アパレル販売からアパレル営業そして広告代理店営業へと渡り歩いた私の半生。|私の転職体験談
転職前
- 職業
- アパレル業
- 職種
- 営業
- 従業員規模
- 350名
- 年収
- 460万円
転職後
- 職業
- 総合広告代理店
- 職種
- 営業
- 従業員規模
- 70名
- 年収
- 520万円
目次
こうけんさんの転職ストーリー
1これまでの私
一人でも多くの女性に、自分の手掛けるブランドを身につけてほしい。
大学時代に地方から東京に出てきて、それ以来東京で生活をしています。
新卒で入社した会社は中堅のアパレル販売会社。そこの店舗スタッフとして社会人をスタートしました。
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ところが、その職場がとても忙しかった。
土日祝日、夏休み冬休みも基本的に仕事。残業もとても多く、「このままでは人生が駄目になる」と思って、わずか1年で退職してしまいました。
その後別の業界で働いてみましたが、なんとなく、アパレル業への未練もあって、「世の中の女性に一人でも多く自分の販売するブランドを身に付けて欲しい」という若気の至りというか青臭い想いが依然あって、またアパレル業界に戻ったのです。
今度はメーカーの営業でしたので、土日どちらかは休みになりました。
その頃、同じ職場で出会った人と結婚も果たしました。
2転職のきっかけ
「これが最後の転職」と思っていたのに。
前職のアパレルメーカーに営業として転職したのが35歳の時。これが最後の転職だと思っていました。
2、3年働くと徐々にお客様も増え、それなりに成果も出せるようになりました。
ところがその1年後、アパレル業界は業界全体が不況となるのです。
だんだんと将来に不安を持つようになりました。
そして、その不安が的中するかのように、その翌年からボーナスがなくなりました。
決して給与水準が高くない会社でしたが、「これでボーナスもなくなったのではやっていけない」と思い、私はまた転職しようと決めたのでした。
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3転職活動中
もう、アパレル業界からは抜け出したい。
しばらくは、働きながら転職活動をしました。
転職エージェントに登録して、担当となったエージェントの方からはいろいろな企業情報をいただくこともできました。
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ですが、エージェントから「ここだったら、企業からの評価も得られやすいですよ」と紹介される求人のほとんどは同業界のものでした。
私はというと、どうしてもまたアパレル業界に進む気にはなれなかった。
エージェントの方はそれに対して反論はしませんでしたが、「選り好みできる状況ではないだろう」と思っているのがありありと伝わってきて、そうした私とエージェントとの水面下の攻防もありました。
転職活動は難航し、とうとう有給も使い切って面接にも行きづらくなってしまいましたので、「これはもう、転職活動に専念するしかない」と思い切って退職を決意。
その矢先、(ここはダメだろう)と思っていた選考中の会社から内定通知が届きました。
従業員70名ほどの、広告代理店の会社でした。
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4転職後
新しい職場で、待ち受けていた状況は。
アパレル業界から広告業界。
新しい会社は、全くの異業種でした。
「同じ営業職だし、なんとかなるだろう」という私の楽観的な思考だけが頼りでした。
職場はパートさんも多く社長とも毎日顔を合わせるような環境で、距離感の近さがあって。
それは結構私の好みに合いました。
ただし、業務はわからないことだらけでした。
とくに困ったのがPC操作です。
今までの職場ではPCは使うとはいえ、簡単な入力程度だったのですが、この職場ではエクセル・ワードは当たり前。
さらにはパワーポイントを使って企画書を自分で一から作成しなければならなかったのです。
習得するまで半年かかりました。
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5その後、どうなったか。
転職を振り返って、今思うこと。
転職して3年が経ちました。
PCスキルに関しては、確実に上達しました。
今ではお客様への提案資料も綺麗に、そしてスピーディーに作成できます。
ですが、広告代理店営業としてのパフォーマンスはどうかというと、正直まだまだです。
今年から10歳下の社員が、私の直属の上司となりました。
この3年間もっと頑張れば、そのポジションに私が付くという未来もあったのか──、それはわかりません。
ですが、「もっと頑張らなくてはならない」ということは事実でしょう。
私の仕事内容はクライアントへのイベント提案およびそれにまつわる企画・運営です。
これまでは既存のイベントの焼き増し企画が主でしたが、今回、一から企画するイベントを担当することになりました。
ここで、しっかり評価を得て実績を創っていければと思っています。
「アパレルで働きたい」という気持ちから始まって、すぐに転職して、またアパレル業界に戻って、そして今は広告代理店で働いて。
我ながら、なんとも一貫性のないキャリアを歩んできたものです。
まったく後悔をしていないといえば噓になりますが、それでもそのときどきの仕事では真剣に向き合ってきたつもりです。
だから、「なんとかやっていこう」と思えるだけの今がある。
まだまだ、これからです。