29歳 営業リーダー職。上司のパワハラから始まり、社員達からも冷たくされて。|私の転職体験談
ちょっと失敗
転職前
- 職業
- 商社
- 職種
- 営業
- 従業員規模
- 500人
- 年収
- 400万円
転職後
- 職業
- 文具メーカー
- 職種
- 営業
- 従業員規模
- 500人
- 年収
- 350万円
目次
NOMURAさんの転職ストーリー
1これまでの私
やりがいはある。だけど、昇進はなかなか見込めない。

転職は今から2年ほど前になります。
当時私はとある専門商社の営業職として働いていました。
新卒でその会社に入社し、5年目の年でした。
専門商社とは
「商社」とは、モノの輸出入貿易を含めた販売活動をする業態の会社を指します。幅広い領域で事業をする「総合商社」に対し、「専門商社」は特定の領域・商材に特化して事業を行います。
専門商社には大きく以下の3つのタイプがあります
①総合商社の子会社として一部領域・商材を担う「総合商社系専門商社」
②特定のメーカーをバックに持ち、その製品を売る「メーカー系専門商社」
③単独で事業をする「独立系専門商社」
親会社の商品を販売するのが、主な仕事でした。
会社の役員はすべて親会社から天下ってくる状態であり、プロパーの人間は昇進しにくい環境ではありましたが、それでも、いろいろなビジネスを子会社なりにしっかりと行っていて、若手の私でも仕事を任せてもらえていました。
仕事のやりがいは、お客さんとの距離が近く、仕事を通じてお客様に貢献していると実感できることでした。
同期とも仲が良く、助け合って仕事をこなしていました。
プライベートでは妻と2人暮らしです。共働きをしていて、お互い「自分のことは自分でしっかりやろう」というスタンスでした。
ですので、家で仕事のことを話したり愚痴を言うことはほとんどありませんでした。
2転職のきっかけ
上司のパワハラ。同僚にも冷たくされて、孤立した日々だった

転職しようと思ったきっかけは、上司のパワハラになります。
当時、私は5年目ながら5人のチームのリーダーを任されていました。
若手でもリーダーになれるのだと自信をもって仕事を行っていたのですが、とある時期から上司と部門長からの圧力が強くなったのです。
たとえば、朝出社すると皆がいる前で理不尽な説教をされる、役員への事業報告で仕事のミスを私一人に擦り付ける報告をされる、悪口を他の部署の人たちに言いふらされるなど──。
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会社というのは不思議なもので、上の人がそうしていると段々皆もマネしてくるのです。
だんだんと他のメンバーからも白い目で見られるようになり、そして私の会社での居心地もまた、どんどん悪くなっていきました。
リーダーですから、ある程度の責任は負わなければならない立場であることは理解できます。ですが、悪口等はまったくの嫌がらせでしかありません。
あるとき、妻から
妻
-
「心療内科に行った方が良いんじゃないか」
と言われました。
自分ではそんなに心を病んでいたわけではなかったですが、妻の目からはそのように見えたのでしょう。
数日後に心療内科のお医者さんに診てもらったところ、「鬱ではないが、ストレスが非常に溜まっている状態でしょう」と言われました。
医師
-
「ストレスを感じる対象から、可能な範囲で距離を取ってみてください」
そういわれたときに、私は「もう、今の会社を辞めて、転職をしよう」と決めました。
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3転職活動中
「奥さんにも、相談してみてはどうですか?」と言われて。

