【PR業界転職体験談】仕事一筋だった私が「ネタもと」と出会い、人生が180度変わった話
転職前
- 職業
- 不動産
- 職種
- 事務職
- 従業員規模
- 約500名
- 年収
- 非公開
転職後
- 職業
- PR支援会社
- 職種
- 事務
- 従業員規模
- 約50名
- 年収
- 非公開
目次
こうたさんの転職ストーリー
1これまでの私
父の背中から学んだ仕事への価値観
私の仕事人としてのマインドは、小学校5年生の時に独立し、土日関係なく仕事に明け暮れていた父親の背中を見て醸成されたのかもしれません。
父と母と兄の4人家族で、母も父の仕事を手伝い、内職もして家計を支えていました。
兄も私もたくさんの習い事をさせてもらいました。小学校4年生までは水泳、そろばん、習字、YMCAの野外活動、小学校5年生からはサッカーです。
両親は私たち子どもが少しでも良い経験ができるようにと、きっとそれを一番大事にしながら、働いていたんだと思います。
その後、母は63歳で、父は72歳で亡くなりました。
身内だけでなく、周囲の人たちに損得なく働きかける人たちでした。葬儀には200名以上の参列者にお越しいただきました。
現在は私も2人の子どもに恵まれ、4人家族で暮らしています。子育てをする中で、両親の価値観や考え方の影響を強く感じます。
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2転職のきっかけ
上司に恵まれ築いたキャリアの土台
私のこれまでの職歴の話をします。
新卒で入社したマンションの投資販売会社で5年ほど営業を経験し、それから財務経理部にキャリアチェンジして、以来20年間バックオフィスとして働いています。
前職、前々職と、直属の上司に恵まれました。
宅建士、マンション管理士、マンション管理業務主任者、損害保険特級、簿記2級の資格取得をサポートしてくれたのです。そのほか業務に必要な知識やスキルも多く得ることができ、現在の私のキャリアの土台はこの期間に形成できたと思います。
参考:こうたさんが取得した資格
資格 | 特徴・メリット |
---|---|
宅建士 | 特徴:不動産取引に必要な国家資格。不動産業界では必須であり、土地・建物の取引において重要な役割を担う。 メリット:不動産取引における信頼性向上、不動産業界での就職・転職に有利、業務範囲の拡大とキャリアアップ |
マンション管理士 | 特徴:マンションの管理・運営に関する専門知識を持つ国家資格。管理組合やマンションの住民に対するアドバイスやサポートを行う。 メリット:マンション管理における専門家としての信頼性、マンション管理業務の品質向上、マンション住民の安心・安全の向上 |
マンション管理業務主任者 | 特徴:マンション管理業務を行うために必要な国家資格。マンション管理士と連携し、実務を担当する。 メリット:マンション管理会社での就職・転職に有利、マンション管理業務の責任者としての役割、マンション管理士との連携で効率的な業務運営 |
損害保険特級 | 特徴:損害保険に関する高度な知識と技術を証明する資格。保険業界での高い評価を得ることができる。 メリット:保険業界でのキャリアアップに有利、高度なリスクマネジメント能力の証明、顧客に対する信頼性の向上 |
簿記2級 | 特徴:商業簿記と工業簿記の基礎知識を持つ資格。経理や財務の分野で広く認知されている。 メリット:経理・財務の実務能力向上、企業の財務状況の把握と分析が可能、経理・財務部門での就職・転職に有利 |
「何があっても命までは取られない。一生懸命頑張っている姿を、神様は必ず見てくれている」
今でも大切にしている、1社目の上司がくれた言葉です。
転職する際も上司は自身の考えを肯定してくれ、「お前は間違ってないから、自信を持って進んでいきなさい。今まで本当に有難う、お疲れ様!」と言ってくれました。
2社目の会社では、毎日休むことなく働きました。
財務経理での採用でしたが、入社初日に総務人事部の責任者が1か月後に退職するため、私に引き継ぎの打診がありました。
1年間は財務経理と総務人事の二足の草鞋を履き、その後、総務人事部の管理職として正式に配属され、採用や労務の業務を管掌しました。
営業部は水曜日が定休日で土日は営業していました。そのため、土日もひっきりなしに問い合わせや依頼があり、毎週月曜日の幹部早朝会議の資料を日曜日に準備していました。
大変な状況でしたが、会社の人達に必要とされ、頼りにされていることが、何よりも仕事のやりがいでした。また、私を理解してくれる周りの仲間にも恵まれていました。
さらに、上場プロジェクトメンバーとして東証マザースと東証一部での上場を果たし、貴重な経験を積むことができました。
そんな折、すでに退職されていたお世話になった上司の方からお誘いをいただいたことが転職のきっかけになります。
前職で共に上場プロジェクトを進めていた専務取締役と事業部長から、「東京で上場を目指す会社があるから一緒にやらないか」と誘われました。
当時は独身でしたので、京都から東京へ行くこと自体に抵抗はありませんでした。
また、私の後任となる人材も育成できていたことが、転職の決心を後押しした大きな要因でした。
