転職に成功する人の特徴は?5つの傾向・対策と成功体験談を紹介
[最終更新日]2024/07/21
転職活動は大変な労力を必要とします。
志望動機の作成や業界の研究にも時間がかかりますし、何社も受けるとなると精神的にも疲労します。
こうした苦労は、できれば最小限にとどめたいものです。
「転職を成功するための、法則を知りたい」と考えている人もいるのではないでしょうか。
残念ながら、「これをすれば必ず転職成功する」というものはありません。
──ただし、過去に転職成功した人を見ていくと、そこには共通する特徴や取り組みもいくつか見られます。
そうした特徴・取り組みを知ることによって、現在のあなたの転職活動をより効果的・効率的に進める機会に繋げられることもあるでしょう。
目次
1)そもそも、何をもって「転職成功」とするのか
転職活動のゴールとも言える「転職成功」ですが、何をもって成功と考えますか?
内定をもらうことでしょうか?
まずは転職活動のゴールとも言える、「転職成功」の定義についてご説明します。
「内定をもらうこと」=成功とは限らない
転職活動のゴールは内定をもらうことでしょうか?たしかに内定をもらうことができれば、現在の仕事を辞め、新たな仕事を開始できます。
しかしその新しい仕事が自分に合っていない場合、また転職活動をしなければなりません。
内定をもらうことは過程に過ぎません。
普段から内定をゴールと考えていると、内定に対する回答の期日に焦って判断を誤ってしまう可能性があります。
以下に当てはまる人は、無意識のうちに内定をゴールとしてしまっているかもしれません。
周囲の意見に流されている
周囲の意見を聞くことは重要ですが、自分としっかり向き合えているでしょうか?転職したい理由、新しい職場への希望条件は自分にしかわからないことです。周囲が受けるべきと思った内定でも、自分にとってはミスマッチかもしれません。
情報をきちんと整理できていない
希望する条件や志望する会社の情報は整理できているでしょうか?自分の希望する条件に照らし合わせて各社を比較しておかないと、安易に内定に飛びついてしまい、後悔する可能性があります。
真の転職成功は、「後悔しない転職」をすること
転職活動のゴール、つまり転職成功とは、「後悔のない転職先を決定する」ことです。
新しい仕事に求める条件は人それぞれですが、自分は満足のいく転職ができたと言える人は、自分の判断に後悔がないことは間違いないでしょう。「後悔の無い転職」のためには、以下の2つがポイントとなります。
転職に対する熱意
転職活動は精神的にも時間的にも大変な苦労を要します。
しかしそれでも自分が納得できるまで企業を研究したり、面接を受けたりする「熱意」が、後悔のない転職のためには不可欠です。「あれだけ自分は一生懸命取り組んだ」という気持ちが満足に繋がります。
自分との対峙
自分の希望と真摯に向き合い、正しい方向へ熱意を導くことが重要です。
実はやりがいではなく収入を求めているかもしれません。自分の本音での希望は何かを探り出すことで、後悔しない転職活動となるでしょう。
2)転職成功する人の多くに共通して見られる特徴と取り組み
ここからは、過去に転職成功した人の多くに共通してみられる特徴とその取り組みを紹介します。
実際の成功体験談は後述しますので、まずはこれらを転職成功するための有効な施策と見立てて、チェックしてみてください。
「譲れない条件」と「諦めてもよい条件」を明確にしている
転職成功する人の多くは、転職方針として、譲れない条件とあわせて妥協点を明確にしていることが多いです。
転職する際、多くの場合複数の「希望条件」がでてくるものです。
ですが、全ての希望条件を満たす転職先を見つけるのは困難です。
そこで、リストアップした希望条件に優先順位をつけることが重要なのです。
優先順位を決める際、「譲れない条件」と「諦めてもよい条件」の線引きもしておきましょう。条件を順序付けると以下のメリットがあります。
希望度の高い条件の選択肢を効率よく探すことができる
多くの選択肢がある中で、情報を整理することは必須です。必須条件を持っておくことで、求人を効率よく探すことができて、かつ時間の節約になります。
複数の転職先で迷った時の自分の基準となる
明確な軸で求人を比較検討できるので、イメージや周囲の意見に流されにくくなります。
優先順位の理由を文章化しておくと、志望動機の記載に使用できる
優先順位の理由はポジティブな表現で文章化しておくと、職歴書作成や面接で志望動機を説明する際に役立ちます。
例:「家から近い」→「家事や育児との両立を実現したいため」など
POINT|転職時の「優先順位」の定め方
転職の優先順位を持つことに難しさを感じる方は、まず転職の大方針(軸)を定めておくことをおすすめします。
転職の大方針(軸)は、以下の流れに沿って考えをまとめていくと良いでしょう。
- ①目指したい業界・企業・ポジション(働き方)を、ざっくりとイメージする
