管理職・ハイクラスへの転職|おすすめ転職エージェント・転職サイトTOP15
[最終更新日]2024/08/26
近年、ハイクラス層(管理職やエグゼクティブ)の転職は非常に活性状態にあります。
その一番の理由は、企業における管理者層・トップマネジメント層の需要が高まっているからです。
言い換えると、(特に30代~50代の転職者において)こうしたキャリアアップ転職は、実現しやすい状況にあります。
一方、そうした管理職・ハイクラス層の求人は一部の転職エージェントや転職サイトで出回っており、一般的な求人媒体ではあまり確認できません。
目次
1)管理職・ハイクラス層の「おすすめ転職エージェント・転職サイト」
サービス名 | doda X | WARCエージェント | JACリクルートメント | ビズリーチ | リクルートダイレクトスカウト | パソナキャリアハイクラス |
---|---|---|---|---|---|---|
特徴 |
|
|
|
|
|
|
公開求人数 | 約6.0万件 | 非公開 | 約2.1万件 | 約14万件 | 約40万件 | 約1.4万件 |
得意業界/職種 | ◎全業界 | 経理・財務、人事・労務、法務、総務、情報システム部門など | ◎全業界 | ◎全業界 | ◎全業界 | ◎全業界 |
対象年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 |
おすすめの人 |
|
|
|
|
|
|
サービス登録サイト |
表内の求人数は2024年11月時点のものです。
それぞれの転職エージェント・転職サイトには強みや得意分野があります。
複数のサービスを併用することにより、互いの強みを補い合いやすくなり、効果的に転職活動を進められます。
また、転職エージェントが扱っている求人の大半は非公開求人であり、各エージェントが他社では扱っていない独占求人を紹介可能なケースも多いことから、複数の転職エージェントに登録しておくことで、希望条件に合った企業に出会える確率が高まります。
doda X
国内大手エージェント「doda」のハイクラス向けサービス。企業からのスカウトも多い
-
おすすめの人 - ハイクラス向けの書類添削・面接対策のサポートを受けたい人
- ヘッドハンターサービスと併せて自分でも求人検索したい人
- 今の時代に合った新しい働き方をしたい人
特徴 - パーソルキャリア株式会社が運営するヘッドハンティング型転職サービス
- 2019年から開始したサービスのため、働き方改革に則った企業の求人が多い
- 専属サポーターにキャリア相談ができる(有料サービス)
求人数(2024年8月現在) 5.7万件 対応エリア 全国 公式サイト https://doda-x.jp/
doda Xはdodaなどの転職サービスで知られるパーソルグループが展開するハイクラス・エグゼクティブ向け転職支援サービスです。
ヘッドハンターによるスカウトが中心となっており、希少性の高い案件を独自に紹介してもらえるのが大きな特徴です。
サービス開始は2019年と比較的新しく、働き方改革を積極的に推進する企業や副業・独立・起業といった多様なキャリアを見据えて働ける企業の求人が多い傾向があります。
参考:iXの取り扱い求人例
参照:doda X公式サイト
doda Xはヘッドハンターのサポートを受ける「ヘッドハンティングサービス」と、自分で求人を探して応募する「求人紹介サービス」の両方を利用できます。
ヘッドハンターからの提案をメインとする「じっくり、待ちのスタイル」で転職活動をしたい人はヘッドハンティングサービスを、積極的に求人を検索して企業にアプローチしていきたい人は求人紹介サービスを利用すると良いでしょう。
doda Xのユニークなサービスに「クラウドキャリアコーチ」があります。
人材育成コンサルティング会社との提携により、専属サポーターによるキャリア相談を受けられるのです。
クラウドキャリアコーチは有料サービスとなりますが、今後のキャリアを見据えて転職先を検討しておきたい人にとって、自身の考えや希望を言語化し、転職の方向性を見定める上で役立つでしょう。
doda Xがおすすめの業種・職種は?
doda Xは全業種・全職種に対応していますが、とくに求人数が多い業種として「IT・通信」「インターネット・広告・メディア」が挙げられます。職種では「技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)」が最も多く、次いで「企画・管理」の案件も豊富です。
IT・インターネット系の職種は、スペシャリストとして高いスキルや優れた実績を持つ人材を求める企業が数多くあります。優秀な人材を確保するために各社がしのぎを削っている状況ですので、doda Xのようにハイクラス人材に特化したサービスに人材紹介を依頼する企業も多いと考えられます。
リクルートダイレクトスカウト
管理職向け求人の豊富さは国内No.1.各業種・職種に対して実績豊富なヘッドハンターに相談できる。
-
おすすめの人 - 今回の転職で、更なるキャリアアップを目指したい人
- 年収700万以上の、高年収求人情報を確認したい人
- 企業からのスカウトを多く欲しい人
特徴 - ミドル・ハイクラス層の求人は国内トップクラスの豊富さ
- 企業からのスカウトが多い
- 利用を重ねるごとにスカウトのマッチング精度が向上する
公開求人数 約34万件(2024年8月現在) 対応エリア 全国(+海外) 公式サイト https://directscout.recruit.co.jp/
リクルートダイレクトスカウトは、転職大手「リクルート」が運営するヘッドハンティング型の転職サイトです。
扱っている求人は年収800万円以上の高年収帯がメインで、大手・有名企業の案件も多数保有しています。キャリアアップや年収アップを目指す人にとって最適な環境といえるでしょう。
サービスの主な特徴は、企業からのスカウトが多く届くことです。
AIによるマッチングが働いており、サービス利用を重ねるごとに「希望に合致するスカウト」が届くようになります。
また、登録時に必要となるレジュメ作成は、経験や能力、希望条件などの選択項目から選ぶだけで完成します。
レジュメが出来上がれば、すぐにスカウトを受け取れます。
リクルートダイレクトスカウトがおすすめの職種は?
