40歳美容師。同僚からの嫌がらせを受けた私の決意｜私の転職体験談

私は38歳の時に転職をしました。

当時は美容師として働く傍ら、子育てもしていたので日々忙しさに追われていました。

夫は自営業を営んでいたので、日中私が働きに出ている間は子育てをしてくれたり、随分と助けてもらっていました。
私はそんな夫や子供のために働くのがモチベーションになっていました。

仕事はもちろん好きです。
しかし人付き合いが苦手な私にとって、お客様とのコミュニケーションが必須のこの仕事は、同時に辛くもありました。

職場の人間関係もあまり良好とは言えませんでしたので、たまに出勤前にストレスで胃が痛くなったり、なんてこともありました。

それでも毎日、大切な家族のために働いていた──という状況でした。

2年ほど勤めていると、私を指名してくださるお客様も増え、忙しさにも拍車がかかりました。

そんな状況を認めてもらえたのでしょう、社長から「店長になってよ」と推薦をいただきました。

それまではベテラン格の従業員の方が店長を務めていたのですが、まだ2年目の私がその座をいただくかたちとなりました。

もしかしたらそれが気に入らなかったのかもしれません。
私はベテラン格のその従業員の方から嫌がらせを受けるようになりました。

その方は以前から、勝手に休憩に入ってしまったり、お菓子を食べながら仕事をサボることが目立っている方でした。

そんな状態が常態化していたので、その方の後に続いて嫌がらせに加担する従業員も増え、どんどん働きづらい環境へと変わっていったのです。

そう思っても、本人にそれを言う勇気もなく、周りに相談できる人もいませんでした。

嫌がらせはどんどんエスカレートしていき、ストレスで体を壊すようになっていきました。

ある日、とうとう耐え切れなくなった私は社長に相談したのですが、

と、具体的な解決には乗り出してくれませんでした。

そう思った私は、別の店舗で働いている先輩に相談し、転職を決意しました。

その先輩は顔が広いので、すぐに別店舗へ口利きしてくれたので、大変助かりました。

新しい職場は人間関係も良好でストレスも無く、安心して働けています。

それでも一つだけ嫌な出来事がありました。

美容師業界はとても狭いので、些細な情報でもすぐに伝わってしまうのです。
私に嫌がらせをしてきた方と以前に一緒に働いていた方が、新しい職場にいたのです。

二人きりの時にそう切り出され、私は身構えました。

その方から聞くには、以前の職場のベテラン格の方は、私がいなくなってからも、私のことを散々悪く言っていたようです。

そんな言葉を、かけてもらえたのです。

ジワーっと熱いものがこみあげてきて、（私はこの場所で頑張ろう）と思いました。

「美容師」という専門職ゆえなのでしょうか、どこの店舗でもそういった妬み嫉みの話はつきものです。

中には頑張って働いている人よりも、要領よく振舞っている人の方が評価されることだってあります。

私は曲がったことが大嫌いです。
上司の前でだけ愛想を良くして、あとは仕事をサボっていたり、誰かに嫌がらせをするような人は許せません。

私は今回、そういった心ない扱いのせいで転職をしなければならない状況にまで追い込まれましたが、転職して良かったと今では思います。

頑張っている人は、必ず誰かが見ていてくれる。

そんな心強い言葉をいただけましたし、良い環境に恵まれたと思います。
困った時に手を差し伸べてくれる人は、必ずどこかにはいます。

少しスケールの大きな話にはなるかもしれませんが、私のように職場で不遇な扱いを受けている人に向けて、何らかの活動ができないかと考えています。

どんな理由があっても、誰かをけなしたり、貶めたりなんてことが許されていいはずがありません。

私のように思い切って職場を変えてみるのも手だとは思いますが、なかなかそれに踏み出せない方もいると思います。
そういう方へ手を差し伸べられるような活動をしていけたらと思います。

私だけの力では、世の中全体を変えることはできません。
しかしだからといって行動を起こさなければ、状況は何も変わらないでしょうから、できることから始めていきたいです。

美容師からのキャリアチェンジにおすすめの転職エージェント［PR］

フミダス美容

フミダス美容は、美容業界からのキャリアチェンジ転職を支援する転職エージェントです。

同サービスの大きな特徴は、担当エージェントは美容業界出身であること、そして未経験から挑戦可能な求人を多数擁していることです。

年間約10,000件の転職相談を行っており、相談はZoomや電話、LINEから選べます。
お仕事の忙しい人も、隙間時間を使っての相談が可能です。