サーバーエンジニアに未経験から転職するには?仕事内容・将来性・転職成功のポイントまとめ
[最終更新日]2024/08/16
「サーバーエンジニアに転職したい」と考えている方は、きっと多いでしょう。
サーバーエンジニアは機器を直接触る仕事であり、ITエンジニアを代表する職種の1つです。一方で専門職ということもあり、未経験でも転職できるのか不安に感じる方もいるのではないでしょうか。
目次
1)未経験者が知っておきたい、サーバーエンジニアの全容
サーバーエンジニアは、企業で使われているサーバーの構築や運用・管理などに関わる仕事を担います。
各企業ではさまざまな種類のサーバーが利用されており、事業運営のためにサーバーエンジニアなくてはならない存在です。
サーバーエンジニアの仕事内容
サーバーエンジニアの仕事は、大きく「構築」と「運用・管理」の2つに分かれます。
構築を担当するサーバーエンジニア
構築を担当するサーバーエンジニアの仕事内容としては、以下が挙げられます。
- サーバーの構成を検討(通信速度、電源やストレージの容量、障害への対策など)
- サーバーの設置(配線やラックにセットする作業など)
- LANや電源ケーブルの配線(外付けのストレージがある場合も)
- OSのセットアップ・ネットワークの設定
- データベースソフトやアプリケーションソフトなど、必要な製品のインストールや設定
これらの業務は、SEやネットワークエンジニアなどと調整しながら進める必要があります。
また、近年ではサーバーにLinuxが採用されるケースも多くなりました。そのため、シェルプログラミングの技術も求められます。
運用・管理を担当するサーバーエンジニア
運用・管理を担当するサーバーエンジニアは、機器の監視と不具合対応が主な業務となります。
不具合が発生した場合は原因と影響範囲を調査し、早期に復旧させることが任務です。
職場はデータセンター内という場合も多く、定期的に修正プログラムの適用などをする場合もあります。
この場合は、できるだけ業務に支障が及ばないように作業工程の工夫が必要です。またセキュリティに関わる問題がないか、調査する仕事を任される場合もあります。
サーバーエンジニアの雇用形態や労働環境
サーバーエンジニアの雇用形態や労働環境は、どうなっているのでしょうか。その実態を、詳しく解説します。
雇用形態はさまざま
サーバーエンジニアの雇用形態は、さまざまです。正社員や契約社員として直接雇用されているケースも多いですが、派遣社員として働くケースもあります。なかにはIT企業の正社員でありながら、他社に常駐するケースもあります。
構築の場合は、作業が休日や深夜に及ぶ場合もある
構築の業務はプロジェクトの進捗状況や、顧客の都合に左右される部分があります。このため、作業が休日や深夜となるケースも少なくありません。
また、サーバーエンジニアは複数のプロジェクトを兼任する場合もあり、ときには遠隔地へ出張することもあります。
運用・管理の場合は、シフト勤務が多い
運用・管理を担当する場合は、シフト勤務を採用する職場が多くなります。土日や深夜でも仕事が入る可能性がある一方で、残業が少ないことが特徴です。工夫すれば、仕事もプライベートも充実できる仕事といえるでしょう。
2)サーバーエンジニアの平均年収・将来性
サーバーエンジニアの平均年収
dodaが2023年3月に公表した「ITエンジニアの職種別の平均年収」によると、サーバーエンジニアの平均年収は453万円となっています。
以下が、年代別の平均年収となります。
20代 | 30代 | 40代 | 50代以上 |
---|---|---|---|
383万円 | 516万円 | 604万円 | 732万円 |
参照:doda「ITエンジニアの職種別の平均年収」
「令和元年分民間給与実態統計調査」で、日本人の平均年収は436万円という結果が出ていますので、平均的な待遇と比べてやや恵まれているといえるでしょう。
サーバーエンジニアの需要・将来性
サーバーエンジニアの仕事は、なくなることはありません。世の中はクラウド化が進んでいますが、一方でクラウドに不向きなサーバーもあります。
加えてクラウド化などにより、サーバーの運用・管理業務は重要性を増しています。
また、システムのリプレイスも定期的に発生しますから、今後もサーバーエンジニアとして活躍する人は増えていくでしょう。
サーバーエンジニアになった後にネットワークや仮想化に関する知識を深めておくと、さらに価値のある人材に成長できます。
3)未経験からサーバーエンジニアへの転職に成功するための5つのポイント
未経験からサーバーエンジニアへの転職に成功するためにはいくつかのポイントがあります。ここでは以下の5点をとりあげ、それぞれについて詳しく解説します。
