未経験からネットワークエンジニアに転職するには?仕事内容・スキル・将来性まで解説
[最終更新日]2025/09/15

インターネットやスマートフォンが生活のインフラとなった今、企業や家庭を支えるネットワークの仕組みを作る仕事に関心を持つ人が増えています。
「ネットワークエンジニアに挑戦したい」「在宅勤務の増加でネットワークの重要性が高まっていると聞いた」と感じている方も多いのではないでしょうか。
ネットワークエンジニアは、パソコンやスマートフォン、社内サーバー同士を安全かつスムーズにつなぐ専門職です。
ルーターやスイッチといった機器の設定だけでなく、クラウドとオフィスを結ぶ仕組みや、5Gなどの無線通信を活用したネットワークも担当します。奥深い世界ですが、人々の暮らしや仕事を支える「縁の下の力持ち」として誇りを持てる仕事です。
その一方で、ネットワークエンジニアと一口に言っても、設計・構築・運用といった工程や扱う技術は多岐にわたります。
必要となる知識やスキルも、基本的な通信の仕組みからクラウドやセキュリティ、自動化ツールまでさまざまです。
そのため、まずは仕事内容の全体像を知り、自分に合ったキャリアを考えることが大切です。
目次
1)ネットワークエンジニア仕事内容・やりがい・将来性
ネットワークエンジニアの仕事内容

ネットワークエンジニアは、企業や家庭のコンピューターやサーバー同士を安全につなぎ、通信が途切れないように見守る専門家です。
ネットワークの構築から運用・保守まで幅広く担当し、インターネットやクラウドサービスを利用する基盤を整えます。
ネットワークエンジニアの仕事は大きく3つの工程に分かれます。
要件定義設計
まず、利用者や業務の目的をヒアリングし、どの程度の通信速度が必要か、どのようなセキュリティ対策が求められるかといった要件を整理します。
そのうえで、ルーターやスイッチ、クラウド接続回線の数や種類を選び、ネットワークの構成を計画します。
要件をまとめたら、提案書や設計書を作成し、関係者にわかりやすく説明して合意を得ます。
設計では将来の拡張性や運用のしやすさも考慮し、物理的な配線ルートや機器の設置場所を決めるための現地調査も行います。
さらに、導入までの計画やテスト内容を盛り込んだ仕様書を作成し、お客様やチームメンバーと共有します。これらの準備が終わると、次の構築・テストの工程へ進みます。
構築テスト
設計書に基づいてネットワークを組み立てる工程です。
オフィスやデータセンターにルーターやスイッチを設置し、ケーブルを配線したり、クラウド上に仮想ネットワークを構築したりします。
作業は決められたスケジュールに沿って進め、設定ミスがないようチェックしながら進行します。
最近はAnsibleなどの自動化ツールを使って大量の機器設定を一括で行うことも増えています。
構築が終わったら、テスト計画書に沿って通信のテストを実施します。速度や冗長性、障害時の動作などを確認し、問題がなければ利用者への引き渡しとなります。
運用保守
ネットワークは構築して終わりではありません。導入後は、機器が正常に動作しているかを監視し、必要に応じて設定の調整やソフトウェアの更新を行います。
利用者が日常業務でネットワークを使う中で障害や故障が発生した場合は、原因を突き止め、迅速に復旧させることが求められます。
障害を未然に防ぐために定期的な点検やハードウェアの交換計画を立てることも大切です。
最近ではAIを活用した予兆検知や自動復旧の仕組みも登場しており、ネットワークエンジニアはこうした新しいツールの活用や運用自動化にも挑戦しています。
ネットワークエンジニアの仕事のやりがい・魅力

ネットワークエンジニアはシステムを裏から支える仕事で、普段は目立つことは少ないかもしれません。
それでも、ネットワークが安定して動いているからこそ、企業の業務やサービスが止まることなく続けられます。
トラブルが発生したときに迅速に原因を見つけて復旧させたときは、大きな達成感があります。
安定した通信環境を提供することで、利用者から感謝される瞬間もやりがいの一つです。
技術の進化が早い分、常に新しい知識やスキルを習得できるのも魅力です。クラウドや5G、セキュリティなど様々なプロジェクトに参加できるため、多様な経験を積めます。
設計から運用まで幅広く関わるため、論理的に考える力や臨機応変に対応する力が身につき、専門性を磨きながらキャリアを伸ばしていくことができます。
ネットワークエンジニアの将来性

