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セキュリティエンジニアからのキャリアパスは何がある?転職時のおすすめの職種と注意点

[最終更新日]2024/06/21

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セキュリティエンジニアからの転職  おすすめの職種は?

現在セキュリティエンジニアとして働いている方の中には、経験やスキルを活かしてキャリアチェンジを図りたいと考えている人もいるでしょう。

今回は、セキュリティエンジニアからのキャリアパス・転職について、おすすめの職種やアピール可能なスキルを紹介します。
転職に向けて準備を進める際にぜひ役立ててください。

目次

はじめに、セキュリティ分野における転職市場の動向を整理しておきましょう。
ポイントはセキュリティエンジニアの人材ニーズと、情報セキュリティ市場の規模の2点です。

セキュリティエンジニアの需要は高まっている 企業:幅広い業界で人材ニーズが急速に高まっている 情報セキュリティ業界:情報セキュリティ市場全体が拡大

人材ニーズが急速に高まっている

近年、国や企業がサイバー攻撃を受けたといった報道を少なからず耳にするようになりました。

セキュリティインシデント(脅威などの事象)はどの業界にとっても決して他人事ではなく、適切なセキュリティ対策を施すことは喫緊の課題となっているのです。

セキュリティ対策を強化するにあたって、セキュリティエンジニアの知見・経験は必要不可欠です。

セキュリティエンジニアの人材ニーズは必然的に高まっており、幅広い業界において活躍の場が用意されています。
IT業界に限らず、優秀なセキュリティエンジニアを求める業界は多岐にわたっているのです。

セキュリティ人材が活躍できる業界の例

業界 活躍イメージ
インフラ業界
  • 社会インフラの安定稼働を支え、サイバー攻撃やシステム障害から電力・通信・交通などの重要インフラを守る。
金融・保険業界
  • 顧客の金融資産や個人情報を保護し、不正アクセスや情報漏洩を防ぐためのセキュリティ対策を構築・運用。
メーカー
  • 製品や工場のセキュリティを強化し、知的財産の保護やサプライチェーン全体のセキュリティリスクを管理。
医療業界
  • 電子カルテや医療機器のセキュリティを確保し、患者のプライバシー保護と医療サービスの安全性を向上。
コンサル業界
  • 企業のセキュリティ課題を分析し、最適なセキュリティ対策の立案・導入を支援。セキュリティに関するコンサルティングサービスを提供。
Web業界
  • WebサイトやWebアプリケーションの脆弱性を診断し、サイバー攻撃からシステムやユーザー情報を保護。セキュリティ対策の強化を支援。

情報セキュリティ市場全体が拡大している

サイバー攻撃は頻発化しているだけでなく、その手口も巧妙化の一途を辿っています。

セキュリティ強化に必要なソフトウェア・ハードウェアを扱う情報セキュリティ業界へのニーズが高まっており、市場規模も年々拡大しています。
2022年時点でセキュリティ関連事業の総売上高は推定1兆4,448億円に達すると見込まれています(※)。

市場全体が拡大傾向にあることから、就業するセキュリティエンジニアのポジションも増えていると考えるのが自然でしょう。

よって、セキュリティエンジニアにとって昨今はキャリアパスを実現するチャンスが豊富であり、転職を検討するのにも適した時期です。

※ 一般社団法人情報サービス産業協会「国内情報セキュリティ市場2021年度調査報告書」2022年6月30日

●セキュリティアナリスト:サイバー攻撃の手口を分析しデータを収取する ●セキュリティコンサルタント:セキュリティ戦略の立案と実行、実務上のサポートも担う ●セキュリティアーキテクト:サイバー攻撃に備えたシステムを設計し、脆弱性の改善を図る ●ホワイトハッカー:システムの脆弱性の分析や、侵入経路の分析などをする ●CISO:組織全体のセキュリティチア策に関して最終決裁権を握る

