医療事務の主任だった私に、誰ひとり付いてきてくれる人はいなかった|私の転職体験談
転職前
- 職業
- 医療(技術)
- 職種
- 歯科衛生士
- 従業員規模
- 12人
- 年収
- 240万円
転職後
- 職業
- 医療(技術)
- 職種
- 歯科衛生士
- 従業員規模
- 8人
- 年収
- 200万円
目次
かがわんさんの転職ストーリー
1これまでの私
現在は、両親と犬と、楽しく暮らしています。
──私の性格ですか?多分、「気難しい方」だと思います。
些細なことでイライラしてしまいますし、綺麗好きですし、あと、細かい部分がとても気になってしまう──、そんな性格です。
数年前に結婚しましたが、少し事情があって夫とは別居中です。
現在は、両親と犬と暮らしています。
とても快適で、毎日楽しく過ごせています。
特に犬と一緒にいることが本当に幸せで。
今、一番の生きがいです。
両親には今まであまり親孝行をしてこなかったので、これから沢山親孝行をしたいなと思っています。
──では、これから転職する前のことを、お話していきます。
2転職のきっかけ
飲み会を主催したけれど、誰からも迷惑がられて。
転職前は、歯科衛生士として働いていました。
役職は主任という立場でした。
職場環境は、お世辞にも良いとは言えないようなところでした。
あと、ちょうどその頃、私生活の面でも少しトラブルがあったので、
- 私
-
(もう転職したい…)
といつも思っていました。
かなり以前からもそう感じていたのですが、私が主任になってから、職場の人間関係は最悪になってしまたのです。
──その理由は、私。
一言で言えば、私が統率できていなかったからです。
同僚の歯科助手にはいつも舐められた口を言われました。
先生に相談すると、
- 先生
-
「それは、あなたが悪いんだよ」
と責められました。
辛かったですが、(私が主任なんだから、なんとか人間関係を修復しないと…!)と思い、色々なチャレンジをしました。
でも、駄目でした。
そして、転職をしようと思った決定的なことは、私が開いた飲み会のことでした。
酒を飲みながら語り合えば、腹を割って話せると思ったんです。
しかし、結果は散々でした。
不参加の人、ドタキャンの人も何人かいて、来てくれた人も皆詰まらなそうにしていて、雰囲気はもう最悪でした。
私がなんとか場を盛り上げようとしても、皆煩わしそうにひきつった笑顔を見せて、すぐ黙ってしまう──そんな状況を真に受けて、
- 私
-
(もうこれ以上は、耐えることができない)
そう感じてしまったんです。
──でも、誰だって耐えられないんじゃないんでしょうか。こんな状況は。
あわせて読みたい
- 職場の人間関係に悩んだら。しがらみに疲れてしまわないための対策
- 毎日のように顔を合わせる職場の上司や同僚との人間関係に悩みを抱えていると、仕事そのものが辛く感じてしまうものです。職場の人間関係で悩んだり疲れたりしているとき、その苦しみを解消するためのヒントを紹介します。 ...
3転職活動中
慣れ親しんだ、北海道に帰ろう。
- 私
-
(転職するなら、実家のある北海道にしよう)
以前からは私はそう決めていました。
あわせて読みたい
- 北海道・札幌で働くメリットとデメリットは?Uターン・Iターン転職成功のポイント
- 北海道への移住、U・Iターン転職を検討している方に、北海道の転職事情と働くうえでのメリット・デメリット、そして転職成功のポイントをお伝えします。...
現在はネットを見れば簡単に北海道の求人を見れるようになったので、見つけるのは簡単でした。
ですが、転職活動は当然ながら「面接」に行かなければ進展はありません。
当時は埼玉に住んでいたので、はじめは非常に苦労しました。
二回程北海道と埼玉を往復しましたが、
- 私
-
(こんな感じで転職活動をやっていては、旅費もかさむし、時間もかかるしで、転職が決まる前に行き詰まってしまう…)
と思い、北海道に引越して、それから就職活動を再開しました。
それから、埼玉で過ごした最後の一ヵ月間、「親友」と呼べるくらい仲の良い友達が出来て。
金銭面でも助けてくれましたし、引っ越しの際も色々な手配を手伝ってくれたんです。
転職前からとても大変で辛い時期が続いていましたが、友人と出会えたことは私にとって本当に幸福でした。
あわせて読みたい
- Uターン転職のメリット・デメリットは?「地方で働きたい!」人の失敗しない4つの準備
- ここ数年において、地方へのUターン、Iターン転職を希望される方の数は増加傾向にあります。この記事では、そんな地方転職、Uターン、Iターン転職について、メリット・デメリット、注意すべき点をお伝えしていきます!...
