『みんなの転職「体験談」。』
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営業事務からコールセンタースタッフへ。ワーママのロールモデルを目指して|私の転職体験談

転職前

BEFORE
職業
自動車販売会社
職種
営業事務
従業員規模
約50名
年収

転職後

AFTER
職業
経営コンサルティング会社
職種
コールセンタースタッフ
従業員規模
約50名
年収

目次

ふじさんの転職ストーリー

1これまでの私

やりがい。そして、違和感。

自動車販売会社の営業事務として働く女性

私のキャリアは、アパレルメーカーでの接客からスタートし、その後保険会社の営業、自動車販売会社の営業事務を経験してきました。

自動車販売会社の営業事務とは

自動車販売会社の営業事務は、営業スタッフのサポートや顧客対応、受発注管理、書類作成などを行う仕事です。
営業事務の役割は多岐にわたり、会社全体の業務を円滑に進めるための重要なポジションを担っています。

自動車販売会社の営業事務の代表的な仕事内容

仕事内容 説明
顧客対応 来店したお客様への受付対応や、電話での問い合わせ対応を行います。自動車購入やサービス利用に関する情報提供や相談受付も含まれます。
契約書や見積書の作成 営業スタッフが使用する契約書や見積書を作成します。正確な情報を入力し、顧客や社内の確認作業をサポートします。
在庫管理 販売車両や部品の在庫を管理します。必要に応じて発注や納期調整を行い、業務の円滑化を図ります。
売上データの管理 営業スタッフの売上データを入力し、管理します。定期的に集計を行い、上司や営業チームに報告します。
イベントやキャンペーンのサポート 展示会やキャンペーンなどのイベントの準備をサポートします。資料やノベルティの用意、スケジュール管理などが主な業務です。

どの職場でも、私には変わらない信念がありました。それは「お客様のためになることは何か」を常に考え抜くということです。この姿勢は、後に私の強みとなるコミュニケーション力と自発的な行動力を育んでくれました。お客様の笑顔や「ありがとう」の言葉をいただける度に、仕事の喜びとやりがいを感じていました。

しかし、キャリアを重ねるにつれ、ある違和感が芽生えてきました。どの職場でも昇進・昇給の道筋が不明確で、管理職の顔ぶれは何年経っても変わることがありません。「このまま年を重ねても、何も変わらないのではないか」――その思いは次第に大きな危機感となっていきました。

夫との何気ない会話の中でも、自分の本音が少しずつ形になっていきました。「今持っているスキルを活かしながら、もっと収入を増やせる仕事があるのではないか」「家族のために、より良い環境で働けるのではないか」。そんな思いが、一度頭をよぎると止まらなくなりました。

考え始めると徹底的に考え抜く性格は、時として家族に心配をかける原因にもなりました。
しかし今振り返ると、その真摯な悩みの時期があったからこそ、後の大きな決断に繋がったのだと感じています。働く女性として、妻として、母として―─私らしい道を見つけるための必要な過程だったのです。

2転職のきっかけ

今が私と家族にとっての転機。

子育てと仕事の両立に悩む女性

ママ、次の運動会も来れないの?

その一言が、私の人生を変えるきっかけとなりました。

自動車販売会社での営業事務の仕事は、土日出勤が基本。その代わりに平日が休みという勤務形態でした。一見、普通の働き方に見えるかもしれません。しかし、幼い子どもを持つ母親にとって、この働き方には大きな代償が伴っていました。

運動会、参観日、お遊戯会―。子どもたちの大切な行事のほとんどが土日に集中しています。仕事を休むことができない土日は、子どもたちの晴れ舞台に立ち会えない日となってしまうのです。一度逃した子どもとの大切な時間は、二度と取り戻すことはできません。

「このままでいいのだろうか」

その思いは日に日に強くなっていきました。土日祝日がしっかりと休める職場。子どもの行事に笑顔で参加できる環境。そんな理想の職場を探し始めた矢先、運命的な出会いがありました。

それが現在の職場、エッジコネクションとの出会いです。会社説明会で聞いた話は、まさに私が求めていたものでした。土日祝日がしっかりと確保された勤務体系。そして、努力が正当に評価される明確な評価制度。説明を聞けば聞くほど、「ここしかない」という確信が強まっていきました。

子育て世代の私にとって、家族との時間を大切にできる環境は何より魅力的でした。同時に、自身のキャリアも諦めることなく、成長できる可能性を感じました。「これは私と家族にとっての転機かもしれない」――そう直感し、行動を起こすことを決意したのです。

3転職活動中

「ここで挑戦したい」という思い。

知人からの電話に励まされる女性

転職を決意してからの道のりは、思いがけない出会いに導かれた希望への軌跡でした。最初は王道の方法で、マイナビエージェントリクルートエージェントに登録し、地道に求人探しを始めました。
しかし、宮崎という地方都市では、土日休みかつ昇進の道筋が明確な企業を見つけることは困難を極めました。理想と現実のギャップに、一時は諦めかけた時期もありました。

転機は思いがけない形でやってきました。SNSで繋がっていた知人を通じて、前述の会社エッジコネクションの存在を知ったのです。知人自身がそこで働いているという事実は、大きな安心感となりました。

ただ、募集されていたのは未経験のコールセンタースタッフ。最初は戸惑いも大きかったことを覚えています。しかし、会社について詳しく調べれば調べるほど、新しい可能性への期待が膨らんでいきました。SNSでの情報収集を重ねるうちに、不安は次第にワクワクへと変わっていったのです。