リクルートダイレクトスカウトは特定の業種・職種に限定することなく、幅広い分野の求人を扱っています。
なかでも求人数が多い業界として「IT・インターネット」「メーカー」「コンサルティング」「建設」が挙げられます。
職種では「建設・施工管理」の求人がとくに多いほか、「IT技術者」「コンサルタント」「機械」「営業」「管理」「経営企画・事業企画」「ITコンサルタント」などの求人も充実しています。
いずれの業種・職種においても、高スキルの人材や管理職経験者など、優れた実績を持つ人材を求める企業が大半です。上記の業種・職種でキャリアアップを図りたい人は、とくにリクルートダイレクトスカウトを活用するメリットを感じられるでしょう。
WARCエージェント
ベンチャー・上場企業の管理部門の転職支援に特化した転職エージェント
-
おすすめの人 - ベンチャー・スタートアップ業界でのキャリアアップに興味がある管理部門人材
- ベンチャー・スタートアップ業界に興味がある、金融業界・公認会計士・弁護士などの資格を持つ人
- IPO準備企業をはじめ、成長フェーズの企業で活躍したい人
特徴 - ベンチャー・上場企業における管理部門でのキャリアに精通したコンサルタントが担当
- 「両面型」転職エージェント。担当から企業の詳細情報を入手できる
- 「情報収集のみ」の利用もOK
公開求人数 非公開 対応エリア 関東・関西・福岡 公式サイト https://agent.warc.jp/
WARCエージェントは、ベンチャー・スタートアップ業界と、経理・財務や人事・労務、情報システム部門(コーポレートIT)などの管理部門に特化した転職エージェントです。
専門領域に通じたキャリアアドバイザーによる「専属サポート」を敷いており、専門性の高い支援(業界情報や企業ごとの特性を踏まえたアドバイス・サポート)ができることが強みです。
また、上場企業CFO経験者がキャリアアドバイザーをしているので、CFOや管理部長等の専門性の高いキャリアをお考えの方には非常におすすめです。
WARCエージェントがおすすめの業種・職種は?
WARCエージェントが取り扱う主な求人は、以下のとおりです。
- CFO・CSO・CLO・CHRO・COO
- 管理部長
- 経理・財務
- 人事・労務
- 法務
- 総務
- 情報システム部門(コーポレートIT)
- 公認会計士・弁護士・投資銀行 …など
サービス登録後は、上で挙げた項目ごとに、専門領域の業務経験をもったコンサルタントが担当に就きます。
業界別では、IT・WEB業界の割合が高い傾向にあり、とくにIPO準備中やグロース市場上場のベンチャー・スタートアップ企業が多く見られます。また、プライム上場済みのメガベンチャーの求人も多数取り扱っています。
JACリクルートメント
ミドル・ハイクラス層向けの転職エージェント。キャリアコンサルティングの質が高い
-
おすすめの人 - キャリア相談をじっくりと受けたい人
- ベテランの実績あるアドバイザーから支援を受けたい人
- 英語または別言語を話せて、ビジネスで活用したい人
特徴 - 「年収600万円以上」のハイクラス向け求人が豊富
- キャリアの棚卸し、キャリアプラン相談などの品質が高い
- 外資系・グローバル企業への支援実績も豊富
公開求人数 1.3万件(2024年8月現在) 対応エリア 全国 公式サイト https://www.jac-recruitment.jp/
JACリクルートメントはロンドン発祥の転職支援サービスで、世界10ヶ国に独自のネットワークを築いてきました。外資系・グローバル企業をはじめ、海外勤務などのハイクラス求人を多数補保有する転職サービスとして知られています。
保有求人は年収600万円以上の高年収帯が豊富で、とくに30〜50代の社会経験が豊富な人材を求める企業が多いのが特徴です。管理職経験者や専門スキルを持つ人はとくに、好条件の求人を紹介してもらえる可能性があります。
在籍コンサルタントは管理職・ハイクラスの転職に高い知見を持っており、キャリアの棚卸しやキャリアプランなどの品質には定評があります。
コンサルタント自ら企業の採用担当者とやりとりして得た情報を提供してもらえますので、精度の高い企業情報を得たい人はJACリクルートメントの活用を検討しておくとよいでしょう。
JACリクルートメントがおすすめの業種・職種は?
