30代・40代から目指すベンチャーCFO|必要スキル・転職エージェント・注意点を徹底解説
[最終更新日]2026/04/26

総務・経理・財務部門でキャリアを積んできた30代~50代の方の中には、「この先、どうキャリアを広げるか」に悩む方が少なくありません。
「部長・課長クラスまで昇進したけれど、上はもう詰まっているし…」
「結果を可視化しにくい今のポスト、これからどうやってキャリアを積んでいくか」
「違う職場でも自身のスキルが通用するか、試してみたい」
そのなかで、一つの選択肢としてお勧めしたいのが「ベンチャーCFO」を目指すこと。
つまり、企業の財務・ファイナンスを担う役員になる、ということです。
この記事でわかること(早見表)
- CFOと経理・財務の違いは?
→ CFOは「数字で経営を動かす人」。経営戦略の立案・実行に直結するポジション。 - 必要なスキルは?
→ ファイナンス・アカウンティング・経営戦略・IPO準備の4領域。 - 30代からCFOは現実的?
→ ベンチャーでは30代CFOは珍しくない。「経験の長さ」より「実績」重視。 - 年収相場は?
→ 800万~2,000万円+ストックオプション。IPO成功で大きなリターンも。 - 使うべきエージェントは?
→ WARCエージェント・JACリクルートメント・リクルートダイレクトスカウト等。
目次
1)CFOへの転職におすすめの転職サイト・エージェント
doda X


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年収800万円以上の企業からのスカウトが多く届く転職サイト。ヘッドハンターからのサポートも受けられます!
doda Xは、「キャリアに戦略を。」をキーワードに運営するハイクラス向けの転職サイトです。
doda Xに登録すると、ヘッドハンターがあなたの経歴と希望に合わせて厳選スカウト求人を提案してくれます。
紹介される求人の多くは、年収800万円以上で、企業の経営戦略や事業戦略に直結する重要なポジションです。
今よりさらに活躍できるフィールドで働きたいという人にマッチしやすいサービスでしょう。
doda Xに在籍するヘッドハンターは約8,400名(2024年12月時点)。レジュメ(職歴書)の効果的な見せ方や面接対策などの転職サポートもしっかりサポートしてくれます。
doda Xの活用メリットとおすすめポイント
doda Xはヘッドハンターのサポートを受ける「ヘッドハンティングサービス」と、自分で求人を探して応募する「求人紹介サービス」の両方を利用できます。

ヘッドハンターからの提案をメインとする「じっくり、待ちのスタイル」で転職活動をしたい人はヘッドハンティングサービスを、積極的に求人を検索して企業にアプローチしたい人は求人紹介サービスを利用するとよいでしょう。
doda Xは幅広い職種の求人を扱っていますが、特に多いのがIT・通信、インターネット・広告・メディア、メーカー(機械・電気)です。
これらの業種でより責任あるポジションにチャレンジしたい人におすすめです。
doda Xの特徴
| 特徴 |
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|---|---|
| サービス対応地域 | 全国 |
| 拠点 | 東京・埼玉・神奈川・愛知・静岡・大阪・京都・兵庫・広島 |
| 公開求人数 | 6.1万件(2025年1月時点) |
doda Xでは登録後に職種別の経歴書のサンプルも入手できます。キャリアアドバイザーのサポートを合わせて利用すれば、書類作成の準備は万全でしょう!
WARCエージェント


