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転職面接時によくある質問例&回答例10選③適性・職務要件確認編

[最終更新日]2024/07/21

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転職面接時によくある質問例&回答例10選③適性・職務要件確認編

転職活動で、共通して不安になる場面が「面接」ではないでしょうか。

「あなたが仕事でやりがいを感じるのはどんな場面ですか?」
「これまで、同僚や上司の方からはどのような評価をされてきましたか?」
「弊社でやってみたいことや、身につけたいスキルは何ですか?」

面接で質問される上記のような内容は、「適性・職務要件に関する質問」と呼ばれ、あなたの仕事へのスタンスや現状スキルだけでなく、「会社にマッチする人材か」についての確認も含まれています

当然、面接をする企業によって最適な応え方は変わりますし、とはいえあなた自身を偽って回答するのもNGです(大抵わかってしまいます)。どうやって回答すべきか、今から不安になってしまう人もいるでしょう。

目次

この記事の活用法 ①まずは、1章と2章の質問例&回答例から気になるところをチェック! ②その後、3章の「大切なこと」を読むと面接対応力が付きますよ。

1)「仕事への適性」を確認する質問例

面接では自己紹介や一通り前職での経験などを聞いた上で、「今回募集する仕事への適正」があるかどうかについての質問をする傾向があります。

面接官は前職でのエピソードを聞くことで、今回の業務内容をこなせそうか、また業務以外にもキーパーソンと上手くやっていけそうか、今後の経験してほしいキャリア像と合っているかなど、総合的に判断されます。

対策として、今回募集されている仕事内容をしっかり把握し、それを元に「どんな人材が求められているのか」「自分のどんな部分が活かせそうか」をしっかり考えておくことが重要です。

質問①「あなたが仕事でやりがいを感じるのはどんな時ですか?」

NG回答例

あなたが仕事でやりがいを感じる時はいつですか?

仕事のモチベーションとなる価値観を問う質問です。「やりがい」と聞いても思いつかない方は、自分の好きな仕事はどういう理由で好きなのかを考えてみましょう。

感謝されたとき、複雑な仕事をこなしたとき、結果が出たときなど、人によって回答は様々です。具体的なエピソードも一緒に話せるようにしましょう。

「仕事は指示されたからやるものだ」と思う方もいると思われますが、そのまま回答すると「積極的に仕事に取り組んでくれない」という印象を持たれてしまいます。指示をこなしていくことが楽しいのか、インセンティブのためなのかなど、仕事だからやるのはなぜかを深堀して考えると他の回答が見つかるでしょう。

「やりがいを感じるのはどんな時ですか?」の回答例(1)

お客様との信頼関係ができたときにやりがいを感じます。前職の営業活動では、自分の結果を追い求めるだけでなく、本当にお客様が喜ぶことは何かを考え行動し、時には自社の商品をおすすめしない状況にあることなども正直にお伝えしました。

しかしその結果違う問題が発生した時にお声がけして頂き、受注に繋がりました。後で聞いてみると、私が本当にお客様のことを考えて提案しているのが伝わり、信頼できたからだとお伝え頂きました。

信頼関係を構築し、win-winになるような仕事ができたとき、営業という仕事が好きだと感じます。

「やりがいを感じるのはどんな時ですか?」の回答例(2)

私の仕事のやりがいは、「仲間と協力して、サービスを形にしていくこと」です。

もともとモノづくりへの興味があって、学生のころからプログラミングでWebアプリを創ったりしており、そういった際にやりがいを感じることができていたのですが、社会人になって「複数人で協力し合ってサービスを作り上げる」やりがいと面白さを知りました。

チームで制作することの強みは、「自分一人では思いつかないアイデアや、自分にない特性が活かされたもの」が産まれやすいことにあると思います。
そして、それらを作り上げていく際の一体感は信頼関係にも繋がり、チーム活動での品質も高まります。

私はこれからも、「仲間とサービスを創る」働きを続け、良い仲間・良いサービスとの出会いを楽しんでいきたいと思っています。

質問②「同僚の方からはどのように評価されていますか?」

NG回答例

同僚の方からはどのように評価されていますか?

