開求人数は約9.2万件と、他のエージェントから群を抜いての豊富さです。
これまで培ったノウハウをもとに開発された「サービス体制」と「支援ツール」が非常に高品質であることが、リクルートエージェントの強みです。
たとえば、リクルートエージェントでは志望企業の特徴・評判といった分析から選考のポイントまでをまとめた「エージェントレポート」を用意してくれます。
PLへの転職では、その職場の開発環境から必要なスキルや働き方まで、入念な企業研究が欠かせません。その際に、レポート情報は大いに役立つはずです。
また、担当アドバイザーもこれまでの実績をもとにPLへの転職に関する有益なアドバイスを提供してくれるでしょう。
リクルートエージェントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
PL・PMの公開求人数 | 約1.4万件(2024年8月現在) |
dodaエンジニアIT
dodaのITエンジニア転職に特化した転職エージェント。幅広いエンジニア職種と地方求人の豊富さに強みがあります。
dodaエンジニアITは国内大手人材会社「doda」の、ITエンジニアに特化した転職エージェントサービスです。
ITエンジニア系のエージェントは都市部に特化したところが多い中、dodaエンジニアITは都市部だけでなく地方での転職支援にも強いです。
また、dodaは求人を自分で探して応募する「転職サイト」と、求人紹介から企業への応募、日程調整までアドバイスしてもらえる「転職エージェント」両方のサービスを利用できます。
「まずは自分でじっくり求人チェックしたい」人は転職サイトのサービスを利用し、その後「応募や企業への交渉についてサポートしてほしい」となったときにエージェントサービスを利用することもできます。
dodaエンジニアITの活用メリットとおすすめポイント
PL・PMに関しての求人は約7,700件あります(2024年8月現在 ※公開求人のみ)。
dodaエンジニアITでは「ダイレクト・リクルーティングサービス」という仕組みを取っており、実績のあるエンジニアは企業から熱意あるスカウトメールが届くことが多いです。
dodaに登録すれば、「自分が今どんな企業から関心を持たれているか」について、スカウトメールの傾向から確認できるでしょう。
スカウトメールは登録時のレジュメ内容をもとに送付されますので、スカウト・オファーを沢山ほしい人は、レジュメ内容を充実させることをおすすめします。
dodaエンジニアITの特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 北海道、宮城、東京、神奈川、静岡、愛知、大阪、京都、兵庫、岡山、広島、福岡 |
PL・PMの求人数 | 約7,700件(2024年8月現在) |
ワークポート
「未経験からの転職に強い」と評判の転職エージェント。PG→SE、SE→PLといったエンジニアのキャリアチェンジの際にも積極的な支援が期待できます。
ワークポート(WORKPORT)は「業界・職種未経験者」のサポートに優れており、なかでもIT・Web業界の支援に強い転職エージェントです。
全都道府県の地域を対象としており、オンライン面談も受け付けています。
また、ワークポートに登録した際に担当となってくれる転職コンシェルジュ(アドバイザー)は、積極的な求人提案をしてくれることでも知られています。
転職先を検討するにあたって、できるだけ多くの求人を比較した上で応募先を決定したい人や、担当アドバイザーからの提案を多く受けたい人は、ワークポートのサポートがマッチしやすいでしょう。
ワークポートの活用メリットとおすすめポイント
引用元:転職エージェントのWORKPORT(ワークポート)で 転職相談サービスを体験してみた!
ワークポートは「未経験職種」へのサポートが手厚いことでも知られています。
そのため、今の職種から新たにジョブチェンジを検討している人は、ワークポートのサービスが適しているでしょう。
引用元:ワークポート 「転職コンシェルジュの転職相談サービス」
「検討の余地があれば求人を紹介する」スタンスのエージェントのため、転職先の選択肢を広げる際にもおすすめです。
他の転職エージェントに登録したものの、想像していたほど求人を紹介してもらえなかった人や、担当者のレスポンスが鈍く転職活動が進まないと感じていた人にこそ、ワークポートを利用するメリットを実感できるはずです。
ワークポートの特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 北海道、宮城、福島、東京、埼玉、千葉、栃木、群馬、神奈川、新潟、静岡、石川、岐阜、滋賀、愛知、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、加賀、愛媛、福岡、長崎、熊本、鹿児島、沖縄 |
PL・PMの求人数 | 約7,000件(2024年8月現在) |
ギークリー
ギークリーはIT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェント。各職種別に専門コンサルタントが在籍しており、目指す領域の最新トレンドをキャッチしながらの転職活動が実現できます。
Geekly(ギークリー)は、IT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェントサービスです。
他の転職サービスには掲載されていない「非公開求人」の数も豊富で、独自のノウハウにより転職者の希望の条件にマッチする企業の紹介を行っています。
ギークリーのキャリアコンサルタントは、最低でもIT業界で3年以上のコンサルティング経験を持っています。
かつては「35歳転職限界説」もありましたが、ギークリーの転職成功者のうち、およそ4割近くは36歳以降のミドル世代であり(※公式サイトより)、幅広い年代で偏りなく実績を積んでいる点もギークリーの大きなメリットです。
ギークリーの活用メリットとおすすめポイント
特化型エージェントだけにゲーム業界に強く、企業のコアな情報を転職希望者に提供していることに定評があります。キャリアコンサルタントの専門性も高く、エンジニアの経験やスキルレベルをしっかりと把握してくれるので、マッチングの精度が高いのも大きな特徴です。
また、エンジニア、クリエイター、ゲーム、営業など、分野ごとに専門チームを設けて、それぞれの分野の知見の深いカウンセラーがキャリア相談やおすすめの求人を紹介してくれます。
そうしたサポート体制もあって、ギークリーを利用した転職者の年収アップ率は81%といいます(※2024年8月 公式サイトより)。
ギークリーの特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 東京 |
PL・PMの求人数 | 約4,000件(2024年8月現在) |
まとめ)PLは信頼を得ることが重要。技術力・人間力・マネジメントスキルを高めよう
SEと比べてPLは高い給与が期待できる一方で、必要なスキルは大きく増えます。それはプロジェクトの成功を左右する、責任の重い役割であることが理由です。
PLになると開発業務そのものよりも、チームの管理や他職種・他チームとの調整業務が多くなります。
プロジェクトメンバーや関係者から信頼されなければ、いくら技術力が高くても優秀なPLにはなれません。PLを目指す人は技術力に加え、人間力やマネジメントスキルも高めていきましょう。