JACリクルートメントは幅広い業種・職種に対応可能なサービスです。
特に、以下業種・職種に対しての転職支援が得意といいます。
管理職・経営層といった企業の「要職」に向けての転職支援を得意としていることも、JACリクルートメントの特徴のひとつです。
ビズリーチ
企業からの「本気のオファー・スカウト」が送られることの多い転職サイト。幅広い職種・地域で求人が豊富
-
おすすめの人 - ITベンチャーの管理職・経営層への転職を目指す人
- 年収600万円以上の求人を中心にチェックしたい人
- 企業・ヘッドハンターからの良質なスカウト・オファーメールを受けたい人
特徴 - 好条件のヘッドハンティングを得られる
- スカウトからの転職成功率が高い
- 有料会員に登録すると「年収1,000万円以上」の案件にもアクセスできる
公開求人数 約13万件(2024年8月現在) 対応エリア 全国 公式サイト https://www.bizreach.jp/
ビズリーチは優良企業や一流ヘッドハンターから直接スカウトが届くハイクラス・エグゼクティブ向け転職サービスです。スカウトがメインのサービスですので、登録後は基本的にヘッドハンティングを「待つ」のが特徴です。転職者側で求人を探さなくても、好条件の求人を提案・紹介してもらえるのです。
提携しているヘッドハンターは一定の基準を満たした優秀な人材に限られていますので、転職支援の質が高くスカウトからの転職成功率が高いことに定評があります。良い話があれば聞いてみたいと考えている人、採用決定までしっかりとサポートしてほしい人に適しています。
ユニークなサービスとして有料プランがあり、有料会員になると年収1,000万円以上の希少な案件にもアクセス可能となります。一般的な転職サイトでは出会えない求人を見つけたい人は、ビズリーチの利用がおすすめです。
ビズリーチがおすすめの業種・職種は?
上記の「ビズリーチがおすすめの職種・業種」の図からも分かる通り、経営やプロジェクト管理、専門職といった事業の上流工程を支える重要なポジションの求人に強みがあります。
カバーしている業種は幅広く、各業界の最前線で活躍するポジションへの転職も可能です。
紹介される会社は大企業だけでなく、中小の優良企業の求人も扱っています。
また、独自に「BizReach創業者ファンド」を創設するなど、スタートアップ企業の支援も積極的に行っていることから、スタートアップ企業やベンチャー企業への転職支援にも強いのが特徴です。
上記の職種・業種はあくまでも一例ですが、とくにこれらの領域で転職支援を受けたい人は優良な求人を紹介してもらえる可能性が高いでしょう。
doda
全職種・業種で豊富な求人と、担当からの積極的な提案が特徴。転職サイトとしての利用も可能
-
おすすめの人 - キャリアアドバイザーから積極的な求人紹介を受けたい人
- 自身でも求人を検索・応募していきたい人
- なるべく短い期間で転職先を決めたい人
特徴 - 国内トップクラスの求人数。地方企業とのリレーションも強い
- 豊富な求人と、キャリアアドバイザーからの積極的な求人紹介の評判が高い
- サービス内の求人一覧ページより、自身で求人の検索・応募もできる
公開求人数 約26万件(2024年8月時点) 対応エリア 全国 公式サイト https://doda.jp/executive/
dodaは国内トップレベルの求人数と、担当アドバイザーから積極的な提案が評判の転職エージェントです。
保有求人は20万件以上(※2024年8月時点)、都市部だけでなく地方での転職支援にも強いです。
また、dodaは求人を自分で探して応募する「転職サイト」と、求人紹介から企業への応募、日程調整までアドバイスしてもらえる「転職エージェント」両方のサービスを利用できます。
「まずは自分でじっくり求人チェックしたい」という人は、転職サイトのサービスを利用するとよいでしょう。
その後「応募や企業への交渉についてサポートしてほしい」となったときに、エージェントサービスに切り替えることもできます。
dodaでは「ダイレクト・リクルーティングサービス」という仕組みを取っており、そのため企業から熱意あるスカウトメールが届きやすいです。
dodaに登録したさいに、レジュメにこれまでの管理職などの経歴と併せて今後目指したい働き方についてアピールすることによって、希望する分野の企業からのスカウト・オファーが届く確率を高められるでしょう。
dodaがおすすめの業種・職種は?
dodaは幅広い業種・職種の求人を保有しています。
中でも業種では「IT・通信業界」「メーカー(機械・電気)業界」、職種では「技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア、機械・電気、建設・建築など)」「営業職」「企画・管理職」が豊富な傾向があります。
リクルートエージェント
求人数・転職支援実績ともに国内TOPの転職エージェント。企業からのスカウトも届く
-
おすすめの人 - 転職支援実績の豊富なアドバイザーからサポートを受けたい人
- 職務経歴書の作成や企業面接の対策をしっかり行いたい人
- なるべく短い期間で転職先を決めたい人
特徴 - 保有求人数&成約実績国内No.1
- 過去45万人以上の支援実績からくる高品質なサポート
- 「職務経歴書エディター」で職務経歴書の作成が簡単
公開求人数 45万件(2024年8月現在) 対応エリア 全国 公式サイト https://www.r-agent.com/
リクルートエージェントは保有求人数・成約実績ともに国内No.1の転職支援サービスです。過去に45万人の転職を支援してきた実績により、高品質なサポートを受けられるのが特徴です。
登録時の年収や希望条件によっては、ハイクラスの転職・高年収領域の転職を専門に扱う「ハイクラス・グローバルコンサルティングサービス」の対象になり得ます。コンサルタントは各業界・職種の専門領域を持ち、企業の事業戦略や文化・風土、一緒に働くメンバーの人柄に至るまで、詳細な情報を得られます。
参照:リクルートエージェントHP「ハイキャリア・グローバルコンサルティングサービス」
リクルートエージェントの登録後は独自の「職務経歴書エディター」を利用して、職務経歴書をスピーディに作成することも可能です。
大手サービスの充実したサポートを受けたい人、業界・職種に通じたコンサルタントに相談したい人は、リクルートエージェントを活用するとよいでしょう。
リクルートエージェントがおすすめの業種・職種は?
