「結婚して、寿退社」のはずが彼から別れを告げられて、無職になって、その後。|私の転職体験談
転職前
- 職業
- 人材派遣会社
- 職種
- 営業
- 従業員規模
- 5名
- 年収
- 300万円
転職後
- 職業
- 認可保育園
- 職種
- 保育士
- 従業員規模
- 100人ほど
- 年収
- 200万円
目次
ちゃぴさんの転職ストーリー
1これまでの私
休日も呼び出されるような忙しい職場で、目の下にはいつも大きなクマ。
転職前は、大学を卒業してすぐに入社した小さな人材派遣会社の営業として働いていました。
従業員は私を入れて5人の本当に小さな会社でした。
取引先企業への営業回りをし、部門ごとに派遣登録している方たちに頂いた仕事を振り、派遣先の現場にも顔を出したりと、かなり忙しい日々を送っていました。
現場が遠い場合は始発で向かって確認することもあり、とにかく登録している派遣さんたちが現場で円滑に仕事をしてもらえるように、いつも気を回していました。
土日祝日も関係なく仕事が入る業種だったため休みは不定。
そのうえ、休みの日であってもしょっちゅう「急な仕事が入った」と電話で起こされ――、友人との予定もかなり立てにくく日常的に疲弊して。
一日休みになったとしても、その日は夕方ごろまで寝ていることも多かったです。
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転職前の仕事は実家からでは行きにくい現場も多かったため、当時は三路線使える便利な場所に一人暮らししていました。
ですが、たまに実家で会う家族はいつも目の下にクマを作っている私のことをとても心配していたようです。
唯一の楽しみは大好きなアーティストのライブを観に行くこと。
その日だけは確実に休みが取れるように何ヵ月も前から仕事を調整し、急な仕事の連絡が入っても、
- 私
-
「この日だけは予定があるので絶対に出られません!」
と断固として出社を断っていました。
いつもは休みでも出てくる私が年に何回かこのように断っていたので、会社もあまりそれ以上うるさく言いませんでした。
とにかく毎日忙しく、仕事に追われて疲弊していたのは確かです。
2転職のきっかけ
ショッキングな出来事の連続
当時交際していた男性と結婚を視野に入れて色々と話し合っていた頃でした。
私は結婚したら寿退社しようと考え、上司に相談し、退職の手続きを始めました。
ところが後日、彼にそのことを伝えると、手のひらを返されてしまったのです。
会う約束をしようとしても、色々と理由をつけて断られて。
最終的には、一方的に振られてしまいました。
しかも、LINEで、です。
現実味を帯びてきた結婚の話に冷静になったのか。
毎日仕事の愚痴を言っている私が、会社を辞めるために結婚したがっているように見えたのではないか。
──沢山考えました。
でも、今となっては彼が離れていったこと、そして結婚が叶わなくなったことは変えようがありませんでした。
そこから更に大変だったのは、会社に退社の意向を伝えてしまっていたことです。
上司にもう一度相談し、恥を忍んで「交際自体が破綻したので退社をなかったことにさせてほしい」と頭を下げました。
ですが、退職の手続きを進めすぎていたためか、結局は退社することになってしまいました。
──ですが、ここまでショックの連続だと、人はかえって冷静になれるのかもしれません。
- 私
-
「いっそのことやりたかった保育の仕事に転職しよう」
と、吹っ切れて。
こうして、20代のうちに学生時代憧れていた保育関係の仕事に挑戦してみたいと考えるようになりました。
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3転職活動中
未経験から、保育士へ
業種は初めから保育業界でしっかりと絞っていたので、迷いなく求人を探すことができました。
利用していた職業安定所では、いつも親身に相談に乗ってもらい条件に合うたくさんの企業に申し込むことが出来ました。
しかし、全くの異業種への転職、しかも転職活動を開始した時はまだ無資格の状態だったので、当然転職活動はかなり難航しました。
保育業界での転職は、前提として有資格者であることを求める企業がほとんどでした。
転職当時は26歳。「無資格で通信講座で取得のために勉強中」という未経験者の私は、電話をするだけで門前払いを受けることもしょっちゅうで。
運良く書類選考を通って面接までこぎ着けても、やはり無資格では難しいという理由でお断りされることが多かったです。
幸運だったのは母と妹が保育士のため、履歴書などの書類の書き方や面接でのアピールポイントなど、かなりアドバイスを貰えたことです。
面接でもはじめは、
- 面接官
-
「全くの畑違いなのに、なぜ営業から保育業界に?」
と怪訝な顔をされることがほとんどでした。
ですが、家族に2人保育士がいて身近な職業だということを話すと納得してもらえることも多かったです。
そうして大変ながらも転職活動を続け、家族の協力もあり、なんとか無事に転職できました。
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4転職後
新しい職場で、待ち受けていた状況は。
保育業界は保育しか経験のない方たちが多く、前職で営業をしていた私はかなり珍しがられました。
仕事をしながら資格取得を目指すことも職場で全面的にサポートしてもらえ、試験で合格科目が増えるごとに皆さんで喜んでくれました。
保育の仕事を一度は考えたことがある女性も多いと思いますが、飛び込んでみると想像以上に大変です。
ただ子どものお世話をしていればいいわけではなく、発達に沿った保育をきちんと目的を掲げて実施しないといけないのです。
日々の書類や製作物に追われて、行事の前は休憩もまともに取れないのが当たり前のような業界でした。
それでも、笑顔で懐いてくれる子どもたちを抱きしめている時間はとても幸せで。
休みの日でも「早く仕事に行って子どもの顔が見たい」と思えるようになったことは、自分でも驚きでした。
5その後、どうなったか。
転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。
自分の「やりたい」と思ったことを貫いて、25歳を過ぎてからでも資格取得が出来たというのは大きな自信になりました。
転職前の会社では、なんのために仕事をしているのか分からなくなっていました。
しかし、現在は毎日誰かから直接「ありがとう」と言われて、それが大きなモチベーションに繋がっています。
それに、子どもたちの成長を近くで見られるのはとても幸せなことで。
保護者の方たちにも喜んでもらえるのも大きなやりがいとなっています。
難点を言えば、やはり年収が下がってしまったことです。
年収が下がってしまうことは覚悟の上で決めた転職でしたが、「労働量と給与面は、業界全体でまだまだ釣り合っていないな」というのが本音です。
また、転職活動をしていた時は、なかなか就職先が決まらず焦ってしまうことがありました。
ですので、会社全体の評判などをあまり考慮していなかったような気がします。
「もっと条件のいい会社があったかもしれない」と、すこし後悔は感じています。
現在は新しい家族として子どもができ、非正規雇用で仕事をしています。
今後は、子育てなどとも並行しながら勉強していき、もっと保育の仕事に対して理解を深めたいと思っています。
そして、子どもが大きくなり手がかからなくなったら保育士として正社員になりたいです。
そのためにも、今から知識をたくさん吸収することが大事だと考えています。
私は大学で全くの別分野を専攻していましたので、保育の知識は同年代の専門の学校を出た方と比べるとまだまだ足りていません。
まずは「保育士」の資格が取得できたので、次は「幼稚園教諭」の資格取得を目指していきたいです。
どこでも働ける「資格」というのはとても強みになります。
また、保育業界は子育て中の女性や年配の方でも頑張り次第でいくらでも活躍できるので、この先も長く続けていきたいと思っています。
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