4転職後
転職後の新しい環境で、待ち受けていた状況は。
無事、北海道で転職が決まりました。
前職と同じ、歯科衛生士です。
想像はしていましたが、やっぱり地方に行くと給料は安くなりました。
地域では一番高い給料を出してくれるクリニックに転職できたものの、以前の職場と比べると年収は40万円ほど低くなりました。
幸い実家暮らしなので、生活に困ることはありませんが、それでも(同じ分働くのに、これだけもらえるお金が違うのってどうなんだろう…)と、ふと考えてしまうこともあります。
しかも、歯科衛生士は収入アップがなかなか見込めない職業です。
下手したら歯科助手と同様の扱いを受けることもあります。
まさに、現在の職場がそのような状態です。
職場の歯科助手の方とあまり変わらない収入ですし、かつその方々は私の仕事の領分のことまで変にでしゃばってきたり。
ですが、まだ勤務して2週間程度。
職場環境をどうこう言うのは、まだ尚早でしょう。
あわせて読みたい
- 転職したけど、思ってたのと違う…新たな職場の違和感を乗り切るには?
- 転職した先で感じる「思っていた会社と違った…」という違和感。私たちはどのように対処すべきなのでしょうか。違和感を乗り越えるための3つのコツを伝授します。...
5その後、どうなったか。
転職を振り返って、今思うことは。
今回の転職は、都心から地方への転職であったと同時に、役職者(主任)から平職員への転職でもありました。
転職前は、「役職があった方が仕事が楽しく感じる」と思っていましたが、別に役職がなくても仕事は楽しめるということに気付きました。
たしかに、役職があった方が人に自慢できるし、社会的地位もあります。
でも、それ以上にストレスを感じるようになるんですよね。
管理職に向いている性格、向いていない性格があるんだなと改めて感じました。
少なくとも自分は管理職に向いていない性格だと思うので、今後管理職になろうという意識はあまりないです。
「転職で後悔していること」ですか?──ありません、以前の職場にも、悔いは残っていません。
◇ ◇ ◇
今後は、できればもう少し年収が上がると良いなと思っています。
そのためには、クリニックの患者さんをもっと増やしていかないとならないでしょう。
患者さんを増やす方法は、色々あると思っています。
ネットを利用したり、患者さんの紹介だったり。
現在のクリニックではそのような宣伝をしていないんです。
ですので、そこまで患者さんは多くありません。
仕事が楽という観点から言えば、今のままが良いんでしょうけど、せっかく縁ができたクリニックなので、少しでも貢献したいなと考えています。
あわせて読みたい
- 40代で【年収アップ】の転職を成功するためのポイントと注意点
- 40代のビジネスパーソンが年収アップを実現しつつ、後悔のない転職を成し遂げるためにはどのようなことに気をつけたらいいのでしょうか。年収アップの転職を目指す場合のポイントと注意点について見ていきましょう。...
それと、今度は人間関係を良好にしていきたいなと思っています。
わずか2週間の勤務ですが、少し馬が合わないなと感じる人が出てきました。
しかし、ここで自分もそのような雰囲気を出してしまっては、以前の職場の二の舞になるので、なんとか踏ん張りたいと思っています。
40代からの転職におすすめの転職エージェント[PR]
リクルートエージェント
-
公開求人数 約38万件(2024年2月時点) 対応職種・業種 全職種・業種 特徴 - 国内最大手の転職エージェント
- スピーディーなサポートと高い企業交渉力
- 役立つ転職支援ツールが豊富
公式サイト https://www.r-agent.com/
国内の転職エージェントでNo.1の求人数を誇るリクルートエージェントは、40代のミドル世代への転職支援実績も豊富です。
他の転職エージェントにあるような「希望条件に合う求人がない」と断られるケースは殆どないでしょう。
これまでの事例をもとに、ミドル世代向けの求人を数多く提案してくれます。
より確実なサポートを受けたい人は、初回面談前までに「キャリアの棚卸し」と「キャリアプラン立て」を行い、担当アドバイザーに希望条件をしっかり伝えられるように準備しておきましょう。