応募者の人間性や人間関係はどうか、客観的に自分を見ることができているかについて問う質問です。

自分を分析する際は、自分で内省することも重要ですが、他人から分析してもらうことで新たに気付ける一面もあります。実際に同僚の方に「自分はどういう人だと思うか」について聞いてみることをおすすめします。

なかなか聞きづらい場合は、自分がよくどのような人だと言われるのか、それはどういう一面があるからなのかについて考えてみてください。

もしマイナスの評価を言われたとしても、面接ではプラスの評価をアピールするようにしましょう。

「周りからはどのように評価されていますか?」の回答例(1)

同僚からは「どんどんチャレンジする人だ」と言われることが多くあります。

私は何事もまずは経験することが大切と考えており、例えば新規開拓プロジェクトに2年目ながら参加させてほしいと上司に頼み込み、同期で初めて新規開拓営業を行いました。

自分が想像していたよりも話を聞いてもらえないという状況に苦戦しましたが、同じプロジェクトの先輩の話し方や資料の作り方を参考にし、自分も5社成約という結果を残すことができました。

自分のこのような姿を見て、同僚から「挑戦する人だ」と言われるのだと思います。

「周りからはどのように評価されていますか?」の回答例(2)

同僚や上司から「誠実さがある」と何度か言われたことがあります。

誠実という言葉はおそらく人によって解釈の幅があると思いますし、私自身も自分がどれだけ誠実なのかはっきりと把握できていないですが、「期待や任されたことにはしっかり応えよう」という意識は常に持っていますので、おそらくその点に関しての評価なのだろうと思っています。

人から気にかけてもらう、期待されるということは決して当たり前のことではなく、「その人が自分のことを見てくれている証」だと私は思います。そして、そういった機会の多さは、その人の幸福度にも繋がるというのが私の考え方です。

もちろん、度を過ぎた期待や理不尽な依頼に応えるべきではありませんが、相手から真心を感じられたときは、「しっかり応えよう」と常に行動するようにしています。

質問③「できればやりたくない仕事には、どう向き合っていきますか?」

NG回答例

やりたくない仕事とどう向き合いますか?

応募者が仕事をどのようにとらえているかについて問う質問です。
「やりたくなくても仕事なのでやります!」という回答では、上司の指示を遂行するだけの社員、つまり積極的に仕事に関わらない人だと評価されてしまうかもしれません。

回答のポイントは、以下について答えることです。

  • ①どのような仕事がやりたくない仕事なのか
  • ②どのような思いでその仕事をするのか

複雑な仕事、裁量のない仕事など、自分のやりたくない仕事とその理由について考えましょう。

またそんな仕事を遂行するメリットは何なのか、どのような考え(ポジティブなもの)で臨むべきなのかについてもまとめておきましょう。

「やりたくない仕事にどう向き合っていきますか?」の回答例

私はやりたくない仕事をするときは、どんなメリットがあるのかを考えるようにして仕事と向き合っています。

例えば労働組合に対して組合の要望には添うことはできないことを伝えるとき、気が進まない思いになってしまうことがあります。

伝えづらいことではありますが、人事部として会社がなぜできないのかを真摯に伝えなければ、会社と組合側がお互いに納得して協力することに繋がりません。

会社の事情を組合側に知ってもらうことで相互の理解を深めるというメリットがあるということを考え、対応してきました。

質問④「違う価値観や立場の人と仕事をする時、大事にしていることはありますか?」

NG回答例

価値観の合わない人と仕事をするうえで気を付けていることは?

