未経験からセールスエンジニアに転職するには?仕事内容と必要なスキル・将来性
[最終更新日]2025/10/05

セールスエンジニアの働き方に、興味を持っている人は多いでしょう。
ITエンジニアとしてキャリアチェンジを検討している人や、非エンジニアで「これまでの経験を活かしてチャレンジしたい」と考えている人もいるはずです。
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目次
営業とエンジニアの架け橋!セールスエンジニアの仕事と将来性

「セールスエンジニア」と聞くと、少し難しそうなイメージがあるかもしれませんね。
その名前の通り、「セールス(営業)」の役割と「エンジニア(技術者)」の役割を、いわば“いいとこ取り”したお仕事です。
専門的な技術知識を背景に、お客様(クライアント)が抱えるビジネス上の課題を解決するためのシステムやサービスを提案する、とても頼りになる存在です。
この記事では、そんなセールスエンジニアの仕事内容から将来性、そしてどんな人が向いているのかまで、わかりやすく解説していきますね。
そもそも「セールスエンジニア」とは?~仕事内容とやりがい~

セールスエンジニアは、営業担当者とお客様のもとへ一緒に訪問し、技術的な側面から提案をサポートします。
お客様にとっては「技術的な相談ができる頼れるパートナー」、社内の開発チームにとっては「お客様の要望を技術的に整理してくれる翻訳者」のような、まさに社内外をつなぐ「架け橋」となる重要なポジションです。
具体的な仕事の流れは、主に以下のようになります。
仕事内容 | 説明 |
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お客様の課題をヒアリング |
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製品のデモ・技術的な提案 |
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導入のサポート |
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導入後のアフターフォロー |
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このように、お客様と長期的に関わり、課題解決のパートナーとして信頼関係を築いていけるのが、セールスエンジニアの大きな特徴です。
自分の技術知識を活かして提案したものが形になり、お客様から「ありがとう」と言ってもらえる瞬間は、何物にも代えがたい大きなやりがいになります。
DX・AI時代になぜ必要?データで見るセールスエンジニアの市場価値

「将来性はどうなんだろう?」と気になる方も多いかもしれません。結論から言うと、セールスエンジニアの将来性は非常に明るいと言えます。
その理由は、近年のビジネス環境の変化にあります。
今、多くの企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めています。これは、AIやクラウドといったデジタル技術を使って、ビジネスのやり方やサービスを根本から変革しようという取り組みのことです。
しかし、世の中には便利なITサービスやツールが溢れており、「自社に最適なサービスがどれか分からない」「どう活用すればいいのか見当もつかない」と悩んでいる企業が少なくありません。
そこで、お客様のビジネスを深く理解し、最適な技術を組み合わせて課題解決に導くことができるセールスエンジニアの存在価値が、ますます高まっているのです。
その高い専門性は、年収にも反映されています。求人情報サイト「求人ボックス」のデータによると、セールスエンジニア(プリセールス)の平均年収は約619万円となっており、日本の平均年収と比較しても高い水準にあることがわかります。
出典:求人ボックス 給料ナビ「プリセールスの仕事の年収・時給・給料」(2025年9月時点)
AIやIoTといった新しい技術が次々と登場する中で、それらの技術とビジネスを結びつけるセールスエンジニアの活躍の場は、今後さらに広がっていくでしょう。
あなたはどちらのタイプ?セールスエンジニアに向いている人
セールスエンジニアには、大きく分けて「エンジニア出身」の方と「営業出身」の方が活躍しています。それぞれ、どんな人が向いているのでしょうか?
技術の探求が好きな「エンジニア出身」のあなたへ
「自分の技術が、どう社会の役に立っているのかを実感したい」
「黙々とコードを書くだけでなく、もっと人とコミュニケーションを取りたい」
もしあなたがこのように感じているなら、セールスエンジニアはぴったりの選択肢かもしれません。
開発経験で培った深い技術知識は、お客様への的確な提案や、開発チームとのスムーズな連携において、大きな武器になります。「技術がわかるからこそできる、説得力のある提案」で、お客様からの厚い信頼を得ることができるでしょう。
顧客との対話が得意な「営業出身」のあなたへ
「お客様とじっくり向き合い、もっと深く課題解決に関わりたい」
「“売る”だけではなく、専門知識を身につけて自分の市場価値を高めたい」
このように考えている営業職の方にも、セールスエンジニアは魅力的なキャリアです。
お客様との良好な関係を築くコミュニケーション能力や、言葉の裏にある本当のニーズを引き出すヒアリング能力は、セールスエンジニアにとって不可欠なスキルです。これから技術知識を学ぶ意欲さえあれば、その対話力を活かして、お客様にとって唯一無二のパートナーになることができます。
どちらのタイプであっても、「技術と人をつなぐことに喜びを感じる」という気持ちが、セールスエンジニアとして活躍するための大切な素質と言えそうですね。
参考文献:
・独立行政法人情報処理推進機構(IPA):DX白書2023
・総務省:令和5年版 情報通信白書
市場価値を高める!セールスエンジニア必須のスキルセット
セールスエンジニアというと、コミュニケーション能力のようなソフトスキルばかりが注目されがちです。
しかし、お客様から本当に信頼されるパートナーになるためには、土台となる技術的な知識が欠かせません。
ここでは、セールスエンジニアとして市場価値を高めていくために必要なスキルを、「テクニカルスキル」と「ソフトスキル」の2つに分けて見ていきましょう。
【テクニカルスキル】クラウド・AIの知識が新たな武器に