セキュリティアナリスト

主な役割
  • セキュリティインシデントの監視・分析を行い、潜在的な脅威を特定し、対応策を策定。
仕事内容
  • ネットワークやシステムの異常を監視し、リアルタイムでの脅威を検知。
  • セキュリティインシデントの詳細な分析を行い、原因と影響を評価。
  • インシデント対応チームと連携して、迅速かつ効果的な対応策を実施。
  • 脅威のトレンドを追跡し、予防的なセキュリティ対策を提案。
必要なスキル
  • サイバーセキュリティの知識と経験
  • ネットワークやシステムの監視技術
  • 分析能力と問題解決能力
  • コミュニケーションスキル
将来性
  • セキュリティアナリストから、シニアアナリスト、セキュリティマネージャー、CISO(最高情報セキュリティ責任者)へと昇進。
  • コンサルティング会社でのセキュリティコンサルタントへの転職も可能。
給与の目安 年収400万円〜1000万円以上(経験・スキル・資格により異なる)

サイバー攻撃などの手口を分析し、対策を講じるために必要なデータを収集するのがセキュリティアナリストの主な役割です。

既知の攻撃手法を理解しているだけでなく、新たな手口が現れた際に攻撃手法を解明することも重要な役割といえます。

具体的な仕事内容としては、マルウェアを表層的特徴から分析する表層解析、マルウェアを動かして分析する動的解析のほか、マルウェアのコードを読み解く手法などを駆使してサイバー攻撃の分析を進めます。

分析結果からリスクの評価を行い、講じるべき対策や有効性の高い予防法を提案することも重要な役割の1つです。
セキュリティ対策が高度化するのに伴ってサイバー攻撃の手口も巧妙化していくため、セキュリティアナリストの仕事に終わりはありません。

セキュリティコンサルタント

主な役割
  • 企業や組織に対してセキュリティ対策のアドバイスを提供し、リスク評価や改善策を提案。
仕事内容
  • クライアントのセキュリティリスクを評価し、具体的な対策を提案。
  • セキュリティポリシーや手順の策定・改善を支援。
  • セキュリティトレーニングの実施や、従業員の意識向上を図る。
  • 最新のセキュリティ技術やトレンドを研究し、クライアントに適用。
必要なスキル
  • 高度なサイバーセキュリティの知識と経験
  • リスクマネジメントの能力
  • クライアントとのコミュニケーションスキル
  • プロジェクト管理能力
  • 最新技術や脅威に対する知識のアップデート
将来性
  • セキュリティコンサルタントから、シニアコンサルタント、セキュリティディレクター、CISO(最高情報セキュリティ責任者)へと昇進。
  • セキュリティ分野での起業や独立も可能。
給与の目安 年収600万円〜1500万円以上(経験・スキル・資格により異なる)

セキュリティに関わる戦略の立案と実行、運用のアドバイスに携わり、実務上のサポートも担うのがセキュリティコンサルタントの役割です。
セキュリティの専門家として、依頼を受けた企業の状況に合った提案をすることが求められます。

セキュリティ関連の技術的な知識はもちろんのこと、クライアント企業の業務フローや商習慣に関する知識も必要な職種です。

依頼先に直接出向き、経営者や部門責任者とコミュニケーションを図りながら課題のヒアリングと解決に向けた戦略の提案をする必要があります。
セキュリティに関する総合的な知見が必須となるほか、ヒアリング力や提案力が欠かせないポジションです。

セキュリティアーキテクト

主な役割
  • 企業のITインフラやシステム全体に対するセキュリティ設計・構築を行い、セキュリティポリシーの策定を主導。
仕事内容
  • セキュリティアーキテクチャの設計と実装を担当。
  • 既存システムのセキュリティ評価と改善策の提案。
  • 新しいセキュリティ技術の導入と最適化。
  • セキュリティポリシーやガイドラインの策定と維持。
  • プロジェクトチームやエンジニアと連携して、セキュリティ要件を満たすソリューションを開発。
必要なスキル
  • ITインフラやシステムアーキテクチャに関する深い知識
  • セキュリティ技術とプロトコルの専門知識
  • リスク評価と管理能力
  • 問題解決と分析能力
  • プロジェクト管理とチーム協働のスキル
将来性
  • セキュリティアーキテクトから、シニアアーキテクト、セキュリティディレクター、CTO(最高技術責任者)へと昇進。
  • 大規模なITプロジェクトのリーダーとしても活躍可能。
給与の目安
  • 年収700万円〜1600万円以上(経験・スキル・資格により異なる)。