リクルートエージェントは幅広い業種・職種の求人を保有しています。
中でも業界では「IT・通信業界」「不動産・建設業界」「Web・インターネット」「小売・卸売・サービス」、職種では「営業・販売」「SE・ITエンジニア」「建築・土木・設備」「設計・生産技術・品質管理系エンジニア」が豊富な傾向があります。
また、その他「管理職・ハイクラス」、「外資系・グローバル」、「Iターン・Uターン」、「MR・メディカル」においては特設サイトを設けており、これら分野においても相応の求人と支援実績があることがわかります。
パソナキャリア ハイクラス
担当エージェントを逆指名できる。じっくりサポート型の転職エージェント
-
求人数 1.4万件(2024年8月現在) 特徴 - 年収700万円以上の求人がメインで、利用者の年収アップ率は61.7%
- 職場環境や企業文化など、求人企業への詳細な情報を知れる
- 転職者がアドバイザーを「逆指名」できる(首都圏限定)
対応エリア 関東(東京・埼玉・千葉・神奈川)
関西(大阪・京都・滋賀・和歌山・奈良・兵庫)
東海(静岡・愛知・岐阜・三重)公式サイト https://www.pasonacareer.jp/highclass/
パソナキャリア・ハイクラスは、パソナグループの中でも年収700万円以上の求人をメインに扱う転職サービスです。
利用者の年収アップ率は67.1%と高い水準となっており、求人の質の高さとたしかなサポート品質を裏付けています。
企業の営業担当者と採用担当者との打ち合わせにキャリアアドバイザーが同席するケースも多く、職場環境や企業文化、企業が求める人材像など、求人企業の詳細な情報を得られるのが特徴です。
精度の高い情報を元に転職先を選択したい人に適したサービスといえるでしょう。
首都圏においては、転職者からアドバイザーを「逆指名」できる仕組みも用意されています。
転職を希望する業界・職種に強いアドバイザーを指名し、業界知識が豊富なアドバイザーのサポートを受けられます。転職者側で主導権を握って転職活動を進めたい人におすすめです。
ロバート・ウォルターズ
外資系企業の管理職ポストを狙う人におすすめ。英文レジュメの添削はじめ、英語力を活かした転職を積極支援
-
おすすめの人 - 外資系・グローバル企業へ転職したい人
- ネイティブレベルの英語が話せる人
- 外資系市場に精通したサポートが欲しい人
特徴 - 外資系・グローバル企業への転職支援に強い
- キャリアコンサルタントはバイリンガルで各業界に精通したスタッフで構成
- 選考突破率の高さと転職成功までのスピード感
公開求人数 約2,100件(2024年8月現在) 対応エリア 全国 公式サイト https://www.robertwalters.co.jp/
ロバート・ウォルターズはイギリス発祥の人材紹介会社で、世界31ヶ国で人材サービスを提供してきたグローバル企業です。外資系・グローバル企業への転職支援に強く、とくにスペシャリスト人材のサポートを得意としています。
在籍キャリアコンサルタントは独自の厳しい基準をクリアした人材のみが採用され、各業界に精通した専門チームに配属されています。海外企業の採用担当者とも直接やりとりや交渉が可能なバイリンガルなので、精度の高い情報を得られるのが特徴です。
登録後のヒアリングから採用までのスピードが速いことでも知られており、わずか2週間ほどで採用が決定した例もあります。精度の高い転職支援を受けたい人、選考突破率やスピード感にこだわりたい人は、ロバート・ウォルターズを活用することをおすすめします。
ロバート・ウォルターズがおすすめの業種・職種
ロバート・ウォルターズは数多くの業種・職種に対応していますが、とくに求人数が多い業種として「IT」「メーカー」が挙げられます。職種では「IT」が最も多く、次いで「営業」の案件も豊富です。
IT・インターネット系の職種は、スペシャリストとして高いスキルや優れた実績を持つ人材を求める企業が数多くあります。優秀な人材を確保するために各社がしのぎを削っている状況ですので、ロバート・ウォルターズのようにハイクラス人材に特化したサービスに人材紹介を依頼する企業も多いと考えられます。
エンワールド
グローバル企業の求人がメイン。サポートの質が高く、入社後の定着支援も行っている
-
おすすめの人 - ハイクラス・グローバル企業への転職を検討している人
- ハイクラス向けの履歴書作成・面接対策のサポートが欲しい人
- 「IT・通信」「ライフサイエンス」「経理・財務」の業種・職種への転職を検討中の人
特徴 - ハイクラス・グローバル企業の転職サポートに強い
- キャリアアドバイザーによるサポートが親身
- ヘッドハンティングサービスも行っている
対応エリア 東京・名古屋・大阪 公開求人数 約1,200件(2024年8月現在) 公式サイト https://www.enworld.com/
エンワールドはエン・ジャパンのグループ企業で、ハイクラス・グローバル企業への転職サポートに強いサービスです。
業種・職種の専門領域を持つキャリアアドバイザーが、希望する転職先に応じて親身になってサポートしてくれることに定評があります。
求人紹介に留まらず、入社後の活躍や長期的なキャリア形成を視野に入れてアドバイスしてくれるので、中長期のキャリアプランを見据えて転職先を検討したい人に適しています。
また、150名以上のヘッドハンターも所属しており、経歴や保有スキルに関心を持ったヘッドハンターによるスカウトを受けることも可能です。
