転職面接時によくある質問例&回答例10選①序盤編(自己紹介・自己PR)
[最終更新日]2024/10/07
転職活動において選考が進みいざ面接となると、嬉しい気持ちがある反面、不安や緊張に苛まれる人は大勢いるでしょう。
一回きりの機会で自分をアピールしないといけないプレッシャーや、初対面の人と話す緊張など、様々な不安要素が面接には詰まっています。
しかし、事前に面接はこのような流れで進むというイメージができれば、自分の答え方も準備することができ、気持ちも少なからず軽くなるはずです。
目次
1)自己紹介、および「これまでの自分」を確認する際に受ける質問
質問① 「自己紹介をお願いします」
NG回答例
面接官は応募書類によって応募者の基本事項についてはすでに把握している場合が多く、自己紹介では内容よりも話し方や表情など「印象」を見る傾向にあります。長々と説明せずに以下の事項を盛り込んで簡潔に、そして明るくはきはきと話すように心がけましょう。
- 名前
- 前職での経験
- 応募先での希望 など
「自己紹介をお願いします」の回答例(1)
-
前職ではメーカーで5年間人事業務を担当しておりました。2年前からは係長として特に採用ルートの拡大に注力し、新しく効率的な採用プロセスを取り入れたり、データマーケティングの手法を活用するなどを行いました。
その結果、特に新卒採用において徐々に効果が見え始め、今年度は例年苦戦していた採用目標数である20名を達成することができました。採用は人と企業の架け橋であり、双方のこれからの人生にも大きく関わる、やりがいのある仕事だと思っています。
私はこれまでの経験を活かし、御社では採用担当として活躍したいと考えております。本日は宜しくお願いいたします。
「自己紹介をお願いします」の回答例(2)
-
前職ではITサービス業で企画業務を3年間行っておりました。新規サービスの企画立案、および既存サービスの運用が主な業務です。
従事した期間において4つの新規サービスをリリースし、そのうち3つのサービスは収益化も成功し、現在もそれぞれのサービスに専属のチームが付いて運用を行っています。サービス企画をする上で私の強みは、「今やるべきこと」を冷静に判断して優先順位を付けられること、そして共に働くメンバーのムードメイクができることです。
御社事業においても、サービス企画をする上で私の強みは充分役立てられるのではと思っております。本日は宜しくお願い致します。
質問② 「これまでの職歴を教えてください」
NG回答例
応募者がこれまでどのような業務を経験し、どのようなスキルがあるのかを知りたいという意図があります。
職務経歴書をすでに提出している場合がほとんどではありますが、面接者は数ある職歴の中で応募者が何に自信を持っているのかなどを確認したいと考えています。
この質問から深堀される場合もあるので、自分のアピールしたい職歴を話すのがおすすめです。
未経験の職種にチャレンジする場合は、自分の職歴の中で培ったどのような経験・スキルが希望する職種に活かすことができるのかが伝わるように話しましょう。
「これまでの職歴を教えてください」の回答例
-
私は〇〇百貨店での店舗にて3年間、販売員を経験しました。
様々な年代のお客様と接する中で、相手の目線で商品を考え、相手のニーズに合わせて提案する力を身につけました。
例えばお客様の年代や欲しい理由に合わせて商品の説明を変えるようにいくつかパターンを作る、他店舗に足を運び実際に自分がお客様として体感することでディスプレイ方法やお声がけの方法を改善する、などに取り組みました。
その結果、昨年度の個人成績は店舗にて1位となり、私のお客様への提案パターンやお声がけ方法は後輩指導時のマニュアルに組み込まれることとなりました。
今回はお客様先への営業という初めての職種へのチャレンジですが、前職で培ったお客様の目線で商品を考え、相手のニーズに合わせて提案する力を活かし御社でも活躍したいと考えております。
質問③ 「趣味や特技はありますか?」
NG回答例
応募者の人柄や性格を知りたい場合が多いです。個人の趣向によるものなので、必ずしも仕事に関連したものでなくても良いでしょう。
自分の本当の趣味・特技を伝えましょう。なぜ続けたのか、どのようなことが楽しいと感じるのかなど自分の意見を織り交ぜるのがポイントです。マイナスのイメージを与えるような伝え方(人に会いたくないので家にいます、など)は避けましょう。
「趣味や特技はありますか?」の回答例(1)
-
特技はバレーボールです。中学生の頃から始め、高校からはリベロというレシーブ専門のポジションとなりました。
背が低くてもチームに貢献できることが嬉しくて必死に練習に励み、インターハイ予選で4位という結果に貢献しました。大学でもバレーボール部に所属し、今も当時の仲間と集まって月に1回はバレーボールをしています。