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ベンチャー・スタートアップ業界でのキャリアアップに興味がある管理部門の人、IPO準備企業をはじめ、成長フェーズの企業で活躍したい人におすすめの転職エージェントです。
WARCエージェントは、ベンチャー・上場企業の管理部門の転職支援に特化した転職エージェントです。
同サービスの強みは、「ハイクラス人材と企業の、高いマッチング力」にあります。
転職後の年収アップ率は平均150万円、また利用者の98%が「WARCエージェントに相談してよかった」と回答しています(※2025年3月時点の同社公式サイトより)。
WARCエージェントの活用メリットとおすすめポイント
WARCエージェントは、ベンチャー・スタートアップ業界と、経理・財務や人事・労務、情報システム部門(コーポレートIT)などの管理部門に特化した転職エージェントのため、一般的な転職エージェントと比べた際に、専門性の高い支援(業界情報や企業ごとの特性を踏まえたアドバイス・サポート)ができることが強みです。
加えて、一人の求職者に一人のキャリアアドバイザーが専属に就く「専任制」を採用していますので、サポートを進めるにつれて相互理解が深まりやすく、より希望に沿ったサポートが実現できるのです。
また、上場企業CFO経験者がキャリアアドバイザーをしているので、CFOや管理部長等の専門性の高いキャリアをお考えの方には非常におすすめです。
WARCエージェントの評判とおすすめ使い方
WARCエージェントを利用した人たちの評判・口コミでは、「提案する案件のマッチ度が高い」「こちらの希望・要望を汲み取ってくれる」といった意見・感想が多く見られます。
サービス登録後は、専門領域の業務経験をもったコンサルタントが担当に就きます。早いタイミングで(登録フォームの備考欄など)「CFO」への転職希望を伝えておくとよいでしょう。
WARCエージェントの特徴
| 特徴 |
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|---|---|
| サポート対象地域 | 関東・関西・福岡 |
| 公開求人数 | 1,000社以上(2025年3月現在) |
「どんなステージや規模感の企業で、どんな業務を、どんな責任範囲で担当したいのか」を、なるべく具体的にイメージしておくことで、より適切なサポートを受けやすくなるでしょう。
リクルートダイレクトスカウト


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「実績豊富なヘッドハンターに出会いたい」ならココ!企業・ヘッドハンターからのスカウトが届く転職サイトです。
リクルートダイレクトスカウトは、転職大手「リクルート」が運営する転職サービスです。
年収600万円以上のミドル・ハイクラス層を対象とした求人を紹介しており、企業やヘッドハンターからの直接スカウトも多いです。
リクルートダイレクトスカウトの活用メリットとおすすめポイント
サービスの主な特徴は、年収600万円以上のミドル・ハイクラス層向けの求人が国内トップクラスの豊富さであること、そして企業からのスカウトが多く届くことです。
スカウトはAIによるマッチングが働いており、サービス利用を重ねるごとに「希望に合致するスカウト」が届くようになるといいます。

また、登録時に必要となるレジュメ作成は、経験や能力、希望条件などの選択項目から選ぶだけで完成します。

レジュメが出来上がれば、すぐにスカウトを受け取れます。
リクルートダイレクトスカウトの評判とおすすめ使い方
リクルートダイレクトスカウトの評判・口コミでは、「企業からのスカウトがたくさん届く」「希望にマッチした求人が多い」という意見・感想が多く見られます。
一方で「企業からだけでなくヘッドハンターやエージェントからのスカウトも多い」という声も見られます。
これはどの転職サイトにもいえることですが、登録時のレジュメを適当に済ましてしまうと質の良いスカウトは届きません。
リクルートダイレクトスカウトのサービスメリットを充分活用するうえでも、レジュメの経歴入力は丁寧におこなうことをおすすめします。
リクルートダイレクトスカウトの特徴
| 特徴 |
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|---|---|
| サポート対象地域 | 全国 |
| 公開求人数 | 約56万件(2026年1月現在) |
良質なスカウトをゲットする際は、登録時に記入するレジュメを充実させることが重要です。「アピールできる経歴が思いつかない」という人は事前に事前にキャリアの棚卸しをしておきましょう。
JACリクルートメント


