『みんなの転職「体験談」。』
『みんなの転職「体験談」。』

『みんなの転職「体験談」。』は、20~50代社会人男女の、 「転職したいけれど、迷いや不安で行動を踏み出せない」を 解決し、
より良い将来を目指した一歩を踏み出していける為の、 生々しい体験談情報やナレッジを提供するWebサービスです。

MENU

介護老人保健施設(老健)での仕事内容は?やりがい・大変な点と向いている人

[最終更新日]2024/07/05

このページには広告リンクが含まれています
みんなの転職「体験談」。は、⼀部の企業とアフィリエイトプログラムを提携し情報提供を⾏っております。 当サイトを経由してサービス利⽤があった場合、掲載企業からアフィリエイト報酬を受け取ることがありますが、提携の有無などによって当サイトでのサービス評価が影響を受けることはありません。 また当サイトで得た収益に関しては、閲覧頂く皆さまにより役⽴つ情報をご提供できますよう、コンテンツ品質の向上に還元しております。
介護老人保健施設で働くには。

「介護老人保健施設」と聞いて、どんな仕事内容かイメージが湧くでしょうか?

特別養護老人ホームや有料老人ホームと比べて、違いがわからない方も多いと思います。

介護老人保健施設(老健)とは、簡単にいうと『自宅復帰を目指してリハビリができる施設』です。

ただ、これだけではイメージしづらい部分もあると思いますので、本記事では以下の流れで介護老人保健施設について網羅的に理解できるよう、解説をしていきます。

目次

介護老人保健施設(老健)とは

介護老人保健施設(以後、老健)とは特別養護老人ホーム(以後、特養)、介護医療院と同じ「介護保険施設」の1つです。

介護保険施設とは、その名の通り介護保険サービスで利用できる公的施設のことです。「65歳以上(例外あり)」「要介護認定で要介護1~5の認定を受けた」の2つの条件を満たすと入所できます。

老健は簡単に言うと自宅復帰を目指してリハビリができる施設のことであり、在宅復帰を目指して訓練する場という解釈が一般的です。

高齢者の方で病気やケガなどをして入院された場合、仮に退院したとしてもすぐ家に戻って元の生活をするのは不安な場合があります。

そうしたケースに老健を利用し、在宅で生活できる状態までリハビリをします。
そのため老健には「医師」「薬剤師」「理学療法士」「作業療法士」など、リハビリをするために必要な多種多様の職種の人が在籍しています。

介護老人保健施設と特別養護老人ホームの違い

老健とよく混同されやすい施設として、「特別養護老人ホーム」(特養)があります。

老健と特養は「利用目的」が大きく異なります。

老健は「在宅復帰を目指す」が目標なのに対し、特養では「終の棲家として住む」面が非常に強いです。まとめると利用期間が短いか、長くてよいか…というのが大きな違いです。

そうした目的の違いから、以下のように様々な特徴の違いがあります。主な違いは以下の通りです。

介護老人保健施設(老健) 特別養護老人ホーム(特養)
運営母体 基本的に医療法人が多い 社会福祉法人や地方自治体など
対象者 要介護1以上 原則、要介護3以上
サービス 医療的ケアやリハビリ中心 身体介護、生活支援が中心
期間 原則は3ヵ月まで 終身利用が可能
入居までの待ち時間 利用期間が短く、特別養護老人ホームと比べて入居待ち時間は短い 待機者が多い。入居待ちの時間も長いことがほとんど

同じくくりとして扱われることが多い老健と特養ですが、上記の通り目的からサービス内容まで全く別になります。

介護老人保健施設(老健)の仕事内容

介護老人保健施設(老健)の仕事内容 ●身体介護 ●生活支援 ●その他

老健の主な仕事内容は以下の通りです。

身体介護 食事介助、服薬介助、入浴介助、排せつ介助、おむつ交換、口腔ケア、着替え、移動介助、移乗介助など
生活支援 シーツ交換、施設内の清掃、配膳など
その他 レクリエーションの企画・運営、申し送り、記録作成など