かつては、サーバーやルーターを並べて配線するだけでネットワークを構築できる時代もありました。
しかし近年はクラウドや仮想化が主流となり、物理的な機器を大量に設置する案件は減少しています。そのため、従来の方法だけに頼っていると仕事は減っていくかもしれません。
とはいえ、社会や企業がインターネットを使う限り、ネットワークの設計・運用はなくなりません。クラウドや5G、セキュリティといった新しい技術を取り入れられるエンジニアの需要はむしろ高まっています。
最新のレポートでは、ネットワークエンジニアを目指す人が増えており、IT人材全体では大幅な人手不足が予測されています。
将来性を高めるためには、変化する技術に対応できる柔軟さと学び続ける姿勢が重要です。クラウドとの連携や自動化ツール、セキュリティの知識など+αのスキルを身につけることで、活躍の場が広がります。
参考文献:
・パーソルキャリア:ITエンジニア中途採用マーケットレポート(2025年6月発行)
・厚生労働省:職業情報提供サイト(job tag) IT・通信の仕事
・アイティメディア:2025年の企業ネットワークは「ワイヤレスの高度活用」と「電話の革新」に注目
2) ネットワークエンジニアに必要なスキル
ネットワークに関する基礎知識

IT業界の変化は目覚ましく、数年で技術が陳腐化することも珍しくありません。
クラウドや仮想化、5G通信といった新しい技術が登場する一方で、ネットワークの基礎知識は変わらず重要な土台となります。
ネットワークエンジニアとして活躍するには、LANやWANの基礎からインターネットに関する技術まで、幅広い知識を身につける必要があります。ここでは大きく3つの分野に分けてポイントをご紹介します。
- LAN系
- WAN系
- インターネット系
LAN
LAN(Local Area Network)は、オフィスや家庭など限られた空間の中で機器同士をつなぐネットワークです。
無線LAN(Wi-Fi)やイーサネットのしくみ、IPアドレスやルーティングといった基礎通信を理解することが大切です。
最近は仮想LAN(VLAN)でネットワークを論理的に分割したり、PoEハブで機器に電源を供給したりと、柔軟な設計が求められます。
WAN
WAN(Wide Area Network)は、複数のLANをつなげて離れた拠点同士を結ぶ技術です。インターネットそのものも広義ではWANに含まれます。光回線やIP-VPN、LTEや5G、さらにはネットワークをソフトウェアで制御するSD-WANなど、拠点間の通信を支える技術は多岐にわたります。遅延や帯域の制約を考慮しながら設計する知識が求められます。
インターネット系
インターネット系は、DNSやメール、Webサーバーのしくみといったインターネットサービスに関する技術です。
企業のシステムでは、クラウド基盤上にサーバーを構築して認証やアプリケーションを提供することが一般的になっており、ロードバランサやCDN、IDアクセス管理(Active Directory)なども理解しておきたい分野です。
このように、クラウドの進展やリモートワークの普及によりインターネット系の需要が高まる一方で、LANやWANの基礎を押さえておくことが、安定したネットワーク設計の土台となります。
論理的思考と広い視野

ネットワークは、お客様の業務を支えるインフラであるため、わずかな不具合でも業務の中断につながってしまいます。
設計段階では、将来起こりうる障害を予測し、原因を突き止めやすい構成にしておくことが重要です。
障害が発生した際は、現象から原因を論理的に推測し、影響範囲を切り分けて復旧に向けて迅速に行動する必要があります。
例えば通信の遅延が発生した場合、物理配線の不具合だけでなく、仮想スイッチの設定やクラウド側の障害など多角的に考えなければなりません。
ネットワークエンジニアはお客様の何歩も先を見越し、先回りして予防策を講じる視点が求められます。
さらに、オフィスのLANから全国規模の拠点ネットワークまで、担当するネットワークの規模はさまざまです。
大規模なネットワークを設計・運用する際は、部分的な改善だけでなく全体を俯瞰して考える力が欠かせません。性能面だけでなく、セキュリティや運用コストも含めた総合的な判断が必要になります。
技術は日進月歩で進化します。クラウドやゼロトラストセキュリティ、コンテナなど、新しい概念やツールを学び続ける姿勢も、ネットワークエンジニアにとって重要なスキルの一部です。
調整をスムーズに行うコミュニケーション力

