20代が意識したいこれからの「キャリアアップ・キャリアチェンジ」の進め方
[最終更新日]2024/11/19
20代のビジネスパーソンの皆さんに質問です。
——今後のキャリアを、どのぐらい意識していますか?
新卒で入社した会社で仕事に慣れてきた20代半ば、そして中堅の層に仲間入りしつつある20代後半。この年代は、今後のキャリアを意識している人とそうでない人の差が大きく開き始める時期なのです。
20代半ばには「第二新卒」という大きな岐路を迎えます。20代後半にかけては、「若手」と呼ばれるうちに転職に踏み切るかどうか、という重要な判断を迫られる時期と言えます。
目次
1)20代の転職は、自身の「キャリア形成」に意識を向けることが大切
20代の方にとって、1つ重要な事実があります。それは、今の職場でひたむきに努力してきた人ほど、客観的にこれからのキャリア形成について考える時間的・心理的な余裕がなかった可能性が高いということです。
今の仕事に不満がなく、将来的な不安も感じないのであれば、もちろん素晴らしいことです。
しかし、ひとまず現状に満足していることと、この先のキャリアについて考えることは別問題なのです。
今後、定年を70歳に引き上げる案が浮上しています。公的年金の支給が70歳開始となれば、否応なしに定年を70歳とせざるを得なくなるでしょう。
25歳の人であれば、実にあと45年もの間、働き続けていかなくてはなりません。
社会人としての長いキャリアについて、20代の今から考えておくのは非常に大切なことになりつつあるのです。
昇格や高年収、高ステータスが「良いキャリア」ではない?
「良いキャリアを築く」と聞いて、どのようなことを想像しますか?
- リーダーに昇格する
- 昇進して役職につく
- 年収が上がる
- 高いステータスの地位に昇りつめる
たしかに、こうしたキャリアの築き方がないわけではありません。ただし、キャリアという言葉の意味合いからすると、ある一側面を表しているに過ぎません。
新卒で22歳から働き始める場合、70歳で定年退職を迎えると仮定すると、実に48年間もの社会人人生を送ることになります。
ほとんど半世紀近い期間をかけて、キャリアを形成していくわけです。
昇格や高年収、高ステータスといった価値観を48年間保ち続けることが、果たして可能でしょうか?
かつて高度経済成長期の時代は、50代で定年退職を迎える業種も存在しました。この頃は平均寿命も今ほど長くなかったため、社会人人生が今より短かったことにも合理的な理由がありました。
そして、社会全体が伸び盛りだった時代だからこそ、「上を目指し続ける」というキャリア観が通用しやすかったとも言えます。
現代においては、社会人として働く期間が20年近く長くなっているわけですから、キャリア観もより柔軟に、幅広く視野を持って考えていく必要があるのです。
キャリアの描き方には、大きく4つの方向性がある
「キャリアアップ」「キャリアチェンジ」という言葉を聞いて、どのようなキャリアを想像するでしょうか。
キャリアアップ→出世すること
キャリアチェンジ→転職すること
といったイメージを持っていませんか?
実際には、事態はもう少し複雑です。
とくに最近では多様なキャリア観が台頭していますので、最終的に自分自身が納得できる形でキャリアを築けたら、それは良いキャリアである、という考え方をする人が増えているのです。
キャリアのあり方は多様化・細分化しつつありますので、これが正解はありません。
ただし、多くの人が歩む代表的なキャリアというものは存在します。下の図は、代表的な4つのキャリアの描き方を示しています。
キャリアの描き方① 役職・ポストの上昇(昇格・昇給等)
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キャリアの描き方② 組織・周囲への貢献度向上
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キャリアの描き方③ スキル・専門性の高まり(専門化)
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キャリアの描き方④ 能力の拡がり(できることが増える)
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キャリアアップと聞くと、上の図の①のイメージを持つ人が多いかもしれませんが、実際には専門スキルを高めていく③のような成長も、キャリアアップの1つと考えて差し支えありません。
また、キャリアチェンジと聞くと、どうしても「転職」を連想してしまいがちですが、実際には上の図の④のように、知識の幅やこなせる業務の幅を広げていくことも、キャリアチェンジの1つと考えられます。
もちろん転職を伴うキャリアチェンジもありますが、キャリアチェンジを実現する方法は他にもあるのです。
2)「キャリアアップ転職」と「キャリアチェンジ転職」、それぞれのメリット・注意点