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年収800万円以上の管理部門、IT、金融、メーカー、外資系転職に強いJAC。企業の採用背景まで知るコンサルタントが、次のポジションで何を任されるのかまで踏み込んで提案します。
JACリクルートメントは「年収600万円以上」のハイクラス向け転職エージェントです。一定以上の経験や実績のある人材を求める企業の紹介に優れており、ミドル層以上の転職活動におすすめです。
JACリクルートメントでは求人紹介だけでなく、キャリア面談やキャリアの棚卸し、キャリアプラン相談といった総合的なキャリアコンサルティングを行ってくれます。
在籍コンサルタントは人材業界の中でもベテラン勢が多く、これまでの豊富な転職支援実績をもとにキャリアコンサルティングを実施してくれます。
JACリクルートメントの活用メリットとおすすめポイント
JACリクルートメントを活用するメリットとして筆頭に挙げられるのが「ハイクラス向け求人の充実度」です。とくに年収600万円以上など好条件の求人を多数保有していることから、ハイクラス人材を求める企業と転職者のマッチングを得意としているのです。
高年収帯の求人や、重要なポジションを募集する求人を探している人にとって、登録を検討する有力な理由となるはずです。
JACリクルートメントは両面型サポートのため、コンサルタントが企業の採用担当者が直接コンタクトを取り、企業の情報や就業条件についてヒアリングを実施しています。

つまり、転職者に伝えられる企業情報はコンサルタント自身が収集した一次情報なのです。
このため、企業担当と人材担当の間で情報が分断されてしまう心配がなく、精度が高く確実な情報を得ることが可能です。
JACリクルートメントの特徴
| 特徴 |
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|---|---|
| サービス対応地域 | 全国 |
| 公開求人数 | 約2.8万件(2026年1月現在) |
サポートの充実がウリのJACリクルートメントですが、求人数は少なめです。登録の際は希望条件をやや広めに&他の転職サービスにも登録しておくのがおすすめです。
2)CFOとは
CFO(Chief Financial Officer)は、企業の財務戦略の立案・執行を担う経営幹部のことです。
日本ではCFOというポジションを置かずに、財務部長もしくは管理部長のポストで代用されることも少なくありませんが、海外ではCFOはかなり一般的な役職であり、かつCFOはCEO(最高経営責任者)に次いで重要なポストとされています。
CFOの役割

CFOの役割は、主に財務に関する業務執行を統括することです。
その範囲は、会計、予算、キャッシュフローや投資の管理、信用取引、保険、税などの業務管理から、その他資金調達やM&A、上場準備なども含まれます。
更には企業役員の一員として、経営上における意思決定(事業ポートフォリオをどのようにするかであったり、経営資源をどう考えていくかなど)に関して積極的に参画するのも、CFOの責務です。
CFO担当
Wさん
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ベンチャーでのCFOは、業務範囲を自分で区切らずに、「なんでもやろう」という意識があったほうが良いですね。
CFOは単なる「財務の責任者」ではありません。財務スキルをベースに、経営や組織運営まで積極的に関与する姿勢が求められます。それよりも、自分の仕事の領域を決めずに、自ら仕事を取りに行くことが大切です。
「事業の業績を上げていこう」、「社長の意思決定の品質を上げよう」と強く考えていけば、おのずと行動範囲は広がっていきますよ。
ベンチャーCFOの主な仕事内容
| 項目 | 主な仕事内容 |
|---|---|
| 資金調達 |
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| 財務計画 |
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| 財務報告 |
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| コスト管理 |
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| リスク管理 |
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| 戦略的計画 |
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CFOは専門スキルを持った人でないとなれない?

「CFOは、専門スキルを持った、選ばれた人でないとなれないの?」かというと、そんなことはありません。
たしかにイギリスやアメリカにおいては、多くのCFOは会計士の資格を持っており、専門職的なポストとして扱われる傾向にありますが、日本ではそのようなケースは少なめです。
国内で、証券会社出身であったり、公認会計士出身のCFOは、実は半数以下です。
むしろ、企業の事業運営に携わってきた事業担当者がCFOに就任するケースの方が一般的です。
つまり、ベンチャーCFOは、特に専門的な資格を有せずともなれるのです。
ですが、さすがに無条件で「誰でもなれる」というものではありません。
続いては「CFOに必要なスキルとスタンス」について見ていきましょう。
3)CFOに必要なスキルとスタンス
CFOに必要なスキル・スタンスでどのようなものがあるかというと、大きくは以下の3つが挙げられます。
財務スキル
財務諸表を見れる、扱える、管理できること