まず、技術の専門家として提案の説得力を持たせるために、最新のITトレンドに関する知識は不可欠です。すべてを深く開発できる必要はありませんが、「その技術で何ができて、ビジネスにどう役立つのか」を語れるレベルの理解を目指しましょう。
クラウド(AWS, Azureなど)の基礎知識
今や多くの企業が、自社でサーバーを持つのではなく、AWSやAzureといったクラウドサービスを利用するのが当たり前になっています。お客様のIT環境を理解し、最適なサービスを提案するためにも、クラウドの基本的な知識は必須と言えるでしょう。
AI・SaaSに関するトレンド知識
AIによる業務自動化や、SaaS(必要な機能を必要なだけ利用できるソフトウェア)の活用は、多くの企業にとって重要な経営課題です。こうした最新技術の動向を把握していると、お客様の課題解決の引き出しが増え、より付加価値の高い提案ができます。
セキュリティに関する基本知識
クラウドサービスの利用が広がるにつれて、情報セキュリティの重要性も増しています。難しい専門知識というよりは、「どうすればお客様が安心してサービスを使えるか」という視点で、基本的なセキュリティ対策について説明できる知識を持っておくと、お客様からの信頼がぐっと高まります。
【ソフトスキル】顧客のビジネス課題を解決に導く3つの力

最新の技術知識も、それをお客様の課題解決に結びつけられなければ宝の持ち腐れです。
ここでは、技術という武器を最大限に活かすための3つのソフトスキルをご紹介します。
① 顧客の潜在ニーズを引き出す「ヒアリング力」
お客様は、必ずしも自社の課題を明確に理解しているわけではありません。
「なんだか業務効率が悪い気がする」「漠然とした不安がある」といった、言葉にならない悩みを抱えているケースも多いのです。
セールスエンジニアには、単に要望を聞くだけでなく、お客様との対話を通じて、本人たちも気づいていない「本当の課題」は何かを一緒に見つけ出していく、カウンセラーのような深いヒアリング力が求められます。
② 技術をビジネス価値に変換する「提案力」
お客様が知りたいのは、技術の専門的なすごさではありません。「その技術を導入すると、自社の売上がどう上がるのか、コストがどれだけ下がるのか」というビジネス上のメリットです。
セールスエンジニアの提案力とは、難しい技術の話を、ITに詳しくない方にも分かるように「翻訳」し、「この投資をすれば、これだけの見返りがありますよ」というビジネスの言葉で価値を伝える力のことです。
③ 社内外の関係者を動かす「プロジェクト推進力」