キャリアアドバイザーによるサポートと併せて、ヘッドハンティングサービスも利用したい人におすすめのサービスといえます。
エンワールドがおすすめの業種・職種
エンワールドは数多くの業種・職種に対応していますが、とくに求人数が多い職種として「テクノロジー・デジタル・通信」「ライフサイエンス」「経理・財務」などが挙げられます。
テクノロジー・デジタル・通信系の職種は、スペシャリストとして高いスキルや優れた実績を持つ人材を求める企業が数多くあります。優秀な人材を確保するために各社がしのぎを削っている状況ですので、エンワールドのようにハイクラス人材に特化したサービスに人材紹介を依頼する企業も多いと考えられます。
ランスタッド
とくに外資系製造業の求人紹介に強み。求人の80%が年収800万円以上
-
おすすめの人 - 医療機器・医薬品業界での転職を検討されている人
- 製造業・ものづくり業での転職を検討されている人
- 人事部門・労務部門・経理部門でのステップアップ転職を目指している人
特徴 - 国内93か所に拠点を持っている
- 公開求人の80%が年収800万円以上
- キャリアコンサルタントの専門分野における知見が深い
公開求人数 約6,500件(2024年8月現在) 対応エリア 全国 公式サイト https://www.randstad.co.jp/
ランスタッドはオランダで設立された世界トップクラスの人材サービスで、世界39ヶ国、国内でも92か所に拠点があります。
管理職・ハイクラス層の転職支援に強く、グローバル・外資系企業への転職に向けたキャリア相談も得意としています。
参照:ランスタッド公式サイト
公開求人のうち80%が年収800万円以上と、好条件・高年収帯の求人を豊富に保有しています。各業界にフォーカスした専任のキャリアコンサルタントが、高い知見を元に的確なアドバイスをしてくれます。
ランスタッドのみが保有する独占求人も数多くありますので、転職サイトでは見つからない希少な求人や、年収・キャリアアップを実現可能な求人を探している人は、ランスタッドへの登録を検討しておくとよいでしょう。
ランスタッドがおすすめの業種・職種
ランスタッドが保有するハイクラス向け求人情報は、「ライフサイエンス業界」(医療機器・医薬品業界)や「マニュファクチャリング業界」(製造業・ものづくり業)、人事部門・労務部門・経理部門が多く、紹介できる求人がやや特定分野に偏っている傾向が見られます。
参考:ランスタッド ハイクラス向け転職の求人カテゴリ一覧
大項目 | 中項目 |
---|---|
医療・医薬 | 医療機器、診断機器 、医薬品 その他 、社内IT 、財務・経理 、人事 、サプライチェーン・マネジメント |
消費財 | ファッション・高級品・化粧品 、日用消費財(食品飲料・家電・消費財) 、代理店・メディア 、オンラインサービス 、小売・その他のサービス 、社内IT 、財務・経理 、人事 、サプライチェーン・マネジメント |
製造 | 自動車 、化学 、電気・半導体 、機械 、エネルギー 、航空宇宙・海上 、オートメーション 、社内IT、財務・経理 、人事 、サプライチェーン・マネジメント |
テクノロジー | ソフトウエア・ウエブアプリケーション・クラウド(SaaS) 、ハードウエア・インフラネットワーク・クラウド(IaaS/PaaS) 、セキュリティー 、インターネット・モバイルアプリ・IoT 、ニュー・テクノロジー 、テレコム 、コンサルティング 、社内IT 、財務・経理 、人事 、サプライチェーン・マネジメント |
上記に見られるように、大カテゴリは、「医薬・医療、消費財、製造、テクノロジー」と分けられています。
それぞれのカテゴリに含まれる業界・職種は多岐に渡りますが、当てはまらない業界・職種については「求人は少ない」と見ておいたほうが良いでしょう。
逆に、今回の転職で目指す分野が上記一覧に含まれるという人は、積極的にランスタッドのサービスを利用するとよいでしょう。
クライス&カンパニー
創業30年の実績により、企業からの信頼も厚い
-
公開求人数 約7,500件(2024年8月現在) 特徴 - 年収800万円以上のハイクラス転職に特化
- 創業30年の実績により、企業からの信頼も厚い
- 入社後のアフターフォローも行ってくれる
対応エリア 関東 公式サイト https://www.kandc.com/
クライス&カンパニーは、年収800万円以上のハイクラス転職支援を専門とするサービスです。とくにコンサル・ポストコンサルへの転職支援実績が豊富で、コンサル系の案件数は業界でもトップクラスとなっています。
2021年に創業28年を迎え、長年にわたる人材紹介の実績がコンサルティングファームをはじめとする多くの企業から高い支持を得ています。企業との強固なパイプと信頼性の高さは、同サービスを利用するアドバンテージの1つといえるでしょう。
クライス&カンパニーでは、採用決定までをゴールと考えるのではなく、入社後の活躍までを見据えて総合的なアドバイスをしています。入社後も担当アドバイザーとの付き合いは続くため、定期的にキャリア相談に応じてもらうことも可能です。
ハイクラス転職支援サービスの中でも、とくにコンサル業界への転職を検討している人はクライス&カンパニーの活用を選択肢に入れておくことをおすすめします。
LHH転職エージェント
職種ごとに専任の担当が配置。業界・企業の詳しい情報を得つつ、転職活動ができる
-
求人数 1.6万件(2024年8月現在) 特徴 - グローバル人材紹介会社「アデコ」が運営している転職サービス
