『みんなの転職「体験談」。』
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営業職から事業企画へ。仕事を「楽しい」と思えるように|転職体験談

転職前

BEFORE
職業
エネルギー
職種
営業
従業員規模
約1,000名
年収
700万円

転職後

AFTER
職業
エネルギー
職種
事業企画
従業員規模
約10,000名
年収
850万円

目次

たかさんの転職ストーリー

1これまでの私

エネルギー関連商材の、営業の仕事。

イメージ図:商社営業として働く男性

転職したのは2022年の1月頃、ちょうど1年前です。

当時はエネルギー関連(とりわけ電力関連)の商材を工場向けに営業販売する仕事を行なっていました。

私自身は、あまり営業には向いている性格ではありませんでした。
ガツガツ商材を売るというよりは、波風立てずに仕事をうまく進めようというタイプでしたから。

顧客や上司からの評価を一定得るのはまあ得意でしたが、「こんな強み・長所がある」というようなものは特にありませんでした。

仕事でのやりがいは、なんといっても受注できたときですね。

クセのあるお客様も多いなか、どうやって信頼を得て懐に入り込んでいくかを、上司や同僚と相談しながら進めていくわけです。
それがうまくいった時には言葉には表しづらいほどの達成感がありました。

2転職のきっかけ

なぜ、あいつがS評価なんだ?

イメージ図:年収を気にする男性

私の家族構成は、専業主婦の妻と子どもの3人。
東京の23区の賃貸マンションに暮らしていて、家賃の負担がずっと悩みでしたが、子どもの成長につれて教育費も嵩むようになりました。

それからは段々と昇給へのモチベーションも高まってきた──のですが、空回りする日が続きました。

大きな案件がやってくることは数ヵ月に1度で、それ以外の日は決まったルートで顧客を回る毎日でしたので、頑張ったからといってすぐに業績が上がるわけではありません。
それならと思い社内異動も検討しましたが、希望した部署は「席が埋まっている」と言われました。

そして極めつけだったのは、評価面談でC評価を貰ってしまったこと。──C評価が悪いわけではないのですが、仕事をサボり気味だった同僚がS評価だったのです。

昇給対象になるのはS、A~B評価の社員です。私は昇給なしでした。

サボり気味の同僚は、とにかく要領がよかったんですね。
部下の手柄も自分の手柄のようにするような、私の嫌いなタイプでした。

同僚にも腹が立ちましたが、会社にも腹が立った。「うちの会社は、要領のいい奴を大事にして、頑張っている奴を蔑ろにするのか?」って。

そんなことが続いて、私は「転職した方がよいかもしれない」──いや、「転職したい」と思うようになったのです。

3転職活動中

営業職ではなく、事業企画に。

イメージ図:転職活動中の男性

「とりあえず転職エージェントに登録してみよう」と思い、実際に登録したのがビズリーチリクルートエージェントです。

登録してからまず驚いたのが、提案される求人の年収の高さでした。
どれも今の年収よりも高く、このときに「転職したい」から「転職するぞ」に意識を変えられました。

それから、色んな企業を知れたのも良かったですね。
働いているときは顧客については詳しくなりますが、同業についてはあまり知る機会もなく、実際はこんなに同業社がいたんだなと驚きました。

転職活動で良かった点は、ビズリーチで複数のヘッドハンターからスカウトを貰えたこと。
ヘッドハンターの方々のプロフィールをチェックして、そのなかでいちばんヘッドハンターランクの高い人を選んで、サポートを受けました。

担当となってくれたヘッドハンターの方からは、「これからは営業ではなく、事業企画などより事業の中核に関われるポジションを目指してみてはどうですか」と提案されて、「それはいい!」と思い、同業の事業企画の求人を中心に応募しました。

そして、3社応募したうちの1社から、採用の通知を受け取って。

転職をはじめて2ヵ月で、次の職場を得ることができました。

4転職後

新しい職場で、待ち受けていた環境は。

イメージ図:企画会議でアイデアを出し合う社員

転職先の新しい職場は、エネルギー業界の会社です。
そこで私は、電力サービスに関わる新規事業を立案する、事業企画の仕事に就くことになりました。

事業企画は、仮説立てから始めます。
たとえば、「こういうサービスを作れば、利用者をもっと増やせるのでは」など。

もちろん仮説だけでプロジェクトを立ち上げるわけにはいきませんから、仮説を立証するために情報収集と調査を行い、ときに情報を持つ会社と提携したりします。

そうして、仮設立てができたらようやく企画フェーズとなり、サービス内容を詰めていきます。

大変なのが、企画フェーズに至るまでに数回の社内稟議があること。
了承を得られなければ企画を進めることは出来ませんので、そのためのプレゼン資料作成に時間を取られることが多いです。

こうした業務はすべて初体験でしたが、とうぜん大変でした。
「これは大変な職場に転職してしまった…」と思ったものです。

そして、苦労したのはそれだけではありませんでした。
もっと大変だのが、人間関係の構築です。社内稟議の際は、事前に他部署の人たちともコミュニケーションを取ることを求められました。

いわゆる「根回し」というやつです。
入社して半年間はこれができておらず、何度も社内稟議で落とされました。

企画内容がしっかりしていても、事前に関係者に根回しをしていないと稟議で落とされる確率が非常に高くなるのです。

何度も「馬鹿馬鹿しい」と思って辞めようかと思いましたが、職場が変われば文化も変わるものだから、まずは慣れるまで我慢しなければならないと、ずっと耐えました。

5その後、どうなったか。

今はまだ、楽しくない。だから、頑張れる。

イメージ図:未来への希望の道

転職して思うことは、「前の会社は楽だった…」ということですね笑。

前職にいた頃は、「こんなぬるま湯の環境では、自分は成長できない」と思ったこともありましたが、今の職場は私にとってかなりハードで、たまに「楽な環境に戻りたい」と思うこともあります。

前職でS評価を得た要領のよい同僚のことも、たまに思い出します。
彼だったら、私よりもうまく社内調整をこなして、うまくやるんだろうなと考えたり。

それから、以前までは「仕事で楽をしていることは悪だ」と考えていましたが、今では「楽な環境のほうが、人間らしい生活を送れる」とも考えるようになりました。


今はまだ仕事を「楽しい」と思えていません。 ──では、どうしたら楽しいと思えるようになるか。それを、よく考えます。

いちばんは、自分の仕事が「人の役に立っていること」を実感できることでしょう。
そのためには、私自身が一からサービスを開発して、評価されなければなりません。

現状はまだ、上司が考えてきた仮説をベースに企画がスタートすることがほとんどです。
私自身の仮説でスタートした事業企画はまだ一つもありません。

1年後になるか、3年後になるかはわかりませんが、誰もがおっと唸るような新サービスを、自分の手で手掛けられるようになったら、きっと仕事は今よりももっともっと、楽しくなると思っています。

変な話ですが、仕事の「楽しくない」を「楽しい」に変えていくこと──それが今の私の、一番のモチベーションになっています。

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