未経験からDXエンジニアに転職するには?仕事内容と必要なスキル
[最終更新日]2024/09/27
「次の転職は、DXエンジニアにチャレンジしたい」と考えていませんか。
DX(デジタルトランスフォーメーション)は、いま注目されているキーワードのひとつです。最先端の分野で活躍したい気持ちから、DXエンジニアを希望する方も多いのではないでしょうか。
DXエンジニアは企業の構造変革に携わる重要な役割を果たします。その一方で成果への責任は大きく、SEやプログラマーよりも高いスキルが求められることが多いです。
目次
1)DXエンジニアの仕事内容・年収・将来性
DXとはデジタル技術やデータを活用し、以下の項目について変革することを指します。
- 提供する製品やサービス
- ビジネスモデル
- 企業そのもの(企業風土や組織など)
DXの実行は、必然的に企業そのものに対して何らかのメスが入ることを意味します。従ってIT技術を使っても業務効率化にとどまるならば、DXとはいえません。
DXの実行を担うDX人材には、さまざまな種類があります。情報処理推進機構「IT人材白書2020」によると、DX人材は以下の7種類に分けられます。
職種 | 説明 |
---|---|
プロダクトマネージャー | 製品やサービスの企画、開発、リリース、改善の全過程を管理する役割を担います。市場調査や顧客のニーズを把握し、製品のビジョンを策定し、チームをリードしてプロジェクトを推進します。 |
ビジネスデザイナー | ビジネスモデルの構築や新規事業の開発を担当します。顧客価値を最大化するための戦略を策定し、事業全体の方向性を設計します。市場や顧客のニーズを理解し、それに基づいてビジネスの形を作り上げます。 |
テックリード(エンジニアリングマネージャー、アーキテクト) | 技術的なリーダーシップを発揮し、チームのエンジニアリング活動を統括します。システム全体の設計や技術的な方向性を決定し、技術的な問題の解決やコードの品質向上に努めます。 |
データサイエンティスト | 大量のデータを分析して有益な洞察を導き出し、ビジネスの意思決定を支援します。統計学や機械学習の技術を駆使して、データからパターンやトレンドを見つけ出し、企業の戦略策定に貢献します。 |
先端技術エンジニア | AI、IoT、ブロックチェーンなどの最新技術を活用して、新しいソリューションやプロダクトを開発します。技術革新の最前線で活躍し、企業の競争力を高める役割を果たします。 |
UI/UXデザイナー | ユーザーインターフェース(UI)とユーザーエクスペリエンス(UX)のデザインを担当します。使いやすく魅力的な製品やサービスを設計し、ユーザーの満足度を向上させるために、ユーザーの行動やフィードバックを基にデザインを改善します。 |
エンジニア/プログラマ | ソフトウェアやアプリケーションの開発を行います。プログラムの設計、コーディング、テスト、デバッグを担当し、システムが正確に機能するようにします。 |
これからDXエンジニアを目指す人は、上記のうち2番から6番に該当するケースが多いと考えられます。
プロダクトマネージャーは管理職クラス、エンジニアやプログラマーはSIerが担うケースが多いためです。
DXエンジニアの主な仕事内容
DXエンジニアが担う仕事は多種多様です。ここでは代表的な仕事として、以下の3項目を挙げました。
上流工程から下流工程まで、さまざまな仕事があります。各項目とも、DXを推進し成功に導くうえで外せないポイントです。それぞれについて、順に解説していきましょう。
DXに関する戦略立案・計画