転職活動は、仕事をしながら行いました。
転職エージェントはdodaを活用して、アドバイザーの方と二人三脚で会社を捜し、いろんな会社に応募しました。
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幸運だったのは、27歳という年齢を、まだ先が見込めると思ってくれる会社があったことと、転職も売り手市場であり、いろいろな求人にあふれていたことです。
アドバイザーの方は、求人の斡旋と、書類の添削などのサポートを行ってくれました。
しかし、まだ社歴が浅かった私はそこまで大きな実績もなく、アピールできる知識やスキルも乏しかったせいで、書類選考の段階で落ちることがほとんどでした。
あるとき、アドバイザーの方からこう言われました。
アドバイザー
-
「奥さんにも転職のことで相談してみてはどうですか?」
私が、「妻にはあまり転職のことで心配かけたくないから」と言った際のことでした。
アドバイザーの方からすると、私はいつも悲痛な表情をしているんだそうです。
私と同じように何度も「応募して落とされる」を繰り返している人もいるが、もっと明るい表情で元気に活動していると言われました。
プライベートのことまで口に出されたことに正直あまり良い気はしませんでしたが、(たしかに暗い表情のままで転職面接を受けても、うまくはいかないだろう)と思い、私はその日早速妻に、転職のこと、それからこれから先の働き方について相談してみました。
妻は私の状況をしっかり聴いてくれて、そのうえで「応援するね」と励ましてくれました。
そして、「この人に訊いてみては」と最近転職した共通の友人や応募先に近い業種の知人をピックアップしてくれたのです。
それ以降、私は妻に、共通の友人や知人に、そしてdodaのアドバイザーにと、応援や助言をもらいながらの転職活動になりました。
すぐに状況が好転することはありませんでした。
それでも、アドバイザーの方から紹介を受けたところを地道に受け続けたところ、数社面接してくれる会社が出始めて。
それから数週間して、ようやく一社、現職と同じ営業リーダー職のポジションで、内定を得ることができました。
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4転職後
文具メーカーの技術営業へ。アットホームな職場で生き返った

「文具メーカーの技術営業」として、私は新しい会社での仕事をスタートしました。
職場の雰囲気は、かなり変わりました。
前職はバリバリの縦社会でしたが、転職後の今の職場は上下関係が緩く、誰もが気さくに話しかけられるアットホームな雰囲気で、ものすごく居心地の良さを感じました。
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配属を受けた部署は、新しくできた部署ということで人数は少なめでした。
そのため皆忙しくしており、かつマニュアルも整備されておらず自分で学ばなくてはいけないことも多くかなり苦労しました。
ただ、新しいことを覚えることも新鮮さがあり、社内の人間関係も良好で楽しく仕事ができました。
ひとつだけ残念だったのが、アドバイザー経由で聞いていた年収と実際の年収にかなり差があったことです。
400万円の年収が350万円に下がったので、それなりに節約することを余儀なくされました。
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5その後、どうなったか。
年収350万になっても後悔なし。精神的な安定を手に入れた

転職活動前は「井の中の蛙大海を知らず」状態であり、勤めている業界の仕事しか目に映っていませんでした。
転職をしてから仕事のことや会社のことを客観視できるようになり、冷静に会社の良し悪しを見れるようになったと思っています。
今の時代、ひとつの会社にずっと勤める時代から、転職しながら自分を鍛える時代に変わってきていると感じました。
そういう意味で、転職が自分への投資になったのではないかと感じています。
逆に残念なことは、前の会社に勤めているときは直ぐにでも逃げ出したいと思っていたのですが、退社してみると前の会社の良さも見えてきて、もう少し耐えていれば状況も変わっていたのでは、と思うことです。
例えば、私はなぜ上司のパワハラを受けていたのか──。そして、なぜ上司に言われるままになっていたのか。
そのことについて、私は深く考えられていませんでした。もしかしたら、転職以外にもパワハラを避ける方法はあったのかもしれません。
そして、転職活動のときのように、もっと周囲の人に相談していれば、誰かが手を差し伸べてくれていたのかもしれません。
今の会社が100%かと言われると、完全には満足していません。例えば、待遇面であったり、それから成長できる環境かというと、もっと刺激がほしくなることもあります。
ただ、その満足度をできるだけ100%に近づけることはできるはずです。
自分が納得できるスキルを身に着け、今の会社に区切りがついた段階で、もう一度転職活動を行ってみたいとも考えています。
また、今後は海外で働ける仕事も視野に入れています。
自分の殻に閉じこもらず、周囲の力を得ながら、やりたいことを全力で取り組める──、そんな人生を今後、歩んでいきたいです。
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