ここからは、転職によってキャリアアップやキャリアチェンジを実現する方法について考えていきましょう。
まず大前提として、転職にはリスクが伴うことを認識しておく必要があります。転職してキャリアアップやキャリアチェンジを狙い通りに実現できることもあるはずですが、転職後にミスマッチが発覚するなどして失敗に終わる可能性もないとは言えません。
その上で、キャリアアップ・キャリアチェンジにはそれぞれメリットとデメリットがあることを確認しておくことが大切です。メリットがデメリットを上回ると感じるのであれば、思い切って転職に踏み切るタイミングなのかもしれません。
キャリアアップ転職のメリット・注意点
キャリアアップ転職のメリット
- キャリアのショートカット効果が期待できる
- 現在よりも高い収入やポジションに就ける場合がある
- 同年代と比べて高いスキルや希少な経験を積める
- 若手のうちからリーダーやマネージャーを経験できることもある
キャリアアップ転職のデメリット・注意点
- 待遇や報酬に見合ったパフォーマンスが求められ、プレシャーが強くなる
- 新たに習得すべき知識やスキルが増えたり、より高度化したりする場合がある
- チャンスが大きい分、相応のリスクを負う覚悟が求められる場合がある
- プレーヤーとして力を発揮するほうが向いている人もいる
20代のタイミングでキャリアアップ転職を目指す最大のメリットは、キャリアのショートカットが可能になることでしょう。
たとえば、同じ会社で働き続けていれば5年、10年、あるいはそれ以上かけて昇格や昇進に漕ぎ着けたところを、早ければ転職後1〜2年、場合によっては転職直後から実現できることもあるからです。
年功序列など昔ながらの仕組みの会社で働いている場合は、実力主義の会社に転職することで昇給スピードを速めることも可能です。
このように、転職を挟むことでキャリアをショートカットし、効率的にキャリアアップを図れるのがメリットと言えます。
反対にデメリットとしては、キャリアをショートカットすることで求められる成果も段違いに高いものになる可能性があり、プレッシャーやリスクも増すことでしょう。
また、若くしてマネージャーに抜擢された人が遭遇しやすいミスマッチとして、プレーヤーとして優秀だった人がマネージャーには向かないタイプだった、という事態が考えられます。
とくに若手のエースとして活躍してきたタイプの人は、マネージャーになって部下の年齢当時の自分と部下の現状を比較してしまい、部下にきつく当たってしまったり、ストレスを溜めてしまったりする原因にもなり得るのです。
キャリアチェンジ転職のメリット・注意点
キャリアチェンジ転職のメリット
- 就活で諦めた業種や職種に再チャレンジする機会を得られる
- 新たなスキルが身につくなど、仕事の幅が広がる
- 複数の業界や組織を経験することで比較対象ができ、キャリアを客観視しやすくなる
- スキルの幅が広がることで貢献できる場面も増え、人生の満足度が高まることがある
キャリアチェンジ転職のデメリット・注意点
- 未経験の業界や経験の浅い仕事に変わる場合、新卒と同じ給与水準から再スタートとなる場合がある
- 新しい業界の慣習や仕事の進め方に慣れるまでに時間がかかることがある
- 1社ごとの経験年数が短いと、得られたスキルや経験が中途半端になることがある
- キャリアチェンジした結果、新しい仕事でミスマッチが発生するリスクがある
20代の間は、業種や職種を大きく変えるキャリアチェンジ転職を実現しやすい時期です。
転職先の企業としても、若手を受け入れて育てていく意識が強い場合が多く、30代以降の転職と比べると即戦力を強く求められないことも少なくないからです。
また、新卒から同じ会社に勤めてきた人は、転職することで別の会社や業界を見る機会を得られます。
これにより、キャリア観に幅が生まれたり、自身の今後のキャリアを客観視しやすくなったりする面もあります。
反対にデメリットとしては、キャリアチェンジ転職は多くの場合、再スタートを意味することが挙げられます。
現在の勤務先でこれまで経験してきたことや身につけた知識が全て無駄になるわけではありませんが、少なくとも直接的に活かせる知識やスキルが少なくなることは間違いないでしょう。
転職後の仕事内容や職場環境に馴染めず再度転職するようなことになれば、短期間で転職を繰り返すジョブホッパーのような状態になってしまうことも考えられます。
キャリアチェンジ転職においては、このように急激な環境の変化を受け入れるリスクと隣り合わせになることを覚悟しておくべきでしょう。
3)20代の転職で、「キャリアアップ転職」「キャリアチェンジ転職」を適切に選び、成功していく為の3つのポイント
キャリアアップ転職・キャリアチェンジ転職のそれぞれのメリットとデメリットを整理してきました。
もしここで、「キャリアアップかキャリアチェンジか、どちらがいいだろうか?」といった二者択一の考えになっているとしたら、もう少し長い目でキャリアプランを考えてみる必要があるでしょう。