サイバー攻撃に耐えうるシステムを設計し、脆弱性の改善を図るのがセキュリティアーキテクトの役割です。

セキュリティエンジニアの業務内容にシステム設計が上乗せされた職種と捉えるとイメージしやすいでしょう。
業務内容としては、設計に終始するのではなく実際の運用やマネジメントといった役割も担うケースが少なくありません。

新たなシステムの構築以外に、既存のセキュリティ関連ソフトの見直しや品質改善に携わるケースもあります。

他のセキュリティ関連職種と比べてカバーする業務範囲が幅広いことから、分析・運用・マネジメントなど求められる知見も多岐にわたるのが大きな特徴です。

ホワイトハッカー

主な役割
  • 企業のシステムやネットワークの脆弱性を発見し、改善策を提供することで、セキュリティの強化を支援。
仕事内容
  • ペネトレーションテスト(侵入テスト)を実施し、システムの脆弱性を特定。
  • 発見された脆弱性に対する修正提案を作成。
  • セキュリティインシデントの調査と分析を行い、対策を講じる。
  • 最新のサイバー攻撃手法やツールを研究し、防御策を開発。
  • 従業員へのセキュリティ教育やトレーニングを実施。
必要なスキル
  • 高度なハッキング技術とサイバー攻撃に関する知識
  • ネットワークやシステムのセキュリティに関する深い理解
  • 分析能力と問題解決能力
  • 最新のセキュリティツールと技術に対する知識のアップデート
  • エシカルハッキングの倫理観と責任感
将来性
  • ホワイトハッカーから、セキュリティリサーチャー、セキュリティアドバイザー、CISO(最高情報セキュリティ責任者)へと昇進。
  • セキュリティ分野での起業や独立も可能。
給与の目安
  • 年収600万円〜1500万円以上(経験・スキル・資格により異なる)。

ホワイトハッカーは正式な職種名ではなく、セキュリティに関する高度な知見を持つ人材の総称です。

既存のシステムに関する脆弱性の分析や、サイバー攻撃を受けた際の侵入経路の分析などをするのが主な役割です。

セキュリティエンジニアと業務領域が重複する部分も多いものの、構築済みのサーバーやネットワークを攻撃から守ることに重きが置かれているのがホワイトハッカーと捉えるとよいでしょう。

脆弱性を診断する際には、疑似ハッキングを行ってネットワークやアプリケーションのセキュリティホールを探す場合もあります。

CISO(最高情報セキュリティ責任者)

主な役割
  • 企業全体の情報セキュリティ戦略を立案・実行し、セキュリティリスクを管理・軽減。
仕事内容
  • 情報セキュリティポリシーの策定と実施を監督。
  • セキュリティリスクの評価と管理。
  • インシデント対応チームを指揮し、セキュリティインシデントの迅速な解決を図る。
  • 経営陣への報告とセキュリティ戦略の提案。
  • 従業員へのセキュリティ教育とトレーニングの実施。
必要なスキル
  • 高度なサイバーセキュリティの知識と経験
  • リスクマネジメントの専門知識
  • 経営陣とのコミュニケーション能力
  • プロジェクト管理とリーダーシップ能力
  • 最新のセキュリティトレンドと規制に関する知識
将来性
  • CISOから、企業のセキュリティ戦略を主導するCTOやCOOへの昇進。
  • セキュリティコンサルティング会社やスタートアップでの役員ポジションも可能。
給与の目安
  • 年収1000万円〜2000万円以上(経験・スキル・企業規模により異なる)。

CISO(Chief Information Security Officer)とは、最高情報セキュリティ責任者のことです。

COOやCFOのように企業経営に関する責任を負い、情報セキュリティ領域の最高責任者として活躍します。組織全体のセキュリティ対策に関して最終決裁権を握る重要なポジションです。

CISOというポジションが登場した理由として、サイバー攻撃から組織を保護する重要性が増していることが挙げられます。

経営陣の一員としてリーダーシップを発揮し、マネジメントが適切に機能する組織を築いていかなければなりません。セキュリティ関連の知見だけでなく、経営者としての才覚も求められます。