DXに関する戦略立案や計画の策定は、DXエンジニアが担うべき最も重要な役割です。なぜなら戦略や計画が誤っていれば、いくら努力しても業績の向上は期待できません。以下の事情を考慮した上で、慎重かつ大胆に決めることが求められます。
項目 | 説明 |
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自社が抱える課題、および業績への影響度 | DX戦略を立案する際、自社が抱える具体的な課題を明確にすることが重要です。これらの課題が業績にどのような影響を及ぼすかを分析することで、DXの必要性と優先順位を明確にします。 |
業界全体や競合他社、社会全体の動向 | 業界全体のトレンドや競合他社の動向、社会全体の変化を考慮する必要があります。これにより、市場での競争力を維持し、さらに強化するための戦略を立案します。 |
経営に使える「ヒト・モノ・カネ」 | DX戦略の成功には、経営資源の適切な配分が不可欠です。具体的には、必要な人材、技術やインフラ、予算の確保と最適化が求められます。 |
改革や改善に役立つIT技術 | どのようなIT技術が改革や改善に役立つかを検討します。適切な技術を導入することで、業務プロセスの最適化や新たなビジネスモデルの創出が可能となります。 |
戦略や計画を立てる際には、なるべくゼロベースで考えることが重要です。既存の組織や事業を守る前提で考えると小幅な改善にとどまり、効果があまり出ない結果につながりかねません。
DXを実現するシステムの開発
DXの実現に必要な、または役に立つシステムの開発も、DXエンジニアの重要な役割に挙げられます。
設計から開発、テストという手順自体は、他のシステムと大きな違いはありません。一方でDXのプロジェクトでは、新しい技術もよく取り入れられがちです。早いうちから完成のイメージを持ってもらう観点では、アジャイル開発やスクラム開発の手法を取り入れることもよい方法のひとつです。
また、実際の開発は、他社のエンジニアが行う場合もあるでしょう。その場合は当初の目的を果たせるシステムになるよう、プロジェクト管理をしっかり行うことも仕事のひとつです。
DXの推進やシステムの運用に必要な体制の構築
DXの遂行においては、組織を横断するチームが作られる場合も少なくありません。他の組織に属する従業員とも積極的にコミュニケーションを取り、プロジェクトの成功に向けて尽力する体制づくりも重要な仕事に含まれます。
DXは1つのシステムが完成すれば終わりとは限らず、数年にわたる場合も少なくありません。
その間は、改善・改革を継続して推進する必要があります。また、できあがったシステムが滞りなく稼動し組織に定着するよう、運用やサポートの体制を整えることも重要です。
DXエンジニアの平均年収
DXエンジニアの年収を知る1つの目安として、ライズバイ株式会社が2020年6月29日に公表したデータが挙げられます(参考:ライズバイ「【DX集中連載⑨】DX人材の年収 – How much you can earn as a DX talent?」)。
これによると、年収500万円~700万円の層が最も多くなっています。DXエンジニアは、SEやプログラマーよりも高い収入が期待できる職種といえるでしょう。
もっとも年収はあくまでも目安であり、企業や各自のスキルに応じて大きく変わる可能性があります。
例えば未経験の人など、年収300万円台となるかもしれません。一方でCIOやCTOレベルの人ならば、1,000万円を大きく上回る年収も期待できるでしょう。
高度なスキルが求められるぶん、平均的なITエンジニアよりも高い給与が期待できます。
DXエンジニアの仕事の将来性は?
