代わり映えのない毎日が、たまらなく不安だった。それで食品メーカーから化粧品メーカーへ転職した話。
転職前
- 職業
- 食品メーカー
- 職種
- 営業
- 従業員規模
- 約1,000人
- 年収
- 580万円
転職後
- 職業
- 化粧品メーカー
- 職種
- マーケティング
- 従業員規模
- 約1,000人
- 年収
- 650万円
目次
Misatoさんの転職ストーリー
1これまでの私
特に不満はない。でも、代わり映えのない毎日。

いつも、「私の人生はこれで良かったのか」と思っていました。
30歳を過ぎて独身──というのはまあいいとして、食品メーカーの営業部、ほぼルート営業なのでノルマもなく、安定した日々。
あくせく働くというよりは、のんびり働く感じ。人間関係も悪くない。
休日は友達と会ったり、本を読んだり、英語の勉強をしたり。
とくに不満やストレスを感じるようなこともなく、毎日を過ごしていました。
でも、夜になるととても不安な気持ちになるんですよね。
「このまま、自分の人生は終わってしまうんじゃないか」って。
職場では辞める人はほとんどいませんでしたし、営業の訪問先のお客様も変わることなく、毎日同じ顔触れです。
なんていうんでしょう、昨日は今日であり、明日でもあった。
新しい一週間は、先週と同じように過ぎていった。
──そんな感じでした。
食品メーカーの営業職とは
食品メーカーの営業職は、同社が製造する食品の販売促進を担当し、取引先である小売店、スーパー、飲食店などに商品を提案・販売する役割を担います。
定期的に取引先を訪問し、商品の紹介やプロモーション活動の支援、在庫管理や陳列状況の確認を行います。
食品メーカーの営業職の主な仕事内容
| 仕事内容 | 説明 |
|---|---|
| 取引先への商品提案 | 小売店やスーパー、飲食店などの取引先に、自社商品の提案を行います。商品の魅力や販売方法を説明し、取引を成立させます。 |
| 市場調査とフィードバック | 市場動向や消費者ニーズを調査し、その情報を商品開発チームにフィードバックします。これにより、新商品開発や既存商品の改良を促進します。 |
| 販売促進活動 | プロモーションイベントの企画や実施、販促物の提供など、取引先での商品販売を支援する活動を行います。これにより売上の向上を図ります。 |
| 在庫管理と陳列チェック | 取引先の店舗における自社商品の在庫状況や陳列状況を確認し、適切な在庫管理と売り場作りをサポートします。 |
| 顧客関係の構築 | 定期的に取引先を訪問し、信頼関係を構築・維持します。顧客の要望に対応し、長期的なビジネス関係を築くことが求められます。 |
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2転職のきっかけ
「本当に、私の人生、このままでいいの」──31歳の転職決意

月に2~3回のペースで会っていた友人の2人と、ほとんど会えなくなった──、それが結果として、私の転職のきっかけとなりました。
一人は、妊娠、結婚したこと。
そしてもう一人は、転職したことでした。かなり忙しい職場のようで、休日も仕事の準備をしないと、とても回らないと言っていました。
休日を一人で過ごすことは嫌いではありませんでしたので、それならそうと、ゆっくり過ごそうと。そう思っていたんですが、例の不安がまたむくむくと大きくなっていってしまったんですよね。
「本当に、私の人生、このままでいいの?」って。
とくに夜の時間は最悪でした。
シンとした部屋に一人で過ごすと、なんだか世界に自分ひとりしかいないような孤独感。
テレビをつけても、そこで流れる映像は遠い星の世界のような感覚があって。
インターネットはもっとダメでしたね。惰性に任せてページを開いていって、刺激のありそうな記事タイトルを見つけてはクリックして、その先にあるくだらない内容のページを眺める。
数時間経った後に「なんて無駄な時間を過ごしたんだろう」と思う私がいます。
朝になれば少し元気になるので早く寝ればいいものの、寝れないんです。
「まだ私は、今日一日を楽しんでいない」という気持ちがあって、ダラダラと起きてしまう。
寝不足の日が続くようになりました。
31歳の誕生日を迎えたときに、転職した友人が時間を作って会ってくれました。
仕事に充実してそうな彼女の話を聞いていくうちに、ふと、「私も転職しようかな」と言葉が漏れたんです。
友人は少し驚いた顔を見せたあと、「うん、イイと思うよ」と言って。
芽生えたのは、(あなたに、私の何が分かるというの?)という反発感と、(そうか、やっぱり転職するといいのかな)という関心。
その翌週、別の友人に会いに行きました。その人も1年前に転職をしていて。
「最近、どう?」と訊いたら、「(仕事を)楽しくやってるよ」と言われて。「へー、どんな感じ?」と訊いていながら、このときはもう「私も転職しよう」と心に決めていました。
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3転職活動中
マーケティングをやりたいと決めた。ただ書類選考は全部落ちた