これらは特養やデイサービスなどでも行われる一般的な介助ですが、老健ではこれらに加えリハビリテーションのサポートという仕事が入ります。

機能訓練指導員によるリハビリに付き添い、利用者の状態を踏まえながらサポートすることで、機能回復を促進していくのです。

これに加えて、老健では「他職種との連携」を取ることが仕事内容の1つに入ります。医師や看護師、理学療法士や作業療法士と日中から相談できるため、より質の高いケアができるのです。

介護老人保健施設(老健)における一日の業務の流れ

介護老人保健施設における、業務の一日の流れを紹介します。

8:30 出勤 夜勤者から申し送りを受け、朝食後の排せつ介助などを手伝います。
(夜勤者の場合は6:30頃から起床、朝食介助、服薬介助などの仕事があります)
9:30 入浴介助 人数が多い場合は、1人15分程度の短いスパンで入浴を行います。この時も着替えや洗身など自立支援を意識します。
11:30 昼食準備 配膳などを行います。
12:00 昼食介助 昼食後は排せつ介助を行い、休憩を取っていただきます。
13:00 見守り 昼食後は利用者によって休憩を取ったり、軽い散歩をしたり、レクリエーションを行ったりと、利用者の状態に合わせて臨機応変に対応しています。
15:00 おやつ 排せつ介助なども並行して行います。
15:30 リハビリテーションのサポート 利用者やその日の状況に応じて、リハビリの手伝いをします。
16:30 記録の作成 利用者ごとのその日の状態や、気になった点など、夜勤者に引き継ぐための記録を書いていきます。
17:00 夕食の準備 配膳などを手伝います。
17:30 退社 夜勤者に引き継ぎをし、退社します。

介護老人保健施設(老健)の大変な点

介護老人保健施設の大変な点 ●コミュニケーション能力が求められる ●様々なスキルを磨く必要がある ●一人ひとりにじっくり向き合えないことがある

老健で働くうえで、大変な点は以下の3つです。

  • コミュニケーション能力が求められる
  • 様々なスキルを磨く必要がある
  • 一人ひとりにじっくり向き合えないことがある

老健では「原則3ヵ月で退所」という決まりがあるため、利用者の入れ替わりが他施設と比べて激しいです。

そのため、多くの利用者と適切にコミュニケーションを取れる能力が求められます。また、利用者だけではなく医師や理学療法士など通常の介護施設にはいない職種の人とも連携を取るため、そういった異業種間のコミュニケーション、更にはスキルが必要とされます。

また、入れ替わりが早い最大のデメリットとして、一人ひとりと深く向き合えないことが多いです。

特養などでは看取りまで行うのに対し、老健では利用者のことを理解する前に退所してしまうケースが大半です。そのため、老健以外の施設から転職してきた場合、人によっては寂しさを覚えることもあるかもしれません。

介護老人保健施設(老健)のやりがい

介護老人保健施設のやりがい ●在宅復帰を見届けられる ●リハビリや医療知識を勉強できる ●様々な人とのコミュニケーション

一方の老健で働く際のやりがいは、以下の3つが挙げられます。

  • 在宅復帰を見届けられる
  • リハビリや医療知識の勉強ができる
  • 様々な人とコミュニケーションが取れる

老健における最大のやりがいは「復帰を見届けられる」点です。短期間ではありますがリハビリを通して、徐々に利用者が元気になっていく様子を見届けられるのです。

また、医師や理学療法士・作業療法士などとコミュニケーションとる機会が多いため、実践を通してリハビリや医療の知識を身に付けられます。

教材で勉強するのとは違い、プロから現場の意見を得られるのは介護士として貴重な経験でしょう。その経験は今後別の施設でも生かすことが可能です。

さらに、利用者の入れ替わりが早い特徴から、コミュニケーション能力を鍛えられます。
人と関わるのが好きな人にとっては、やりがいを感じやすい職場になるでしょう。

介護老人保健施設(老健)の仕事が向いている人

  • 情報共有や、コミュニケーションが取れる人
  • 過剰介助をせず見守れる人
  • レクリエーションの企画や実行力がある人

老健は利用者のリハビリを通して、様々な職種の人と協力して業務を進めます。
そのため、情報共有や、コミュニケーションが取れる人が重宝される傾向にあります。

また、利用者の在宅復帰が目標とされることから過剰介助をせず見守れる人も老健の仕事が向いているでしょう。
利用者の気持ちに寄り添いながら、一方で利用者自身がやれることを見出して見守る配慮が求められます。