- ②その分野で、自分が出来ること、得意なことをイメージする
- ③その分野で求められること(知識やスキル)が何かをイメージする
- ④改めて、その分野であなたがやりたいこと、そして情熱を持ち続けられることをイメージする
- ⑤イメージの重なりの部分を、自身の転職の「軸」とする
それぞれのイメージは、上記図のように「CAN(できること)」「MUST(求められること)」「WILL(やりたいこと)」と表すことができます。
そしてこれらのイメージの重なる部分が、その人が長く活躍できる領域になり、あわせて転職の大方針として定めやすいのです。
つまり、転職方針としての優先順位立ては、3つ円の中心部分に近いものを選ぶのがおすすめです。
志望動機がより明確になるだけでなく、転職後に活躍できる職場を選びやすくなるはずです。
自分の「市場価値」を正確に理解する
年収や役職などについては、自分の熱意や希望に加え、「実力」も関係することとなります。
多くの転職先があるとはいえ、自分の希望が高すぎると選択肢を狭めることとなってしまいます。また逆に自分の実力を過小評価してしまうと、自分に見合っていない仕事を選んでしまう危険もあります。
そこで自分の「市場価値」について正確に理解することが重要です。
企業が市場価値のポイントとして見るのは、以下の2点であることが多いでしょう。
スキル・経験
今まで何人規模の部下を持ちマネジメントしたのか、どのようなプロジェクトに携わり結果はどうであったかなど、経験は市場価値のベースとなります。
資格
あれば安心というわけではありませんが、希望する業務に資格が必須とされている場合があります。資格を持った上で、その資格を使用した仕事の経験があればさらに良いでしょう。
基本的に経験と資格についてはどの市場でも価値あるものとされていますが、例えば年齢など市場次第で価値が左右されるものもあります。市場で求められているものを調査し、自分と照らし合わせることが重要です。
POINT|市場価値の確認方法
人材の「市場価値」とは、お金や株価のような「誰もが共通認識を持てる価値」ではなく、その市場(業界、または個別企業)で「この人はこれだけの活躍をしてくれる」という客観的な評価をもって導き出されるものです。
注意すべきは、現在のあなたの年収が市場価値になるとは限らないことです。
社内でのあなたに対する評価は、過去の行動や取組み、実績・功績などをもとに判断されているものです。
一方、市場価値は将来的にどれだけの活躍ができるのかを見据えた上で決まります。
自身の市場価値を確認する方法は、以下の2点があります。
- ①求人情報をもとに確認する
- ②転職エージェントに確認する
ひとつめの「①求人情報をもとに確認する」は、応募企業(また応募予定の企業)の求人情報の人材要件・想定年収をもとに、あなたの市場価値を推定することです。
もうひとつの「②転職エージェントに確認する」は、転職エージェントに登録して、担当となったエージェントに以下のような質問をします。
- この業界では、私の市場価値はどのくらいでしょうか。
- 現在の私の経歴と保有スキルを、高く評価してくれる業界や領域があるとしたらどのようなところでしょうか。また、その際はどのくらいの年収が望めそうでしょうか。
ただし、担当となるエージェントが確実にあなたの市場価値を見極められるかは、その担当者の力量やあなたへの理解度の深さも関わります。
誤った評価で転職活動自体が難航しないように、可能な限り複数の転職エージェントを利用してセカンドオピニオンを得られる体制にしておいてください。
転職活動は在職中に行う
在職中に転職活動をするのはご想像の通り、簡単にはいかないかもしれません。自己分析や面接など、在職中の転職活動であれば「時間」が最大のネックになると思われます。
しかし時間さえ捻出できるなら、転職活動は在職中にするのがおすすめです。在職中に転職活動をするメリットは以下の通りです。
金銭面の安定
転職活動は説明会や面接などの交通費により出費がかさむ場合があります。
また退職後だと貯金を切り崩す形となるため、金銭面の不安から判断を焦るかもしれません。在職中であれば収入源を確保したまま転職活動を続けることができます。
現職を続けるという選択肢
退職後に転職活動を始め「やはり現職の方が良い」と思っても、元の仕事に戻ることはできない場合はほとんどです。在職中であれば現職という選択肢を残すことができます。
ブランクなしでの転職
在職中である場合、新しい職までの期間を調整することができるため、ブランクなく転職できる可能性が高いです。企業によっては退職後のブランクを気にするところもあるため、ブランクはない方が望ましいです。
応募する先を1つに絞らない
求人応募の際に、転職者の行動パターンは大きく2つに分かれます。
ひとつ目は求人はひとつずつ応募するパターン。そして二つ目はいいなと思った求人を複数ピックアップいして、まとめて応募するパターンです。