セキュリティエンジニアの知見や経験を活かせるフィールドは多岐にわたります。
そこで重要になるのが、保有スキルのうちどの部分をアピールすべきかという点です。転職時にアピール可能なセキュリティエンジニアのスキルについて見ていきましょう。

●システム設計・開発に関する高い専門性:運用の利便性も考慮して設計・開発する必要がある ●運用・保守に関する知見:社内画のリスクを想定した上の運用・保守が求められる ●企画力・提案力:クライアントのニーズを詳細に把握することが求められる

システム設計・開発に関する高い専門性

セキュリティエンジニアはセキュリティシステムの設計・開発に関する高い専門性を備えているため、転職時には有力なアピールポイントとなります。
とくにセキュリティ構築を自ら手がけた経験があれば、プログラミングスキルとともに自身の強みとなるでしょう。

セキュリティシステムを設計・開発する際には、高いセキュリティレベルを確保するだけでなく運用の利便性も考慮して設計・開発する必要があります。

セキュリティコンサルタントやセキュリティアーキテクトなどへの転職を目指す際には、運用の利便性に関して具体的にどのような点を配慮して設計・開発に携わったのか、詳細にアピールするとよいでしょう。

システム設計・開発のスペシャリストを求める企業は業界を問わず増えているため、希少な人材と判断してもらえる確率が高まるはずです。

運用・保守に関する知見

セキュリティシステムの運用・保守に関する知見も、セキュリティエンジニアの強みとしてアピール可能です。

セキュリティアナリストやホワイトハッカーにとって、想定しておくべきリスクは社外から到来するものだけではありません。
社内で起こり得るトラブルや不正行為も想定した上で、適切な運用・保守を実践していくことが求められます。

セキュリティエンジニアとして社内外のリスクを想定したシステム設計・開発に携わった経験があれば、知見をアピールできる可能性が高いでしょう。

近年は従業員のセキュリティ教育に注力する企業も増えています。社内のセキュリティ教育担当者として手腕を発揮する道もあるのです。
運用・保守に関する知見については、存分にアピールすることをおすすめします。

企画力・提案力

セキュリティシステムの導入に際しては、必要とされている要件のほか業界特有の商習慣や規制も踏まえて提案する必要があります。

セキュリティシステムに関する技術的な知識だけでなく、関連する業界事情も含めて検討した経験があれば、企画力・提案力をアピールするための強力な材料となるでしょう。

セキュリティコンサルタントのようにクライアントのニーズを詳細に把握することが求められる職種の場合、企画力・提案力は必須の能力です。

プレゼンの経験はもちろんのこと、実際に提案が通りセキュリティシステムの導入につながった事例があれば、選考時には必ずアピールするべきでしょう。
たとえ社内提案であっても、自ら企画・提案した事項が形になった経験があるかどうかは重要なポイントといえます。

セキュリティエンジニアからのキャリアパスを実現する際、意識しておきたいポイントを紹介します。選択肢を広げ、好条件でのキャリアアップ・転職を実現するためにも、次の4点をせひ実践してください。