「ファイナンスの最高責任者」であるCFOは当然ながら財務スキルが無いと成り立ちません。
まず必要となるのは、財務スキルです。
企業が管理する、賃借対照表(BS)、損益計算書(PL)、キャッシュフロー計算書(CF)を管理でき、かつそれらの数値情報から会社の状態やここから先の見通しを洞察するスキルは、CFOとしては必須となってくるでしょう。
例えば、6ヶ月後にキャッシュアウトして会社つぶれてしまうような状況でしたら、CFOが一番先に気付ける存在でないといけません。
また、気付くだけではなく、すぐに動くこと。特にはCEOやCOOを動かして、ドラスティックな判断をすることも求められます。
何かが起こる前に、先だって、リスクを防ぐ行動ができるかも、CFOに必要とされるのです。
なお、これらの「財務スキル」は見よう見まねでとりあえずやってみて覚えるよりも、一度参考書などの書籍で学ばれてから業務に携わる方がとてもスムーズです。
逆に考えると、経験しないでは得られにくいようなスキル(営業スキルやプレゼンスキル)と違い、書籍からの知識集約も一定の効果を期待できるのは、習得する側からするとありがたい点と言えそうです。
CFOを目指す人で、財務スキルであったり、財務諸表の扱いに不安が残る人は、早いタイミングでその不安を潰しておきましょう。
コミュニケーション力
CFOは調整力・折衝力・提案力などコミュ力全般が求められる

ベンチャーCFOが行う重要な業務の中に、「資金調達」というものがあります。自社が今後大きな成長をしていくために必要な資金を、投資家や投資会社の人たちから調達してくる業務です。
投資家・投資会社の人たちからすれば、自分たちにとって利益を感じなければ投資はしてくれません。──つまり、CFOは、彼ら投資家たちに、「きっとこれだけのメリットが得られますので、うちの会社に投資しませんか?」というコミュニケーションを取っていく必要があるのです。
企業にて資金を集める必要性が出てきた際に、CFOなど資金調達専門の人は大体数十名ほどの投資家・投資会社に会って相談します(もちろん、必要とする資金の額にもよります)。
そして、実際に、「分かった。君の会社に投資しよう」という風に言ってくれるのは、どんなに手練れのCFOだったとしても5%~10%の成功率でしょう。
会社の強みと投資家のメリットをうまく伝えられなければ、0%になることだって十分あり得ます。
投資家からの資金調達以外にも、金融機関への融資の依頼であったり、役員間の意思決定の調停、社員への説明責任など、CFOは重要な局面でコミュニケーションを任されることが多々あります。
どの職種でも大切とされるコミュニケーション力ですが、CFOでは特に必要とされることを意識しておきましょう。
会社へのロイヤリティ
会社と代表の素晴らしいところをいつでも本気で語れること