続いては老健に転職する際に準備しておきたいポイントを紹介します。

介護老人保健施設(老健)に就職・転職する際に準備しておきたいポイント ●介護職員初任者研修を受けてみる ●リハビリや医療の初心者向け教材を読んでおく ●介護専門の転職サービスの活用

介護職員初任者研修を受けておく

老健で必要不可欠な「身体介護・生活支援」の基礎知識を身に付けるには、介護職員初任者研修を受けるのが最も効率的です。

その理由は、介護職員初任者研修は介護資格の中で最初に受けるべきと推奨されているからです。

講師も介護未経験の人が多いことを理解しているため、初心者向けの解説をしてくれることも多いです。実習もあるため、介護職の基礎を理解するのには適した資格です。

リハビリや医療の初心者向け教材を読んでおく

老健特有の「リハビリ・医療」に関する初心者向けの教材を読んでおくと、仕事がスムーズになります。

老健では医師、理学療法士などと連携を取ることが求められるため、できれば専門的な言葉なども理解しておくと、コミュニケーションを取りやすくなります。

職場での関係構築にも関わりますので、リハビリや医療の教材に目を通しておくことをおすすめします。

介護専門の転職エージェントを活用する

未経験から介護業界に転職したいのであれば、介護業界に詳しい転職エージェントを利用するのが効率的です。

独学では分かりづらいキャリアパスや、施設ごとの特徴などをあなたに合わせてアドバイスしてくれるため、入社後のミスマッチを減らせます。

転職エージェントによって得意な施設や地域が異なる場合もありますので、できれば複数の転職エージェントに登録し、選択肢を多く持つように心がけましょう。

レバウェル介護

レバウェル介護。あなたらしく働ける介護を。レバウェル介護は、介護のお仕事探しを支援するサービスです。

介護系転職エージェントでトップクラスの求人数。担当エージェントのサポート品質においても高評価の高いサービスです。

レバウェル介護は介護・福祉に特化した転職エージェントの中ではとくに求人数が多く、「なるべく多くの介護求人を比較検討したい」人におすすめです。
老健の求人数は、約1.3万件(z7月現在)。複数の候補から、希望する職場を選べるでしょう。

求人紹介やサポートを介護・福祉業界に詳しいエージェントが担当してくれるため、様々な希望条件を適えながら適切な求人紹介をしてもらえるでしょう。

なお、レバウェル介護では派遣社員として登録をする方向けに介護未経験・無資格の転職者のサポートも行っています。
転職を機に介護職の仕事デビューをしたい人も、レバウェル介護はおすすめです。

サービスを利用した人の評判・口コミからは、「担当エージェントのサポート」に対する高評価が多数見受けられます。

レバウェル介護の特徴

特徴
  • 介護業界の求人数は国内トップクラス
  • 業界に詳しいエージェントが丁寧にサポート
  • 未経験・無資格OKの求人も多数
サービス対応地域 全国
老健の公開求人数 約1.3万件(2024年7月現在)
ワンポイントアドバイス

レバウェル介護は正社員向け転職と派遣社員転職とで窓口が分かれています。派遣社員として働くことを予定している方はこちらよりご登録ください。

かいご畑

介護の求人・転職・募集ならかいご畑

「介護職の仕事は未経験/経験が浅い…」という人におすすめのエージェントです。資格取得サポートなど、実務経験を積むための様々な支援を受けられます。

かいご畑は介護・福祉系の転職支援に特化した、転職エージェントです。

同サービスの大きな特徴は、「無資格/未経験からの転職支援に強い」、「働きながら資格取得できる仕組みがある」の2点。

サポートにあたっては転職者一人ひとりに専任のコーディネーターが就き、現在の経験と希望条件をヒアリングしたうえで、キャリアへのアドバイスと求人紹介を行ってくれます。