未経験からサーバーエンジニアへの転職に成功するための5つのポイント
サーバーエンジニアに求められる知識・スキルを知っておく
サーバーエンジニアの業務に求められる知識・スキルには、以下のようなものがあります。
サーバーエンジニアの業務に求められる知識・スキル
- #1 サーバーOSに関する知識
- #2 サーバー設計・運用スキル
- #3 セキュリティに関する知識
- #4 ヒューマンスキル(コミュニケーションスキルなど)
サーバーOSに関する知識
代表的なサーバーOSに、Windows Server、Linux、UNIXなどがあります。
サーバーエンジニアとして業務をするにあたっては、これらのOSに関する知識が必要です。
最終的にはいずれかのOSに関して精通していることがキャリアアップ・スキルアップに欠かせないものとなります。
具体的には、OSのインストールやパッチ適用、接続機器の管理、バックアップ設定などのスキルが求められます。
サーバー設計・運用スキル
未経験のサーバーエンジニアがすぐに設計分野を任されることはありませんが、3年後、5年後のキャリアを見据えた際に、サーバー設計スキルは不可欠なものになります。
サーバー負荷などを考慮したうえで、可用性を高める設計が行えるようにしておく必要があるからです。
また、顧客の需要を想定し、運用開始後も大きな変更が起こらない設計を心がけるのも重要です。
セキュリティに関する知識
運用開始後は、サーバー内のセキュリティに関してもサーバーエンジニアが担うことが多いです。
サーバー攻撃への対策はもちろん、万が一攻撃が発生した場合に被害を最小限に留めること、またいち早く復旧するためのスキルも求められます。
ヒューマンスキル(コミュニケーションスキル)
サーバーエンジニアは構築の過程でクライアントやネットワークエンジニア、システムエンジニアなど、様々な人とのコミュニケーションが発生します。
そのためクライアントやメンバーとのコミュニケーションスキルはもちろん、クライアントの要望を正確に汲み取り反映させていくためのスキルも必要となるでしょう。
資格を取得するなど、スキルを磨く
サーバーエンジニアは、スキルを磨き続ける姿勢も必要です。資格を取得することは、その1つにあげられます。未経験の人が資格を取得することは、転職活動において以下の点で有効です。
- 一定レベルの知識を保証する
- 資格を取得した努力が認められる
資格は、一定レベルの能力があることを客観的に証明するものです。このため、資格を取得することは、体系的な知識を得る手段として効率的な方法です。
また、資格の学習をすることでサーバーエンジニアに必要な知識・スキルを身につけられます。
サーバーエンジニア向けの主な資格には、以下があります。
資格名 | 概要 | 公式サイト |
---|---|---|
MCSA(Windows Server2016) | マイクロソフト社認定。業界シェアの高いサーバーOSであるWindows Serverを扱うスキルを証明できる。 | MCSA公式サイト |
LinuC | Windows Serverと並ぶOSであるLinuxを扱うスキルを証明できる。レベル1~3まであり、未経験は1の取得がおすすめ(レベル1は未経験者でも1ヵ月程度の勉強で取得が可能)。 | LinuC公式サイト |
AWS認定 | Amazonが提供するクラウドサーバー・AWSを扱うスキルを証明できる。難易度順に「基礎コース」「アソシエイト」「プロフェッショナル」に分かれている。クラウドサーバーは今後の需要も高く、取得にあたってのメリットも高い。 | AWS認定公式サイト |
Azure認定資格 | AWSと並んでシェアの高い、マイクロソフトの提供するクラウドサーバー資格。初級・中級・上級に分かれており、未経験者は初級の取得がおすすめ。 | Azure認定資格公式サイト |
また、近年では仮想化技術が広く使われるようになったため、仮想化についての理解も重宝されます。
サーバーエンジニアに関する技術は日々新しいものが出てきています。転職した後でも常に技術動向をチェックして、新しい技術を学び続ける姿勢が求められます。
応募先の仕事内容や募集要項をよく読み、仕事内容を把握する
応募先の仕事内容や募集要項をよく読むことは、大変重要です。なぜなら、企業ごとに仕事内容も異なれば、求める人材も異なるためです。
ここまで説明した通り、サーバーエンジニアには構築と運用・管理の仕事があります。従って、構築をしたいのに運用・管理の仕事に応募しても、思い通りの仕事にはつけません。
その逆も同じですから、サーバーエンジニアを募集する企業をよく知り、仕事内容を把握してから応募することが重要です。