CFOは財務の最高責任者ということで、株主である投資家や銀行とのコミュニケーションの機会も多くなります。
株主の方々、金融機関の方々は決まって、CFOにこんな質問を良くしてきます。
投資家
-
「御社の調子は、最近いかがですか。代表の方、最近はどうされてますか」
この質問の回答パターンに入る前に、なぜ株主や金融機関はこんなことを聞いてくるのか、考えてみましょう。
理由は、自分たちがお金を預けている企業なので、「ちゃんとやっているかを確認したい」ということです。
ですので、この場合の回答パターンは「ちゃんとやってますよ!」と言えることが正解ではあるのですが、表面上の回答にならずに、「本気でそれが言えていること」を目指すこと──それが、CFOにはとても大切です。
つまり、CFOは常に会社へのロイヤリティがとても高いこと──そして、業務コミュニケーションでそれらがふんだんに顕れることも求められるのです。
そのためには、CFOを目指す皆さんは、自身にとってロイヤリティを感じられる会社をしっかり選ぶこと、そして入社してからもブレない気持ちでいられることも大切です。
口先だけのセールストークは、時には必要かもしれませんが、大抵その中身の薄さは相手に感づかれてしまうものです。自らの信念と情熱と共に、会社の状態を話す──それだけのロイヤリティは、CFOにおいて必須と言えるでしょう。
AI・データ活用力
生成AIを活用して経営判断のスピードと精度を高める力
2024〜2025年にかけて、ChatGPT・Gemini・Claudeなどの生成AIが経営の意思決定を支えるツールとして急速に普及しました。CFOにとっても、AIを活用して財務分析・予測モデリング・レポーティングを効率化するスキルは、もはや「あれば望ましい」ではなく「備えるべき基本能力」になりつつあります。
具体的には、以下のようなAI活用がCFOの業務で広がっています。
- 財務データの分析・異常検知をAIで自動化し、リスクの早期発見に活かす
- 資金調達や投資判断のシナリオ分析を、AIによるシミュレーションで高速化する
- Microsoft 365 CopilotやGenSparkなどの業務統合AIで、取締役会向けレポートや投資家向けプレゼン資料を効率的に作成する
- AI・DX投資の ROI を評価し、経営陣に投資判断の根拠を示す
総務省の情報通信白書によると、日本企業のAI利用率は55.2%(2024年度)に達しており、特に経営・管理部門でのAI導入は加速しています(出典:総務省 令和7年版 情報通信白書)。ベンチャーCFOを目指すなら、財務の専門性に加えて「AIを使って何ができるか」を語れることが、採用面接でも大きな差別化ポイントになるでしょう。
4)CFOの魅力・やりがい

ここからは、CFOをやることの魅力、やりがいについて触れていきましょう。
実際にベンチャー企業のCFOを担当されている2名の方に、「CFOのやりがい」について聞いてみました。
企業CFO担当
Tさん
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やりがいですか?──「組織と人を支えること」ですね。
率直に、人が喜ぶことが嬉しい。感謝されることが嬉しいです。
誰もが意識できずにいたこと、やろうとしていなかったことに取り組み、やってみて、「ああ、たしかにこれは大切だった」と分かってもらえて。
そういうときは、やっぱりとても充実感があります。
企業CFO担当
Wさん
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視野を広く持てることです。
ベンチャー企業の役員クラスになると、「爪跡を残そう」とか「歴史に名を刻みたい」という人もいますが、CFOはそういう自分観点の視点だけじゃ絶対にやっていけない。──そういうのが刺激的なのも良く分かりますけどね。でも、もっと上の視点から、組織と、それに関わる社員、また組織に関わる人たちまで広い範囲で俯瞰してみて、そこで自身が役立つ働きかけが出来た時の気持ちよさは、また全然違います。そういう広い視点を持てる感覚は、CFOならでは、というところでしょう。
自身の働きかけが、「組織と社会にどれだけ貢献できているか」。──たしかに、目の前の案件や成果に追われた働きかけでは、なかなか気付きにくい視点です。それらに直接働きかける仕事ができるというのが、まさにCFOの醍醐味なのでしょう。
また、資金調達はもとより、M&A、上場準備など、会社のターニングポイントにおいては必ずCFOの存在がとても重要となるのです。
そしてそれらターニングポイントでどれだけ望ましい成果を上げられるかによって、その企業がその先5年、10年と継続できるかどうかが決まります。
そうした重要なタスクにみっちり携われて、組織と共に経験を踏んでいけることも、CFOとしての職務の魅力、やりがいと言えるでしょう。
【まとめ】CFOを目指すために、今からやっておくことは