今後10年程度のスパンで見た場合、DXエンジニアは高い将来性が見込める職種です。
多くの企業や組織がDXに取り組むタイミングは、これからという場合も多いでしょう。
経済産業省はAI人材について、2018年は3.4万人の不足であるところ、2030年には12.4万人不足する見込みと公表しています(参考:経済産業省「IT人材需給に関する調査(概要)」pp.7-8.)。
今後はDXに関する案件も増加し、条件の良い仕事に就ける可能性もアップすることでしょう。
一方で人材が不足することは、少数精鋭になりがちなことも意味します。高いスキルを身につけなければ、職場で活躍できません。また、十分な能力を発揮するためにも、長時間労働が常態化していない職場を選ぶことも必要です。
2)未経験からDXエンジニアに転職する際に必要なスキル
DXエンジニアは先進的な技術を用いて、ビジネスを成功させるというミッションを担います。
このためIT技術はもちろん、それ以外の知識やスキルも求められます。代表的な5つの項目を、以下に示しました。
それぞれの項目がなぜ重要か、詳しく解説します。
最先端技術を含むITに関する知識
DXエンジニアには、ITに関するさまざまな知識が求められます。代表的な項目を、以下に挙げました。
項目 | 説明 |
---|---|
Web開発 | HTML、CSS、JavaScriptなどのフロントエンド技術や、Python、Ruby、Javaなどのバックエンド技術が含まれます。 |
機械学習やビッグデータ、AIやIoT、VRなどの先端技術 | 機械学習やビッグデータは、大量のデータからパターンを見つけ出し、予測や意思決定を行う技術です。AIは知的なタスクを自動化し、IoTは物理デバイスをインターネットに接続してデータを収集・交換します。VRは仮想現実を提供し、ユーザーに没入感のある体験を提供します。 |
アジャイル開発・スクラム開発 | アジャイル開発は、迅速で柔軟なソフトウェア開発手法であり、継続的なフィードバックと反復を重視します。スクラムはその一種で、スプリントと呼ばれる短期間の開発サイクルを繰り返すことで、プロジェクトを進行します。 |
クラウドの活用 | インターネットを介してリソースやデータストレージを提供するサービスです。AWS、Google Cloud、Microsoft Azureなどのクラウドプラットフォームを利用して、スケーラブルでコスト効率の高いシステムを構築します。 |
UI(ユーザーインターフェース)やUX(ユーザー体験) | UIデザインは、ユーザーが直感的に操作できるインターフェースを作成することを目指します。UXデザインは、製品やサービスの使用体験全体を最適化し、ユーザー満足度を向上させるために、ユーザーの行動やニーズを分析し、デザインに反映します。 |
プロジェクトマネジメント | プロジェクトの計画、実行、監視、制御、完了のプロセスを管理します。適切なスコープ、スケジュール、予算を設定し、チームを効果的にリードしてプロジェクトを成功に導きます。 |
セキュリティ | システムやデータを不正アクセスやサイバー攻撃から保護するための技術と手法です。データ暗号化、認証・認可、ネットワークセキュリティ、脆弱性管理などを実施し、セキュアなシステムを構築します。 |
上記に挙げたすべての項目を、パーフェクトに行える人は少ないでしょう。
しかし、知識を持つことは必要です。専門外の分野は広く浅く、専門分野に関しては深い知識を持つと、適切な提案をしやすくなるでしょう。
業界や業務に関する知識を活かし開発に活かせる
DXエンジニアは、業務やビジネスモデルを変革・改善するシステムづくりに携わるケースも多いでしょう。プロジェクトを成功させるためには、以下に挙げる3つのポイントを押さえることが重要です。
- 現状の業務やビジネスモデルにおける課題を正確に把握する
- 課題に対して、技術により解決する方法を検討する
- 同業他社の成功例をもとに、活用できるアイデアや手法を考える
DXのプロジェクトでは、これまでにない考え方を求められる場合もあります。
しっかりした業界・業務知識を持っていれば、正しい方向に進めるでしょう。顧客に役立つシステムを提供するためにも、十分な業界・業務知識を持っておくことをおすすめします。
データを分析し提案や開発に活かせるスキル
企業活動において、データの活用は必須のポイントとなっています。DXエンジニアの業務には、以下のスキルも求められます。
- どの項目を収集するか、適切に決定できるスキル
