家族と自分の未来を見据えた30代営業職。卸売業から製造業へ|転職体験談
転職前
- 職業
- 卸売業
- 職種
- 営業
- 従業員規模
- 100
- 年収
- 480万円
転職後
- 職業
- 製造業
- 職種
- 営業
- 従業員規模
- 150
- 年収
- 500万円
目次
RKさんの転職ストーリー
1これまでの私
安定した業務の中で築いた経験と、自分なりの営業スタイル

前職では、卸売業にて営業職を担当していました。
主な業務は、顧客への商品提案や受発注対応、在庫管理など。比較的規模の小さな企業で、営業と一口に言っても、提案から納品後のフォローまで幅広く関わっていました。
最初は慣れない業務に戸惑いもありましたが、次第に顧客との関係性構築の面白さを実感し、営業のやりがいを感じるようになっていきました。特に相手のニーズを汲み取り、的確に提案できたときに得られる信頼感は、自分にとって大きなモチベーションでした。
業務の中で自然と培われたのは、丁寧なヒアリング力と誠実な対応力。売上数字だけではなく、長期的な信頼関係を重視するスタイルで、社内からも一定の評価を得ていました。
一方で、組織は旧態依然とした文化が色濃く、業務改善のアイデアや新事業の提案なども通りにくい環境。
日々の業務に全力で取り組みながらも「このまま同じやり方を続けていていいのか?」と考えることも増えていきました。
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2転職のきっかけ
キャリアの限界と可能性、新しい挑戦を決意した理由

転職を決意した理由は、仕事へのモチベーションの低下とライフスタイルの変化でした。
営業職としてのキャリアは順調でしたが、安定しきったルーチンワークに埋もれ、日々に新たな挑戦がなくなっていることに不安を感じるようになりました。
もっと自分の成長を感じられる職場に移りたいという思いが、転職を決断する大きな原動力となりました。
また、結婚して子どもが生まれたことも大きな転機でした。
以前のように夜遅くまで残業をする生活に疑問を抱き、家族と過ごす時間を確保するためにも、職場環境を見直す必要があると感じました。
そこでまず考えたのが、「異業種への転職」です。これまで培ってきた営業職の経験を活かしながら、これまでとは違う業界にチャレンジすべきだと考えました。
3転職活動
不安からのスタート、転職エージェントと歩んだ4か月

最初の転職活動は非常に不安でした。
営業職の求人は多いものの、異業界となると新たなスキルをどうアピールするかに悩みました。最初は自信を持って面接に臨むことができず、落ち込むこともありました。
しかし、転職エージェントとの連携を通じて、自分に合った求人と出会うことができました。
業界知識に詳しいエージェントは私の希望や強みにマッチした企業を紹介してくれ、自己分析も深まっていきました。転職活動は約4ヶ月間に及びました。当初は前職と関連性のある業界に絞っていましたが、徐々に製造業など新しい領域にも視野を広げていきました。
エージェントからのアドバイスをもとに、面接では自身の強みやビジョンを明確に伝えられるようになり、結果として希望企業に内定をいただきました。
ただし、活動初期に焦って大量応募してしまった反省もあります。自分に合う企業を見極めて絞り込んだことで、効率的な転職活動ができたと感じています。
4転職先にて
異業界でも活きた営業スキル──転職後の成果と成長実感

転職後は製造業の法人営業職として勤務しています。
主な業務は新規開拓と既存顧客のフォローで、前職との共通点も多くあります。最初は業界知識の不足に戸惑いましたが、顧客との信頼構築や提案方法など、前職で培ったスキルが大いに活かされています。
製造業の法人営業は、想像以上にスピード感があり、常に新しいチャレンジがあります。会社のサポートや先輩方の指導に支えられ、自信がついてきました。
印象的だったのは、大手企業との初めての商談で、提案が受け入れられ契約につながったこと。自分の営業経験が確かに役立っていると実感しました。
また、自由度の高い働き方や、上司やチームとの積極的な意見交換ができる職場環境が非常に魅力的で、営業活動もより効率的に進められるようになりました。
仕事のアプローチや環境の違いにもすぐに順応できたことは、大きな成長につながったと感じています。
新しい業界への挑戦は決して簡単ではありませんが、私は現状、日々成長を実感できる充実した日々を送れています。
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5その後どうなったか
変化を恐れず挑戦した先に、成長と充実が待っていた

転職を通じて、「成長には変化を恐れず飛び込む勇気が必要だ」と実感しました。
前職では安定していたものの、変化の乏しさに物足りなさを感じていたことがよくわかったのです。新しい業界に身を置いたことで、未知の課題や業界特有のアプローチに向き合う必要があり、柔軟性や順応力を高めることができました。
営業スキルを土台に、新たな知識や提案方法を習得できたことは、転職前には得られなかった貴重な経験です。
また、自分にとっての成長環境とは何かを改めて見つめ直す機会にもなり、仕事とプライベートのバランスが取れたことで、全体的な満足度も高まりました。
今後は、法人営業としてのスキルをさらに磨き、特に新規開拓の分野で力を発揮していきたいと考えています。未開拓の市場へのアプローチや、チーム全体の業績向上にも貢献したいと思っています。
将来的には営業部門をまとめる立場となり、企業の成長を支える存在になることが目標です。
さらには営業にとどまらず、戦略的なビジネスプランニングやマーケティングにも関与し、会社全体の成長をけん引できるようになりたいと考えています。
より広い視野で貢献できるよう、これからも自身の成長を追求していきます。