今回は「ベンチャー企業でCFOになる」という観点でお話させていただきましたが、大企業でのCFOと違い、ベンチャー企業では前述のとおり資金調達やM&A、上場準備など様々な機会を多く持ちやすくなるので、ご自身の経験・スキルアップにつながりやすくなる要素も沢山あるでしょう。
そして、そんなベンチャーCFOを目指すうえで、まずやっておきたいことは大きく3つあります。
- 企業、そして社会に向けて、より広い視野を意識づけること
- 自身のキャリアイメージを、より明確にしていくこと
- CFOを目指す意思があることを、なるべく多くの人に伝えていくこと
特に重要な点は、3点目でしょう。人は、想いを言葉にしていくことでその行動もまた強められるものです。
「いつかCFOになりたい」ではなく、「CFOを目指す」と宣言してみましょう。その一歩として、まずは転職エージェントに登録し、自分の市場価値や適性ポジションを知るところから始めてみてください。
思い立ったら、まずは行動を──。それが一番重要です。行動をすれば、またきっと別の視点が見えてきて、それはあなたが今以上に広い視野を持てることに少なからず役立てられるはずです。
この記事が、今後のキャリアプランを考える際に少しでもお役に立てば幸いです。
FAQ|ベンチャーCFO転職でよくある質問
Q1)CFOの仕事内容は経理・財務とどう違う?
CFO(最高財務責任者)は単なる経理・財務の責任者ではなく、経営戦略の立案・実行に深く関わるポジションです。
- 経理・財務部長:日常的な会計処理・資金管理・決算業務が中心
- CFO:資金調達戦略・M&A・IPO準備・投資判断など、経営の意思決定に直結する業務
CFOは「数字を管理する人」ではなく「数字で経営を動かす人」です。経営者のパートナーとして、事業の成長を財務面から設計・推進する役割を担います。
Q2)ベンチャーCFOに必要なスキルは?
ベンチャーCFOには財務の専門知識に加え、経営全般を俯瞰する力が求められます。
- ファイナンス:資金調達(エクイティ・デット)、バリュエーション、財務モデリング
- アカウンティング:会計基準への深い理解、監査法人対応
- 経営戦略:事業計画策定、KPI設計、経営会議でのプレゼンテーション
- IPO準備(上場を目指す場合):内部統制構築、証券会社・取引所対応
ベンチャーではリソースが限られるため、管理部門全体(人事・法務・IT)を統括するケースも多く、守備範囲の広さが求められます。
Q3)30代からCFOを目指すのは現実的?
十分に現実的です。特にベンチャー・スタートアップでは、30代のCFOは珍しくありません。大手企業の経理・財務部門や監査法人・投資銀行での実務経験が5年以上あれば、CFO候補として評価される可能性があります。
ベンチャーCFOは「経験の長さ」よりも「何を成し遂げたか」が重視されます。資金調達やIPO準備の経験があれば30代でも十分にチャンスがあります。まずはCFO人材に強い転職エージェント(WARCエージェント、JACリクルートメント等)に相談してみましょう。
Q4)CFOの年収相場は?
ベンチャーCFOの年収は800万〜2,000万円が一般的なレンジです。ただし、ストックオプション(SO)を含めると、IPO成功時にはさらに大きなリターンが期待できます。
年収に影響する主な要因:
- 企業のステージ(シード期は年収低め+SO多め、レイター期は年収高め)
- 過去の実績(資金調達・IPO経験の有無)
- 管掌範囲(財務のみ vs 管理部門全体統括)
「年収だけ」で判断せず、SOやキャリアの成長機会も含めた総合的な条件で比較しましょう。
Q5)CFOへの転職で使うべきエージェントは?
CFOポジションは一般的な求人サイトには出にくいため、ハイクラス・管理部門特化のエージェントを活用するのが必須です。
- WARCエージェント:ベンチャー管理部門特化。上場企業CFO経験者がアドバイザー
- JACリクルートメント:年収800万円以上の管理部門、IT、金融、メーカー、外資系転職に強い
- リクルートダイレクトスカウト:年収600万円以上向け。企業スカウトが豊富
- doda X:年収800万円以上のポジションに強い
CFO転職では「自分から探す」よりも「スカウトを待つ」スタイルが有効です。複数のサービスに登録し、レジュメを充実させておきましょう。