- データを分析し、傾向や課題を発見するスキル
- データをもとに、より良いビジネスを提案できるスキル
データサイエンティストや機械学習のスキルを持ち、ビッグデータの分析ができればベストですが、必須ではありません。
一方でデータ分析には、統計学のスキルがしばしば求められます。高校の教科書や市販の本などを活用し、学んでおくとよいでしょう。
柔軟性/周囲を巻き込む力
DXエンジニアが担当する業務のゴールは、業績のアップや企業の発展です。
たとえ当初の予定通りプロジェクトが完遂しても、企業の発展につながらないのでは評価されません。
このため当初の計画にこだわり過ぎることは禁物です。状況の変化に対して臨機応変に対応し、修正を加える柔軟な対応力が求められます。
また、DXは「全社で取り組む」ケースが多いです。さまざまな部門の人と連携する機会も増えるでしょう。成功するためには、周囲を巻き込み多くの人の知恵や意見を取り入れることが求められます。
チャレンジ精神と失敗から学ぶ姿勢
DXはときに未知の、あるいは前例の少ない方針や手法を取る場合があります。答えがわからない課題に取り組む場合も、多くなるでしょう。
改革を推し進める側のDXエンジニアが「前例がないので対応は難しい」と言っているのでは、他社に遅れを取ります。実現に向けて、さまざまなチャレンジをあきらめずに行う姿勢が求められることでしょう。
また、プロジェクトは想定外のトラブル・失敗の可能性が常にあります。
これを恐れていては、やはり他社に出遅れます。DXエンジニアはチャレンジ精神を持つとともに、失敗から学び改善する姿勢も求められます。
3)未経験からDXエンジニアへの転職を目指す際に意識すべきポイント4つ
DXエンジニアとして転職を目指す場合、SEやプログラマーとは異なる意識が必要です。主なポイントを4つ示しました。
いずれの項目も、DXエンジニア向けの取り組みが求められます。どのような意識を持って転職活動を進めればよいか、詳しく確認していきましょう。
キャリアの棚卸し・企業研究は念入りに
「そもそもDXエンジニアとはどんな仕事?」でも触れたとおり、DXエンジニアは7種類の職種があります。
一方で、すべての職種を揃える企業は少ないでしょう。また、求められる人材や企業風土も、それぞれ異なります。
このためひとくちに「DXエンジニアを募集」と書いてあっても、必要なスキルやマインドセットは企業によって大きく異なることに注意が必要です。
DXエンジニアとして成功するためには、ご自身を活かせる職場で働くことが重要です。
自己分析やキャリアの棚卸し、将来の目標はもちろん、企業研究も念入りに行ないましょう。そのうえで、あなたに合った企業へ応募することが重要です。
キャリアの棚卸しについて
「キャリアの棚卸しをしましょう」と聞いても、具体的にどう進めるかパッと思いつかない人もいると思います。
そんな際は、以下の手順で進めてみてください。
- これまで経験した業務をすべて書き出していく
例)「仕様書の作成、Webエンジニアリング(使用言語:PHP、JavaScript、Html)、企画書・提案書の作成、サービス進捗のデータ入力」など
※ 時系列で洗い出すと、整理しやすくなります。 - 書き出した業務を確認しながら、「今後も続けていきたい業務」と、「新たにチャレンジしたい業務」を考える
例)今後も続けていきたい業務:Webエンジニアリング
新たにチャレンジしたい業務:サーバー・クラウドに関わる仕事 - それらを実現するために必要となる知識・スキルと、実現しやすい働き方・環境について考える
特に転職前においては、キャリアの棚卸しはぜひやっておきたいところです。
キャリアの棚卸しの進め方については、以下記事で詳しく紹介しています。興味のある人は併せてご覧ください。
最新技術の情報収集は欠かさずに続ける
ビジネスモデルのなかには、技術の進歩によって可能となったものも少なくありません。
「ビッグデータの活用により、アンケートを取ることなく顧客ごとの情報を取得しマーケティングに生かす」手法は代表的な成果ですし、そのほか通販サイトの表示を個別に変える「パーソナライゼーション(パーソナライズ)」や、無人コンビニで顧客が手に取ったものをカメラでチェックするといったものも挙げられます。
また、AIやIoTは、代表的な最新技術に挙げられます。
今後も新しい技術は次々に現れてくるでしょう。