プロジェクトは、お客様、営業担当、開発チームなど、立場の違う多くの人が関わります。
時には「営業が無茶な要望を持ってきた」「開発が事情を分かってくれない」といった対立が生まれることも。
セールスエンジニアは、それぞれの間に立って円滑なコミュニケーションを促し、全員が「お客様の課題解決」という同じ目標に向かって進めるように調整する、いわばプロジェクトの潤滑油です。
単なるスケジュール管理だけでなく、関係者をうまく巻き込みながらプロジェクトを前に進めていく推進力が非常に重要になります。
参考文献:
・アマゾン ウェブ サービス(AWS):AWS ソリューションアーキテクト – アソシエイトの道
転職成功へ導く!未経験からの3ステップ実践ガイド
セールスエンジニアの魅力や必要なスキルが分かったところで、ここからは「じゃあ、どうすれば転職できるの?」という疑問にお答えしていきます。
未経験からセールスエンジニアへの転職を成功させるための具体的なステップを、3つに分けてご紹介しますね。
【STEP1】経歴を強みに変える!自己分析と学習ロードマップ

最初のステップは、あなた自身の経験を棚卸しし、「強み」としてアピールできるポイントと、これから補うべき「知識」を明確にすることです。
エンジニア出身のあなたの強みと学習プラン
開発経験で培った技術知識は、あなたの最大の武器です。
面接では、「技術的な裏付けを持って、実現可能な提案ができます」「開発チームの気持ちが分かるので、円滑な連携ができます」といった点をアピールしましょう。
一方で、お客様のビジネス課題をより深く理解するために、ビジネスサイドの知識を補うのがおすすめです。「ITパスポート」で経営の基礎を学んだり、マーケティング関連の書籍を読んだりすると、提案の幅がぐっと広がります。
営業出身のあなたの強みと学習プラン
お客様との関係構築力やヒアリング能力は、セールスエンジニアにとって欠かせない才能です。
「お客様の潜在的な課題を引き出すのが得意です」「難しい内容でも、相手に合わせた説明で信頼を得てきました」といった経験を具体的に伝えましょう。
技術知識に不安がある方は、体系的に学べる資格の取得が有効です。例えば「AWS認定クラウドプラクティショナー」のような基礎資格に挑戦することで、知識が身につくだけでなく、学習意欲の高さもアピールできます。
【STEP2】キャリアを左右する!失敗しない企業選びの3つの軸

セールスエンジニアと一口に言っても、働く会社によって仕事内容は大きく異なります。
「こんなはずじゃなかった…」という入社後のミスマッチを防ぐために、以下の3つの軸で企業をチェックしてみることをおすすめします。
① 商材の種類(SaaS、ハードウェアなど)
何を売るかによって、求められる知識や提案スタイルは変わります。例えば、月額課金制のソフトウェア(SaaS)を扱うなら継続的な顧客サポートが重要になりますし、大規模なサーバーなどのハードウェアを扱うならインフラ全体の深い知識が必要になります。自分がどんな技術に興味があり、どんなお客様と関わりたいかを考えてみましょう。
② 企業の成長フェーズ(大手、スタートアップなど)
安定した環境で大規模な案件に携わりたいなら大手企業、大きな裁量権を持って会社の成長を肌で感じたいならスタートアップ企業、というように、企業の規模によっても働き方は大きく異なります。自分がどんな環境で成長していきたいか、キャリアプランと照らし合わせてみましょう。
③ 研修・教育制度の充実度
特に未経験からの転職の場合、この点は非常に重要です。入社後にどのような研修を受けられるのか、先輩社員がしっかりサポートしてくれる文化があるのかを、求人票や面接でしっかり確認しましょう。教育制度が整っている会社は、人を大切にする会社である可能性が高いとも言えます。
【STEP3】専門家の力を借りる!転職エージェントの効果的な活用法