「趣味や特技はありますか?」の回答例(2)
-
趣味は映画鑑賞です。幅広く色んな映画を観るのではなく、気に入った監督・俳優の映画を好んで観ることが多いです。
ひとりの監督の映画を観続けているとその人の人生観や哲学を感じることがあります。
例えば、私はペドロ・アルモドバルというスペインの映画監督が好きなのですが、彼の作品の登場人物たちはいつも苦難の連続に逢います。ですが、その中でたくましく生きていこうという人物たちのそれぞれの人生を見つめる視線に、監督の「人生賛歌」を感じられ、そうすると私はとても充足した気持ちになります。
質問④ 「最近読んだ本や映画で、特に面白かったものは?」
NG回答例
応募者の興味や関心を測る、アイスブレイク的に使うという意図が考えられます。入社後本などを読み自己研鑽することが求められる場合は、読書習慣があるかどうかを確認する場合もあります。
面接官が本に詳しい場合もあるので、正直に答えることがおすすめです。最近でなければ「少し前になるのですが」など前置きを入れるようにし、「特にありません」と興味がないような答えは避けましょう。
「最近読んだ本や映画で面白かったものは?」の回答例(1)
-
最近読んで面白いと感じた本は、傾聴に関する本です。
傾聴とは心を傾けて熱心に聞くという行為で、カウンセリングなどにも用いられている聞き方なのですが、人は自分の話を傾聴してもらうとたとえ問題そのものが解決していなくてもすっきりした気持ちになるという内容が興味深かったです。
この本で学んだ傾聴の方法を活かして、後輩の話を聞くなどさっそく実践してみたいと考えています。
「最近読んだ本や映画で面白かったものは?」回答例(2)
-
少し前の話になるのですが、友人に勧められて「パリのおばあさんの物語」という絵本を読んで、それが非常に印象に残っています。岸惠子さんが翻訳した本で、フランスでは20年以上も読み継がれている絵本だそうです。
パリに住む一人暮らしのおばあさんの慎ましい生活を描いた物語なのですが、「老いること」の辛さと大変さ、そして悲しさと寂しさをとても良く表している本です。
主人公のおばあさんは時の流れに抗うことなく、ときに気持ちが折れてしまいそうになりもしながら、「明日」という希望に向かって逞しく生きていく──、そんなお話です。この本を読んで、私は自分と家族の老後について、そしてそのときにどんな暮らしが望ましいのかについて、よく考えるようになりました。
質問⑤ 「あなたは周りからどんな人だと言われますか?」
NG回答例
自分を客観視できているか、自己分析と周りとの意見にずれはないかを確認する意図が考えられます。
自己PRでは「チャレンジ心旺盛」とアピールしたものの、周りの意見では「慎重に物事を進めるタイプ」であるなど、全く逆の意見とならないようにしましょう。基本的には自分の強みを補強するようなエピソードがおすすめです。
「周りからどんな人だと言われますか?」の回答例(1)
-
周りからは「聞き上手」と言われることが多いです。後輩指導を任されることとなった際、自分が新入社員だった頃先輩に相談したいことがたくさんあったと思い、週に1回後輩から業務に関わらず人間関係についても相談を受ける場を設けました。
その結果上司から、後輩が打ち解けてきたのは私が後輩の話をよく聞いていたからだと評価されました。
「周りからどんな人だと言われますか?」の回答例(2)
-
友人たちからは「好奇心旺盛」と言われます。
「これをやってみたい」、「これについて詳しく知りたい」と思えるものはすぐに行動に移すようにしています。
営業の仕事をしているときも、たまにお客様から興味のある情報を頂いたときは、早速調べて次回会ったときにその感想を伝えたりするのですが、そうすると喜んでもらえることが多いです。先月、やはり営業でお客様とちょっとした雑談になったときに、「最近『ティール組織』という書籍を読んで、会社組織に対する考え方が一変された」と言われて、早速その書籍を購入して読みました。「組織と人の関係は変わりつつある」とよく言われますが、そのことへのイメージを深く持てる、とても良い本でした。
質問⑥ 「これまでの人生で、一番苦労したことは何ですか?」
NG回答例
困難なことがあった時に、応募者がどのように考え行動し、何を学んだのかを知る意図が考えられます。
思うような結果が出なかった経験であっても、失敗から何を得て次にどう活かせられるのかを説明できることが重要です。
人に指示をされて上手くいったエピソードや、または運が良かったというエピソードよりも、自分で考え行動したエピソードが良いでしょう。
また営業志望の人なら前職で新規ルート開拓に臨んだものの取り合ってもらえず苦労した話など、希望する業務との共通点がある苦労がおすすめです。
「一番苦労したことは何ですか?」の回答例
-