転職活動は、転職エージェントを利用しました。
友人たちも皆、エージェントを使って転職活動をしたと言っていたので。
利用したサービスはリクルートエージェント。
他にもいくつかのエージェントに登録して実際に面談もしたのですが、リクルートエージェントの担当の方が自分に年齢が近くて女性だったことと、最初の面談で彼女自身の経験から学べることも多いと感じたので、決めました。
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はじめての面談で言われたことは、「転職理由が漠然としたままでは、うまく行きませんよ」ということでした。
私が漠然とした不安だけを理由に転職しようとしていることに対する、警鐘でした。
たしかに今のままでは「幸せの青い鳥」探しのようになってしまっていると反省し、そのとき担当の方が勧めていただいたいくつかの職種を中心に、自分に合っている仕事とは何かについて考えました。
ひとつ、「これは私の志向に合ってそう」と思えるものがあって。 それは、マーケティングの仕事でした。
顧客との直接的な商談ではなく、営業そもそもの方向性を見出していく働き方に、これこそ私がやるべきことではないだろうかと思ったのです。
──きっと、私の人生自体も「指針を定めなければ」と思っていた時期でしたので、それに触発されたんだと思います。
より良い未来を模索していくためのマーケティングの仕事を、「やってみたい」と純粋に思いました。
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電話でリクルートエージェントの担当にそのことを伝えると、「それでは、マーケティング営業に関する求人をピックアップして、お送りしますね。興味のあるものがあったら教えてください」と、その日のうちに20件ほどの求人を送っていただきました。
大量の求人を頂いて、もう「これで転職はイケる!」と思っていたのですが、結果、そこで応募した企業は全部落ちました。
ここではじめて、私は30代女性の未経験職種への転職の厳しさを知りました。
そこからはもう、「やるしかない」の精神で、とにかく応募・応募・応募です。
リクルートエージェントの担当の方にも書類添削をしてもらい、それから面接対応を学べるセミナーにも参加しました。
最近転職した友人からも「よかったら職歴書チェックしようか」と言ってもらえて。
沢山アドバイスをもらえました。
不採用の通知が来るたびに、とても落ち込みました。
ムクムクと湧き上がる(このまま転職先が決まらなかったらどうしよう)という気持ち。それを一生懸命抑え込みながら、求人を眺め企業HPをチェックして、職歴書をまとめる日々でした。
リクルートエージェントの担当の方と話していて、たまに泣きごとや愚痴がでてしまうんですよね。そんなとき、彼女はちゃんと受け止めてくれるんです。
面接後のフィードバックでは厳しいことも言われましたが、「大丈夫ですよ、今の精力的な活動を続けていれば、必ずいい職場に巡り合えます。がんばりましょう」と必ずひと言、応援の言葉を添えてくれました。
転職活動を始めて3ヵ月目、ようやく一社、化粧品メーカーから採用通知を頂きました。
──今思い返しても、本当にストレスと疲労の溜まる毎日でした。
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4転職後
化粧品メーカーに転職。3ヶ月は「何もわからない状態」が続いた