ここからは、キャリアを俯瞰して眺めることで、キャリアアップ転職・キャリアチェンジ転職を適切に選び成功していくためのポイントについて確認していきます。
自身のキャリア形成で「大切にするポイント」を見出す(キャリア・アンカー)
キャリアアップ転職やキャリアチェンジ転職が短期的な視点での選択になりがちなのは、どちらも「転職」を基準に考えていることに原因があります。
転職先を探すとき、多くの人は「どの会社がいいだろうか?」「希望条件に近い求人はあるだろうか?」といった、「今あるもの」を選ぶことに意識が向いています。
しかし、キャリアという視点で見たとき、今ある求人が選択肢の全てではありません。そこで大切にしたいのが「自分は結局、どんなふうに働いていきたいのか」という巨視的な視点です。
この視点を持つときに役立つのが「キャリア・アンカー」の概念です。アンカー(Anchor)とは船の錨のことで、自分にとって外せない価値観や動機、欲求、能力のことを包括的に表しています。
希望条件とキャリア・アンカーの違い
希望条件 | キャリア・アンカー | |
---|---|---|
視点 | 短期的 | 長期的 |
動機 | どんな仕事に就きたいか | どう働いていきたいか |
価値 | 仕事内容・待遇 | 何を大切にして仕事に取り組むか |
このように、長期的な視点でキャリアを考える場合、キャリア・アンカーの考え方は非常に重要な位置を占めています。
では、キャリア・アンカーを考える上でどのような視点を持てばいいのでしょうか。キャリア・アンカーの代表的な指標として、次の8つが挙げられます。
キャリアアンカーの代表的な8つの指標
タイプ | 特徴 | 適職例 |
---|---|---|
専門・職能タイプ | 専門性を高め、特定の分野で活躍していくことに充実感や幸福感を覚える。 |
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経営・管理タイプ | 組織を統率する管理職など、権限をもって全体を管理する責任を負うことにやりがいを感じる。 |
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保障・安定タイプ | 収入源を確保し、生活の保障と安定の基盤が築かれていることに幸福感を覚える。 |
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起業家的創造性タイプ | これまでにない新しい発想でクリエイティブな仕事をし、ときにリスクテイクすることに充実感を覚える。 |
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自律・独立タイプ | 自ら考え、既成のルールにとらわれず自身の責任で仕事を進めることに喜びを感じる。 |
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奉仕・社会貢献タイプ | 世の中のためになるかどうかを価値基準とし、貢献することにやりがいを感じる。 |
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ワークライフ・バランスタイプ | 家族との時間や自由な時間と仕事とのバランスが良好に保たれていることが重要と考える。 |
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純粋なチャレンジタイプ | 強力な競合に挑んだり、困難な課題を解決したりすることにやりがいを感じる。 |
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この8つのタイプにすべての人が当てはまるわけではありません。これだけ多様な価値観がキャリア・アンカーになり得ることは、キャリアに「正解」がないことの表れと捉えることもできるのです。
キャリアのイメージ出しに悩んだら、「今、現在」の状態、そしてこれからの偶然やタイミングも大切にする
今後のキャリアプランを考えるとなると、「このキャリアが私の今後のプラン」と決めなくてはならないような印象を持つ人もいるかもしれません。
しかし、これから働いていく中で、狙い通りにキャリアプランが実現していくことばかりではないはずです。
あまりキャリアプランを固めすぎてしまうと、そこから外れてしまったときにどうすればいいのか分からなくなってしまいがちです。
スティーブ・ジョブズはスタンフォード大学で行ったスピーチにおいて、「点と点がどのように線でつながるのか、予測することは不可能だった」と述べています。
キャリアにおいては、後になって振り返ってみると、そのときどきで取り組んできたことが結果的に功を奏し、次のキャリアにつながっていたことは十分あり得るのです。