派遣として働きながら資格取得を目指せる「キャリアアップ応援制度」では、介護職の中級・上級資格である「実務者研修」「介護福祉士」への対策講座を無料で学べます。

「まずは業務に慣れてから、徐々にキャリアアップを目指したい」人に、かいご畑はとくにおすすめです。

かいご畑の特徴

特徴
  • 無資格/未経験でも求人紹介が可能
  • 働きながら無料で資格取得が目指せる「キャリアアップ応援制度」
  • コーディネーターはいずれも介護資格を取得している業界のプロフェッショナル
サービス対応地域 北海道、東京、埼玉、千葉、栃木、群馬、静岡、愛知、大阪、京都、神戸、広島、福岡
老健の公開求人数 約700件(2024年7月現在)
ワンポイントアドバイス

「まずは業務に慣れてから、徐々にキャリアアップを目指したい」人は、かいご畑の「キャリアアップ応援制度」の活用がおすすめです。

無資格・未経験でもOK

マイナビ介護職

一人ひとりに寄り添える転職を。マイナビ介護職。

「福利厚生が充実」「教育制度が整っている」などのホワイト企業の求人が多いと評判のサービス。担当のサポートも手厚いです。

マイナビ介護職は、介護転職者からの認知度No.1(※GMPリサーチ株式会社調べ 2021年7月)を獲得した、介護職専門の転職エージェントです。

大手介護施設・事業所や待遇のよい求人が多いのが特徴です。
老健の求人も約4,200件と、他の転職エージェントと比較しても非常に豊富に取り揃えています。

サービスを利用した人の評判・口コミからは、「担当エージェントのサポート」に対する高評価の声が多く見られます。

介護業界に詳しい担当エージェントがマンツーマンで、希望条件をヒアリングしたうえで、マッチする求人を紹介してくれます。

書類添削や面接対策といったサポートにも力を入れており、志望動機や自己PRの作成にも役立つでしょう。

マイナビ介護職の特徴

特徴
  • 介護・福祉業界に詳しいエージェントが親身にサポートしてくれる
  • 離職率や職場環境などの、詳細の施設情報を知れる
  • 大手企業や待遇のよい求人が多い
サービス対応地域 全国
老健の公開求人数 約5,000件(2024年7月現在)
ワンポイントアドバイス

マイナビ介護職の活用メリットの一つに「離職率や職場環境などの、詳細の施設情報を知れる」ことがあります。企業研究の際は担当からの情報を有効活用しましょう。

転職相談会も実施中

介護ワーカー

介護求人・転職なら介護求人情報サイト【介護ワーカー】

豊富な求人を「こだわり条件で探しやすい」転職エージェント。担当エージェントのサポート品質も高いです。

介護ワーカーは、保有求人数5万件を超える(2024年7月現在)、国内でも最大規模の転職エージェントです。
そのうち、介護老人保健施設の求人は3,500件あります。

全国都道府県の求人を検索でき、かつ「高額求人」「駅チカ」「研修支援有」「週休2日」などのこだわり条件での絞り込み検索に使い勝手の良さがあります。

介護・福祉業界に詳しいアドバイザーが丁寧にサポートしてくれることもあり、実際にサービスを利用した人からは「担当アドバイザーのサポートに対する高評価」の評判・口コミが多く見受けられます。

介護ワーカーの特徴

特徴
  • 常時5万件の求人数を用意(2024年9月現在)
  • 介護・福祉業界に詳しいアドバイザーが丁寧にサポートしてくれる
  • 「こだわり条件」により希望条件を満たした求人を見つけやすい
サービス対応地域 全国
老健の公開求人数 約3,500件(2024年7月現在)
ワンポイントアドバイス

豊富な求人から希望する職場を見つけやすいのが介護ワーカーのメリット。担当との面談前に、登録後に確認できる求人一覧から目星をつけておくとよいでしょう。

スカウトからの内定率1.7倍

まとめ)介護老人保健施設は在宅復帰を目指す施設

老健は、特別養護老人ホームなどと違い「在宅復帰を目指した施設」です。

そのため、働く職種が多かったり、短期間で利用者が入れ替わったり、リハビリや医療の知識が求められたりと、他施設とは大きく異なる特徴があることを押さえておきましょう。

今後は他の介護施設との違いをさらに深く理解し、比較検討しながらあなたの希望に沿うかどうかじっくり考えてみてください。

レビューを書く
1
2
3
4
5
送信
     
キャンセル

レビューを書く

レビューの平均:  
 0 レビュー
目次[ 閉じる ]