私がこれまでの人生で一番苦労したのは、社内の夏祭りイベントの企画を担当した時です。社内初の試みだったため、まずは他社の例を集めてみるなどしましたが、予算が不足しメンバー内でのアイディアも出ず、行き詰ってしまったことがありました。
しかし「社内行事は社員が楽しむために行うもの」という原点に立ち返り、社内全体に夏祭りでのプログラムについてヒアリングとアンケートを実施しました。
結果を集計した際、多かった意見順にそれぞれにかかる費用や準備することなどを表にまとめ、自分なりの考察を入れたことで社内の議論が早く進み、大幅なスケジュールの遅れを回避することができました。
そのことから、十分な調査を実施することと余裕を持ってスケジュールを立てることが大切だと実感しました。
2)自己PR、および「自分の現在の想い」を確認する際に受ける質問
質問⑦ 「仕事をするうえでのあなたの強み、長所を教えてください」
NG回答例
応募者の強みが自社で活かすことができそうか、求める人材像に合っているかを確認するための質問です。
例えば素早い判断と柔軟な対応が求められる業務に対して、自分の慎重で計画的だという長所をアピールするのは効果的とは言えません。
自分の長所と企業の求める人材像が重なる部分をアピールすることがポイントです。また自分の強みを活かして結果を出したエピソードも考えておきましょう。
自分の長所について、普段めったに考えたことがない人も多いでしょう。なかなか思いつかない場合は、周りの人に聞いてみるのもおすすめです。
「あなたの強み、長所を教えてください」の回答例
-
私の強みは常に明るく前向きに仕事ができることです。
前職で新入社員全員がお客様の新規開拓を実施した際、私も含めほとんどの新入社員が結果を出せず、暗い雰囲気になっていました。私も暗い気持ちになりかけましたが、暗い顔ではお客様は聞いてくれないと考え、常に明るく振る舞い同期たちを元気づけました。
そうしてだんだんと結果を出す人が増え、私は周りを鼓舞したことが評価され、新規開拓プロジェクトで功労賞を受賞しました。この私の明るさで御社でも周りのモチベーションを上げることに貢献できると考えています。
質問⑧ 「仕事をするうえでのあなたの弱み、短所を教えてください」
NG回答例
長所とは反対に、短所が任せようと考えている業務に影響しないか、また短所を意識した上でどのようなことに取り組んでいるのかを知るための質問です。
たとえ事実であったとしても「時間が守れない」「人と接することが苦手」など、仕事をする上で支障が出そうな短所を伝えるのはNGです。
基本的には自分の強みを逆手に取った内容がおすすめです。例えば「慎重かつ計画的に物事を進める」ことを強みとしているなら、「突発的なことに対して柔軟に対応するのが苦手」などが挙げられます。
このように強みは短所となる側面もあるので、「弱みはありません」と回答するのは避けましょう。
「あなたの弱み、短所を教えてください」の回答例
-
短所は、突発的なことに対して柔軟性に乏しくなる場面があることです。
事前に立てた計画を実行することを重視し過ぎるあまり、その場で柔軟に判断し対応する方が効率良く進めることができたのに気づけていなかった、ということを経験したことがあります。
そこで、あまり計画にこだわりすぎないように、計画の中でも絶対に抑えなければならないポイントをいくつかまとめ、その他は現場の状況を見て判断できるように心がけています。
質問⑨ 「これまでの業務であなたが成し遂げたもので、一番印象的だったものを教えてください」
NG回答例
「最も力を入れたこと」「最も苦労したこと」などが定番の質問ですが、「印象的」と少し切り口を変えることで、応募者が仕事に対してどのような視点を持っているのかを違う側面から確かめるための質問です。
普段の生活で印象に残る出来事はたくさんあると思われますが、「業務の中で印象的だったもの」なので、業務を通じて自分が何らかの学びを得たエピソードを伝えるのがおすすめです。
自己PRの一部なので単なる感想にならないように、自分でどのように考え行動し、その結果はどのようなもので何を学んだのかをまとめましょう。
「あなたが成し遂げたもので、一番印象的だったものを教えてください」の回答例
-
これまでの業務で自分が成し遂げたもので、一番印象的だったものは新入社員研修を担当したことです。
研修自体は2か月ほどの期間ですが、準備期間は約半年かかる一大プロジェクトでした。この仕事で私は周りを巻き込むことの大切さを実感しました。
プログラム1つにしても専門の方や現場の方の意見など、多くの方の意見を参考にし力をお借りしないと進められないことが数多くありました。
気持ちよく他の方に協力してもらうために、日にちは余裕を持ってお願いする、目的と理由をきちんと説明するなど工夫して進めた結果、新入社員研修は部署同士の連携もスムーズに実施でき無事に終えることができました。周りを巻き込むことは成功する上で不可欠なことだと強く感じ、印象に残っています。