どちらのパターンにすべきかはその人に委ねられますが、より転職成功しやすいのは後者のほうです。
その理由は、好条件の求人ほど応募者が集まりやすく選考通過率は低くなるため、ひとつずつの応募─選考のプロセスだと時間がかかりがちだからです。
参考:マイナビ転職「平均応募社数や選考通過・内定の確率はどれくらい?」の内容を元に、弊社にて図作成
書類審査の通過率は10~30%、採用面接の通過率は10~20%ほどといわれています(人気の職種・業種においては、通過率は更に低くなります)。
応募から内定まで進むのは、おおよその確率として4.5%。
もちろん必ずしも上の確率の通りになるということではありませんが、計算上では1社の内定を得るのに約22社の応募が必要になります。
とくに「なるべく早く転職を終わらせたい」という人は、複数応募形式で進めるべきでしょう。
また、複数応募はそのほかにも以下のメリットがあります。
面接の練習になる
一番志望度の高い転職先の面接を受ける前に、他の候補の面接を受けて面接に慣れておくのが良いでしょう。場数をこなし緊張に慣れ、質問のパターンを把握することで、面接のスキルを高めることができます。
精神の安定となる
もし一番志望度の高い転職先から内定をもらえなかった場合、また他の候補に1からエントリーするところから始めるのは、精神的に追い込まれる可能性があります。
複数の候補に応募しておくと、たとえ1社から内定をもらえなかったとしても「後面接は〇社残っている」というように、気持ちが少し楽になります。そもそも書類選考時点での通過率が25%とされているので、多めに応募を出しておいて損はないでしょう。
転職エージェントを複数活用している
転職活動では転職エージェントを利用することが必須です。転職エージェントに登録すれば、効率的に自分の条件に合った転職先を検索できます。
特に自力で見つけるのが困難なBtoBの優良企業とも出会える確率も高くなります。また転職エージェントが転職先と交渉することも可能なので、自分では聞きづらい条件を調整してもらえます。
転職エージェントを利用する際は複数のサイトに登録することがおすすめです。複数の転職エージェントを活用するメリットは以下の通りです。
転職エージェントごとの専門性を活用できる
転職エージェントごとで得意分野が異なるため、1つのみの登録だと偏った情報しか得られない可能性があります。複数登録することでそれぞれの専門性を活かしたサービスを利用できます。
複数のプロの意見を聞くことができる
転職エージェントの担当者に相談したい時、1社だけである場合担当者1人の意見しか聞けない場合が多数です。複数社に登録しておくと、困った時に多数の意見を集めることができます。
3)実際に転職を成功させた方の体験談
転職活動の方法論はなんとなく理解できていても、やはり具体的に成功体験をイメージすることはなかなか難しいと思います。
転職のゴールはキャリアアップだけではなく、働きやすさや自分のやりたいことを重視するなど、人によって様々です。他の人はどのような状況で、どんなふうに転職に成功したのか気になりますよね。
いくつかの転職活動成功例とその成功のカギについてご紹介します。
育休後、保育園事務へ転職成功!(ちっちさん/29歳女性)
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育休から復帰した一年前、私は仕事と育児に悪戦苦闘していました。
子供の体調があまり良くなかったので、付き添いのため会社を欠勤したり早退したりを繰り返さねばならず、
また、そんな私の状況を受け入れてくれる会社ではなかったため、転職を決めました。夫婦共働きで、家庭のこともありますので、転職活動は在職中に行いました。
面接では「子育てをする必要があるため、なるべく自由な働き方をしたい」という旨を正直に伝えていました。
企業によっては面接日を土日に合わせていただいたり、理解を示してくれる会社も多かったです。幸い機会に恵まれていたために、保育園の事務の仕事に就くことができました。
成功のカギ:希望条件を定めてしっかり伝えること
現職に対する不満をしっかりと分析し、自分の希望する条件を正直に転職先に提示したことが成功のカギとなった例です。
「こんなことを言ってしまうと内定がもらえないのでは」と不安になるかもしれませんが、転職活動を「成功」させるためにも自分の譲れない条件は正直に伝えるようにしましょう。
また夫婦共働きで育児にも追われているので、なかなか転職に踏み切れないと悩んでいる方もいるのではないでしょうか?今や共働きが主流となりつつあり、育児をしながら働く方もたくさんいます。
ちっちさんの例を見ると、自分にもできるかもしれないと勇気が湧きますね。まずは気軽に転職エージェントに相談してみるのがおすすめです。
かねてからの夢であった「広告業界」に転職成功!(かれいさん/25歳女性)