キャリアプランと言うと堅苦しい感じがしますが、「今、自分はどうしたいのか」「結局、どうなりたいのか」といった直感に従って動くことも必要な場合があるのです。今現在の自分自身の状態や、今後起こり得る偶然やタイミングといった偶発的な要素も織り込んで、幅を持たせてキャリアを考えておくようにしましょう。
キャリアアップ転職・キャリアチェンジ転職、ともに柔軟に対応してくれる転職エージェントを利用しよう
キャリアアップ転職とキャリアチェンジ転職のどちらが良いか——。これは究極の選択とも言えるもので、そう簡単に結論が出るものではありません。
むしろ、「絶対にキャリアアップ」「絶対にキャリアチェンジ」と決めてしまわず、さまざまな可能性を残しつつ転職活動を進めたほうが、結果的に自分に合った道を見つけやすくなるかもしれません。
そこで、キャリアアップ・キャリアチェンジのどちらにも対応可能な総合型転職エージェントを活用して転職活動に取り組むことをおすすめします。
参考:転職エージェントの仕組み
また、転職エージェントはサービスによって保有する求人やサポートの体制・進め方に違いがあります。
そのため、「あなたに合った」転職エージェントを見つけるうえでも、まずは複数の転職エージェントに登録し併用していくことをおすすめします。
以下にご紹介する6社は、いずれも総合型のエージェントで、さまざまな業種や職種を扱っていますので、キャリアアップ・キャリアチェンジのどちらにも対応可能です。
まずは「自分に合いそう」と感じたサービスから、2~3登録してみると良いでしょう。
マイナビジョブ20’s
社会人経験がまだ浅い人におすすめ
マイナビジョブ20’sは、株式会社マイナビワークスが運営する、20代若者向けの転職支援サービスです。
特に20代の初めての転職、第二新卒転職への支援に強く、利用者からは優良企業とのマッチアップがうまいとの評判を獲得しています。
拠点は東京(新宿)、神奈川(横浜)、大阪(梅田)、愛知(名古屋)の4か所と限定的ですが、電話・オンラインでのサポートも行っていますので、遠方の方でも興味があれば一度登録してキャリアアドバイザーの話を聞いてみると良いでしょう。
マイナビジョブ20’sの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 東京・神奈川・札幌・大阪・愛知 |
公開求人数 | 約5,800件(2024年11月現在) |
とくに多い職種 | 営業|事務・管理・企画・経営|販売・フード・アミューズメント|美容・ブライダル・ホテル・交通|WEB・インターネット・ゲーム|クリエイティブ|ITエンジニア|電気・電子・機械・半導体|医薬・食品・化学・素材|建築・土木|コンサルタント・金融・不動産専門職・士業など |
転職の方向性が定まっていない人は、登録後に無料で利用できる「Web適性診断」を試してみましょう。診断内容を踏まえ、担当エージェントに相談することもできます。
マイナビエージェント
働き方や「やりたいこと」にこだわりたい方におすすめ
現在、いわゆる大企業や知名度のある企業に勤めていても、「やりたいことと仕事内容が合わない」と感じている人もいるはずです。
転職するにあたって、自分がやりたいことや働き方など、一般的な知名度や企業規模といった指標に捉われずに転職活動を進めてみたいといった希望を持っている人もいることでしょう。
マイナビエージェントは、大企業や人気企業だけでなく、知る人ぞ知る中小企業やベンチャー企業の求人を多数保有していることで知られています。
新卒採用サービス「マイナビ」で培った企業とのパイプが強く、独自の案件もマイナビエージェントを通じて紹介できるのが特徴です。やりたいことや働き方など、希望条件がある程度固まっている人は、マイナビエージェントに相談してみるといいでしょう。
マイナビエージェントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約6.9万件(2024年11月現在) |
とくに多い職種 | 営業職|マーケティング|広報|人事|経理|クリエイティブ(Web・編集・制作など)|ITコンサルタント|システムエンジニア|金融アナリスト|調査・分析|看護師|薬剤師|保育士|不動産専門職|建築・設計アシスタント|デザイナーなど |
業界・職種ごとの専任サポートチームが「じっくり親身になって」支援してくれるのがマイナビエージェントの強み。サービス入会時に登録する情報で担当が決まりますので、経歴・希望条件は丁寧に記入しておきましょう。
JACリクルートメント
キャリアアップを目指して転職したい方におすすめ
20代のうちにある程度の実績を作り、30代以降のキャリアの土台にしたいと考えている人は、どちらかと言えばキャリアアップ転職志向と言えるでしょう。
ひと昔前までは、管理職採用など即戦力を求める採用は中堅クラスの人材が有利になる傾向がありましたが、近年では実力さえあれば若手であっても採用されるケースが出てきています。
JACリクルートメントは、いわゆるハイクラス人材向けの転職エージェントです。
