【私の転職体験談】飛び込み営業からコンサル型営業に。この先の人生をまずは「疑って」みる
ちょっと失敗
転職前
- 職業
- 営業
- 職種
- IT
- 従業員規模
- 50人
- 年収
- 300万円
転職後
- 職業
- コンサルタント
- 職種
- システム開発
- 従業員規模
- 30人
- 年収
- 350万円
目次
hybs33さんの転職ストーリー
1これまでの私
同期は楽しそうなのに、自分だけやりがいを感じられない。
あるIT企業で、営業職をしていました。
新卒で入社した会社です。
営業はとにかく「成績」が物を言う仕事です。
そして当時の会社は、「飛び込み営業」も厭わないゴリゴリの営業会社でした。
同期で入った仲間たちは皆、もともと営業職を志していたこともあったのか、「成果を上げる」ことに純粋にやりがいを感じているようで、前向きに頑張っていました。
しかし私は、彼らと同じようにはモチベーションを保てませんでした。
仕事のやりがいなんてものは、ほとんどありませんでした。
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2転職のきっかけ
人と人、として仕事がしたい。
入社して一年が過ぎたころには、早くも私は「転職」について考えるようになっていました。
「さすがに早すぎるだろう」という思いもありましたが、今の会社での数年後のビジョンが、私にはまったく想像ができなかったのです。
今思えば、かなり短絡的な思考だったと思います。
「現実逃避がしたい」という姿勢も多分にあったのだと思います。
ある時、別の会社で営業として働く方と知り合う機会がありました。
その彼に「営業の仕事、楽しいですか?」と尋ねたところ、こんなことを言われました。
- 彼
-
「ウチの会社は飛び込みではないので、きちんと相手方のお話を伺ったうえで売り込みができるから、営業の中でもやりがいを感じやすい方だと思います」
恥ずかしながら、当時の私は「営業=飛び込み」という認識しかありませんでいしたので、彼の言葉は衝撃でした。
当時の会社はマニュアルに則った、半ば機械的な営業がほとんどでしたので、きちんと人と人との仕事である、という実感が持てない環境でした。
相手のニーズを正確に聞き取り、そのうえで正しいものを売り込む。
そういう「コンサル型」のスタイルの営業だったら、もっとやりがいも感じられるんじゃないか。
そう思ったのが、より転職への決断を強めたのだと思っています。
3転職活動中
転職活動は一人でやらなくたっていい。
転職サイトは主にリクナビNEXTを利用しました。
転職と言えば、くらいに有名なサイトでしたので、特にそれ以上の意味はありません。
しかし、まだ社会人経験の浅い自分は、サイトを見て自分に見合った企業を選別し、応募をするという作業がひどく難しいものに感じられました。
一人で転職を進めるのは不安だな、と思い、転職エージェントも同時に利用することに決めたのです。
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登録したのはdodaというエージェントでした。
こちらも有名な企業ですよね。
「営業」という職種の中でも、自分はきちんと顧客のニーズに合ったセールスをしたいこと、飛び込み営業は性に合っていないことなど、担当のキャリアアドバイザーの方はきちんとお話を聞いてくれました。
また、私の父もかつて転職経験者なので、どのような基準で転職先を選べばよいのか、そういったアドバイスを得られました。
たくさんの人の支えがありましたが、そのおかげで迷わずに自分の希望に見合った企業を探す努力ができたと思います。
4転職後
飛び込み営業とコンサル営業の違い
システム開発会社のコンサル営業として転職しました。
dodaのキャリアアドバイザーの方との面談を進めていく中で、
- アドバイザー
-
顧客の要望を聞いてそれに見合った対応をする、という部分に比重を置きたいのであれば、コンサル型の営業が向いているかもしれません。
といったかたちで、コンサル型の営業職の道を提示してくれたのです。
しかし、今の会社の面接時には、担当面接官には良い印象を持たれていなかったと思います。
- 面接官
-
「またすぐに辞めてしまう、なんてことはありませんか?」
そんな直球の質問すら受けていましたので、私はてっきり、この会社には落とされてしまうんだろうな、と思っていました。ですので、内定をいただいた時は本当に嬉しかったです。
入社してからは、そんな私へのマイナス評価をすべて払拭してやろうという意気込みで、とにかく仕事にのめり込みました。
そんな私の姿勢が影響してかはわかりませんが、入社から数か月が経過しようという今、私は次第に社内に溶け込めてきていると実感できています。
前職の営業と今のコンサル型の営業の仕事の進め方の違いは、以下のとおりです。
特徴 | 前職の「飛び込み型」営業 | 現職の「コンサル型」営業 |
---|---|---|
アプローチ方法 | ランダムまたは広範囲な対象顧客に直接アプローチ。 | 特定のニーズや課題を持つ顧客に焦点を当て、関係を築きながら進める。 |
顧客関係 | 短期間で結果を出すための一時的な関係。 | 長期的な関係構築を目指し、顧客の信頼を得ることを重視。 |
営業サイクル | 比較的短い。 | 長期にわたることが多い。 |
成功要因 | 訪問数の多さと即座の成果が求められる。 | コミュニケーション量の多さと顧客理解が求められる。 |
前職と比べて、一社一社の顧客とのコミュニケーション回数および提案の質が求められ、その分難易度は高いです。
ですが、それだけに案件成立したときの喜びはひとしおです。
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5その後、どうなったか。
自分のこの先の人生を、まずは疑ってみる。
すべては自分の意思次第で決まると、今回の転職活動を通して学んだ気がします。
経験が浅い中での転職活動は、社会的に見れば良くない印象を持たれてしまう可能性もあるとは思いますが、もしあのまま以前の会社にいたなら、きっと私は目の前の仕事を、日々大きな目標を持つことも無く淡々とこなすだけの、機械的な人間になっていたと思います。
自分のこの先の人生を、まずは疑ってみる。
そのことは正しい道のりを見つけるきっかけにもなると思いました。
◇ ◇ ◇
今の仕事に大きな不満はありません。
顧客に正しいヒアリングとプランニングをする、という意味では、当初の私の希望を叶えられている状況です。
ですので今後は、この位置で満足することなく、今の職場でのキャリアアップを目指して行動していきたいです。
そう思えた時点で、私は数年先の未来を見据える幅ができたということでもあります。
転職活動が、私の人間としての成長にも繋がったのだと思います。
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