質問⑩ 「これまでの経験で、弊社で活かせると思えるスキルや知識がありましたら教えてください」
NG回答例
これまでの経験で培ったものの中で、何をどのように自社で活かせると考えているのかを聞きたい時によく使用される質問です。
前職とは全く違う職種への挑戦だとしても、例えばコミュニケーション能力や実行力など前職の経験で培ったものを活かせる場面は必ずあります。
ポイントは応募先の企業がどんな人材を求めているのかをしっかり調べておくことです。
たとえ「人事」という同じ職種であったとしても、業務内容は前職と全く異なる場合もあります。企業理念と募集要項から企業の求める人物像をイメージし、自分のスキルや知識と一致する部分をアピールしましょう。
「活かせると思えるスキルや知識がありますか」の回答例
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私は、前職で「初対面のお客様と関係を築き、結果に繋げる能力」を磨いてきました。以前の職場では、金属加工部品の営業として今まで取引のなかった様々な業種・規模の企業に営業活動をしていました。
1日100件の新規電話、そして既存のお客様を含めた30件の訪問などで、商品以外の話題も織り交ぜコミュニケーションを重視することで初対面のお客様と関係性を築き、新規開拓数はトップとなりました。
御社の新規開拓を中心とする営業職でも前職で培った能力を活かせると考えています。
3)企業面接にて、自己PR・自己紹介をする際の注意点
企業面接の「自己PR・自己紹介」に向けて準備をする際は、まず以下のポイントを押さえておきましょう。
「そもそも、なぜ企業は転職者の自己PR・自己紹介を聞くのか」
面接官が転職者の自己PR・自己紹介を訊く理由は、簡単にいうと「相手を知る」ためです。
ですが、これを言葉通りに受けとめて準備したとしても、あまり良い効果は期待できないでしょう。
なぜなら、「相手を知る」とはいわば「最低条件」であり、自己PR・自己紹介をすることで得られる効果はもっと別にもあるからです。
このことは、人の想いの深度を示す「WANT-NEED-WILL」の図で示すと、理解を進めやすくなります。
WANT: 面接官が欲しい情報 | 相手が「どんな人か」の情報 |
---|---|
NEED: 面接官が必要としていること | 相手が「社員や会社の文化・風土に馴染める人柄か」を確認する |
WILL: 面接官が(心の中で)望んでいること | 採用するのなら、社員も私も「一緒に仕事をしたい」と心から思えるような人を選びたい |
単に自己PR・自己紹介しただけでは、上記図の1段階目「WANTS」の層に留まったものになります。
この後の選考を有利にしていくためには、2段階目「NEED」、3段階目「WILL」までを意識した自己PR・自己紹介を目指すべきです。
事前に用意する自己PR・自己紹介について、上記の「WANT-NEED-WILL」のどの段階までアプローチできる内容か、ご自身でも振り返ってみると良いでしょう。
可能な場合はパートナーや友人に一度聞いてみて意見を貰うのも効果的です。
自己PR・自己紹介では相手の「興味・関心」を引き出すことを意識
自己PR・自己紹介は、それを聞く「相手のため」に行うものです。
自分にとっては重要な内容でも、相手(面接官)があまり興味・関心を持てないことを話すべきではありません。
「面接官が興味を持つ内容なんか、事前に分からない」と思った人もいるかもしれませんが、その企業の事業内容やビジョン・注力していることだったら興味・関心は少なからずあるはずです。
つまり、ポイントは「企業研究をしっかりしたうえで、自己PR・自己紹介は面接官が興味・関心を持ちそうなテーマに関連する内容を意識する」ということです。
その他、「自己PR・自己紹介の話が長くなりすぎる」ことにも注意してください。
筆者も以前採用担当として月に10回以上採用面接を担当していたことがありましたが、自己PRや自己紹介が5分以上続く人がいると(正直に申し上げて)やや興ざめしました。
現段階ではそこまで詳しく聞く必要がないこと、および全体の尺(時間)が決まっている中で、こちらから質問・確認する時間が損なわれてしまうから、というのが大きな理由です。
「まずは自己紹介をお願いします」と言われたら、2~3分内で説明を終えるのがベターです。
落ち着いた対応は大事だが、クールになりすぎないように
最近の風潮なのか、面接の対応が非常に冷静な求職者が増えてきているように感じています。
「落ち着いて対応する」ことはビジネスでも大切なことですが、あまりクールにしすぎると逆に「この人は本当にこの会社に入りたいと思っているんだろうか?」と勘繰られてしまうこともあります。