応募者がどのように対人関係に対応するのかを問う質問です。

仕事をする上で様々な人と関わる以上、苦手な人や違う価値観の人とも上手く関係性を築かねばなりません。

近年は働き方や価値観も大きく変わり、上司と自分の価値観が合わないこともしばしば見られます。
自分とは違う価値観・立場の人と話すときに、気を付けていることはないでしょうか?

もしピンとこなければ、コミュニケーションに関する本を読んでみて、共感できる部分はどこか、自分にも思い当たるエピソードはないかを考えてみましょう。

「異なる価値観や立場の人と仕事をする時に大事にしていることは?」の回答例

私は違う価値観や立場の人と仕事をするとき、自分の意見を伝えたとしても相手の意見を否定しないことを大事にしています。

例えば私が経理で旅費の精算を担当している際、期限を過ぎて提出する人がおり、期限が過ぎたけれど精算してほしいと頼まれたことがありました。

私は経理担当として期限を守って当然だという思いはありましたが、きちんとルールを説明し、頭ごなしに相手の意見を否定しないように対応しました。

その結果、その方からも「きちんとなぜ期限が過ぎるといけないのかわかってよかった」と言ってもらい、良好な関係を築けました。

質問⑤「弊社でやってみたいことや、身につけたいスキルはありますか?」

NG回答例

弊社でやってみたいこと身につけたいことは?

応募者の思い描く業務やキャリア像が、応募先企業が募集しているものとずれていないかを問う質問です。

答え方のポイントとして、まずは求人内容を正確に捉えておくことが挙げられます。例えば管理職候補としての募集なのに、「マネジメントよりも専門性に特化したい」という答えでは、求人に合っていないとされてしまいます。

転職エージェントに前もって詳しく聞いておくなどして、情報を集めておきましょう。

また求人に合わせるではなく、あくまで自分の希望との共通点を見つけることが重要です。自分の活かせる経験・スキル、やりたい業務や今後のキャリアについて整理し、共通点を見つけましょう。

「やってみたいことや身につけたいスキルはありますか?」の回答例(1)

私はまず前職の販売経験を活かして、店舗での販売スタッフを担当したいと考えております。

そしてそのエリアの特性や御社の商品について十分学び経験を積んだ後は、部下のマネジメントに取り組みたいと考えています。

自分の現場経験を積極的に部下に伝えることで、部下に様々な販売パターンがあることを知ってもらい実践してもらうことができれば、売上アップに繋がると思います。

そのためには実務経験だけでなく、マネジメントスキルを身に着けたいと考えており、現在は書籍で部下のモチベーション管理について学んでいます。

「やってみたいことや身につけたいスキルはありますか?」の回答例(2)

私はこれまでの営業経験とマーケティングの知識を活かして、マーケティング・プランナーを担当したいと考えております。

営業は属人的なスキルにフォーカスされることが多いですが、実際はマーケティング観点を効率的に用いることで結果は非常に変わることを、これまでの職務経験で何度も体験しました。
そして、その効果を更に高めるためにマーケティングの勉強を続け、この業界でのマーケティングをする際に必要とされる知識は一通り学んできたと考えています。

私の目指すマーケティング・プランナー像は、営業人の指導者であり、かつフォロワーとしての働き方ができる人です。単に必要情報を伝えるだけでなく、営業メンバーのひとりひとりの特性や状況に合わせて、指導とサポート両方の側面からアプローチしていく働き方ができればと思っています。

2)「職務要件」を確認する質問例

「職務要件」とは、その職務を遂行するにあたって必要なスキル、条件のことを指します。

例えば「課長であれば5人以上のマネジメント経験3年以上」「事務であれば正確にデータを作成できる力」など、具体的な経験から抽象的なスキルを指す場合もあります。

職務要件を満たせなければ、採用されることは困難が予想されます。求人票に必ず条件が記載されているので、しっかり確認するようにしましょう。

もし満たせていない場合は自分の他のどんな経験・スキルでカバーできるのかアピールする必要があります。

質問⑥「対人での交渉経験はありますか?」

NG回答例

対人の交渉経験はありますか?