その過程で、いくつかの既存技術は他に代替されるでしょう。現に簡単なツールはノーコードツールを活用し、エンジニアでない人でも自力で作成できる時代です。「ITのプロフェッショナル」という立場を守るためにも、最新技術の情報収集を常に続け、事業改革の提案に活かす姿勢が求められます。
資格取得がスキルの裏付けになることも
DXエンジニアは高度なスキルが求められるぶん、実績やスキルが重視されがちです。一方で、資格の取得がスキルの裏付けになる場合もあります。今の職場で良い機会に恵まれなかった人は、資格を活用してアピールすることも可能です。
DXエンジニアへのスキルアップに役立つ資格は、以下のとおり多種多様です。
DXエンジニアへのスキルアップに役立つ資格
資格名 | 資格の説明・公式URL |
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DX検定 |
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ITパスポート試験 |
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AWS認定資格 |
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AI実装検定 |
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上記のとおり、DXに関わるからといって「DX」の文字が入った資格にこだわる必要はありません。ご自身のスキルをアピールできる資格を選んで取得するとよいでしょう。
DXエンジニアの転職支援実績が豊富な転職エージェントを活用する
さきに解説したとおり、企業によって求めるDXエンジニアのスキルは異なります。
応募者としては、いま属している業界や職種に、ITをかけ算したスキルを活かせる会社を選ぶことがベスト。このためDXエンジニアへの転職は、ITエンジニアの転職支援実績が豊富な転職エージェントの活用がおすすめです。
転職エージェントは企業がどのような人材を求めているか、個々に把握していることが特徴。企業のカルチャーも把握しているため、入社後のミスマッチも起こりにくいことが特徴です。
非公開求人も含めて、あなたに合った企業を提示してくれることも大きなメリットに挙げられます。多くの求人から選んで欲しい、専門知識に関するアドバイスを欲しい人には、特におすすめです。
DXエンジニアを目指して転職エージェントを利用する際の、選び方・活用法を紹介します。「自分に合った転職エージェントを見つけたい」という人は、以下ご参考ください。
未経験からDXエンジニアへの転職で、転職エージェントを活用するポイントは以下の3点です。
- Point1 各ITエンジニア向け転職エージェントの、それぞれの特徴を知っておく
- Point2 はじめに2~3つ「複数」の転職エージェントに登録しておく
- Point3 何度かのやりとりで「相性」と「やりやすさ」を確認する
特にポイント3つ目の「相性とやりやすさ」は重要です。転職エージェントの担当者とは、転職期間中はずっと付き合いを続けていきますので、「自分に合った担当アドバイザー」を早めに見出していくことが、転職成功のひとつの要となるでしょう。
- キャリア相談に、親身に乗ってくれるか
- 求人を紹介する際に、「なぜおすすめなのか」についてきちんと納得できる説明をしてくれるか
- 求人紹介の量・その後の連絡ペースが、適切と感じられるか
4)DXエンジニアへの転職におすすめの転職エージェント
ここからは、未経験からDXエンジニアを目指している人向けに、おすすめの転職エージェントを紹介します。
紹介するサービスはどれもDXエンジニアへの転職支援実績のあるエージェントです。
エージェントによってサポートの傾向や担当となるアドバイザーのタイプも変わりますので、まずは自分に合うエージェントを見つけていくうえで2~3登録し、「ここがフィットする」というエージェントに利用を絞っていくと良いでしょう。
レバテックキャリア
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「エンジニアリングに詳しいエージェントからサポートを受けたい」という人は、レバテックキャリアがおすすめです。
レバテックキャリアは「エンジニア実務経験者」のサポートに特化した転職エージェントサービスです。
保有求人数もIT・Web業界特化型サービスの中ではトップクラスで、かつエンジニアの専門知識を持つキャリアアドバイザーからサポートを受けられます。