また、サーバーエンジニアの勤務地は以下の2種類があり、企業により異なります。
- 自社のオフィスやデータセンターなどで勤務する
- 他社に常駐して勤務する
このうち他社に常駐して勤務する場合は、勤務先を事前に明示できません。募集要項には「東京23区内」などと書かれている場合が多いですから、1つの参考にしてください。
あわせて、勤務時間についても確認しておくことが重要です。少なくとも平日の日中勤務なのか、シフト勤務なのかという程度は確認しておきましょう。
応募企業を調査する際は、その他に以下の項目もチェックしておくと良いでしょう。
企業研究 見るべきポイント
チェック項目 | 確認ポイント | どこで確認するか |
---|---|---|
事業内容 | 自分自身の知識領域にあるか、また今後も興味・関心を持ち続けられる内容かを確認する | 企業HP |
主力商品・サービス | その商品・サービスの開発・運用を自身が携わることになる際に、どの範囲まで知っていて、どの範囲を知らないかを確認する | 企業HP、業界ニュース、四季報、業界地図、競合他社のHPなど |
強み・独自性 | 同業他社をいくつか確認し、「この会社ならではの特色・強み」がどこにあるかを見出す | |
企業理念 | 企業理念から、求められる人物像(主にスタンス面)をイメージし、自身との適合性を確認する | |
社風・雰囲気 | 歓迎される人物像や業務への取り組み姿勢をイメージする | インタビュー記事、口コミサイトなど |
求められる知識・スキル | 現在の自身の知識・スキルと照らし合わせて、過不足を確認する | 企業HP、求人票など |
また、企業研究は転職エージェントから情報収集するのも有効です。自身で確認していくことへの難しさを感じる人は、転職エージェントに相談してみると良いでしょう。
学習方法は独学の他にスクールに通う選択も
サーバーエンジニアに必要な知識・スキルの習得にあたっては、書籍やWebサービスによる独学の他にも「スクールの活用」があります。
学習にあたって費用は発生しますが、以下のようなメリットもあります。
- 実務経験者である講師に直接質問ができる
- 自身で無理のないカリキュラムを選択し学習ができる
- 履修後に就職支援を行ってくれるスクールもある
比較的短期間で必要な知識やスキルを身につけられるほか、分からない範囲があってもすぐに講師からフィードバック・フォローがもらえるため、挫折せず取り組むことにも繋がるでしょう。
代表的なスクールについては、以下記事をご参照ください。
サーバーエンジニアへの転職支援に強い転職エージェントを活用する
未経験からサーバーエンジニアに転職するためには、転職エージェントを活用することがおすすめです。転職エージェントを活用することには、以下のメリットがあります。
- 応募の代行をしてくれる
- 面接に関するフィードバックや、応募に関するアドバイスが受けられる
- 個々の事情にあわせた企業を紹介してもらえる
- 非公開求人に応募できる
上記にあげるメリットは、最短の時間でよい企業に就職するためのポイントでもあります。
また、応募などの事務作業に関する手間が省けるため、あなたは志望動機や面接対策に集中できます。
加えて、面接についてのフィードバックを受けることで、自分では気づきにくい改善点も知れます。
とくに「なるべく早く転職したい」と急ぎの転職活動になる人は、転職エージェントが強い味方となってくれるでしょう。
そのほか、転職エージェントは非公開求人に応募できることも大きな魅力です。非公開求人を紹介してもらえることで、応募できる企業の選択肢が多くなります。このため、あなたにマッチした企業に就職することが可能です。
次の章では、未経験からサーバーエンジニアを目指す際におすすめの転職エージェントをご紹介します。
4)未経験からサーバーエンジニアへの転職におすすめのエージェント
マイナビIT AGENT
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ITエンジニアの専門エージェントといえばココ!サーバーエンジニア求人も豊富です。
マイナビIT AGENTは人材紹介会社の大手マイナビが運営する「IT/Webエンジニア専用」の転職支援をするエージェントです。
マイナビIT AGENTの大きな特徴は、エンジニア向け求人数の豊富さ、そしてシステム会社から事業会社まで幅広い業界の求人に対応している点が挙げられます。
マイナビIT AGENTの所属アドバイザーは、全員がIT・Web業界に精通したプロフェッショナルです。
幅広い職種に対応している総合型転職エージェントとは異なり、エンジニアの転職事情を十分に理解しているため、転職者一人ひとりに適した開発環境や企業へのアプローチ方法についてアドバイスしてもらえます。