応募者の交渉力がどれほどなのかを問う質問です。「交渉力」は外部との交渉がある職種や、社内での調整が求められる30代以上の応募者に求められることの多い職務要件です。

交渉でうまくいった経験を、以下のポイントを織り交ぜながら話しましょう。

  • ①どのような課題があり
  • ②相手との関係を考えながらも自社の利益はしっかり確保するためにはどんなことを意識したか

具体的な件数や金額も話すようにすると、規模感をアピールできます。

「対人での交渉経験はありますか?」の回答例

船による製品の出荷を担当していた際に、船会社と製品出荷先との交渉を5年経験しました。

急な出荷先の要望によりイレギュラーの対応が起こりやすく、船会社には出航を待ってもらう交渉をする、製品出荷先にはいかにあらかじめ余裕をもって納期を設定しておくかという交渉が、ほぼ毎月発生しました。

その際は相手の事情をよく理解するということを意識していました。相手の事情を詳しく伺うことで、相手の妥協できるラインがどこまでか理解できると同時に、相手にもこちらが考慮しているという気持ちを持ってもらうことができました。

その結果、関係が悪化することなく、私の担当期間ではイレギュラーによる損失が過去最も少ない金額となりました。

質問⑦「自ら率先して業務を進めた経験はありますか?」

NG回答例

自ら率先して業務を進めた経験はありますか?

自ら積極的に課題を見つけ改善し、業務を遂行した経験を問うものです。

積極性はどんな職種であっても求められることの多いスキルです。上司に指示されなくても、自分で課題を見つけより良い仕事をすることは、「仕事ができる」人材の基本的な要素です。

答えるポイントは、自分から積極的に課題を見つけ、どのように改善したのかを具体的なエピソードに交えてアピールすることです。

「1番力を入れた仕事は何ですか?」というような質問の回答と同じようになってしまう場合は、視点を変えて話すなどし、同じ話の繰り返しとならないように気を付けましょう。

「率先して業務を進めた経験はありますか?」の回答例

入社1年目の社員たちと社内報を作成するプロジェクトで、3年間自分がまとめ役となって業務をすすめました。

最初の頃は社内報の作成方法のみ指導しただけではなかなか進まず、何につまずいているのかメンバーに聞いてみると、インタビューの依頼方法がわからない、また記事を作成する時間の捻出に苦労しているとのことだったので、作成方法以外の細かな部分までフォローするようにしました。

またメンバー間で分からなかった時のQ&Aを共有させるようにし、徐々に自分がフォローしなくてもメンバー内で解決するようにしました。このように組織を動かすときは、メンバーの個別の問題にも対処するようにしています。

質問⑧「リーダーに必要な条件は何だと思いますか?」

NG回答例

リーダーに必要な条件は何だと思いますか?

リーダー、つまりマネジメントする側としての価値観を知るための質問です。もし応募者が管理職になった場合、どのようなタイプなのかを回答から予想できるため、管理職もしくは管理職候補の求人の場合は聞かれる傾向にあります。

なかなか思いつかない方は、上司の尊敬する部分を考えてみる、またはリーダーについての本を読んでみることもおすすめです。

自分の考える必要な条件を、そう感じた具体的な体験を交えて説明しましょう。エピソードは、必ずしも自分自身がリーダーとしての経験でなくても構いません。「部下の視点でこう感じたので、上司になったらこうしようと思った」というエピソードもOKです。

「リーダーに必要な条件は何だと思いますか?」の回答例

私はリーダーに必要な条件は、部下とのコミュニケーション能力だと思います。

これは前職の私の上司を見て感じました。その上司は営業部門から管理部門への異動したばかりであり、管理部門の実務経験はありませんでした。

しかし部下の業務内容を謙虚な姿勢で1から学ぼうとし、時には営業部門の経験を活かした指摘をしながら、管理部門は以前よりも効率の良い組織となりました。

また組織の風通しも良くなり、上司へと気軽に相談しやすい雰囲気となりました。自分も管理職になったら、わからないことは積極的かつ謙虚に教えを請うというコミュニケーションで、働きやすい組織を作りたいです。

質問⑨「今までになかった新しいアイデアを考えるのは得意ですか?」

NG回答例

今までにない新しいアイデアを考えるのは得意ですか?