セールスエンジニアは専門職のため、求人数が限られていたり、自分に合う企業を見つけるのが難しい場合もあります。そこでおすすめしたいのが、転職エージェントの活用です。
特に、IT業界に特化していて、セールスエンジニアの支援実績が豊富なエージェントを選ぶと、以下のようなメリットがあります。
- 自分では見つけられない「非公開求人」を紹介してもらえる
- キャリアのプロに、自己分析やキャリアプランの相談ができる
- 企業ごとに合わせた書類添削や面接対策をしてもらえる
転職エージェントは、あなたの強みを客観的に評価し、あなたに代わって企業に推薦してくれる心強い味方です。
一人で悩まずに、まずはキャリア相談という形で気軽に話を聞いてもらうことから始めてみてはいかがでしょうか。
参考文献:
・経済産業省:IT人材需給に関する調査
・独立行政法人労働政策研究・研修機構:若年層の離職状況と離職後のキャリア形成(平成30年)
4)セールスエンジニアへの転職におすすめの転職エージェント
マイナビIT AGENT
マイナビ社が運営する、ITエンジニア転職に特化した転職エージェント。好条件求人の紹介、書類作成・面接準備へのサポートの手厚さに強みがあります。
マイナビIT AGENTは、株式会社マイナビが運営する転職エージェントです。
マイナビの転職サービスの特徴として、「丁寧・じっくり型のサポート」、および「企業とのパイプが太い」点が挙げられます。
セールスエンジニア以外の職種の提案も含めて、キャリアについて手厚いサポートを受けたい人におすすめです。
マイナビIT AGENTの活用メリットとおすすめポイント
マイナビIT AGENTの所属アドバイザーは、全員がIT・Web業界に精通したプロフェッショナルです。
幅広い職種に対応している総合型転職エージェントとは異なり、エンジニアの転職事情を十分に理解しているため、転職者一人ひとりに適した開発環境や企業へのアプローチ方法についてアドバイスしてもらえます。
また、マイナビIT AGENTは優良企業のレア案件(=非公開求人)を独自に保有しています。

就業条件が恵まれているエンジニア求人には、大量の応募者が殺到する傾向があります。そのため選考の競争率も高くなりやすく、強力なライバルが数多く現れる可能性もあるでしょう。
マイナビIT AGENTの非公開求人は、専任アドバイザーを通じてのみ紹介されます。エンジニアのスキルや経験にマッチした非公開求人を個別に紹介してもらえるので競争率が低く、採用に至る確率を高めることにつながるのです。
マイナビIT AGENTの特徴
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サービス対応地域 | 全国 |
セールスエンジニア関連の公開求人数 | 非公開 |
レバテックキャリア
レバテックキャリアの担当エージェントは全員エンジニア経験者。「希望の企業に転職」96%、「転職後の年収アップ率」80%以上の高い実績を誇ります。
レバテックキャリアは、レバテック株式会社が運営する転職エージェントです。
同サービスの特徴としては、アドバイザーのほとんどが「エンジニア実務経験者」であること。IT業界についてエンジニアリングの技術的な事柄についても通じた担当が付いてくれる可能性が高いです。
セールスエンジニア向けの求人は2025年2月時点で約500件。サービス登録後、いくつかの求人をピックアップしてどこを優先的に進めていくかアドバイザーと相談していけるでしょう。
レバテックキャリアの活用メリットとおすすめポイント
大手転職サービスであるdodaやマイナビには及ばないものの、レバテックキャリアは「AI」、「機械学習」、「クラウドエンジニア」、「ビッグデータ」、「FinTech」などのトレンド技術を扱う求人を多く抱えており、エンジニアとしてキャリア開拓を目指す人にフィットしやすいのです。

そのほか、レバテックキャリアでは他の転職サービスにはない良質な「非公開求人」も豊富に扱っており、サイト上では閲覧できない案件もキャリアアドバイザーを介して紹介してもらえます。