ネットワークは一人で設計・構築できるものではなく、多くの関係者との連携が必要です。
上流工程では、お客様から現状の課題や将来のビジョンを聞き出し、最適なネットワークを提案するためのコミュニケーション力が求められます。専門用語を使わずにわかりやすく説明するスキルも重要です。
下流工程においても、システムエンジニアやサーバー担当者、クラウドベンダーとのやりとり、チーム内での報告や共有など、コミュニケーションの機会は多いです。テレワークが増えたことでオンライン会議やチャットでの相談・調整が日常になっています。
規模の大きなプロジェクトでは、複数のチームが並行して作業を進めることもあり、他プロジェクトとのスケジュール調整や情報共有がスムーズにできるかどうかが進行を左右します。
リーダーやメンバー同士が率直に意見交換できる雰囲気づくりも重要です。
ネットワークエンジニアは「人との関わりが深い職種」であることを意識し、対話や調整に自信を持てるようにしましょう。
参考文献:
・パーソルキャリア:ITエンジニア中途採用マーケットレポート(2025年6月発行)
・厚生労働省:職業情報提供サイト(job tag) IT・通信の仕事
・アイティメディア:2025年の企業ネットワークは「ワイヤレスの高度活用」と「電話の革新」に注目
3)未経験でネットワークエンジニアを目指す際に、準備しておきたい3つのポイント
ネットワークの基礎知識は事前に勉強しておこう

ネットワークエンジニアとして評価されるには、基礎知識の有無が大きな分かれ目になります。
OSI参照モデルやTCP/IP、ルーティングやスイッチングといった基本概念をしっかり理解し、無線LANやVPN、クラウド接続などの仕組みも押さえておきましょう。
学習方法としては、市販の入門書やオンライン講座で知識を得るだけでなく、自宅に小規模なネットワーク環境をつくり、実際に設定や運用を体験するのがおすすめです。
Wi‑Fiルーターや仮想スイッチを用意し、PCやスマートフォンを接続してみると、通信がうまくいかない場面や設定ミスに直面するでしょう。そのたびに原因を探り、設定を調整して解決するプロセスが、現場で求められるトラブルシューティングの訓練になります。
新しい技術として、クラウドや仮想化ネットワーク(SDN)を学んでおくと、今後のキャリアに役立ちます。
実機がなくても、無料のネットワークシミュレーター(Cisco Packet TracerやGNS3)を使えば、仮想環境でルーターやスイッチの設定を練習できます。
さらに、ネットワークの基礎力を証明する資格としてCCNAやCompTIA Network+などが挙げられ、資格勉強を通じて体系的な知識を身につけると企業からの評価も高まります。
基礎知識 | 説明 |
---|---|
OSI参照モデル | ネットワーク通信を7つの階層に分けて整理した国際標準モデル。通信の役割分担を理解する基盤となる |
TCP/IP | インターネットの基本プロトコル群。データの分割、転送、再構築を行い、IPアドレスで端末同士を識別する |
ルーティング | ネットワーク間で最適な経路を選択し、データを転送する仕組み。ルーターの基本動作を理解することが重要 |
スイッチング | ネットワーク内部でのデータ転送を制御する仕組み。MACアドレスをもとに正しい宛先にデータを届ける |
無線LAN(Wi-Fi) | 無線で端末とネットワークを接続する技術。セキュリティ設定(WPA3 など)や電波干渉対策も学ぶべきポイント |
VPN(Virtual Private Network) | 公衆回線を利用しながら、暗号化された安全な通信経路を構築する技術。リモートワークや企業拠点間通信で利用される |
クラウド接続 | AWSやAzure、GCPなどクラウドサービスとオンプレミス環境を安全に接続する仕組み。今後の必須スキルとなる分野 |
SDN(Software Defined Networking) | ネットワーク機器をソフトウェアで集中制御する仕組み。仮想化と組み合わせて柔軟な運用を可能にする |
トラブルシューティング | 通信が途絶えた、遅延が発生したなどの問題を原因切り分けして解決するスキル。現場で最も重視される基礎力のひとつ |
資格(CCNA / CompTIA Network+ など) | 基礎力を体系的に証明できる資格。学習を通じて幅広いネットワーク知識を整理でき、転職・就職活動でも評価されやすい |
ネットワーク構築・運用の重要性・大切さについて、イメージを持っておこう

