「本当に転職してよいのか?」と悩み続けて。シングルマザーの旅行代理店勤務【私の転職体験談】
転職前
- 職業
- 旅行代理店
- 職種
- インバウンドの手配業務
- 従業員規模
- 50人
- 年収
- 250万円
転職後
- 職業
- 外資系ランドオペレーション
- 職種
- コーディネイト業務
- 従業員規模
- 50名
- 年収
- 270万円
目次
カナコさんの転職ストーリー
1これまでの私
「職を失うイコール路頭に迷う」という想いに駆り立てられて。
2年前の転職前の当時、私は離婚したての、シングルマザーでした。
生計を立てるために、必死で会社の言うがままに働いていました。
──と言うと、ちょっと表現が良くないかもしれませんね。
ですが、「職を失うイコール路頭に迷う」でしたので、やはり緊張感が常にありました。
その分、仕事はしっかりっこなしました。
またシングルマザーだからと思われたくなく、業務量も相当こなしました。
そういうところを評価されたのか、責任ある仕事をどんどん任されていって、そして残業も多くなっていました。
仕事内容は旅行代理店のインバウンド手配業務です。
夕方に仕事を抜け出して子どもを迎えにいき、また、会社に戻る。もしくは、家に持ち帰る。──というような生活をしていました。
ただ、職場での同僚や、上司にはとても恵まれていました。
人間関係のストレスがなかったのは、(今思うと)とてもありがたかったです。
子どもは父親(別れた旦那)とも過ごすことも多く、比較的一人の時間もありました。
そして、新たなパートナーとも出会いました。
旅行代理店のインバウンド業務の主な仕事内容
仕事内容 | 説明 |
---|---|
旅行プランの作成 | 海外からの旅行者向けに、カスタマイズされた旅行プランを作成。 |
宿泊手配 | ホテルや旅館などの宿泊施設の予約管理。 |
交通手配 | 空港送迎、国内移動のための交通手段の手配。 |
アクティビティ予約 | 観光地のチケット予約や特別な体験アクティビティの手配。 |
多言語対応 | 多言語でのコミュニケーション能力を活かし、客のニーズに対応。 |
緊急対応 | 旅行中のトラブルや緊急事態に迅速に対応。 |
2転職のきっかけ
順風満帆と思っていた職場に、変化が訪れて──。
当時の職場は、私より若い子は入れ替わり立ち代りで、「辞めては新しい子たちが入ってくる」という状況でした。
ですが、結婚している方や私と同じような境遇の方は長く勤めていました。
先につたえたとおり、職場内の雰囲気はいい方で、小さな会社な分、子どもの都合などで融通もききます。
- 私
-
(この会社で、ずっと勤められたら良いな…)
と思っていました。
そんな中、会社に大打撃となる、大口顧客が離れて行く事態が起きたのです。
その影響で、社内の業務は一気に減りました。
その影響で、当然給料も大きく減ってしまいました。
- 私
-
(この先、やっていけるんだろうか…)
そんな不安を感じる日が増えました。
そんなこんなで、周りの友人に「もしかしたら仕事を変えるかもしれない」ということを言っていたら、ある友人から紹介されたのが今の会社(外資系旅行代理店の会社)でした。
同じ業界であること、大きな会社なので、安定していると思い、思い切って転職することに決めました。
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3転職活動中
「本当に転職してよいのか?」と悩み続けて。
転職を考え始めた当初は、たまに求人情報を見る程度でした。
私にとってありがたかったのは、友人が仕事を紹介してくれたことです。
同じ業界だと、誰かが辞めて、人を探しているという話がちらほら聞こえてくるものです。
ましてや私の場合、もともとの話の発端は友人の友人からだったのです。
こうやって人の繋がりで転職活動がスムーズに行えたのは、なによりの幸運でした。
とはいえ、全く悩まなかったわけではありません。
新しい会社のことは良く分からないですし、養うべき子どもも居ます。
- 私
-
(今の安定している生活を捨ててまで、果たして転職していいのだろうか…)
そう自問する日が続きました。
ですが、年齢も年齢でしたし、(転職できるのは、これが最後かもしれない)という気持ちもあり、「新しい環境で成長しよう」と思いを決めました。
友人から紹介された職場は、外資系のランドオペレータ(旅行会社の依頼を受け、旅行先のホテルやレストラン、ガイドやバス・鉄道などの手配・予約を専門に行う会社)です。
大分、悩みました。
今でも、この選択が良かったのか考えることがあります。
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4転職後
外資系のランドオペレータの仕事。最初の2年間は契約社員。
新しい職場も、人間関係には恵まれました。皆良い人たちで、慣れない私のことを面倒見てくれました。
一方で、これは「大企業ならでは」といったところでしょうが、人数が多く組織的なのでなにをするにも時間がかかることにストレスに感じることも多々ありました。
例えば、ちょっと用事で会社を出るのにも届けを出さなければいけなかったり、休みも他の大勢の社員との兼ね合いもあり、中々とれないこともあります。
その反面、労働時間は厳しく管理され、残業は殆どなくなりました。
仕事を覚えることは多いですが、同僚の数も多い為、仕事量も前に比べ減ったように思います。
それと、新しい職場で新しく覚えたことがとても新鮮で、「新たに自分が成長できている」ことを感じられました。
転職して始めの2年は契約社員です。
その後は更新もしくは正社員雇用という流れになると聞いています。
心配なことは、2年経ったときにこのまま契約が無事更新されるのかです。
──でも、悩んでいても始まらないので今は精一杯頑張ろうと、業務に取り組んでいます。
5その後、どうなったか。
新しいことをはじめると、チャンスや自信もついてくる
沢山の人数が働く職場では、人それぞれ考え、仕事に対する思いが違います。
そのなかでスムーズに仕事をこなす為には、「他人と適度な距離を保ちつつ、冷静に対応すること」──転職して、そのことを学びました。
もちろん所属するチームでは互いに助け合う風土もありますが、それでも、「他の人に、迷惑をかけない、他のひとの仕事を気安く請けない」という割り切りも大切だと感じています。
以前のアットホームな職場に比べると、ややドライな感じもします。そしてそのことに未だ戸惑うこともあります。
ですが、そういった業務スタイルのおかげで自分の生活に余裕が出てきました。
その余裕もあってか、転職してしばらくして私は再婚することができました。
結局、どの会社に入っても、良いところ、悪いところはあるのでしょう。
自分自身がどのように割り切るかが重要だと思います。
◇ ◇ ◇
最近、友人と「もし、全然違う業種にチャレンジができる機会があったらどうする?」といった会話をすることがありました。
そのとき、私は「そういう機会があれば経験したいな」と思いました。
今回の転職で、新しい職場で沢山刺激を受けたことから、「職場を変えること」の免疫が付いたように感じています。
何というか、「なにか新しいことを自分に取り入れていると、チャンスや自信も一緒についてくる」──そんな感覚があって。
アンテナをはって、また友人たちとも近況を伝えあうことで、またどこから、思わぬ話が話が舞い降りてくるころもあるかもしれません。
そのときに、チャンスをしっかり掴めるための準備もしておきたいと思っています。
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