非公開求人の中には、大手企業のプロジェクトや高年収求人も含まれているので、「エンジニアの経験を活かし、さらなるキャリアアップをしたい」という人にとっては大きなメリットになるでしょう。
レバテックキャリアの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
セールスエンジニア関連の公開求人数 | 約500件(2025年2月現在) |
dodaエンジニアIT
dodaのITエンジニア転職に特化した転職エージェント。幅広いエンジニア職種と地方求人の豊富さに強みがあります。
dodaエンジニアITは、大手総合型転職サービスdodaがITエンジニア向けに設けた「エンジニア特化型」の転職エージェントサービスです。
大手転職サービスならではの求人数の多さと、担当にキャリアアドバイザーのほかに「プロジェクト担当」といって求人企業への採用支援をするスタッフも就いてくれます。
これにより、転職者は応募企業についての詳細情報を入手しやすくなり、ミスマッチ転職を回避しやすくなるのです。
セールスエンジニア向けの求人は2025年2月時点で約1,300件。
複数の候補から、自分に合う求人をアドバイザーとじっくり相談しながら進めていけるでしょう。
dodaエンジニアITの活用メリットとおすすめポイント
dodaエンジニアITでは「ダイレクト・リクルーティングサービス」という仕組みを取っており、そのため実績のあるエンジニアは企業から熱意あるスカウトメールが届くことが多いでしょう。

dodaに登録すれば、「自分が今どんな企業から関心を持たれているか」について、スカウトメールの傾向から確認できるでしょう。
スカウトメールは登録時のレジュメ内容をもとに送付されますので、「スカウト・オファーを沢山ほしい」という方は、レジュメ内容を充実させることをおすすめします。
doda エンジニアITの特徴
dodaエンジニアITの特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
セールスエンジニアの公開求人数 | 約1,500件(2025年2月現在) |
ワークポート
キャリアチェンジの支援に強い転職エージェント。PG→セールスエンジニア、SE→セールスエンジニアといったエンジニアのキャリアチェンジの際にも積極的な支援が期待できます。
ワークポートは、株式会社ワークポートの運用する転職エージェントです。
人材紹介を行って20年(2024年現在)の実績と、古くからIT業界に特化してサービスを行ってきたこともあり、セールスエンジニアへの転職支援実績も相応に高いことが期待されます。
ワークポートのサービス特徴として、「担当アドバイザーが積極的な求人提案をしてくれること」が挙げられます。「チャレンジできる求人を、積極的に提案して欲しい」という方は、ワークポート担当者の提案力がマッチしやすいでしょう。
セールスエンジニア向けの求人は2025年2月時点で約800件あります。
ワークポートの活用メリットとおすすめポイント

引用元:転職エージェントのWORKPORT(ワークポート)で 転職相談サービスを体験してみた!
ワークポートは求人紹介に積極的で、紹介される案件数・対応スピードともに業界屈指の水準という評判が聞かれます。
転職コンシェルジュとの面談を終えた当日に複数の求人を紹介してもらえた事例や、メールへの返信が即日中にあったといった事例が数多く見られるのです。
他の転職エージェントに登録したものの、想像していたほど求人を紹介してもらえなかった人や、担当者のレスポンスが鈍く転職活動が進まないと感じていた人にこそ、ワークポートを利用するメリットを実感できるはずです。
ワークポートの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
セールスエンジニア関連の公開求人数 | 約800件(2025年2月現在) |
セールスエンジニアへの転職に関するよくある質問(FAQ)

