介護士の仕事一本。結婚に向けての「年収アップ」転職。|私の転職体験談
転職前
- 職業
- 介護福祉士
- 職種
- 福祉・介護
- 従業員規模
- 20人
- 年収
- 250万円
転職後
- 職業
- 介護福祉士
- 職種
- 福祉・介護
- 従業員規模
- 50人
- 年収
- 400万円
目次
ゆーたんさんの転職ストーリー
1これまでの私
多忙を極める介護の現場。
私は今から約一年前に転職をしました。
その時の話をさせていただきます。
当時私はデイサービスセンターで介護士をしていました。
仕事は極めて多忙で、毎日の仕事で精いっぱい、家に帰っても何も自分のことができない、という状態でした。
その労力に見合うだけの報酬が貰えていれば良かったんですが、給与面でも不満がありました。
(今の給料だと、結婚は無理だな…)と思っていました。
付き合っている恋人がいたんですが、デートに行っても気前よく奢ってあげることもできないんです。歯がゆさを感じることが多かったです。
家族構成は両親と姉の4人家族。
姉は結婚して家を出ていたので、両親と3人で暮らしていました。
- 母
-
「そろそろ〇〇ちゃん(彼女の名前です)と結婚したら」
- 私
-
「今は貯金も少ないから、結婚するとしたら転職してからだね」
そんな会話は日常茶飯事でした。
しかし毎日の業務で自分の時間なんて持てず、仕事へのやりがいも将来の展望も何も見いだせない状況でした。
数少ないストレス発散といえば、同僚と飲んだり彼女と過ごす時間くらいでした。
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2転職のきっかけ
収入を上げたい。でも、介護の仕事は続けたい。
当時は介護士になって8年が経った頃。
そろそろ恋人との結婚も本気で考えようということで、転職を決意しました。
世間での介護職へのイメージは「大変そう・給料が安そう」と言ったものだと思いますが、全くもってその通りです。
結婚してもお金が無いんでは家族も養っていけませんので、やはり今の職場で働き続けるのは難しそうでした。
転職活動はタイミングが肝心!そう思っていたので、上司には転職の意志を伝えつつ、転職先が決まるまでは働きながらの転職活動となりました。
そうは言っても私は介護の仕事が好きでしたので、もし給与の面さえクリアできるならば、また介護士として働きたいと考えていました。
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3転職活動中
介護職で、今よりも給与条件の良いところに転職したい。
「福祉人材バンク」に登録しましたが、なかなか良い条件は見つけられず。
そこで介護専門の転職エージェントの方に相談し、一緒に仕事を探してもらうことにしましたが、そこでも結果は同じ。
- 私
-
(介護の仕事からジョブチェンジした方が良いのかもしれない…)
気持ちが沈みかけていた頃に、転職エージェント経由で運よくいくつかの求人が舞い込んできたのです。
私は早速、その現場に足を運びました。
どこもそうだとは思いますが、介護の現場は特に、職場の雰囲気は重要ですので。
いただいた求人のすべてに足を運び、「ここだ!」と思える一つに絞りました。
職場見学は、就活生の頃に戻ったみたいで、結構楽しかったですね。
その会社は職場の雰囲気も良さそうでしたし、何より報酬面での条件を満たしているのが決め手でした。ざっと、その時の年収より100万円ほどアップする見込みでした。
面接の際にも担当の方が、
- 面接官
-
「ぜひうちで働いていただきたいです」
とおっしゃってくれました。
内定をいただき、現職の上司に退職の旨を伝えましたが、
- 上司
-
「今ちょっと人手が足りなくてさ…もう少し延期してもらえないかな」
と持ちかけられました。
介護職が人手不足な状況は私自身も十分に承知していましたので、「1ヵ月だけなら」という条件で働き続けました。
無事に前職での引き継ぎも済み、晴れて某介護老人保健施設への転職を果たしました。
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4転職後
新しい職場でも、変わらずの人手不足。
新しい職場でも、人手が足りず一人ひとりの仕事量が多いことに変わりはありませんでした。
ただ前職と違うことは、仕事の効率化が徹底されていることです。
きちんと状況判断をしてくれる上司がいるので、滞りなく業務が進められるのです。
ただ体力面はどうしてもキツかったですね。
私も40代になり、若い頃のようには動けません。
入社から半年くらいは、常にいっぱいいっぱいの状態でした。
転職から一年が経ち、大まかな作業はそつなくこなせるようにはなりましたが、なかなか時間が取れないため、細かな作業まではまだ教わっていません。
ただ、前職での経験も役に立ち、上司から感心されることもしばしばあります。
業務の上で忘れられない出来事は、入社してすぐに利用者様を看取ったことです。
介護の現場では、こうした別れも必ず経験しなければいけません。
5その後、どうなったか。
介護の仕事は、毎日が学びや気づきの連続。
介護の仕事は毎日が学びや気づきの連続です。
一番の学びは「利用者様との人間関係」です。
正直、扱いづらい利用者様もいますが、いろんな方と仲良くしておくと、困った時などに利用者様に助けてもらうこともたくさんあるのです。
たとえば以前、どうしても入浴を拒否される利用者様が居り、手を焼いていた時がありました。
その時、普段から親しくしているある利用者様が
- 利用者様
-
「ほら、お兄ちゃん(私)がお風呂に誘ってるから、行ってあげなよ」
と、その方に声をかけてくださり、無事に入浴をしてもらえたというエピソードもあります。
入浴拒否されていた方は普段あまり笑顔を見せてくれないんですが、その出来事があって以来、とても素敵な笑顔を見せてくれるようになりました。
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また、介護は過度になりすぎても決して相手のためにはならないことも学びました。
自力で食事ができる方に対しても過度な食事介助を行ってしまうと、その方の自立性を損ねてしまうことにも繋がりかねないからです。
本当に、毎日が勉強です。
◇ ◇ ◇
これから介護の現場に求められるのは、介護職に対する良いイメージを、世間の人に発信していくことだと考えています。
介護士は現在も人手不足の状況です。それはひとえに、介護職に対する「大変そう」といったイメージが拭えないことも一因だと思います。
たしかに仕事は大変です。しかし、その分やりがいや楽しさは必ずあります。
それをもっともっと多くの人に伝えていきたいです。
私自身も、チャレンジしたいことはたくさんあります。
そのために介護関係の資格を複数取って、仕事の幅を広げたいです。
今回の転職活動は大成功だったと思っています。
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