固定観念にとらわれず、柔軟にかつ独創的なアイデアを考えられるかを問う質問です。特にベンチャーや新規事業を立ち上げる部署、クリエイティブな業種で求められることの多い職務要件です。

「アイデアを考える」となるとセンスやひらめきが重要な気がしますが、たくさんの情報を分析した結果、思いつくようなアイデアも含まれます。

アイデアを考えることそのものよりも、アイデアを考え実際に形にすることがビジネスでは求められます。新しいアイデアを生み出す時に気を付けていること、実際に思いついたアイデアをどのように形にしたのかをアピールするようにしましょう。

「新しいアイデアを考えるのは得意ですか?」の回答例

今までになかった新しいアイデアを考えることは得意です。

例えばオフィス内に気軽なミーティングスペースを作ることを提案したことがあります。私は設備の担当をしており、会議室がいつも予約でいっぱいなことが気がかりでした。

もしかすると会議室を使えない社員が大勢いるかもしれないと思いアンケートをとると、会議室を増設してほしいという意見が多く出ました。

しかし部屋を作ることは予算的に厳しかったこと、また廊下で立ち話をする社員の姿をよく見かけていたことから、気軽な会議スペースの方が良いのではないかと提案したところ、私の意見が採用されました。

結果、ミーティングスペースを利用することで無駄な会議も減ったと好評を頂いていました。

質問⑩「海外勤務のチャンスがあるとしたら、挑戦してみたいですか?」

NG回答例

海外勤務のチャンスがあれば挑戦したいですか?

海外勤務にどれだけ積極的かを測る質問です。
この質問をするということは、海外勤務のチャンスがあるという求人であることがうかがえます。

もし自分が海外勤務したいと感じているなら、積極的にアピールするチャンスです。

挑戦したい意思とともに、海外でやってみたいこと、海外で活かせる自分のスキルや経験を伝えましょう。

反対に海外勤務に興味がない場合でも、「興味がない」と答えるのはNGです。「ぜひ挑戦してみたいとは思いますが、その前に日本でしっかり経験を積まなければならないと感じています」など、ネガティブでない表現で答えましょう。

「海外勤務に挑戦してみたいですか?」の回答例

ぜひ挑戦してみたいと考えています。

私は日本だけでなく世界中をフィールドとして働きたいと思っており、TOEICでは850点を毎年キープし、英会話教室に毎週末通っています。こうして身に着けた英語力は、海外進出の機会の際に必ず役に立つと考えています。

昨年御社は〇〇メーカーで日本初の海外進出を果たしました。もし海外進出プロジェクトに関われるのなら、現地の生産工場でのマネジメントをやってみたいと思っています。

言語や文化と言う壁はありますが、前職で培ったコミュニケーションを大切にするマネジメント方法で、海外でも結果を出したいです。

3)志望動機・転職理由を伝える際に、大切なこと

転職面接で適性や職務要件の質問に応える際に、もっとも大切なことは事前に以下の準備をしておくことです。

  • 自己分析とキャリアの棚卸し
  • 企業研究・業界研究

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

自己分析とキャリアの棚卸をしておくと、回答への迷いがなくなる

自己分析+キャリアの棚卸=回答への迷いがなくなる

一点目の「自己分析とキャリアの棚卸」とは、自分自身の適性(強みや弱みなど)を知ること、およびこれまでの社会人経験からどのようなキャリア・スキルを築いてきたかを振り返ることです。