「年収アップなど待遇面での改善をしたい」、「エンジニアとしてのキャリアプランを掘り下げたい」、「書類や面接で評価してもらえるようアドバイスを欲しい」というエンジニアの人は、レバテックキャリアがおすすめです。
レバテックキャリアの活用メリットとDXエンジニアの転職へのおすすめポイント
DXに関しての求人は約1,200件あります(2024年9月現在 ※公開求人のみ)。
大手転職サービスであるリクルートやマイナビには及ばないものの、レバテックキャリアは「AI」、「機械学習」、「クラウドエンジニア」、「ビッグデータ」、「FinTech」などのトレンド技術を扱う求人を多く抱えており、エンジニアとしてキャリア開拓を目指す人にフィットしやすいでしょう。
そのほか、レバテックキャリアでは他の転職サービスにはない良質な「非公開求人」も豊富に扱っており、サイト上では閲覧できない案件もキャリアアドバイザーを介して紹介してもらえます。
レバテックキャリアの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 東京、神奈川、大阪、福岡 |
DXエンジニアの求人数 | 約1,300件(2024年9月現在) |
マイナビIT AGENT
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ITエンジニア専門の転職エージェントといえばココ!事業会社系のDX推進に関われる求人も多く確認できます。
マイナビIT AGENTは人材紹介会社の大手マイナビが運営する「IT/Webエンジニア専用」の転職支援をするエージェントです。
サポート対応地域は全国。オンラインでの面談も受け付けています。
マイナビIT AGENTの大きな特徴は、エンジニア向け求人数の豊富さ、そしてシステム会社から事業会社まで幅広い業界の求人に対応している点が挙げられます。
また、マイナビの転職サービスは「サポートの丁寧さ」にも定評があり、職歴書の作成や面接対策に不安を感じている人におすすめです。
マイナビIT AGENTの活用メリットとDXエンジニアの転職へのおすすめポイント
マイナビIT AGENTの所属アドバイザーは、全員がIT・Web業界に精通したプロフェッショナルです。
幅広い職種に対応している総合型転職エージェントとは異なり、エンジニアの転職事情を十分に理解しているため、転職者一人ひとりに適した開発環境や企業へのアプローチ方法についてアドバイスしてもらえます。
2024年9月現在のDXエンジニア系求人は約2,400件あります。
また、マイナビIT AGENTは優良企業のレア案件(=非公開求人)を独自に保有しています。
DX推進をはじめとするITコンサル系のエンジニア求人は人気があるため、大量の応募者が殺到する傾向があります。そのため選考の競争率も高くなりやすく、強力なライバルが数多く現れる可能性もあるでしょう。
マイナビIT AGENTの非公開求人は、専任アドバイザーを通じてのみ紹介されます。エンジニアのスキルや経験にマッチした非公開求人を個別に紹介してもらえるので競争率が低く、採用に至る確率を高めることにつながるのです。
マイナビIT AGENTの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 東京(2か所)、神奈川、北海道、宮城、愛知、大阪、京都、兵庫、福岡 |
DXエンジニアの求人数 | 約2,400件(2024年9月現在) |
リクルートエージェント
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DXエンジニアの求人数は国内最多!(2024年9月現在)転職支援ツールも豊富で、「正しい転職活動の進め方」を知りたい人にもおすすめです。
リクルートエージェントは国内No.1の求人数と転職支援実績を誇る転職エージェントです。
リクルートエージェントの強みは全業種・職種に対して豊富な求人数を持つこと、そして長年の実績で培われたノウハウ・転職支援ツールの充実さにあります。
全国の地域で対応が可能で、各都道府県の求人も豊富です。拠点も多く、オンライン・電話のサポートはもちろん対面での面談の受けやすさも強みの一つです。
リクルートエージェントの活用メリットとDXエンジニアの転職へのおすすめポイント
DXエンジニア関連の求人は約5,000件(2024年9月現在)。国内転職サービスのなかでもトップクラスの豊富さです。