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新卒採用の時、「広告業界」を目指していたのですが、狭き門で面接は落ちるばかり。
結局諦めて別の業界で働いていました。しかし、働き始めてみると「やっぱり私は広告業界がいい!」という思いを断ち切ることができず、
再度チャレンジしてみることにしたのです。昔からの夢であるこの業界に携われるのなら、「正社員かどうかは気にしない!」と心に誓い、
広告業界の派遣社員募集を探し、広告会社のアシスタントとして転職に成功しました。
成功のカギ:条件の優先順位を明確にしたこと
転職活動では、時に「妥協すべき」かを検討することもあるでしょう。
しかし条件の優先順位を明確にできていなければ、妥協したことで後から後悔することになりかねません。
自分が本当に重要視している条件は何か、そのためなら妥協してもよい条件は何かということを明確にすることが重要です。
かれいさんのように、自分の本当にやりたいことのために転職する方も数多くいます。自分の優先順位が何なのかを考えた上で、転職活動をするならきっと後悔はないでしょう。
「女性専門」のエージェントを活用し、転職成功!(すずさん/35歳女性)
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大学院を卒業後、人材コンサルティング会社の営業をしていました。
はじめのうちはやる気を持って勤めていたものの、営業職ゆえの「競争」の雰囲気や、連日の残業に疑問を抱き、転職を決意しました。
転職活動は一人でやり切る自身が無かったので、「type女性の転職エージェント」を利用しました。
アドバイザーの方は同じ女性で相談がしやすく、女性向けの求人を多数紹介してくださりました。
内定後も入社日の設定や給与の交渉など、本当にお世話になりました。
成功のカギ:自分に合った転職エージェントの利用
転職活動において転職エージェントの利用は必須ですが、自分と転職エージェントとの相性を考慮することも必要です。
転職エージェントは自分の人生の大きな転機を相談する相手です。「この人は話しづらい」と思うようであれば、担当者を変更してもらう、もしくは他社の転職エージェントを利用することがおすすめです。
自分の目的に合った、信頼できるエージェントを選ぶようにしましょう。
すずさんのように、現職より条件の良い所で働くために転職する方も多いかと思われます。
この場合なかなか志望理由を言いづらいといった悩みがあるかもしれませんが、信頼できるエージェントに志望理由についても相談してみましょう。
自己分析を手伝ってもらうなど、もっとポジティブな理由を探し出す手助けをしてもらえます。
転職エージェントについて
転職活動の際には、多くの人が転職エージェントを利用しています。
その主な理由は、国内の少なくない企業がハローワークや転職サイトではなく転職エージェントのみに「非公開求人」を出しているからです。
ですが、私たちが転職エージェントを利用する際は「求人を紹介してくれる人」としてではなく、「転職活動全般を相談できる人」として活用したほうがより効果的でしょう。
上記図で表す通り、「求人紹介」は転職エージェントが提供するサービスの一部でしかありません。
それ以外のサービス、例えばキャリアプランのアドバイス(キャリア相談)、書類添削、面接対策などの選考通過のためのサポートも受けることによって、転職成功の確度を高めていけるはずです。
ただし、転職エージェントは国内多くのサービスがあり、またどの担当者が付くかによってもサポートの提供のされ方が変わります。
あなたに合った転職エージェント(または担当アドバイザー)を見つけるためにも、はじめに2~3つのサービスに登録して、利用のしやすさやコミュニケーションの取りやすさを比較しておくことをおすすめします。
参考:転職エージェントの担当キャリアアドバイザーとの相性の見極め方
- Point1 はじめに2~3つ複数の転職エージェントに登録しておく
- Point2 面談およびメール・電話のやり取りで相性とやりやすさを見極める
「良いキャリアアドバイザー」であるかどうかを判断する際は、「相談に親身に乗ってくれるか」「求人紹介の際に、その理由についてきちんと説明してくれるか」「求人紹介のペースが、自分に合っているか(急かされてる、また放置されていると感じずにいられるか)」といった観点で見ると良いでしょう。
- キャリア相談に、親身に乗ってくれるか
- 人を紹介する際に、「なぜおすすめなのか」についてきちんと納得できる説明をしてくれるか
- 求人紹介の量・その後の連絡ペースが、適切と感じられるか
ちなみに、国内最大手の人材紹介会社「リクルート」の調査結果によると、転職者の転職エージェントの利用者数は平均2.1社、そのうち転職を成功させた人の平均は4.2社となっています。
