育児とパートの繰り返しの「なんだか、つまらない人生…」を変えていきたい。|私の転職体験談
転職前
- 職業
- 会計事務所
- 職種
- 事務職
- 従業員規模
- 100名
- 年収
- 250万円
転職後
- 職業
- 建築設計事務所
- 職種
- 設計士
- 従業員規模
- 30名
- 年収
- 280万円
目次
ママンさんの転職ストーリー
1これまでの私
子育てと、パート勤務の日々
パートで事務の仕事をしていました。
子どもが2人いてまだ小さかったので、仕事よりも子育てにかける時間が長かったです。
私の関心も子育て中心でしたので、仕事に関しては「まあ働きやすい環境で、お金を稼げていたらそれでよいだろう」という気持ちでいました。
ただ時間から時間まで働いてその分の給料をもらう──、そんな感じでした。
昔はもっと仕事にのめり込むタイプではあったのですが、私の性格上なにか目標が見つからないとやるきになれないところがあって。仕事に対して、特に深い思い入れを持つことはありませんでした。
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2転職のきっかけ
「つまらない人生」を打破するために、行動したこと。
子育てと、パートの仕事を続けて数年が経ちました。
子どもは段々成長し、以前よりは手もかからなくなり空いた時間もできるようになりました。
それは良かったのですが、なんとなく今の暮らし方に若干の不満を感じるようにもなって。──家事をして、そして職場に行ってルーティン業務をこなして、家に帰る。その繰り返しでしたから。
- 私
-
「なんだか、つまらない人生…」
いやいや、そんなことを想ってはいけないとも考えましたが、生活に対する不満はどんどん大きくなり、このまま騙し騙し毎日を過ごすことは「とても良くないこと」なんじゃないかと思うようになっていったのです。
この不満を解消するために必要なものは何だろうと考えたときに、思いついたのが「設計の仕事」でした。
独身の頃、私は建築事務所で設計の補助的な仕事をしていたことがあり、そのときはとても楽しみとやりがいをもって働けていたのです。
また、独身の頃と同じ業務をするのも進歩がないだろうと思い、私は「今度は自分がその設計ができるように」と、私はCADの資格を取ることに決めました。
資格取得の勉強は限られた時間内でやる必要があり、また久しぶりの勉強で大変さも感じましたが、なんだか新鮮でした。
目標に向けて頑張るというのがなつかしくもあり、無事資格を取得できた時も達成感があって、「ああ、こういう感じを私は求めてたのかも…」と、思いました。
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3転職活動中
2020年コロナ禍中の、転職活動
CADの資格取得と同時に、事務の仕事を退職しました。
そして私は、本格的に転職活動をはじめました。
当時(2020年8月)は新型コロナの感染拡大もあって、なかなか転職は決まらないかもしれないと思いましたが、思ったよりあっさり決まりました。
「とにかくCADの資格が活かせて設計の仕事ができるところなら、どんなところでもよい」と考えていたので。子育てと家事の時間を確保する以外に、あまりこだわりはなかったです。
それと、事務の職場の人達が知り合いの建設事務所やデザイン事務所を紹介してくれたりと、知人・友人の人づてでいくつか候補を持てたのは幸運でした。
私はその中から、自分に合っていそうな職場を決めて、そこに転職が決まりました。
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4転職後
転職による環境の変化、気持ちの変化
新しい職場は、従業員30名ほどの小さな建築設計事務所でした。
40歳近くになっての新参者で、果たして職場になじめるかが不安でしたが、社員の人たちはとてもやさしく接してくれて、分からないことについても丁寧に説明してくれました。
それと、周りの人たちの話を聞いていると、ものづくりを楽しんでいることが伝わってきて。
入社してからも毎日が勉強の連続でしたが、同時にたくさんの刺激もうけ、何日もしないうちに私は仕事に行くのが楽しくて楽しくて仕方がないようになりました。
転職によって、自分の生活がここまで変化するのか──という驚きがありました。
チャレンジして、本当に良かったですね。
もちろん、子育て、家事をおろそかにするわけにはいきませんでしたが、そのあたりも上司の方が融通を利かせてくれ、うまく両立していくことができました。
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5その後、どうなったか。
転職を振り返って、今思うこと。そして、これから目指したいこと。
転職をして良かったと思えることは、「行動と努力は、報われる」と実感できたことです。
何事も、行動しないと現状は変わらないですよね。
そして、「頑張っていると、周囲の人たちは手助けをしてくれる」こと。
今回の転職もそうでしたし、入社後も社員の人たちからいつも助けてもらっています。
そして、これまでを振り返ると、私自身も周囲に頑張っている人がいたら応援しようとしていたな、と思いました。
人は、誰しも一人では生きていけません。周りからの協力を適切に得るという意味でも、「頑張る」ことって大切なのかもしれませんね。
今後取り組んでいきたいことは、今の仕事を「最初から最後まで自分で全てをやり遂げられるようになる」ことです。
そのためには、もっともっと専門的な知識・技術が必要ですし、建築士としての資格も必要になるでしょう。これまでの十倍くらい頑張らないといけないかもしれません。
でも、その状態に到達することを目指していきたいですね。なぜなら、そうなったら人生はもっともっと楽しくなると思うから。
子育てといっしょに、頑張っていきたいと思っています。