サーバーエンジニア求人に対しても、転職者のこれまでの経験や強みに合わせての企業紹介をしてくれるでしょう。
マイナビIT AGENTの特徴
マイナビIT AGENTの特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 東京(2か所)、神奈川、北海道、宮城、愛知、大阪、京都、兵庫、福岡 |
サーバーエンジニアの求人数 | 約2,200件(2024年8月現在) |
リクルートエージェント
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サーバーエンジニアの求人数は国内トップ!「未経験可」求人も多いです。
リクルートエージェントは国内No.1の求人数と転職支援実績を誇る転職エージェントです。
サーバーエンジニアに関しての求人は約1.5万件あり、国内転職サービス内でトップの豊富さです(2024年8月現在)。
リクルートエージェントの強みは全業種・職種に対して豊富な求人数を持つこと、そして長年の実績で培われたノウハウ・転職支援ツールの充実さにあります。
とくに、志望企業の特徴・評判といった分析から選考のポイントまでをまとめた「エージェントレポート」は有効活用すべきでしょう。
前述のとおり、サーバーエンジニアの転職において企業研究は非常に大切です。レポート情報はあなたの活動に大いに役立つはずです。
リクルートエージェントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 北海道、宮城、福島、東京、埼玉、千葉、栃木、群馬、神奈川、新潟、静岡、石川、岐阜、滋賀、愛知、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、加賀、愛媛、福岡、長崎、熊本、鹿児島、沖縄 |
サーバーエンジニアの求人数 | 約1.5万件(2024年8月現在) |
レバテックキャリア
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「エンジニアリングに詳しい担当からサポートを受けたい」人はレバテックキャリアがおすすめです。
レバテックキャリアは「エンジニア実務経験者」のサポートに特化した転職エージェントサービスです。
保有求人数もIT・Web業界特化型サービスの中ではトップクラスで、かつエンジニアの専門知識を持つキャリアアドバイザーからサポートを受けられます。
大手転職サービスであるリクルートやマイナビには及ばないものの、レバテックキャリアは「AI」、「機械学習」、「クラウドエンジニア」、「ビッグデータ」、「FinTech」などのトレンド技術を扱う求人を多く抱えており、エンジニアとしてキャリア開拓を目指す人にフィットしやすいのです。
サーバーエンジニアのその先のキャリアを見据えての転職活動をする人は、レバテックキャリアの求人がフィットしやすいでしょう。
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 東京、神奈川、大阪、福岡 |
サーバーエンジニアの求人数 | 約1,100件(2024年8月現在) |
ワークポート
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「未経験でも、積極的に支援してほしい!」という人におすすめのエージェントです。
ワークポート(WORKPORT)は「業界・職種未経験者」のサポートに優れており、なかでもIT・Web業界の支援に強い転職エージェントです。
また、ワークポートに登録した際に担当となってくれる転職コンシェルジュ(アドバイザー)は、積極的な求人提案をしてくれることでも知られています。
ワークポートは「未経験職種」へのサポートが手厚いことでも知られています。
そのため、今の職種から新たにサーバーエンジニアへのジョブチェンジを検討している人は、ワークポートのサービスがフィットしやすいでしょう。若干の経験不足があった際も、「チャレンジしましょう」と後押ししてくれる可能性が高いです。
ワークポートの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 北海道、宮城、福島、東京、埼玉、千葉、栃木、群馬、神奈川、新潟、静岡、石川、岐阜、滋賀、愛知、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、加賀、愛媛、福岡、長崎、熊本、鹿児島、沖縄 |
サーバーエンジニアの求人数 | 約4,100件(2024年8月現在) |
4)【体験談】最初の転職で、サーバーエンジニアに転身!