ここまでお伝えししたようにDXエンジニアに求められるパフォーマンスは企業によって大きく異なりますが、リクルートエージェントではその中で自分に合った企業を見つけやすいでしょう。
また、リクルートエージェントでは、志望企業の特徴・評判といった分析から選考のポイントまでをまとめた「エージェントレポート」を用意してくれます。
例えばエンジニアの開発環境やその企業のIT課題などはネットで公開されていないものも多いため、レポート情報はあなたの活動に大いに役立つはずです。
担当アドバイザーもこれまでの実績をもとにDXエンジニアへの転職に関する有益なアドバイスを提供してくれるでしょう。
リクルートエージェントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 北海道、宮城、福島、東京、埼玉、千葉、栃木、群馬、神奈川、新潟、静岡、石川、岐阜、滋賀、愛知、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、加賀、愛媛、福岡、長崎、熊本、鹿児島、沖縄 |
DXエンジニアの求人数 | 約5,000件(2024年9月現在) |
dodaエンジニアIT
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dodaは求人検索のしやすさと担当の積極的な提案が評判のエージェント。「本気で求人を探したい!」人におすすめです。
dodaエンジニアITは国内大手人材会社「doda」の、ITエンジニアに特化した転職エージェントサービスです。
ITエンジニア系のエージェントは都市部に特化したところが多い中、dodaエンジニアITは都市部だけでなく地方での転職支援にも強いです。
また、dodaは求人を自分で探して応募する「転職サイト」と、求人紹介から企業への応募、日程調整までアドバイスしてもらえる「転職エージェント」両方のサービスを利用できます。
まずは自分でじっくりDXエンジニア関連の求人チェックしたい人は転職サイトのサービスを利用し、その後「応募や企業への交渉についてサポートしてほしい」となったときにエージェントサービスを利用することもできます。
dodaエンジニアITの活用メリットとDXエンジニアの転職へのおすすめポイント
エンジニア全体の求人数は約5.5万件、DX推進に関わるエンジニア求人は約3,500件と、国内トップクラスの豊富さです。(2024年9月時点)
複数の職種候補から、自分に合う求人をアドバイザーとじっくり相談しながら進めていけるでしょう。
dodaエンジニアITでは「ダイレクト・リクルーティングサービス」という仕組みを取っており、そのため実績のあるエンジニアは企業から熱意あるスカウトメールが届くことが多いでしょう。
dodaに登録すれば、「自分が今どんな企業から関心を持たれているか」について、スカウトメールの傾向から確認すできるでしょう。
スカウトメールは登録時のレジュメ内容をもとに送付されます。スカウト・オファーを沢山ほしい人は、レジュメ内容を充実させること、DXエンジニアとしてのキャリアを目指していることをアピールすれば、希望する分野の企業からのスカウト・オファーが届く確率を高められるでしょう。
dodaエンジニアITの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 北海道、宮城、東京、神奈川、静岡、愛知、大阪、京都、兵庫、岡山、広島、福岡 |
DXエンジニアの求人数 | 約3,600件(2024年9月現在) |
まとめ)未経験からのDXエンジニアの転職は「キャリアの棚卸し」を。
DXエンジニアに求められる知識やスキルは多種多様ですが、すべて完璧に揃えていなければ転職できないわけではありません。
何かとがったスキルがあれば、そのスキルに価値を感じてくれる会社に転職できる可能性があります。
そのためにも、まずはご自身の強みが何か、スキルやキャリアの棚卸しから始めるとよいでしょう。
そのうえで、DXエンジニアを募集している企業が「DXで何を実現したいのか」をしっかり見極めることです。
それにより、それぞれの会社がDXエンジニアに求めている人物像が明確になり、自身が活躍できるフィールドかどうかの判断もできるようになります。
また、DXエンジニアの求人は非公開で募集している企業が多いです。そのため、求人探しの際はこの記事で紹介した転職エージェントをメインに、リスクヘッジとして複数登録しておくことをおすすめします。