- 法人営業とコンサルタント兼任により、詳しい企業情報を提供している
- 外資系・グローバル企業へのサポートに強い
対応エリア 1都3県(東京・埼玉・千葉・神奈川)
関西(大阪・京都・滋賀・和歌山・奈良・兵庫)
東海(静岡・愛知・岐阜・三重)公式サイト https://jp.lhh.com/
LHH転職エージェントは世界60の国と地域で人材サービスを展開する「アデコ」が運営する転職サービスです。日本においても関東・関西・東海の各エリアに拠点を持ち、2万件近くの求人数を保有しています。
在籍コンサルタントは企業担当と転職者の担当を兼任する「360度式コンサルティング」を採用しており、採用担当者から直接仕入れた情報を提供できます。精度の高い情報を得たい人にとって、信頼できるアドバイスを得られるでしょう。
外資系・グローバル企業への転職支援を得意としており、ハイキャリア・高収入の求人も多数扱っています。日系企業以外への転職も視野に入れて転職を検討している人にとって、LHH転職エージェントは有力な選択肢の1つとなるでしょう。
MS-Japn
経理ほかバックスタッフの転職支援に強い。管理職ポジションの求人も多数
-
求人数 1.2万件(2024年8月現在) 特徴 - 「管理部門」「士業」専門の転職サービス
- 専門知識を持ったキャリアアドバイザーがサポートしてくれる
- 独自のネットワークによる求人紹介が強み
対応エリア 全国 公式サイト https://www.jmsc.co.jp/
MS-Japanは管理部門や士業の転職支援に特化したサービスです。管理部門に転職を希望する人へのサポート実績は業界第1位となっており、経理・人事・総務・法務といった部門への転職者から高い支持を得ています。
在籍キャリアアドバイザーは間接部門の業務内容に対する高い専門性を持ち、独自のノウハウにもとづいて転職支援をしてくれます。法人担当と転職者側の担当を兼ねる「ワンフェイス型」サービスのため、企業が求める人材像を正確に把握し、転職者に伝えてくれます。
また、大手監査法人や会計事務所、ベンチャーキャピタルとの独自のネットワークを構築しており、各企業がどのような人材を求めているのか詳細な情報を得ています。
一般的な転職サイトや総合型エージェントでは見つからない求人を紹介してほしい人は、MS-Japanの活用をおすすめします。
コトラ
コンサル・IT・金融・DX領域の転職支援に強い。アドバイザーの専門性が高く、書類通過率も高い
-
求人数 2.4万件(2024年8月現在) 特徴 - 金融・IT・コンサル業界に強い転職サービス
- アドバイザーの専門性・選考通過率が高い
- 独自に開発した「自己診断サーベイ」が自己分析に役立つ
対応エリア 東京・神奈川・埼玉・千葉・愛知・大阪・福岡・海外 公式サイト https://www.kotora.jp/
コトラはスペシャリスト・ハイクラス人材や経営層の転職支援に強いサービスで、とくに金融・IT・コンサル業界への転職支援を得意としています。プロフェッショナル人材を求める企業がコトラに人材紹介を依頼するケースが多く、希少性の高い求人が集まっているのが特徴です。
在籍アドバイザーの多くは金融・コンサル・ITといった業界の出身者で、各業界で求められる業務知識やスキルを熟知しています。経験者でなければ知り得ない業界の実態や近年の動向を踏まえたアドバイスが得られるので、選考通過率が高く転職先がスムーズに決まる確率を高められるのです。
また、自己分析サーベイ「KOTORA25」を独自に開発・提供しており、およそ20分間で自身の「意識と行動」を確認し、自己分析に役立てられます。
キャリアアップの実現に向けて万全の準備を整えておきたい人は、コトラを活用することをおすすめします。
転機
ベンチャー・スタートアップの役員層を目指せる求人が多数。経営者と直接面談が可能
-
求人数 非公開 特徴 - 「年収800万円以上」のハイクラス向け求人が豊富
- 経営者と直接面談が可能
- 「社長の右腕立候補」など、独自の応募方法あり
対応エリア 全国 公式サイト https://ten-ki.jp/
転機は管理職・ハイクラス層を対象とした転職サービスで、年収800万円以上の求人を豊富に保有しています。他社サービスと比べて転職者側の希望を企業へ直接伝えやすい機能を備えているのが大きな特徴です。
たとえば、転機には「リクエスト機能」があり、「こんな企業で働いてみたい」という社名や条件をリクエストできます。案件によっては経営者との直接面談が可能なものや、「社長の右腕候補」といったユニークな応募方法のもの見られます。
管理職・ハイクラス層の転職は、入社後に経営陣と近い距離で働くことも少なくないため、企業理念やミッションに共感できるかどうかは非常に重要な判断基準の1つとなります。経営者と直接コンタクトを取る機械が豊富な転機は、こうしたニーズに応えるサービスとして有力な候補になり得るでしょう。
2)管理職・ハイクラス向け転職エージェント・転職サイトの選び方とポイント
管理職・ハイクラス層への転職を目指す際は、転職エージェント・転職サイトの登録前にまず以下の4点について理解を深めておくと良いでしょう。
キャリアの棚卸しとレジュメ・職務経歴書の作成を先に済ませておく
転職エージェント・転職サイトを利用する前に、可能な限り「キャリアの棚卸し」と「職務経歴書の作成」は済ませておくことをおすすめします。