強みが伝わるスキルシートを作成する

スキルシートは「自身の強みをいかに伝えるか」を意識して作成する。

セキュリティエンジニアにとって、転職時に記載するスキルシート(職務経歴書)は実務能力や実績を知ってもらうための重要なツールです。

過去の勤務先や担当業務を羅列するのではなく、自身の強みをいかに伝えるかを意識して作成しましょう。

具体的には、経験業務と自身が果たした役割、保有資格、スキルレベルを整理して記載するのがポイントです。

携わった案件の規模やツールなどの使用年数、達成した成果について「数字」を明示することで説得力が生まれます。

アピールするべき能力を正確に評価してもらい、スキル面でのミスマッチを防ぐためにも、客観性の高いスキルシートを作成することが重要です。

セキュリティエンジニアのスキルシート例

氏名 〇〇 〇〇
生年月日 〇〇〇〇年〇月〇日
連絡先 example@example.com
勤務先 〇〇〇〇株式会社
勤務期間 2020年4月 ~ 現在
役職 セキュリティエンジニア
担当業務 中規模システムの運用・保守、セキュリティ対策の実施
経験業務
  • ネットワークセキュリティの強化
  • 脆弱性診断ツールの運用と結果の分析
  • セキュリティインシデント対応と報告書の作成
  • 従業員向けセキュリティトレーニングの実施
役割 セキュリティ対策プロジェクトのリーダーとして、計画立案から実行、評価までを担当
保有資格
  • 情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)
  • Certified Information Systems Security Professional (CISSP)
  • Certified Ethical Hacker (CEH)
スキルレベル
  • ネットワークセキュリティ:★★★★☆
  • 脆弱性診断:★★★★☆
  • インシデント対応:★★★☆☆
  • セキュリティ教育:★★★☆☆
  • プロジェクト管理:★★★☆☆
達成した成果
  • 中規模システムの脆弱性を3ヶ月で80%以上改善
  • 年間セキュリティインシデントを50%削減
  • 従業員のセキュリティ意識向上により、フィッシングメールによる被害を30%減少

英語力を磨く・アピールすることも重要

マニュアルを読める程度の英語力を身につけてからの転職がおすすめ。

セキュリティエンジニアの転職活動では技術面でのアピールが重視されがちですが、語学力もアピールするべき重要なポイントの1つです。

とくにコンサルティング会社などでは、国外に複数の拠点を構える企業も少なくありません。
グローバル規模でチームを組み、課題の解決にあたることも想定されるため、一定以上の語学力を身につけておくほうが望ましいでしょう。

たとえば、TOEICのスコアや会話レベル、実務で外国語を使用した経験などは積極的にアピールすることをおすすめします。

現状はアピールできる語学力が身についていない場合は、英語力を意識的に磨いていくことが大切です。
セキュリティ領域の業務は国内だけで完結するものではないことを念頭に置き、語学力を高めることによってキャリアの選択肢をいっそう広げられます。

知識・スキルのレベルを証明できる資格取得も検討を

キャリアアップを目指すなら知識・スキルを証明する為に、資格取得も有効

セキュリティ関連職種への転職において資格は必須ではありませんが、キャリアアップを目指すなら知識・スキルのレベルが一目で分かる資格を取得しておくとよいでしょう。

より有利な条件で採用されたり、希少なポジションが狙えたりする確率が高まるからです。具体的には、次に挙げる資格の取得をぜひ検討してみてください。

セキュリティエンジニアの知識・スキルの証明に役立つ資格

資格名 説明
シスコ技術者認定 ネットワーク技術に関する資格で、CCNA、CCNP、CCIEなどがあります。ネットワークの設計、運用、トラブルシューティングの能力を証明します。
情報処理安全確保支援士 情報セキュリティに関する高い知識と技術を持つ専門家であることを証明する国家資格です。
情報セキュリティマネジメント試験 情報セキュリティの基本的な知識と管理能力を持つことを証明する国家資格です。
情報処理技術者試験 ITに関する幅広い知識と技能を証明する国家資格で、基本情報技術者、応用情報技術者などがあります。
CompTIA Security+ 国際的に認知されたセキュリティ資格で、ネットワークセキュリティの基本から応用までの知識を証明します。

とくに外資系企業やグローバル企業においては、アメリカ国防総省指令により承認されているCompTIA Security+は有効なアピール材料となるはずです。

いずれも取得難易度の高い資格ですが、他のセキュリティエンジニア経験者に差をつける意味でも積極的に取得を検討することをおすすめします。

セキュリティエンジニアからの転職支援に強い転職エージェントを活用する

IT業種に特化したエンジニア向けの転職サービスを活用して、転職の成功率を高める。

セキュリティ分野に精通した人材を求めている業界は多岐にわたるため、自身の専門性や経験を活かせる分野・企業を的確に選ぶにはプロのアドバイスを得たほうが確実です。

複数の転職エージェントを併用し、サポートを受けながら転職活動を進めたほうがよいでしょう。

転職エージェントはどこでもよいというものではなく、セキュリティエンジニアの転職支援に強いエージェントを活用することが大切です。
おすすめの転職エージェントについては、次章で詳しく紹介します。

マイナビIT AGENT

マイナビエージェント。ITエンジニアの方へ
POINT!