自己分析とは 「自分でも気づいていない自分の一面」も含めて、自身の本質を深く理解すること
キャリアの棚卸とは これまでの自分のキャリアで何をやってきたのかを全て洗い出すこと
※「出してきた結果」を振り返るよりも、「業務の過程」を振り返ることが重要

これら自己分析とキャリアの棚卸をすることによって、今後進むべきキャリアの方向性が見出しやすくなります。また、転職面接で適性・職務要件の質問をされた際も断然応えやすくなるでしょう。

自己分析・キャリアの棚卸ともに時間を設けて行えばだれでも難しくなく実践できます。
具体的なやり方については、以下記事をご覧ください。

「やりたい仕事・苦手な仕事(やりたくない仕事)」は両方訊かれることが多い

面接の際に「どんな仕事がやりたいですか?」という質問と、「どんな仕事が苦手(やりたくない)ですか?」という質問両方を聞かれることは多いです。

この質問に対しては、「両方の回答に一貫性を持たせる」ように準備しておくと良いでしょう。
例えば、営業職の人でしたら以下のような受け答えになります。

転職者

「人と関わり、信頼関係を育む」仕事に、今後も関わっていきたいです。これまでお客様との「本心で話し合える」コミュニケーションを大切にしてきました。
御社に営業職として入社させていただいた際は、いち担当としてお客様が更に御社のファンになっていただけるよう、取り組みたいと思っています。

転職者

やりたくない仕事というのは特にありませんが、黙々と一人で作業する仕事よりも、人と接していきながらアイデアをまとめたり商談・プロジェクトを進める働き方が性に合っていると思います。
ただし、どんな業務においても事前準備が必要であり、そこにしっかり時間をかけることで商談などの本番で成果を出せるということは十分理解しております。

1つ目が「やりたい仕事」の質問への回答、2つ目が「やりたくない仕事」の質問への回答です。
「顧客とのコミュニケーション」という軸を持つことによって、転職者の意向や仕事への考え方・価値観が明確に感じられませんでしょうか。

また、「やりたくない仕事」を伝える際は、ネガティブな印象を過度に持たれないようにフォロー説明を入れておくと、採用担当も「この人は自分の長所短所をニュートラルに把握できている」という印象を持ちやすくなります。

企業研究・業界研究は、「やらなければ面接は通らない」と思っておこう

自分がこの先入るかもしれない企業について、企業研究や業界研究をするのは当然のことでしょう。
良く知らずに企業に入って一番困るのは、あなた自身だからです。

また、転職面接における「適性や職務要件の質問」においても、企業研究を行っていないと適切に応えることは困難です

冒頭でもお伝えした通り、面接官はそれら質問で「あなたの仕事へのスタンスや現状スキル」だけでなく、「会社にマッチする人材か」についても確認しています。

「適性や職務要件の確認」への回答は、領域の重なり部分を意識! 転職者:自分が持っているスキル・知識・スタンス 企業:企業が転職者に求めるスキル・知識・スタンス

どんなに高いスキル・知識を持っていても、企業が求めていないものでしたらアピールしても意味がありません。そして、「企業が何を求めているのか」を知るために、企業研究が欠かせないのです。

企業研究をする際は、特に以下の点を重点的に確認しておくこと良いでしょう。

  • 何をやっている企業か(事業内容・主な商品・サービスの特徴など)
  • 業界のどういうポジションなのか(業界最大手か、中堅または新規参入かなど)
  • どの分野に注力しているのか(例えば、主事業とは別の軸を立てているなど)

現役キャリアアドバイザー 武蔵野さんからの「転職面接」アドバイス

キャリアアドバイザー:武蔵野 圭太さん

40代 男性
IT・コンサルティング系人材紹介会社勤務。若手社会人からミドル・管理職層まで多くの転職支援を行い、転職成功へと導いた。
「ひとりひとりのキャリアを、大切なストーリーとして扱う」支援スタイルに、多くの利用者から高い評判を得ている。

