医者からは「働いてOK」の診断書を貰い、上司からは「働くのNG」の退職勧告を受けて|私の転職体験談
転職前
- 職業
- 販売
- 職種
- 生産部購買課
- 従業員規模
- 300名
- 年収
- 400万円
転職後
- 職業
- サービス業
- 職種
- 経理
- 従業員規模
- 20名
- 年収
- 200万円
目次
ももぞさんの転職ストーリー
1これまでの私
「生きるのって、しんどいですよね。」

どうもどうも、はじめまして。
それでは、まずは私の自己紹介から。
私は、温厚でまじめな人間──、そう自分では思っています。
家族構成は妻一人子供なし、これまで仕事を生きがいに頑張ってきていました。
これといった趣味もなく、ですが50歳になって、もっと人生を有意義にしていきたいと感じ始め、「新しい生きがい」を模索中です。
今は、そうですね…。「ただ生活のために働いている」という言い方が適切かもしれません。
職場の環境はあまり良くなく(後ほど、詳しく説明します)、新たに転職を考えているところです。
いやあ、しんどいですよね。生きるのって。
何をするにもうまくいかず、ストレスがたまる一方ですよ。
でも、なんとか持ち直そうとじたばたしている最中です。
あ、そうそう。今住んでいる家も契約期間の満了で出ていかなければならなくて、県営住宅の入居を申し込んでいるところです。
こちらが決まってくれると良いんですが。
2転職のきっかけ
医者から「働いてOK」の診断書を貰い、上司から「働くのNG」の退職勧告を受けて

前職では、販売会社の購買課で働いていました。
忙しかったですね。残業も多かったですし、上司もパワハラ気味で。
数年前に私はうつ状態になって、入退院を繰り返すような毎日を送っていました。
そして、何回目かの退院後の職場復帰の時のことです。
私は上長から退職勧告をうけました。
その日のうちに退職届を書かされて。──もはや筋書き通りの展開だったのでしょうね。
でもそれはあちらの筋書きであって、私の筋書きじゃありません。
まったく納得いきませんでしたし、相当文句を言いました。
医者からは「復帰は問題ないですよ」と診断書でもいただいて、「よし、また頑張ろう」と思った矢先のことでしたので、もう泣きそうでしたよ。実際、少し泣いたかもしれません。
結局、私は上長に言われた通り、退職することとなりました。
それでまず悩んだことは、
- 私
-
(妻になんて言おう…)
ということでした。
そして私は頭を抱えながら、ハローワークに直行しました。
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3転職中
転職活動の猶予期間は、たったの2ヶ月間。

案の定、妻からはかなり冷たい反応を受けました。
…いや、妻を責めてはいけません。
私もこれまでかなり薄給で、妻には大変苦労をさせてきたのですから。
彼女の立場になれば、それはそうでしょう。
私だって、こんな私が一家の主だったら途方にくれますし、苛々だってします。
幸いなことに多少の蓄えがあったので、何とか2ヶ月程は何とかなるだろうと。
つまり、2ヶ月間で転職を終えること考えました。
ついでに言うと、私は身体障害者なので、選り好みしていたらどんどん無職期間が長くなって条件が悪くなるだろうなと。
そう決めたら、ピリリとしつつもすがすがしい緊張感──いえいえ、どよよんとしたプレッシャーと常に背後から心臓を握られているような圧迫感を感じて、私は追い立てられるように転職活動を開始しました。
そんな私を助けてくれたのは、ハローワークの担当の方でした。
とっても親切で思いやるのある対応で、そして一生懸命私に合う求人を探してくれました。
孤軍奮闘気味でジタバタしている私を落ち着かせてくれるように、おすすめの求人情報と励ましのお言葉をいただいて。
結果、条件は良いとは言えませんでしたが、「食いつないで行ける」ぐらいの職にありつけることができました。
いやあ、嬉しかったですね。
転職が決まった時は、もう嬉しくて、菓子折を持って行きましたよ。
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4転職後
新しい職場は、どうだったか。

転職後の私の新しい仕事は、サービス業の経理業務でした。
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転職して、どうだったかって?
──正直、あまり良くなかったですね。
何が良くないって、関係性ですね。そう、人間関係。
職場は、若手の社員と(私と同じような)中年世代とで、いわゆる世代間の壁のようなものがありました。
そして、その壁がまた厄介で。
若いスタッフの方々は、年寄りの私たちに対してでやりにくい面もあるのでしょう。
でもね、朝の挨拶からしてくれないんです。
挨拶って、どんな職場でもとても大切なことじゃないですか。
それを出来ない職場ってどうなんだって、本気で悩みましたし、悲しい気持ちにもなりました。
一方で、私が入社してすぐの時期に、部署を統括している方がお辞めになって、その影響で職場はてんやわんやの大忙しで。
まったく、大変なところに転職してしまったものです。
5その後、どうなったか。
ピリリとした緊張感を持って。

転職して、今思うことですか?
そうですねぇ、「退職勧告を受けても、退職せずにい座れば良かったな」ってたまに思いますね。
どうしてあの時、あんなにあっさり受け入れたんだろうと。
窓際に移ろうがなんだろうが、プライドを気にしなければそれなりの給料をもらい続けて、生活にも困らなかったわけですから。
せめて、自己都合退職だけでも逃れられれば良かったのにって、そのことが非常に悔やまれます。
実は今、次の転職先を探しているんです。
現在の職場で一生を終えるのは、さすがに自分の人生に投げやりすぎだろう。──そんな風に考えるようになってきていて。
ですが、なんだかんだいいっても、給料(お金)を持って帰らなければ、家族を養っていけません。
幸いなことに、転職をお手伝いしてくださる方と巡り合ってなんとかなりそうです。
でも、人に頼らず自分自身でも動かなければいけないですよね。
今度の転職活動期間の目安は、1ヶ月。
前回の2ヶ月間よりもさらに短くなって、「本当に大丈夫か?」って思いますよね。
でもね、違うんです。「大丈夫かどうか」じゃなくて、私が「大丈夫にする」んです。しなくては、いけないんです。
決して状況は芳しくありません。
ですが、やり通そうと思っていますね。今度こそ、ピリリとした緊張感を持って、ね。
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