現代の企業活動は、社内ネットワークやクラウドサービスを介して業務システムやデータをやり取りすることが前提となっています。
ネットワークが停止すると、メールや在庫管理、決済などあらゆる業務が滞り、顧客へのサービス提供にも直結した影響が及びます。
例えば、2024年にはソフトウェアの不具合やクラウドサービスの障害が原因で、世界規模で重要インフラに影響を及ぼすシステム障害が複数発生しました。
病院や銀行、航空会社など多くの組織がログインできない、サービスが停止するといったトラブルに見舞われ、利用者の混乱が広がりました。こうした事例は、ネットワークや関連システムが「止まらない仕組み」であることがどれほど重要かを物語っています。
ネットワークは生き物のように常に変化するため、「絶対に障害が起きない」ことはありません。
運用に携わるエンジニアは、障害を未然に防ぐために監視やメンテナンスを行い、トラブル発生時には迅速に原因を突き止め復旧させなければなりません。
未経験でネットワークエンジニアを目指す人は、こうした「止めてはいけないインフラ」を支える仕事の意義や責任の重さを具体的にイメージすることが大切です。
ネットワークが安定稼働していることは当たり前に感じられますが、その裏側で支えているプロフェッショナルの存在を意識しましょう。
ネットワークエンジニアへの転職支援に強い転職エージェントを利用しよう

未経験からネットワークエンジニアを目指す場合、求人を探す際に自分一人で情報収集するのは大変です。
一般的な転職サイトに加えて、IT・ネットワーク分野に特化した転職エージェントを利用すると、希望に合った求人に出会える可能性が高まります。
専門の転職エージェントでは、求職者の希望やスキルを詳しくヒアリングし、労働条件や社風まで考慮した求人を紹介してくれます。
未経験者でも応募書類の書き方や面接のポイントをアドバイスしてもらえ、企業が求める人物像に合った自己PRができるようサポートしてくれます。
また、面接の日程調整や給与交渉などを代行してくれるため、転職活動で最も時間を割きたい学習や面接準備に集中できます。
キャリアアドバイザーと相性が合わない場合は担当者の変更や他社エージェントの併用も検討しながら、自分に合った支援を見つけましょう。
これらの専門サービスを上手に活用し、ネットワークエンジニアとしての第一歩を踏み出す準備を整えてください。次の章では、おすすめの転職エージェントについて具体的に紹介します。
参考文献:
・パーソルキャリア:ネットワークエンジニアとはどんな職種?仕事内容/給料/転職事情を解説
・内閣サイバーセキュリティセンター:サイバーセキュリティ2025(2024年度年次報告・2025年度年次計画)
4)未経験からネットワークエンジニアへの転職におすすめ転職エージェント
マイナビIT AGENT
マイナビ社が運営する、ITエンジニア転職に特化した転職エージェント。好条件求人の紹介、書類作成・面接準備へのサポートの手厚さに強みがあります。
マイナビIT AGENTは、株式会社マイナビが運営する転職エージェントです。
マイナビの転職サービスの特徴として、「丁寧・じっくり型のサポート」、および「企業とのパイプが太い」点が挙げられます。
マイナビIT AGENTの特徴とおすすめポイント
エンジニア系の求人を常時豊富に取り揃えており、2024年10月時点での保有求人数は2.1万件。
ネットワークエンジニアの求人も約2,000件保有しています。
大手から中小企業まで幅広い求人を持ち、注目企業の求人があった場合は個別の説明会も実施しています。

特に都市部在住の人は、求人企業の選択肢の豊富さとサポートの「質の高さ」が期待できるでしょう。
エンジニアのジョブチェンジの提案も含めて、キャリアについて手厚なサポートを受けたい人におすすめです。
マイナビIT AGENTの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
ネットワークエンジニアの公開求人数 | 非公開 |
レバテックキャリア
レバテックキャリアの担当エージェントは全員エンジニア経験者。「希望の企業に転職」96%、「転職後の年収アップ率」80%以上の高い実績を誇ります。
レバテックキャリアは「エンジニア実務経験者」のサポートに特化した転職エージェントサービスです。
保有求人数もIT・Web業界特化型サービスの中ではトップクラスで、かつエンジニアの専門知識を持つ担当エージェントからサポートを受けられます。
とくに書類添削サポートおよび企業への交渉力に強みがあり、「希望の企業に転職」96%、「転職後の年収アップ率」80%以上と、非常に高い実績を誇っています(※公式サイトより)。
レバテックキャリアの特徴とおすすめポイント
レバテックキャリアでのネットワークエンジニア求人の保有数は約900件(2024年10月現在)。IT系特化型エージェントの中でも豊富な求人数です。
レバテックキャリアでは年3,000回以上の企業ヒアリングから得た最新情報をもとに企業別に対策を行っています。
そのため、転職希望者のスキルや希望にマッチした求人紹介を得意とし、ヒアリング後の初回マッチング率(内定率)は90%にものぼるといいます(同社担当より)。