マイナビ社が運営する、ITエンジニア転職に特化した転職エージェント。好条件求人の紹介、書類作成・面接準備へのサポートの手厚さに強みがあります。

マイナビIT AGENTは人材紹介会社の大手マイナビが運営する「IT/Webエンジニア専用」の転職支援をするエージェントです。
サポート対応地域は全国。オンラインでの面談も受け付けています。

マイナビIT AGENTの大きな特徴は、エンジニア向け求人数の豊富さ、そしてシステム会社から事業会社まで幅広い業界の求人に対応している点が挙げられます。
セキュリティエンジニアからの転職として、事業会社のセキュリティアーキテクトやCISOといった職種、セキュリティ専門会社のセキュリティコンサルタントなどの求人に多く出会えるでしょう。

また、マイナビの転職サービスは「サポートの丁寧さ」にも定評があり、職歴書の作成や面接対策に不安を感じている人におすすめです。

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転職者一人ひとりにマッチする求人紹介とサポートが期待できます。

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ITエンジニアの公開求人数 約1.9万件(2024年6月現在)
ITエンジニア求人トップクラス

マイナビのプロモーションを含みます

リクルートエージェント

リクルートエージェントIT
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レバテックキャリアは「エンジニア実務経験者」のサポートに特化した転職エージェントサービスです。

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とくに書類添削サポートおよび企業への交渉力に強みがあり、「希望の企業に転職」96%、「転職後の年収アップ率」80%以上と、非常に高い実績を誇っています(※公式サイトより)。

「年収アップなど待遇面での改善をしたい」、「セキュリティエンジニアとしてのキャリアプランを掘り下げたい」、「書類や面接で評価してもらえるようアドバイスを欲しい」というエンジニアの人は、レバテックキャリアがおすすめです。

レバテックキャリアの特徴

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  • 「希望の企業に転職」96%、「転職後の年収アップ率」80%以上の高い実績(※公式サイトより)
サービス対応地域 全国
ITエンジニアの公開求人数 約2.5万件(2024年6月現在)
とくに多いエンジニア職種 プログラマー・SE全般、PL・PM、ITコンサルタント
利用者の8割が年収アップ

ギークリー

IT業界に特化した転職支援ならGEEKLY(ギークリー)。
POINT!

IT・Web・ゲーム業界の転職支援に特化。積極的な求人紹介とマッチング力による定着率の高さが定評の転職エージェントです。

ギークリーは、IT・Web・ゲーム業界に特化して転職支援をおこなう転職エージェントです。

同サービスの主な特徴は、担当エージェントから積極的な求人提案が期待できること(提案可能な求人数は平均一人当たり56件※)、そして書類選考サポートが充実している(※選考通過率が2.8倍までアップ※ )ことです。※ 公式サイトより抜粋(2024年6月時点)

取り扱う求人はIT・Web・ゲーム業界がメインです。Web3.0やxR、X-Techなどのトレンド技術の案件が多く見られ、これまでのセキュリティエンジニアの経験を活かせるキャリアを提案してくれるでしょう。

ギークリーの特徴

特徴
  • IT・Web・ゲーム業界特化の転職エージェント
  • 積極的な提案。提案可能な求人数は平均一人当たり56件※
  • 充実の書類添削で、選考通過率が2.8倍までアップ※
  • ※公式サイトより(2024年6月時点)
サービス対応地域 全国
拠点 東京
ITエンジニアの公開求人数 約2.2万件(2024年6月現在)
書類選考の通過率3.4倍

まとめ)セキュリティエンジニアの知見・経験をキャリアパスに活かそう

セキュリティエンジニアは近年人材ニーズが急速に高まっている職種であり、知見や経験を活かせるフィールドが豊富にあります。

キャリアチェンジに踏み切るチャンスであると同時に、自身の経験やスキルをどのようにアピールするかが選考の成否を分けることになるでしょう。

今回紹介したポイントを参考に自身の知見・経験を整理し、キャリアプランの実現に向けて準備を進めてみてください。
セキュリティの専門家としてステップアップできれば、キャリアの可能性がいっそう開けていくはずです。

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