武蔵野
さん

若い転職者の方々で結構多いのが、応募企業の会社HP自体もきちんと見れていない人ですね。まあ、当然落とされます。会社HPのチェックは、最低限チェックすべきポイントとしておいたほうが良いでしょう。

あと大切なのは、会社HPだけでなく業界ニュースやプレスリリースなども調べて、その企業がどこの分野に力を入れているのかを見つけることですね。
面接の際にそこをくすぐってあげると、「うちの会社を調べてくれているんだな」と好印象を持ってもらいやすいです。

それから、主事業については、業界におけるその会社の立ち位置もチェックしておくべきでしょう。業界トップ5本の指に入る存在なのか、または新規プレイヤー的存在なのか──、それらを把握しておくと、企業が人に対して何を求めているのかも見えやすくなります。

参考:面接対策のフォローが厚い転職サービス

リクルートエージェント

面接力向上セミナーの評判が高い
リクルートエージェント 公式サイト

リクルートエージェントは国内No.1の求人数と転職支援実績を誇る転職エージェントです。

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「面接力向上セミナー」とは?
リクルートエージェントのサービス、面接力向上セミナー

※引用元:リクルートエージェント公式サイト

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まとめ)様々な切り口での自己分析・企業研究が鍵!

自己分析と企業研究をしっかり行って面接に挑むこと

面接中盤以降に多く見られる適正・職務要件についての質問例をご紹介しました。

どの質問も「絶対聞かれる」というほど頻度は高くはなく、「前職で1番力を入れた経験」などと比較すると手薄になってしまいがちな部分でもあります。

予想していない状況で「新しいアイデアを考えるのは得意ですか?」と聞かれると、焦ってしまいますよね。しかししっかりと自己分析と企業研究ができていれば、答える本質は同じです。

答えはあるのに焦って上手く答えられないと、悔しい思いをしてしまいます。綿密な自己分析・企業研究をした上で、質問例を参考にしながら様々な切り口で回答を考えてみると、本番も余裕を持って答えられるでしょう。

参考:転職面接の準備が不安な人は、転職エージェントのサポートが有効

現在、転職面接に対して不安を感じている方は、転職エージェントのサポートをぜひおすすめします。
転職エージェントでは、面接対策といって企業面接の演習と、面接での印象を良くしていく為の指導・アドバイスを行ってくれます。

転職エージェントサービスの仕組み

この記事でも、面接対策を行っている代表的な転職エージェントを紹介していますので、ご自身に合いそうなところがあったら検討してみてください。

参考:面接のフェーズ別「質問例&回答例」紹介記事

転職面接時によくされる質問例&回答例10選①序盤編(自己紹介・自己PR) ①序盤編(自己紹介・自己PR)
企業面接での自己PR・自己紹介をする際のポイント・注意点、およびよくある質問と回答例を紹介しています。
https://studio-tale.co.jp/career-stories/guide/common-questions-in-job-interviews---motivation/ ②中盤編(志望理由・転職理由)
企業面接で必ず訊かれる「志望理由」・「転職理由」に関わる応答でのポイント・注意点、およびよくある質問と回答例を紹介します。
転職面接時によくされる質問例&回答例10選③適性・職務要件確認編 ③適性・職務要件確認編
企業面接で、面接官が転職者の適性、知識・スキルの確認時に訊かれる「適性・職務要件」の確認でのポイント・注意点、およびよくある質問と回答例を紹介します。※本記事の内容です。
転職面接時によくされる質問例&回答例10選④最終面接・役員面接・条件確認編 ④最終面接・役員面接・条件確認編
企業の最終面接、役員面接、条件確認時におけるポイント・注意点、およびよくある質問と回答例を紹介します。
転職面接時によくされる質問例&回答例7選⑤「女性ならではの質問」編 ⑤「女性ならではの質問」編
企業面接において、女性転職者が受けやすい質問・確認について、ポイントと注意点、およびおすすめの受け答え方法を紹介しています。
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