引用元:レバテックキャリア公式サイト
「エンジニアリングをどういった事業分野で発展させていくか」についてしっかり把握して転職活動をするうえで、自分だけの調査・研究では不安だという人はレバテックキャリアのサポートが役立つでしょう。
レバテックキャリアの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
ネットワークエンジニアの公開求人数 | 約900件(2024年10月現在) |
doda エンジニアIT
dodaのITエンジニア転職に特化した転職エージェント。ネットワークエンジニア求人の豊富さと担当エージェントの積極的な提案に強みがあります。
doda エンジニアITは、大手総合型転職サービスdodaがITエンジニア向けに設けた「エンジニア特化型」の転職エージェントサービスです。
2024年10月時点でネットワークエンジニア求人数はおおよそ4,000件と国内トップレベルの豊富さです。
複数の候補から、自分に合う求人をアドバイザーとじっくり相談しながら進めていけるでしょう。
dodaエンジニアITの特徴とおすすめポイント
また、dodaは求人を自分で探して応募する「転職サイト」と、求人紹介から企業への応募、日程調整までアドバイスしてもらえる「転職エージェント」両方のサービスを利用できます。
「まずは自分でネットワークエンジニアの求人をじっくりチェックしたい」という人は、転職サイトのサービスを利用するとよいでしょう。
その後「応募や企業への交渉についてサポートしてほしい」となったときに、エージェントサービスに切り替えることもできます。
doda ITエンジニアでは「ダイレクト・リクルーティングサービス」という仕組みを取っており、そのため実績のあるエンジニアは企業から熱意あるスカウトメールが届くことが多いでしょう。

dodaに登録すれば、「自分が今どんな企業から関心を持たれているか」について、スカウトメールの傾向から確認できるでしょう。
スカウトメールは登録時のレジュメ内容をもとに送付されますので、「スカウト・オファーを沢山ほしい」という人は、レジュメ内容を充実させることをおすすめします。
doda エンジニアITの特徴
doda ITエンジニアの特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
ネットワークエンジニアの公開求人数 | 約4,000件(2024年10月現在) |
ワークポート
キャリアチェンジの支援に強い転職エージェント。PG→SE、SE→PLといったエンジニアのキャリアチェンジの際にも積極的な支援が期待できます。
ワークポートは総合型転職エージェントですが、中でも「IT・Web・ゲーム業界」の支援実績の豊富な転職サービスです。
とくにIT・Web系職種に関する求人が多く、またキャリア相談はじめ対面での面談を強化しています。
そのため、「プログラマーからSE」、「SEからPL」、「サーバーエンジニアからセキュリティエンジニア」といったエンジニアのキャリアアップ・キャリアチェンジの際は、とくに多くの求人を紹介されやすいです。
ワークポートの特徴とおすすめポイント
ワークポートの担当コンシェルジュ(アドバイザー)は、積極的に求人を提案してくれることで知られています。
そのため、今の職種から新たにジョブチェンジを検討している人は、ワークポートのサービスが適しているでしょう。

引用元:ワークポート 「転職コンシェルジュの転職相談サービス」
「検討の余地があれば求人を紹介する」というスタンスのエージェントのため、「他の転職エージェントでは、あまり求人を紹介してもらえなかった…」という人もワークポートで積極的な提案を受けられることが多いといいます。
ワークポートの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
ネットワークエンジニアの公開求人数 | 約3,500件(2024年10月現在) |
【まとめ】ネットワークエンジニアの仕事の「重み」がやりがいにつながる!
ネットワークエンジニアはアプリやサービスを直接生み出す職種ではなく、開発者が作り上げたものを安全に届けるための土台を整える役割です。
目に見えにくい仕事だからこそ、多くの人が安心してメールを送ったり、オンラインサービスを利用できるよう支えています。
企業の業務や私たちの暮らしは、安定した通信の上に成り立っています。
このインフラを設計し、保守運用していく仕事は非常に重要で欠かせません。その責任の大きさはやりがいにつながり、社会に貢献できる喜びも感じられるでしょう。
高い専門性を駆使しつつ、根気が必要な場面もあるこの仕事ですが、「自分が支えている」という実感を持てるのが何よりのやりがいです。
「まだ未経験だから」とためらう気持ちもあるかもしれません。でも、知識はあとからでも身につけられますし、学習環境を整えれば実践的に学ぶことも可能です。大切なのは、「一歩を踏み出す勇気」と「支えたいという気持ち」です。
あなたのその想いがあれば、ネットワークエンジニアとして社会のインフラを支える未来はきっと実現できるはずです。ぜひ、最初の一歩を踏み出してみてください。