つまり、過去の転職成功者達は平均して4人以上のキャリアアドバイザーとやりとりをしていた、ということです。
担当のキャリアアドバイザーとは長い期間ともに活動することになりますので、活動におけるモチベーションを維持するうえでも、「自分にとって相性の良いキャリアアドバイザー」は、ぜひとも早いタイミングで見つけておきたいものです。
4)転職を成功に導く、おすすめ転職エージェント
さて、ここまで「転職成功の確度を高める為の活動の進め方・注意点」についてお話してきました。
続いては、その際に有効活用したいおすすめの転職エージェントをご紹介します。
現在、国内に転職エージェントは3万件近くあります。当然ながら、それら転職エージェントにはそれぞれ特徴があり、「どの転職エージェントも一緒」ということはありません。
そこで、今回のような「入社後に成功と思えるための転職活動」を力強く支援してくれるであろうおすすめの転職エージェントをパターン別にピックアップしました。
どれか一つのタイプではなく、複数のタイプが当てはまるという人もいるでしょう。
その場合は、それぞれのタイプでおすすめしているサービスを見て、自分にマッチしそうなサービスを2~3ピックアップしてみてください。
なるべく早く転職したい、積極的に求人提案を受けたい人はdoda・リクルートエージェント・ワークポート
「なるべく早く転職したい」、「積極的に求人提案を受けたい」という人はdoda、リクルートエージェント、そしてワークポートのサービス利用がおすすめです。
doda、リクルートエージェントは共に国内最大手の人材紹介会社として、豊富な求人と充実したサービス体制があり、「的確かつスピーディな対応」への評判が高く、職務経歴書などの書類添削や応募企業の情報収集、面接対策についても、これまでの実績に基づいた適切なサポートを行ってくれます。
ワークポートはIT・Web業界への転職支援に強い転職エージェントで、かつキャリアアドバイザーからの積極的な求人提案をしてもらえると評判です。ITエンジニアやWebディレクター・プロデューサーといった職種への転職を希望される方にマッチしやすいでしょう。
サービス名 | 特徴 |
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doda |
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リクルートエージェント |
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ワークポート |
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キャリアアドバイザーにじっくり相談してもらいたい人はマイナビエージェント・パソナキャリア・JACリクルートメント
転職エージェントでキャリア相談をしたい方、また今回の転職活動に不安を感じている方は、じっくり相談を聴いてもらえる転職エージェントがおすすめになるでしょう。
相談をどれだけ聞いてもらえるかは担当となるキャリアアドバイザーによっても変わってきますが、以下の転職エージェントは「話をよく聞いてもらえた」という評判が多いです。
マイナビエージェントは20代~30代前半の若手社会人向けの転職支援に強く、JACリクルートメントは年収600万円以上のリーダー・管理職層の転職支援に強いです。パソナキャリアは全年齢に満遍なく対応している転職エージェントです。
サービス名 | 特徴 |
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マイナビエージェント |
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パソナキャリア |
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JACリクルートメント |
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キャリアアップ転職を目指す人はリクルートダイレクトスカウト、ビズリーチ、パソナキャリアハイクラス
今回の転職で、「キャリアアップや年収アップを果たしたい」という方は、ハイクラス向けの転職サービスを利用すべきでしょう。
好待遇の求人はピンポイントのタイミングで募集されることが多く、その殆どが「非公開求人(転職サイト等一般の求人媒体には紹介されない求人)」か、それぞれの転職エージェントのみが持つ「独占求人」です。
よって、ハイクラス向けの転職エージェントは「中長期的に利用する」イメージで、かつ複数登録しておくのがおすすめです。
以下に紹介するのは、特にミドル世代向けの転職支援実績の豊富な、ハイクラス向けの転職エージェント(一部ヘッドハンターサービス)です。