転職活動中に沢山アドバイスをしてくれた友人は、転職後についてもひとつ、助言をしてくれました。
「ゴミ箱の位置すら分からなくて、一人だけ小学生になった気になるから、覚悟して!」
さすがにゴミ箱の位置は初日でわかりましたが笑、それ以外については全くその通りでした。
右も左も分からない状態が1ヵ月以上続きました。
よく分からないまま1日が過ぎて退勤の打刻カードを押すときに、いつも(本当に転職してよかったのかな…)と感じていました。
営業からマーケティング、そして業界も食品から化粧品と変わりましたので、とにかく新しいこと尽くしだったのです。特に業界特有の専門用語やルールには苦しめられました。
一つ一つ覚えていくしかないのですが、ミーティングで私の知らない単語がいくつも出てきて、議論についていけずに焦ることも多々ありました。
仕事に慣れてきたのは、3ヵ月が経ったあたりから。
「これってどういう意味だろう?」「なんでこれをする必要があるんだろう?」という疑問をひとつずつ潰していって、ようやく日常業務での「わからないこと」がなくなりかけた頃です。
マーケティングの仕事も少しずつ、「面白いかも」と思うようになってきました。
化粧品メーカーのマーケティングプランナーとは
化粧品メーカーのマーケティングプランナーは、市場や消費者のニーズを分析し、製品の販売戦略を立案・実行する役割を担います。
新商品の企画・開発から、プロモーション活動、ブランド戦略の策定まで幅広く関わります。
化粧品メーカーのマーケティングプランナーの主な仕事内容
| 仕事内容 | 説明 |
|---|---|
| 市場調査と分析 | 消費者のトレンドや競合他社の動向を調査し、マーケットの分析を行います。これに基づき、ターゲット市場や製品戦略を決定します。 |
| 新商品の企画・開発 | 市場のニーズを捉えた新商品の企画を立案し、開発プロセスに関わります。製品のコンセプト作りやパッケージデザインの考案も行います。 |
| プロモーション活動の企画・実施 | 広告キャンペーンやイベント、SNSを活用したプロモーションを企画し、実施します。製品の認知度を高め、売上を促進するための活動です。 |
| ブランド戦略の策定 | ブランドイメージを確立し、消費者に訴求するためのブランド戦略を策定します。長期的なブランドビジョンの構築も含まれます。 |
| 販売計画と売上分析 | 製品の販売計画を立て、売上データを分析して販売戦略の改善を行います。売上目標の達成に向けた具体的な施策を検討します。 |
5その後、どうなったか。
表層を漂う人生から、「深堀り」をしていける人生へ。

転職を振り返って思うのは、「世の中と、そして自分を深く知るきっかけになった」ということです。
ひとつの会社に勤めていると、「仕事はこういうものだ」という感覚が自然と身に付きますよね。
でも、私の感覚でいうとその半分近くは「その会社特有のもの」です。業務の進め方や細かいルールなど、会社によって大きく違うのだということを今回の転職で知りました。
そして、転職活動では企業に自分を売り込まなければなりません。
そのためには、自分の価値を自覚しないといけない。
苦手なことやできないことはたくさんあっても、得意なことやアピールできることって、ちゃんと言語化しとかないと面接の場では出てこないんですよね。
リクルートエージェントの担当さんからは、「仕事の場において、とくに何に価値を見出しますか?どういう時に幸せだと思いますか?」といった問いを受け、自分を深く掘り下げるきっかけを作ってもらいました。
こうした自己分析を行ったのは、生まれて初めてでしたが、それによって私はマーケティングという仕事を目指そうと思えた訳ですし、これからの働き方の軸も見出せたと思います。
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転職して早3年が経過しました。
仕事にも大分慣れて、今ではプロジェクトやチームをリードする役割を担う機会も増えてきました。
今後は、マネジメント職についてもチャレンジしたいと思っています。
私はまだ部下を持ったことがないため、自分がこれまで指導してもらった先輩や上司たちの姿勢ややり方の良いところを盗み、「人を動かす、つまり、人に快く動いてもらい、チームとして成果を出すためにはどんなアプローチがベストか」と、「人を育てる」という部分を深掘りしたいと思っています。
「深堀りする」。──結局、これが私の転職前までの人生で、してこなかったことだったと思うんですよね。
ただただ、目の前の世界の表層上で物事を感じ、反応して、生きてきた。
でも、その背景には、私の知らない色んなことが広がっている。
そのことを知れただけでも、今回の転職は成功だったと思います。
Misatoさんの体験談のポイント
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