管理職採用や専門知識を持つ人材の募集、海外勤務を希望する人材の募集といったように、一定以上のスキル・実績を持つ人とそれを求める企業とのマッチングを行っています。
高年収や高ポジションを提示する企業が数多く保有していますので、キャリアアップを目指す人にとって効率的に転職活動を進められるはずです。
JACリクルートメントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約2.0万件(2024年11月現在) |
とくに多い職種 | サービス|商社|流通|消費財|マスコミ|建設・不動産|金融|IT・通信|WEB|EMC|コンサルティング・シンクタンク・事務所|メディカル・バイオ|医療・介護・福祉など |
リクルートエージェント
キャリアチェンジを目指して転職したい方におすすめ
今の仕事が「何か違う」と感じている人、やりたいことが他に出てきた人は、どちらかと言えばキャリアチェンジ転職志向と言えるでしょう。
業種や職種を大きく変える転職は年齢を重ねるに従ってハードルが上がっていきますので、キャリアチェンジを実現するのであれば20代というタイミングは非常に適しています。
リクルートエージェントは総合型転職エージェントとして、国内でも屈指の案件数を誇ります。カバーしている業種や職種も幅広いため、キャリアチェンジしてキャリアを再スタートさせたい人に最適です。
もちろんキャリアアドバイザーが相談に乗ってくれますので、自分の適性や今後の方向性に合った最適な案件を紹介してくれるはずです。
リクルートエージェントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約49万件(2024年11月現在) |
とくに多い職種 | 営業・販売・カスタマーサービス|企画・マーケティング・経営|管理・事務|物流・購買・貿易・店舗開発|コンサルタント|金融専門職|不動産専門職|クリエイティブ|SE・ITエンジニア|エンジニア(設計・生産技術・品質管理)|建築・土木|医療・医薬・化粧品など |
リクルートエージェントを利用した人たちからは、オンラインで受講できる「面接力向上セミナー」について「実際の面接で役立った」という感想が多く見られます。登録後は無料で参加できますので、面接対策に不安を感じている人はぜひ利用しましょう。
doda
今回が初めての転職になる方におすすめ
dodaは、初めての転職活動ならまずはじめに登録しておきたい転職サービスのひとつです。
dodaの魅力は「豊富で幅広い求人数」と、アドバイザーによる「高品質なサポート」が挙げられます。
サービスの主な特徴は、「転職サイト・転職エージェント両方の機能を利用できる」、「企業からのスカウトが多く届く」ことです。
アドバイザーにキャリア相談をしながら求人を紹介してもらえるほか、自分でも登録後のマイページから気になった求人をチェックして応募が可能です。
企業からのスカウトについては、実際にdodaを利用した人たちからは「スカウトメールがたくさん届く」「(スカウトメールによって)色んな企業を知れる」といった評判・口コミが多く見られます。
dodaの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約26万件(2024年11月現在) |
とくに多い職種 | 営業職|企画・管理|技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)|技術職(組み込みソフトウェア)|技術職(機械・電気)|専門職(コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人)|クリエイター・クリエイティブ職|販売・サービス職|公務員・教員・農林水産関連職|事務・アシスタント|医療系専門職|金融系専門職など |
dodaは求人を自分から応募可能ですが、エージェント経由でのみ紹介される非公開求人も多いです。担当エージェントには初回面談時に希望条件をしっかり伝えておくことで、より有意義なサポートを受けられるでしょう。
まとめ)20代は30代以降のキャリアをイメージしながらキャリア選択を
20代のキャリアの重要性については、多くのビジネスパーソンにとって疑う余地のないことです。20代の働き方が30代以降のキャリアの方向性を決定づけると言っても過言ではなく、転職に踏み切るとすれば重要な決断になることは間違いないでしょう。
この記事では、キャリアアップとキャリアチェンジという切り口でキャリアの方向性を紹介してきました。
しかし、最も重要なのは「キャリアアップかキャリアチェンジか」を選択することそのものではありません。
30代以降の働き方や、何を実現していきたいかという自身の「本音の部分での希望」をよく見極め、今後のキャリアをイメージしながら選択していくことが大切です。後悔のないキャリア選択ができることを願っています。