私の転職体験談:新しい職場で待ち受けていたのは、40過ぎた新人への「冷たい視線」
転職前
- 職業
- 物流業
- 職種
- 企画管理全般
- 従業員規模
- 80人
- 年収
- 450万~550万
転職後
- 職業
- 環境サービス
- 職種
- 企画管理全般
- 従業員規模
- 500人
- 年収
- 800万~900万
目次
風来坊さんの転職ストーリー
1これまでの私
これまでの私は、典型的な「昭和世代ダメ親父」でした。
当時私は45歳で、某大手物流会社の子会社に勤務していました。
仕事内容は「企画管理」でしたが、いわゆる雑用係・何でも屋でした。
物流会社なので人手が足りないとフォークリフトに乗って作業し、出荷間違いがあればお客様のとこへ伺い謝罪。
事務関係では予算立案、支払い請求処理、人員計画、給与計算、税務処理、そして現場関係の企画書作成等々、広く浅くではなく広く深く携わってきました。
仕事が多岐に渡りハードでしたが、その分やりがいも感じていましたし、自分の仕事に誇りを持っていました。
私は晩婚で小学生の子供が2人いますが、日々忙しいことから休日子供に「遊びに連れてって」とせがまれても、仕事で疲れているので家でゆっくりしたいため家族サービスは殆どしませんでした。
これが自分のサラリーマン人生だと思っている、典型的な昭和世代型ダメ親父でした。
2転職のきっかけ
「この会社に居続けると不幸になる」と確信して、転職を決意
私が「転職」を意識したきっかけは、親会社とは良い関係で当社の事業も成り立っていたのですが、業績が悪化してきて、次第に当社への理不尽な要求が増えてきたからです。
具体的には、親会社の能力の無い人が56歳になると当社へ部長若しくは課長としてくるようになり、フロアは段々とそんな役職者達で溢れだしました。
そして、当社の従業員は50歳よりリストラ対象として早期退職斡旋が始まりました。また、業務契約は強制的に目標額を決められ半強制的に減額。
昇給も100円とか200円と微々たるもので、ボーナスも大幅減となりました。
何よりも辛かったのは、出向で来た人たちは「親会社から放り出された」と被害者意識が強く、全く意欲が無く仕事をしなかったことです。
この時私は、「この会社に居続けると不幸になる」と確信し「転職」を強く考えました。
3転職中
転職先はなかなか見つからず、そして家族からは転職を猛反対
私の強みは、事務系が全てできること、そして企画営業の経験が豊富であることでした。
「大丈夫、就職先は結構あるだろう」といった気持ちでハローワークに行きましたが、現実は厳しく、なかなか自分に合った会社が見つかりませんでした。
また、就職情報誌を見ても同じで、何よりも年齢が邪魔をして、正規社員の道がとてつもなく狭き門なのを痛感しました。
…ちなみに、家族に転職したい気持ちを伝えたのですが、「猛反対」の一言でした…。
悶々と仕事をしながら職探しをして半年ほど経った時、ある御客様の所で商談をした後の世間話の中で、冗談半分で
- 私
-
どこかいい会社ありませんか? …実は、転職考えてるんですよ。
──と、話したところ、後日電話が入って──
- お客様
-
業界は違うけど、良かったら知り合いの会社を紹介するよ。
──と、連絡を頂いたのです。
早速、繋いで戴きすぐに面接を受けてもらいました。
業界は違えど、事務系の基礎は出来ているので自信満々に面接でアピールした結果、幸運にもとんとん拍子で話が進み、転職の運びとなりました。
4転職後
転職後の新しい職場で待ち受けていた状況
新しい職場で待ち受けていたのは、40過ぎた新人への「冷たい視線」と「冷たい対応」でした。
キャリア採用者は、なかなか受け入れて貰えない風土があり、最初に仕事の概要だけ伝えられ、「あとは出来て当たり前」と言わんばかりに何も教えても貰えず参りました。
一番参ったのは就職して1ヵ月が過ぎた頃、私の部所で飲み会の案内が回っていたのですが、私だけ回ってきませんでした。普通なら歓迎会も兼ねて誘うでしょ…。
このままではダメだと思い飲み会の場所と時間は解っていたので、飲み会当日、笑顔で
- 私
-
俺にも飲ませろ~~
──と乱入しました。
皆さん呆気に取られていましたが私は何食わぬ顔で酒をついで廻ってバカ話に花を咲かせ、ようやく打ち解けて2次会3次会へ。
翌日から、やっと会社の一員になれたと言うか、スタートラインに立てました。
5転職を振り返って
今回の転職を体験して、「これから実現したいこと」は────
転職して3年が「あっ」と言う間に過ぎました。
この間、山あり谷ありでしたが今年から某事業所の所長として新たな道を進むこととなりました。
今回の転職で実感した事は、転職は相当の覚悟が必要だということです。
自分の意思で転職したのに、どうしても「前の会社ではこうだった」「私は今までこうしてきた」「何でこんな無駄な事をするのか」など今までの比較と言うか、見下した物事の考え方を、転職当初は無意識にしていました。
自分の今までの経験値は、客観的に物事を判断する時のエッセンスとして持ち、新しい仲間と真剣に考え・アイデアを創造する事が更なるキャリアUPに繋がる事でであり、会社が求めている事だと気づきました。
また、会社にはそれぞれの歴史があり文化・風土があります。
マイナス思考に陥らず積極的に文化に入り込み、受け入れられてこそ新しい文化が生まれ自分自身も会社も発展していくものだと思いました。
◇ ◇ ◇
これからの目標は、所員全員の力で一番売り上げが高い事業所に育てることです。
そのために、皆が働きやすい環境を整えて人財を育成し、やりがいのある仕事を構築していきます。
それと、転職後も変わらず忙しい日々を送ってきましたので、ずっと支えてきてくれた家族のために今まで出来ていなかった家族サービスもやりたいなと。
実は家族旅行を計画していて、思い切って海外旅行にしようと思っています。
行き先は決まっていませんが、奥さんと子供たちはハワイだグアムだディズニーだと毎日嬉しそうにパンフレットと睨めっこです。
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