『みんなの転職「体験談」。』
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スポーツショップのバイト店員からWebプログラマーの正社員に!|私の転職体験談

転職前

BEFORE
職業
スポーツショップ
職種
アルバイト
従業員規模
8,000人
年収
100万円

転職後

AFTER
職業
IT系
職種
プログラマー
従業員規模
20人
年収
200万円

目次

オウムアムアさんの転職ストーリー

1これまでの私

「いらっしゃいませ」より「おはようございます。いらっしゃいませ」

スポーツショップのアルバイト風景

転職をしたのは今から15年ほど前です。

それまで、スポーツショップのアルバイトをしておりました。

家族構成は、両親と私の3人家族です。

私はどちらかというとまじめな方だっと思います。
職場では上司の指示にはきちんと従っていました。

ある時、本部から「いらっしゃいませ」から「おはようございます。いらっしゃいませ」へと挨拶を変更するように指示がありました。

私はすぐに指示に従いましたが、あとで調べたところ「いらっしゃいませ」はお客様にとって「売りこみ」に聞こえ、反発心を持たれてしまうこともあるそうです。

──私はそんな風に、指示されたことを忠実に守るだけでなく、その背景も読み取ろうとしながら、業務に励んでいました。

2転職のきっかけ

自作ゲームの成功と、勤務先の閉店の噂

独学でのプログラミング

プログラミングの仕事は以前から興味があり、独学で勉強をしておりました。

自分にとって興味がある上に報酬も比較的高く、将来性も見込めたからです。

それから、あるとき雑誌に投稿した自作ゲームが非常に評価されまして。

ネットでの評価も上々で、すぐに1,000ダウンロードからそれ以上になりました。

そんな折、市場の不況に伴い「勤めている店舗が閉店するかもしれない」という噂が私の耳に入ってきました。
その噂は月日の経過とともに現実味を帯びてきて、つまり私は転職を余儀なくされる状況になってしまって。その際に、

「──そうだ。ITプログラミングの仕事に就こう」

私はそう思い、周囲の人々──職場の上司にも相談してみました。

すると、皆賛成し、応援すらしてくれたのです。

これが、私の「転職しよう」と決めたいきさつでした。

3転職活動中

転職活動で大切なのは、タイミングと縁。

転職活動中の40代男性

転職活動はまず地元で行いましたが、拍子抜けするほどあっさり決まりました。

ちょうど、プログラマーの需要が高まってきた時期だったということもあるのでしょう。
転職サービスは色々活用しましたが、特にお世話になったのは、Find jobです。
面談レクチャーの機会をいただいたりと、何かと自分一人では得られなかったであろう気付きや学びを得られました。

また、それだけではなく家族の支えや知人・友人の援助もあり、大変感謝しております。
実はこの前の年も一時期転職活動をしたことがあったのですが、うまくいかずすぐに辞めてしまっていました。

今回の転職活動がうまくいった理由としては、1つは「発表した自作ゲームが高評価を得たこと」が挙げられますが、それ以上に転職サービスのキャリアドバイザーの方、家族や友人・知人の援助や応援があったからだと思います。

転職活動は、一人で行ってうまくいくものではないのでしょうね、きっと。

4転職後

業界の変化と会社の方向性に疑問を感じつつ・・・

新しいプログラミング業務の職場

転職して初めのうちは、周囲から自分の技術を評価され、必要としてくれました。
これはとても嬉しかったですね。

ですが、働き始めて年数を重ねていくうちに、私は

(この会社は、私が望んでいる方向とは違う方向に進みつつあるのかもしれない…)

と感じるようになっていきました。

どういうことかというと、最近はIoTなどの影響で開発業務にハードウェアも含むことになり、いわば「重厚長大型」の事業に変わりつつありました。

「重厚長大型」というのは、簡単に言うと重化学工業等の産業を指す言葉です。扱う製品が「重く」て「厚く」て「長く」て「大きい」から、こういうネーミングになっています。

IT事業と言えば、私にとって一番の魅力は「開発におけるフットワークの軽さ」でした。試験的な開発を繰り返し、トライ&エラーで品質を高めていく──そんなIT業界ならではの特徴が、今の会社から無くなりつつあったのです。

もう一つ残念に感じたことは、これは業界全体でのことになるのですが、「派閥抗争が激しい」ということです。

特に最近は人口減少も叫ばれているので、全体シェアも縮小方向にあります。
国内競争はさらに激しさを増します。

競争は大いに結構だが、一定のルールがなければ秩序は保てない」というのが私の考えです。

利益を上げていく方向は様々ですが、そのいくつかの方面には「秩序」という壁があります。その壁は「遵守し迂回すること」が業界全体にとって望ましいことなのですが、一社単体の利益追求で言えば取り崩して突破したほうがメリットが大きくなるのでしょう。

すると、当然ながら秩序は徐々に崩れていきますよね。

──そんな傾向が業界のあちこちにちらちらと見え始めて、それは私の不安といら立ちの感情を掻き立てます。

5その後、どうなったか。

自身の頭で考え、失敗から学ぶことの大切さに気づけた。

自身の頭で考え、失敗から学ぶことの大切さに気づけた。

転職してからの人生を振り返って、「プログラマーとしての転職は失敗だった」と考えております。

ただ、失敗の中から多くの学びを得ました。

特に気付けて良かったことは、「仕事はある程度自分でやってみないとわからない」ということでしょうか。

人間わからないことの方が多いと考えておりますし、実際にわからないことだらけです。

例えば、「一つの仕事に就いたら、3年は頑張れ」という教訓のようなものがあります。
正しい考えだとは思いますが、実際には3年やそこらでは、仕事の全貌はわからないでしょう。

また、10年続けたとしても業界の構造自体が変わることもあります。

結局は、人生どう過ごしたって「わからないこと」の方が多いんです。 そうなると、「(仕事は)合わなければすぐやめる」という判断もある意味正しいような気がします。

結局は、自己責任に基づいて判断していくしかないのでしょう。


「今後、取り組んでみたいこと」は「社会になにかを残していく」ことです。

スポーツショップでアルバイトをしていたときのように自分の頭で考え、私自身の活動から得られたアウトプットが、これから向かう人たちの道しるべになればとも思います。

こういったトライアンドエラーが必ず社会を前進させ良い方向に向かっていくでしょう。

未来はこれからの方々の双肩にかかっているので、そこに役に立つことを残していければと思っています。

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