多くの転職エージェント・転職サイトでは登録時や初回面談前に職務経歴書を提出してもらうようにしていますが、その職務経歴書の内容を見て「どのアドバイザーが担当に付くかの決定」、「紹介求人やサポートの準備」が行われます。
また、管理職・ハイクラス向けの転職エージェント・転職サイトでは、企業からもスカウトメールが届く仕組みがあるものが多いです。
つまり、職務経歴書やレジュメがしっかり用意されている転職者には、その経歴や意向に合った担当やサポートに当たりやすくなったり、企業から熱量の高いスカウトが届きやすくなったりするということです。
転職エージェントでは、職務経歴書の書類作成サポートなどの支援も行っていますが、それらに対して転職者側が完全な受け身姿勢でいるとサポート品質にも影響が出てしまうことがあるでしょう。
管理職・ハイクラス層の転職においては、転職エージェントの担当者がどれだけあなた自身の経歴や強みを把握できるかが重要になります。
そのために、事前のキャリアの棚卸しとレジュメ・職務経歴書の作成が重要になることは重々認識しておきましょう。
「印象に残る職務経歴書」作成のポイント
- Point1)最初の職務要約ですべてを語る
- Point2)緩急をつける
- Point3)企業毎に職務経歴書を書く
- Point4)定量的に書く
- Point5)「ボランティアをやっています」などの副次的なものは程ほどに。
- Point6)「レジュメはラブレター」の意識で書く。
Point1)最初の職務要約ですべてを語る
採用担当はたくさんのレジュメに目を通すため、最初の職務要約しか見ない人もいます。逆にいうと、この部分は全員が見るということです。
そのため、「最初の職務要約ですべてを語る」くらいの気概で作成したほうが良いでしょう。
自分の強みが最初の数行でパッと分かるように表すなど、とにかくこの部分の品質に意識を集中して作成することが大切です。
Point2)緩急をつける
ある程度実務経験を持った人が陥りがちなミスが、「やってきたことを全部書いてしまう」ことです。
全部盛り込むと、強み(アピールポイント)が薄まってしまいます。
アピールすべきところとしなくてもいいところを分けて、しなくても良いところはバッサリ切る──、といったメリハリが大切です。
例えば総務部門を経験した転職者の場合、総務の幅広い業務範囲を全部書くとどうしても冗長になってしまいます。
その際に、例えば応募する企業の求人要件が「総務の資産管理」だった場合、そのポジションと関連する経験をアピールするのです。
「自分はそのほかにも人事、採用などを経験していた」という場合においても、応募企業側で人事、採用のポジションを求めていないようなら、その記載は軽く触れる程度に留めるなどの取捨選択を意識しましょう。
Point3)企業毎に職務経歴書を書く
職務経歴書は、基本応募企業毎に準備します。
テンプレートのようにひとつの職務経歴書を使いまわしていた場合、応募企業側はすぐにそれを見抜きます。
効果的な職務経歴書にしていくためにも、企業が募集しているポジションに合わせて書くことを意識すると良いでしょう。
イメージとしては、「60%は共通部分として、残り40%を企業毎にかき分ける」、「これまでやってきたことが20種類あったら、求人ポジションに合わせて12~3個に絞って、7~8個は削る」といった形で進めると良いと思います。
ポイントは、求人企業に対して「企業が求めているポジションと、自分の経歴がいかにフィットしているか」を伝えることです。
Point4)定量的に書く
よく言われることですが、職務経歴書は「定量的」に書くことが大切です。
例えば、「お客様に大変喜ばれた」といった表現は、第三者はその程度が分かりません。また、「主観的、感覚的にしか物事を捉えられていない」と評価されてしまうリスクもあります。
アピールする事柄は、なるべく「数値」に落とし込むことが大切です。
「売上や会員数、またはPV数などが何パーセント増えた」であったり、「結果として作業時間がこれだけ短縮できた」などの定量的な説明を意識すると良いでしょう。
Point5)「ボランティアをやっています」などの副次的なものは程ほどに。
プライベートでの活動(ボランティア)などは、書いても書かなくても、書類通過や採用にそこまで影響は無いと見たほうが良いでしょう。
他の候補者と比較検討になった際に、その人と甲乙つけがたいくらいの同評価だったら効果はあるかもしれませんが、その他ではあまり効果を期待しない方が良いと思います。
たまに、経営層の価値観とマッチしたなどのラッキーパンチもありますが、やや運要素の強いPRと言えます。
また、そうした副次的なPRをたくさん書いてしまうと、「仕事でアピールできないから、そこでアピールするのかな?」と思われてしまうリスクもあるでしょう。
Point6)「レジュメはラブレター」の意識で書く。
レジュメ(職務経歴書)は、「企業へのラブレター」と思って書くと良いです。
例えば、気になっている異性に「私はたくさんのスキルと知識がある。だから付き合ってください」とラブレターを書く人はいないでしょう。
それよりも、「あなたはきっと、こういう人を求めていますよね。私はまさにそういう経験をしてきています。つきましては、私と付き合ってくれませんか」といった形でアプローチする方が成功確度を高められるはずです。
ポイントは、「相手を基点」にあなた自身のペルソナを作っていくこと、──つまり、「顧客視点」を持って職務経歴書を書いていくことです。
目指す業種・職種に対して実績にある転職エージェント・転職サイトを選ぶ