サービスの特徴を見て、自分に合いそうと感じたものから登録を検討してみてください。
サービス名 | 特徴 |
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リクルートダイレクトスカウト |
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ビズリーチ |
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パソナキャリア ハイクラス |
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doda X |
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専門スキルを活かしたい人は、「特化型」の転職エージェント
ITエンジニアや管理業務、マスコミや介護など、これまで培った専門スキルを活かしての転職を検討している人は、「特化型」の転職エージェントがおすすめです。
特化型の転職エージェント利用いちばんのメリットは、担当となるキャリアアドバイザーがその分野の業界情報やトレンドに詳しいということです。
20代で一定の知識・経験を培いつつ今後もキャリアを積み上げる為にどのような知識やスキルの開発が必要かであったり、応募する企業でどのような知識・スキルが求められるかについて、具体的なアドバイスを貰いやすいでしょう。
各分野別のおすすめ特化型転職エージェント
タイプ | ITエンジニア | ITエンジニア | IT・Web業界 | リーダー・マネージャー | リーダー・マネージャー | リーダー・マネージャー | リーダー・マネージャー | 会計・経理・税務・財務 | マスコミ・メディア | アパレル・ファッション | 管理部門 | 外資・グローバル | 外資・グローバル | 製造系エンジニア | 介護・福祉 | 介護・福祉 |
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サービス名 | マイナビIT AGENT |
レバテックキャリア |
ワークポート |
doda X |
JACリクルートメント |
リクルートダイレクトスカウト |
ビズリーチ |
ジャスネットキャリア |
マスメディアン |
クリーデンス |
MS Agent |
エンワールド |
ロバート・ウォルターズ |
メイテックネクスト |
レバウェル介護 |
かいご畑 |
メリット |
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公開求人数 | 約2.1万件 | 約2.5万件 | 約11万件 | 約6.0万件 | 約2.1万件 | 約40万件 | 約14万件 | 約4,000件 | 約4,900件 | 約1,400件 | 約1.0万件 | 約900件 | 約1,900件 | 約1.6万件 | 約23万件 | 約9,000件 |
得意業界/職種 | IT・Web | IT・Web | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | 会計・経理・税務・財務 | マスコミ・メディア | アパレル・ファッション | 管理部門・士業 | 外資系 | 外資系 | 製造系エンジニア | 介護・福祉 | 介護・福祉 |
対象地域 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | 関東・関西・中部(東海) | 東京・大阪 | 関東・関西・東海 | ◎全都道府県 | 東京・愛知・大阪+海外 | 東京・愛知・大阪+海外 | 東京・名古屋・大阪・福岡 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | |
おすすめの人 |
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公式サイト |
表内の求人数は2024年11月時点のものです。
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まとめ 転職成功後の充実した未来のために
転職活動に成功するためには、多大な苦労を要します。
自分の希望に沿った転職先が見つからない、またあったとしても内定がもらえないなど、諦めたくなる時が何度もあると思います。
そんなときは転職成功後の充実した生活を思い描きましょう。
どんな生活を夢見て転職活動を決意しましたか?
その時の情熱を思い出し、転職のゴールを明確にしましょう。また転職エージェントに相談するなど、1人で抱え込まないことも大切です。
大変な苦労の分、きっと転職に成功した未来の自分は、あのとき頑張っていて良かったと思うはずです。