そして、「ここで挑戦したい」という思いが確信へと変わり、この一社に絞って全力で取り組むことを決めました。

コールセンタースタッフとは

コールセンタースタッフの業務は、電話やチャットなどを通じて顧客対応を行う仕事です。
問い合わせ対応や商品の説明、クレーム処理など、企業と顧客をつなぐ重要な役割を担っています。

コールセンタースタッフの一般的な仕事内容

仕事内容 説明
受電業務 顧客からの電話を受ける業務です。商品やサービスに関する問い合わせ対応、注文受付、トラブル対応などを行います。
架電業務 コールセンタースタッフから顧客に電話をかける業務です。新規顧客への営業活動、アポイント取得、アンケート調査などを行います。
顧客情報の管理 顧客から得られた情報をシステムに入力し、データベースで管理します。過去の問い合わせ内容や購入履歴を記録し、次回の対応に活かします。
クレーム対応 顧客からのクレームや不満に適切に対応します。問題解決のための案内や調整を行い、顧客満足度の向上を目指します。
スクリプト作成・改善 電話対応用のスクリプトを作成し、現場の効率化を図ります。対応結果をもとにスクリプトを改善し、顧客対応の質を高めます。

この決断を後押ししてくれたのは、何より夫の存在でした。「君ならできる。もっと自分の可能性を信じていい」という言葉に、何度も勇気づけられました。
家族の将来のために、より良い収入を目指すべきだという夫の言葉は、私の背中を力強く押してくれました。

振り返ると、この転職活動は奇跡的な出会いの連続でした。知人との偶然のつながり、夫の理解と後押し、そして新しい職場との出会い――。すべての縁に今でも深い感謝の気持ちでいっぱいです。
未経験の分野への挑戦という不安もありましたが、周りの支えがあったからこそ、新しい一歩を踏み出すことができたのだと実感しています。

4転職後

この会社は、今までと違う。

コールセンターの職場

転職して最初に感じたのは、「ここは、今までと違う」という新鮮な驚きでした。緻密に設計された業務ルール、明確な評価制度、そして何より圧倒的な女性管理職の存在。これまでの職場とは、まるで異なる世界が広がっていました。

特に印象的だったのは、管理職の約7割が女性だという事実です。それまでの私の経験では、管理職といえば男性が大半を占めるのが当たり前。でも、ここでは違いました。
女性管理職たちが生き生きと活躍する姿を目の当たりにし、「私にもできるかもしれない」という希望が芽生えました。実際、明確な昇進・昇給基準のおかげで、現在は課長職という責任ある立場にまで成長することができました。

仕事の進め方も、これまでとは大きく異なりました。細かく設定された業務ルールは、時に厳しく感じることもあります。しかし、そのルールには必ず意味があり、状況に応じて柔軟に更新されていく。
この「規律と柔軟性の共存」が、高い生産性を支えていることを実感しています。評価制度も数値化されているため、自分の強みや課題が明確になり、効率的な成長につながっています。

しかし、何より嬉しかったのは、家族との時間を取り戻せたことです。子どもたちの学校行事には必ず参加できるようになり、休日には家族で買い物やお出かけを楽しむ余裕も生まれました。「仕事も家庭も、どちらも大切にできる」――それは、転職前には想像もできなかった贅沢な現実です。

時には新しいルールについていくのに苦労することもありますが、その一つ一つが自分の成長につながっていると実感しています。ここで得た知識とスキル、そして「働く母」としての自信は、私の人生における大切な財産となっています。

5その後、どうなったか。

ワーキングマザーのロールモデルを目指して。

家族と過ごすひと時

転職を経験して、私の中で大きく変わったことがあります。それは「立ち止まることへの考え方」です。

以前の私は、立ち止まることを後ろ向きな行動だと捉えていました。特に転職について考えることは、現状から逃げ出すことのように感じていたのです。周りに合わせて現状維持を選ぶことが「正しい大人の選択」だと信じ込んでいました。

しかし今では、立ち止まって考えることは、より良い未来への必要なステップだったと気づいています。家族の将来も含めて真剣に考え、時には周囲を巻き込みながらも、自分の道を模索する。その過程で感じた不安や迷いも、今となっては大切な経験です。

新しい環境では日々、多くの学びがあります。上司からの指導一つひとつが私の成長の糧となり、それを実感できる評価制度があります。成功も失敗も、すべてが次につながる経験値となっているのです。


これからの私には、二つの大きな目標があります。

一つは、本物の「仕事と家庭の両立」を実現することです。単なるスローガンではなく、具体的な姿として示していきたい。限られた時間で最大限のパフォーマンスを発揮し、定時に帰宅して家族との時間を確保する。この「当たり前」が実は最も難しいことだと知っているからこそ、一つひとつ着実に実践していきたいと考えています。

もう一つは、ワーキングマザーのロールモデルになることです。女性管理職が圧倒的に少ない日本の企業社会の中で、私の職場は特別な存在です。
女性が管理職として活躍しながら、家庭との時間も大切にできる―そんな働き方を実現できる環境に身を置けることを、心から誇りに思います。

私の選択が、同じような悩みを持つ誰かの参考になれば、これ以上の喜びはありません。「立ち止まる勇気」が、時として人生を大きく変えるきっかけになることを、身を持って実感しているからです。

これからも、仕事と家庭、どちらも大切にしながら、会社の成長にも貢献していきたい。そして、その姿を見せることで、後に続く女性たちの希望となれることを願っています。

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