Q1: セールスエンジニアとプリセールスの違いは何ですか?
一般的には、プリセールスは商談前の技術的なアドバイスやデモンストレーションを担当し、セールスエンジニアは受注から導入後のフォローまでを幅広くカバーすることが多いです。
ただし、企業によってはプリセールスとセールスエンジニアを同じ役割として扱っている場合もあり、明確な区分はありません。どちらのポジションも高い技術知識と営業視点が求められます。
Q2: セールスエンジニアに求められるスキルにはどのようなものがありますか?
セールスエンジニアは技術と営業の両方の視点を持つ必要があります。具体的には以下のようなスキルが求められます。
- コミュニケーション能力
顧客から要件を正確にヒアリングし、社内外のステークホルダーとスムーズに連携する力が重要です。 - 技術的知識
製品やサービスの専門知識はもちろん、関連するIT技術やIoT・DXなどの最新トレンドにも精通していると強みになります。 - プロジェクトマネジメント
導入プロジェクトを円滑に進行するため、進捗管理やリスク管理のスキルが求められます。 - 提案力
顧客の課題に合わせて最適なソリューションを提案する力が必要です。製品だけでなく、運用面やコスト面まで総合的に検討します。
Q3: テクニカルサポートやフィールドエンジニアとセールスエンジニアはどう異なりますか?
テクニカルサポートやフィールドエンジニアは、製品の導入後や不具合時のサポート・保守を主に担当します。一方、セールスエンジニアは、受注前の提案活動や導入プロセスにも深く関わる点が異なります。
ただし、導入後の技術的フォローを行うセールスエンジニアもおり、企業によって業務範囲は異なるため、求人要項や面接時の確認が必要です。
Q4: セールスエンジニアに転職する場合、何か資格は必要ですか?
セールスエンジニアに必須となる国家資格はありません。しかし、ネットワーク系資格(CCNAなど)やクラウド関連資格(AWS認定など)を取得していると、技術レベルを客観的に示すことができ、転職時に有利になる傾向があります。
また、IoTやAI、DXなどの新技術領域に精通していると、これからの時代に求められる人材として評価されやすいです。
Q5: セールスエンジニアのキャリアパスにはどのようなものがありますか?
セールスエンジニアとしての経験を積むと、以下のようなキャリアパスを選択できます。
- シニアセールスエンジニア
より高度な技術提案や大規模案件を担当し、専門性を高める道です。 - アカウントマネージャー
特定の大手顧客を中心に、長期的な関係構築と提案を行うポジションに進むケースがあります。 - プロダクトマネージャー
顧客要望を製品開発へフィードバックし、製品戦略やロードマップ策定に携わることも可能です。 - 経営層へのステップアップ
営業と技術両面の知識を活かし、新規事業の立ち上げやマネジメント層へキャリアアップする方もいます。
Q6: セールスエンジニアの求人はどのように探すのが効果的ですか?
セールスエンジニアの求人は、転職エージェントや専門の求人サイトを利用するのが一般的です。特に技術領域が特殊な場合は、IT・エンジニア専門のエージェントを活用すると、業界に精通したアドバイザーからサポートを受けられます。
また、DXやIoTを推進している企業はセールスエンジニアの採用を強化している場合も多く、最新のトレンドを把握しながら求人を探すことが重要です。
Q7: ソリューション営業とセールスエンジニアに違いはありますか?
ソリューション営業は、主に顧客課題を解決するための商材選定や提案に注力します。一方、セールスエンジニアは、技術的裏付けや実装レベルまで踏み込んで提案・説明を行うのが特徴です。
ただし、実際は両者の役割が重なることも多く、ソリューション営業がセールスエンジニアを兼任するケースも珍しくありません。
Q8: 未経験からでもセールスエンジニアとして活躍できるのでしょうか?
未経験でも、基本的な技術知識と顧客課題を理解する力があればセールスエンジニアへの転職は可能です。
特にIT業界では、研修やOJT(オン・ジョブ・トレーニング)が充実している企業も多く、入社後に専門スキルを身につけることができます。
大切なのは、学習意欲と顧客視点を常に持ち続けることです。
【まとめ】「技術」と「対話」を武器に、市場価値の高いセールスエンジニアを目指そう

セールスエンジニアは、DXやAI技術の活用が不可欠となった現代のビジネスシーンにおいて、企業の課題解決を担う非常に重要な存在です。
単にモノを売るのではなく、専門知識を活かしてお客様のビジネスを成功に導く、大きなやりがいのある仕事と言えるでしょう。
もしあなたがITエンジニアなら、その技術的バックグラウンドは転職において大きな強みになります。培ってきた深い知識を、お客様からの「ありがとう」という言葉に直接つなげてみませんか?
もしあなたが営業職なら、お客様の心を開く対話力こそが最高の武器になります。これから技術を学ぶ意欲さえあれば、お客様から最も信頼されるパートナーになることも夢ではありません。
大切なのは、これまでの経歴に関わらず「技術の力でお客様に貢献したい」という想いです。
この記事でご紹介した3つのステップが、あなたの新たな挑戦への第一歩となれば幸いです。
あなたも「技術」と「対話」のプロフェッショナルとして、市場価値の高いセールスエンジニアを目指してみませんか?