管理職・ハイクラスの転職に向けての転職エージェント・転職サイトを選定する際は、以下の2点を優先的に見ておくと良いでしょう。
- 目指す業種・職種に対する求人は豊富か
- (地方転職の場合は)拠点の有無
1点目の「目指す業種・職種に対する求人は豊富か」については、この記事でも詳しく触れていきますので、チェックしてみてください。
「求人数が多い」ということは、それだけ企業との取引実績が豊富であることを表わします。かつ、これまでの転職支援で培ったノウハウをもとに、アドバイスを受けられることも期待できるでしょう。
2点目の「拠点の有無」については、特に地方転職の場合、その地域に拠点を持つ転職エージェントは県内の企業との関係性が深まっているケースが多いです。また、「サポートは対面で受けたい」という転職者にも適しているでしょう。
また、これらを見極めるうえでも、転職エージェント・転職サイトは複数登録しておいた方が良いです。
リクルート社の調査によると、転職成功した人の平均転職エージェント利用社数は4.2社ほどであったといいます。
参照:リクナビNEXT「転職エージェント(人材紹介会社)を使った転職活動ガイド」の内容をもとに、弊社にてグラフ作成
複数の転職エージェントに登録したあとは、何回かのコミュニケーションを経て「この転職エージェントが私に合っている」と思えたところに利用を寄せていくと良いでしょう。
担当コンサルタントとのやり取りのしやすさも重要
転職エージェントの活用効果は、担当キャリアアドバイザー次第で大きく変わります。
そのため、担当についたアドバイザーの「良し悪し」については早いタイミングで見極めたいところです。
担当キャリアアドバイザーの見極めは、以下の観点を持っておくことが有効です。
- こちらの話を親身に聴いてくれるか
- 求人紹介の際に、「なぜそれがおすすめか」について納得いく説明をしてくれるか
- 目指す業界・職種および企業について、詳しいか
避けるべきキャリアアドバイザーとは、「売上目的で転職者に求人紹介する」、「転職者の目指す業界・職種および企業について詳しくない」という2つのタイプです。
例えば、2つ目の「なぜおすすめなのかを説明してくれるか」については、担当のキャリアアドバイザーより求人を紹介された際に、「なんでこの企業を私に薦めたんですか?」「このなかで、いちばんお薦めだと思うのはどれですか?また、その理由は?」といった質問をしてみるのです。
その回答を聞けば、相手がこちらのことをしっかり考えて紹介しているかどうかがわかるでしょう。
あまりきちんと考えて求人紹介していないと感じられた場合や、「こちらの希望する分野について、あまり詳しくなさそうだ」と感じられるようでしたら、他の転職エージェントにシフトしていくか、またはキャリアアドバイザーの担当変更を検討することをおすすめします。
焦って急ぎの転職は危険。「マッチする企業」をじっくりと探すスタイルで進められるサービスを。
管理職・ハイクラス向けの求人は、大抵が「空き要員の募集」です。
若手社員向けの求人と比べてそもそもの求人母数は少なく、管理職・ハイクラス向けの求人はピンポイントで発生して、「ないときはほぼ全くない」こともあります。
そのため、転職活動においては「良い案件が出たときにすぐ知れるよう、網を張っておく」形が望ましいでしょう。
また、好待遇の求人はその殆どが「非公開求人(転職サイトなど一般の求人媒体には紹介されない求人)」か、それぞれの転職エージェントのみが持つ「独占求人」です。
こうしたことからも、転職エージェント・転職サイトは複数登録しておいた方が、網にかかりやすくなります。
管理職・ハイクラスの転職で成功する人の活動期間は、大体において半年~1年ほどが多いといいます。つまり、転職エージェント・転職サイト登録後は自分の希望にマッチする求人が出るのを待ちつつ、「良いのがあったら本格的に動く」スタイルを取っているのです。
「ミドル世代の転職で、失敗する人・成功する人の傾向」について(現役キャリアアドバイザー 武蔵野さん)
- 武蔵野
さん -
ミドル世代の中堅社員が転職で失敗してしまう人に多いケースが、「転職したい」と思ってから転職活動をするパターンです。逆に成功する人に多いのが、先に転職エージェントに登録し、1~2年くらいかけて情報収集するような人たちですね。「良いのがあったら動く」というスタイルです。
前者はいわば、何かしら「今の仕事を辞めたい」というような、マイナスの要素があったときに動くタイプで、マイナスをゼロにしようという意識が強い。だから、妥協してしまったり、「とりあえず内定もらえたら御の字」という転職スタイルになりやすく、失敗やミスマッチ転職を起こしがちでしょう。
後者は「良いところが見つかったら転職しよう」という、プラスの要素で動くタイプですので、自分に合ってるものしか応募しないこともあり、成功&年収アップしやすい傾向にあります。
まとめ)管理職・ハイクラス層の転職こそエージェントの活用を!
今回は、管理職・ハイクラス人材の転職支援に強いエージェントTOP15を紹介しました。
重要なポジションを担う人材であるだけに、企業が求めるスキル・経験の水準が高いだけでなく、自社の風土や文化に馴染む人材かどうかを見極めたいと考えている企業は少なくありません。
加えて、秘匿性の高い募集案件が大半のため、非公開求人で人材を募集する企業も多いのが実情です。
管理職・ハイクラス人材の転職こそ、転職エージェントを活用することをおすすめします。プロによるサポートを得ることで、転職成功を実現する可能性を飛躍的に高められるはずです。