私の最初の転職は、まさに「サーバーエンジニアを目指しての転職」でした。
在職しながらの転職活動でしたが、無事に希望をかなえられました。ここでは私が実際に行ったことと、転職をかなえるために行うべきことを説明します。
転職活動に行ったこと
転職活動を行っていた当時は在職中であり、なかなかまとまった時間を取れませんでした。そのため、複数の転職サイトに登録しつつ、転職エージェントの活用も行っていました。
特に、転職エージェントはとても便利でした。現職の業務を終えた夜間でも先方のキャリアアドバイザーが転職の相談に応じてくれて、大変心強かったです。
また、キャリアアドバイザーからは、面接時に自己PRする際のポイントや、実際に面接した企業からのフィードバックも頂けましたので、自分自身では気づかない改善点を知る機会にもなりました。
もちろん、転職エージェントに頼りっきりではなく、私自身も履歴書や職務経歴書などの作成にしっかりと時間をかけて取り組みました。とくに職務経歴書は、これまで培ったスキルや実務経験について、なるべく自分の持ち味が出せるように工夫しました。
その後、サーバーエンジニアを募集している数社に応募して、そのうちの一社から見事内定をいただきました。
目指していた職種でしたので、嬉しかったですね。
サーバーエンジニアへの転職に向けて、行うべきことは?
さて、私の実体験を踏まえ、「サーバーエンジニアへの転職」に向けてまず行うべきことは、「自己PRをきちんと用意する」──つまり、あなたのアピールポイントを整理してまとめておくことです。
なぜなら、サーバーエンジニアの募集は通常人員1~2名で行われますので、自然と他の転職者からの応募が集まると競争率が高まりがちです。
そのようななか、企業があなたのことを「ぜひ入社して頂きたい」と思ってもらえるよう、職務経歴書や面接時に必須となる「自己PR」を洗練しておく必要があるのです。
その際に「自分ひとりではなかなか難しい(時間がない)」という人は、転職エージェントのキャリアアドバイザーのアドバイスを受けると良いでしょう。実際、私も利用しましたがとても参考になりました。
サーバーエンジニアへの転職に向けて、行うべきこと
- サーバーサイドエンジニアの適性に合う、「自己PR」を用意して、洗練しておくこと
- 職務経歴書をしっかり、応募企業ごとに丁寧に書くこと
- キャリアアドバイザー(転職エージェント)のアドバイスを受けること
上記にある通り、「サーバーエンジニアになる!」という熱意を持ち続けることも大変重要です。
最近は、私の周りで転職途中に「やっぱり現職のままでいい」であったり「今の職場の上司から引き留められて…」といって転職を断念した人が何人かいます。
ですが、ここでサーバーエンジニアへの転職が決まれば、そこからまた新しいキャリアが始まるのです。今まで得られなかったような知識・経験が多く入ってくることでしょう。
いっときの心苦しさに判断を奪われずに、中長期的な視点を持ち、更にはサーバーエンジニアになりたいというあなたの気持ちを大切にしつつ、転職活動に臨まれると良いでしょう。
まとめ)準備を万全に行い、未経験からサーバーエンジニアへの転職をかなえよう
未経験からサーバーエンジニアへの転職は、簡単な道のりではありません。しかし必要な努力を行っていれば、希望をかなえることも可能です。
そのためには転職活動そのものはもちろん、サーバーエンジニアとして働くための能力を身につけておくことも必要です。機器が好きである、スキルを磨く、プログラミングができるということは、最低限求められます。もっともこれらは、あなたの努力しだいで十分に実現可能です。
スキルを身につけた上でサーバーエンジニアへ応募すると、内定への確率が高まります。あなたの良さを十分に押し出し、転職を実現させましょう。必要に応じて転職エージェントを活用することも、転職を実現する近道となります。