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大好きな音楽で仕事をしたい!とレコード会社に入った私が10年後に転職したわけ|私の転職体験談

転職前

BEFORE
職業
レコード会社
職種
営業
従業員規模
200人
年収
450万円

転職後

AFTER
職業
テレビ、マスコミ関係
職種
コンテンツ配信ビジネス
従業員規模
2000人
年収
600万円

目次

IZUMINTさんの転職ストーリー

1これまでの私

公私ともに、「大好きな音楽」に携わる日々

イメージ図:音楽ライブシーン

転職をしたのは27歳の頃です。当時の私はレコード会社で営業をしておりました。

私は昔から明るい性格で、初めて会った人でも誰とでもすぐに打ち解けられる性格でした。

また、学生のころから音楽が好きで、CDを聞くことやライブに行くことが趣味だったので、

「もっと色んな人に音楽を届けたい」

と思って入社したことを覚えています。

家族構成は、両親と妹と私の四人家族です。

両親は共働きだったため、女性でも定年で働くことが当たり前だと思ってきました

仕事のやりがいは、CDショップで自分が売り込んだアーティストの作品が、お客さんの手にとってくれる瞬間に立ち会うこと。

それに、発売日にCDショップに行くと、たくさんのお客さんがお店にいる風景を見ることも好きでした。

趣味はライブに行くこと。
毎年行われる夏フェスに、たとえ遠方でも車や新幹線で必ず行く程、生きがいにしていました。

2転職のきっかけ

CD業界の衰退を、ひしひしと感じるようになって

イメージ図:廃盤となったレコード・CDの山

私が転職しようと思ったきっかけは、CDの売り上げが年々落ち込んでいき、業界不振に歯止めがきかなくなったと感じたことです。

当時の会社でも、当時のCD売り上げがピーク時から1/10程にまで下がっていました。

それに、CDを100万以上枚売れるアーティストもほんの一部になってしまい。

100万枚以上売るアーティストが、握手会で特典がつくようなアイドルグループのみになった年は、特に残念な気持ちになりました。

お客さんはCDを購入するのではなくて、握手会に参加する権利を購入している、そんな状況を見て

「CDの価値とは、何なのだろう?」

と悩んでしまうようになりました。

また、同時に配信ビジネスが台頭してきて、月額定額のストリーミングサービスにより全世界の音楽がいとも簡単に聞ける時代になりました。

このように「CD離れ」が顕著になっていって、同時に私の「転職しよう」という気持ちも高まっていったのです。

3転職活動中

在職しながらリクルートエージェントで転職活動

イメージ図:転職活動中の女性

転職活動は在職中に行いました
なるべく仕事のあとに行うようにしたので、負担は少なかったです。

とはいえ初めての経験だったので、すでに転職をした友人にアドバイスをもらうようにして。

とにかく「給料は下がらないようにしたい」と思っていたので、そこは何がなんでも死守したいポイントでした。

私は転職エージェントのリクルートエージェントを使いました。

アドバイザーの方は、私の適性や状況に合ったアドバイスや、それに伴った具体的な企業を沢山紹介してくれました

ですが、それでもなかなか本当に「ここに転職したい!」と思える会社の求人に巡り合えずにいました。

そんな日々が続くとさすがに焦ってきて、あまり希望と合わない企業でも「とりあえず受けてみよう」と面接を受けてしまったこともあったり。

結局、面接を受けても「何かしっくりこないな」という感覚が残り(恐らく私だけでなく企業の方も)、結果は当然不採用。

最初から応募するんじゃなかった」と後悔したことも度々ありました。

そうしているうちに、ある日担当のアドバイザーの方から、私の希望にぴったり合う求人情報を紹介してもらえて

とてもラッキーでした。

すぐに応募をして、無事に内定をもらえました。

4転職後

新しい職場で、待ち受けていた状況は。

Webサービスの会社で働く女性

転職先はインターネット上で音楽のコンテンツ配信をする会社で、前職と違ってかなり大きな規模の会社でした。

そのせいか、任される仕事の分担はかなりハッキリしている印象を受けました。

前職では少ない人数で1人、または1グループのアーティストを売り込むスタイルでした。

ですので、時と場合によっては自分の仕事の範疇外の仕事もやりながら一つの目標に向かっていました。

しかし、転職後の会社は社員の数も多いためか、キッチリ仕事が振り分けられています。

日々仕事のルーティーンも似たような業務が多く、

「アーティストを売るのではなく、番組を売るのが仕事になったので余計な情等は必要ないんだな」

というイメージを受けたのを覚えています。

また、仕事の進め方やシステム、仕組みなども会社で共有されていて、「毎週ある納品期限に対して何が適切か、何が不必要か」瞬時に見極めてしっかり遂行できる人が多い印象も受けました。

前職では、その辺も雑談を交えながら、コミュニケーションを通して行っていましたが、今はひとりひとりの裁量で業務を進めていきます。

会社によって仕事の進め方は大きく違ってくるのだな」と感じました。

5その後、どうなったか。

転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。

イメージ図:デスクで休憩する女性

転職活動をする際に、「自分はどのような仕事をしてきて、どのような時にやりがいを感じるか」ということに必死になって向き合いました。

そのような自己分析をする機会は社会人になってから無かったので、改めて自分の人生で大切にしたいものを見極めることが出来ました。

少し大げさに言えば、「転職活動は人生のレベルアップを求められる場」なのではないでしょうか。

後悔していることは、前職の方が人情味あふれる人が多かったので、自分の性格的には前職の方が合っていたことです。

しかしこれは、辞めたからこそ気づいた点と言えるでしょう。
自分は「人生のレベルアップ」を選んだのですから、今の仕事で頑張っていきたいと思います。


今後取り組みたいことは、「老若男女問わず、気軽に過去の素晴らしい映像に触れられる機会」を提供することです。

今の時代、誰しもがスマートフォンを持つようになりましたよね。
そして、手軽に過去のドラマや映画をHuluやネットフリックス等の動画配信サービスで観れます。

しかしそれらはお年寄りの人にとっては操作方法がわかりづらく、若い人が中心に使用しているのが現実です。

ですので、テレビやレンタル店だけが映像コンテンツに触れあえる場所ではないことを、もっと世間に広めていきたいと考えています。

そのためには、地上波テレビで配信サービスの紹介や操作方法をレクチャーする番組が必要だと思っています。

実際に行動に移そうと、上司に企画書を出してみたのですが、その反応はというとなかなか難しい状況です苦笑。

ですが、だからといってすぐに諦めることなく、実現にむけて引き続きチャレンジしていきたいと思っています。

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