これはどの採用担当者も言っていることですが、ときに笑顔を見せてくれた人が、その人に対して親近感を持ちやすくなるものです。
「この会社に入りたい」と思う気持ちがあるのなら、その気持ちの強さも表情や声のトーンなどの態度で伝えていくと良いでしょう。
参考:面接対策のフォローが厚い転職サービス
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パソナキャリアの活用メリットとおすすめポイント
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マイナビエージェントの活用メリットとおすすめポイント
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引用元:マイナビエージェント公式サイト
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一般的に、大手転職エージェントのサポートは「3ヵ月間」などの期限が設けられています。
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実際にマイナビエージェントを利用して転職に成功した人は、入社後にミスマッチを感じることも少ない傾向があります。
JACリクルートメント──紹介される求人と、キャリア相談の品質が高い
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在籍コンサルタントは人材業界の中でもベテラン勢が多く、これまでの豊富な転職支援実績をもとにキャリアコンサルティングを実施してもらうことができます。
JACリクルートメントの活用メリットとおすすめポイント
JACリクルートメントを活用するメリットとして筆頭に挙げられるのが「ハイクラス向け求人の充実度」です。とくに年収600万円以上など好条件の求人を多数保有していることから、ハイクラス人材を求める企業と転職者のマッチングを得意としているのです。
高年収帯の求人や、重要なポジションを募集する求人を探している人にとって、登録を検討する有力な理由となるはずです。
JACリクルートメントは両面型サポートのため、コンサルタントが企業の採用担当者が直接コンタクトを取り、企業の情報や就業条件についてヒアリングを実施しています。
つまり、転職者に伝えられる企業情報はコンサルタント自身が収集した一次情報なのです。
このため、企業担当と人材担当の間で情報が分断されてしまう心配がなく、精度が高く確実な情報を得ることが可能です。
まとめ)面接は自己分析と企業研究が鍵
面接の回答例をいくつかご紹介しましたが、面接はこの回答例を覚えて臨めば良いのかというとそうでもありません。
面接は応募者が企業を知り、また企業が応募者を正しく理解する場です。
面接の回答に正解はありませんが、しいて言うなら「応募者本来の魅力が相手に正しく伝わる」ことが正解です。
したがって、その正解は応募者自身にあります。正解を見つけるため、自分はどのような人物でどんな経験をしたのかを見つめ直す自己分析が重要です。
またその応募者の魅力が企業の求める魅力と一致するためには、企業研究も同じく重要です。
自己分析と企業研究をしっかり行い、面接に臨みましょう。頑張ってくださいね!
参考:転職面接の準備が不安な人は、転職エージェントのサポートが有効
現在、転職面接に対して不安を感じている方は、転職エージェントのサポートをぜひおすすめします。
転職エージェントでは、面接対策といって企業面接の演習と、面接での印象を良くしていくための指導・アドバイスを行ってくれます。
この記事でも、面接対策を行っている代表的な転職エージェントを紹介していますので、ご自身に合いそうなところがあったら検討してみてください。
参考:面接のフェーズ別「質問例&回答例」紹介記事
①序盤編(自己紹介・自己PR) 企業面接での自己PR・自己紹介をする際のポイント・注意点、およびよくある質問と回答例を紹介しています。※本記事の内容です。 | |
②中盤編(志望理由・転職理由) 企業面接で必ず訊かれる「志望理由」・「転職理由」に関わる応答でのポイント・注意点、およびよくある質問と回答例を紹介します。 | |
③適性・職務要件確認編 企業面接で、面接官が転職者の適性、知識・スキルの確認時に訊かれる「適性・職務要件」の確認でのポイント・注意点、およびよくある質問と回答例を紹介します。 | |
④最終面接・役員面接・条件確認編 企業の最終面接、役員面接、条件確認時におけるポイント・注意点、およびよくある質問と回答例を紹介します。 | |
⑤「女性ならではの質問」編 企業面接において、女性転職者が受けやすい質問・確認について、ポイントと注意点、およびおすすめの受け答え方法を紹介しています。 |