『みんなの転職「体験談」。』
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セラピストから製造ライン工へ。転職は、「自分からの行動」が大事。|私の転職体験談

転職前

BEFORE
職業
サービス業
職種
セラピスト
従業員規模
1名(個人事業主)
年収
200万円

転職後

AFTER
職業
製造業
職種
ライン工
従業員規模
約500名
年収
100万円

目次

ogさんの転職ストーリー

1これまでの私

30代手前のセラピスト。毎日が「モヤモヤ」状態。

イメージ図:セラピストとして働く女性。

転職前は、30手前の年齢で「もしかしたらこのまま独身のままかもしれない」と焦っている時期でした。

付き合っている人はいましたが、結婚の「け」の字も出ませんでしたので。

私も、その人と一緒になるイメージがあまり持てずにいて、だからと言って別れる理由もなく。
ただただ、人生への漫然とした焦りがありました。

当時はセラピスト(リラクゼーションスタッフ)として個人事業主として働いていました。

個人事業主といっても形態は派遣社員のような感じです。
会社から勤め先の紹介を頂き、給料はその会社から頂きました。

スキルアップ研修などを受けて合格すると給料が上がったり、手技(エステやタイ古式)が増えればそれも給料アップにつながるため、勉強をたくさんしていました。

お金を貯めたいと思っていたのと将来へのモヤモヤした気持ちのはけ口にと、研修や勉強にむけていました。

そもそも私は怠け者でしたので、明確な目標がある環境は性に合っていたと思っています。

当時は、父と母と3人の実家暮らし。
両親は私に干渉してくることもなく、気ままに生活できていました。

2転職のきっかけ

思いがけない、プロポーズ。そして新たな悩み。

イメージ図:ワークライフバランス

とあるセラピストの研修を受け入れて一息ついていた日に、付き合っている人からプロポーズを受けました。

タイミングが良かったんだと思います。
研修をひと段落して、またモヤモヤした日々が続きそうだと思っていた矢先のことでしたから。

あと、やっぱり嬉しかったですね。(ホッとしたというのもありましたけれど。)
すぐに返事をしました。

一方で、また新たな悩みも出てきました。

結婚後も、今のセラピストの仕事を続けられるだろうか」ということです。
セラピストの仕事は、1日12時間 拘束されます。

平日の家事もそうですし、子どもができたときのことを考えると、今の仕事を続けることはあまり現実的ではないだろうと感じました。

そして、私は結婚後の新生活を機に、転職活動を始めることにしました。

3転職活動中

これからの新生活に、フィットできる仕事とは。

イメージ図:人材派遣会社のコーディネーター

転職活動に欠けた期間は、2ヵ月程です。

ハローワーク「DOMO」などの転職サイトを見たりして情報収集を行いました。

ハローワークは職員が情報を持ってきてくれるのでありがたかったのですが、あまり私の希望する条件の求人は紹介してもらえませんでした。

良かった点は希望条件の整理ができたこと。
書面に自分の希望を書き込み、これから転職をすることで必要な条件、譲れないことを書き込むのですが、これが自分のキャリアプランを視覚化できてよかったです。

私は保育士資格を持っているのですが、保育士の仕事なら新生活でも続けられるのでは、と思いました。

ですが、そのあとの対応がイマイチでした。
相談員の方が私の希望条件をまとめた後に紹介してきた求人がガソリンスタンドスタッフや一般事務のものなどで、(あの希望条件からなぜこれが選ばれた?)と思えるものばかりでした。

その理由を聞いてみたら、

相談員

「…ほら、まだ若いですから」

とよくわからない愛想笑いをされて。

たまたま当たった相談員さんが合わなかったのかもしれませんが、(もう2度と、ハローワークは使うまい)と思いました。

一方で、DOMOで知り合った派遣会社の担当さんはとてもいい人でした(私との相性もバッチリでした)。

私の働き方の希望や新婚であることを伝えると、これから子どもも欲しいかなどの希望も聞いてくれて、休みやすく子育てに理解のある派遣先をピックアップしてくれました。

結果、私は派遣会社の担当さんが勧めてくれた製造業のライン工の仕事を、次の職場に選びました。

4転職後

新しい職場でまず意識したのは、関係構築。

イメージ図:製造工場ライン工の仕事シーン

新しい仕事は、主に化粧品のライン工です。

シャンプー、コンディショナー、ヘアオイル、クレンジングオイルなどを指定のボトルに充填し、書類に記載されている通りにボトル等にラベルを貼ったり、キズやロット番号のミスが無いかなどのチェックをしたり、梱包したりします。

まったくはじめての仕事なので、初めのころは大変緊張しました。
焦ってもたもたしてしまい、流れに乗れず周りに迷惑をかけてしまうことも数回あったり。

ある先輩スタッフの方が、「新人なんだし迷惑かけて当たり前よ」と言ってくれて、それで大分吹っ切れたといいますか、緊張もほとんどしなくなりスムーズに行えるようになりました。

女性のみの職場でご年配の方や古株の方が大勢いる環境でした。

優しい方もいましたが、だいたい皆様クセがありましたね。
陰口や口が悪かったり、新人をポンコツ扱いするなどは日常茶飯事でした。

そこで私が考えたことは、「まず、環境や業務に馴染むこと」。

一番に分からないことはすぐに聞き、教えてもらったら笑顔で

(聞いた内容を復唱し合ってるか確認した後)「なるほど!ありがとうございます!助かりました」

と伝えるようにしました。

そして、面倒くさいことは率先してやったり難しいことにも

「覚えていきたいのでやらせてください!」

と意欲的にアピールしていきました。

そうした甲斐もあって職場内のおばさま達に可愛がられるようになり、だいたい2週間くらいで人間関係は馴染むことができました。

仕事に馴染むのはそれから更に1ヵ月かかりました。

手先の器用さが求められる業務でして、私もそこまで不器用ではなかったはずですが、それでも満足いく作業品質ができるようになるのに1ヵ月以上が必要だったのです。

5その後、どうなったか。

大切なことは、自分から積極的に動くこと。

イメージ図:新芽:希望

今回の転職で気づけたことは、「受動的よりも積極的に行動を起こしていくことが大切」ということ。

環境に馴染めるか、仕事を覚えられるかなどの心配もありましたが、積極的に動くことで分からないことが明確になったり、そこで人とのコミュニケーションにも繋がるのだと実感しました。

残念だったことは、ライン工の仕事はそこまで給料がよくないこと、そして「これが自分のやりたい仕事だろうか」と考えたときにセラピストや保育士への心残りがあることです。

◇ ◇ ◇

転職から2年が過ぎ、その後も派遣社員として様々な職場を経験し、多くの人達との出会いがありました。

かなり異色な方や個性豊かな方も大勢いましたが、うまく付き合ってこれたと思っています。

ですが、子どもができて子育てがひと段落ついたら、今の仕事は辞めることになるでしょう。

保育士かリラクゼーションスタッフに戻りたいと思っているからです。

そのために、手技を忘れないようにたまに練習したり子ども達の発達を勉強したりと、復帰に向けて今からできることを始めています。

どちらに戻るかは悩んでいますが、出来ることなら子どもと関わりたくさん動きたい気持ちがあるので保育士が有力です。そのための体力作りも頑張りたいです。

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