これまで2回の上場経験は、私にとって大きな達成感を与えてくれるものでした。もう一度、それを味わいたいという気持ちもありました。
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3転職活動中
東京での再出発とPR業界との邂逅
今回の転職はお世話になった方からのお誘いでしたので、なにか特別な転職活動をおこなったわけではありません。
休日に東京へ行き、現在の会社の事務所を見学し、その後食事会にも参加しました。新幹線の終電まで昔話や今後のビジョンなどを熱く語り合い、とてもワクワクしたことを今でも覚えています。
私が3社目の転職を決心した会社は、PR業務を主事業とする「株式会社ネタもと」です。
株式会社ネタもと
結果として、この1年後に経営方針が転換し、上場プロジェクトは一旦見送りとなりましたが、PR業界内で力強く成長と発展を続ける会社の活動に、常に刺激を受けながら働くことができました。
4転職後
仕事観を変えたネタもととの出会い
転職して1年後、代表が上場を目指すことをやめると決めた際に、本来なら私は役目を終えて退職という流れではありました。
しかし、代表は私に、「君は管理部の責任者として残って欲しい」と言ってくれました。
ネタもとは、上場しなくても魅力的なサービスであり、社会的意義も高いと感じていました。伸びしろのあるPR業界で、ネタもとと共に成長したいと思いました。
さらに、ネタもとは新卒の若い社員が多く、非常に活気のある会社でした。そこで働けることを嬉しく思いました。
ある日、たまたま仕事が立て込んで休日出勤したことがありました。 ちょうどその時に代表が用事で会社に来られ、私がいることを確認した際にこう言われたのです。
「休日まで仕事はしなくていい!平日にしっかりと仕事をしてもらって、休日はプライベートをしっかり充実させるために使うように!」
今まで仕事ばかりに生きがいを感じていた私に、代表は「オフの時間の大切さ」や「私生活を充実させることが良い仕事に繋がる」ことを教えてくれたのです。
この後、私は47歳で結婚しました。
現在は2歳と1歳の子どもに恵まれています。
働き方も変わり、平日は効率よく仕事をし、休日は家族との時間を大切にしています。
前々職や前職の仲間からも「ネタもとに入って良かったね」と言ってもらえます。代表とネタもととの出会いは、私の人生を良い方向に大きく変えました。
もっと早くネタもとに出会いたかったとも思いましたが、今までの仕事人生やこのタイミングだったからこそ、現在の結果があると思えています。
今までの人生も含めて、本当に良い出会いであったと思います。
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5その後、どうなったか。
人との繋がりを大切に、更なる成長へ
今回の転職で3社目になりますが、それぞれの会社で一生懸命働いてきた経験が、今の仕事に活かされていると感じています。
真摯に働く姿勢は神様だけではなく、周りの方々も必ず見てくれていて、それが信頼となり、何かあった場合に手を差し伸べてくれます。
当然、そこには成果も伴わないといけません。
ですが、仕事の成果とは1人で実現されるものではなく、共に協力し合える仲間があってこそです。
また、転職時の「辞め方」も非常に重要だと思っています。
私は前々職も前職も10年以上お世話になりましたが、どちらの会社も社長や周りの方々から理解をいただいた上で辞めることができました。
後任への引継ぎや取引先への挨拶などもしっかり済ませることができましたし、それぞれの会社で最後までしっかりやり切れたと思えるだけのことができました。 だからこそ辞めてからも何かあれば相談できたり、食事にも行けたりと繋がりを持ち続けることができております。
現在の会社でもそうですが、人脈は本当に大切ですし、人脈を形成するためには、損得関係なく動くことも非常に大切なことだと思います。
今後は、ネタもとを成長・発展させるために、自身の経営視座を上げるために、更なる人脈形成をしていきたいと思っています。
現職の代表のビジネスにおける大志である「自分がいなくてもネタもとが成長し続ける状態」を、早期に実現させたいです。
そのためには代表に安心して任せていただける状況を早く作る必要があり、私自身も更なるレベルアップが必要です。
代表は大学生で起業しており、現在まで40年以上の経営の実績があります。経験値や実績ではとても追いつくことができないレベルになりますが、経営の考え方、戦略、戦術についてできる限り吸収をしていくつもりです。
ネタもとは、「すべての人にPRを!」というミッションのもと、企業や団体が自走できる広報体制を構築するためのサポートを行うPR支援会社です。
日本のPR市場規模はアメリカに比べて非常に小さく、これからまだまだ伸びる市場です。
だからこそネタもとは国内のPR市場規模を大きくするリーディングカンパニーを目指すべきだと思っています。アメリカのようにPR業界を盛り上げることにより、まだまだ知られていない素晴らしい企業、商品、サービスを日本だけでなく、世界にも広げていくことができるはずです。
ネタもとが全てのステークホルダーを幸せにするハイクオリティカンパニーになるために、私が先頭に立って組織を引っ張っていけるように全力を尽くしていこうと思っています。