『みんなの転職「体験談」。』
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「経営者と近い距離で新しいことをやりたい」──スタートアップ企業ならではのスピード感を体験して。|転職体験談

転職前

BEFORE
職業
自動車メーカー
職種
企画職
従業員規模
5,000名以上
年収
700万円

転職後

AFTER
職業
スタートアップ企業
職種
人事職
従業員規模
約10名
年収
800万円

目次

ドロボさんの転職ストーリー

1これまでの私

20代、順風満帆なサラリーマン生活。海外赴任中は色んな国を旅行して。

イメージ図:海外赴任に、空港に立つ20代男性

新卒で入社した会社は、大手自動車メーカーでした。
「とりあえず大きくて有名な会社に入ろう」と、選んだ会社です。

研修期間中はディーラーや工場の実習で疲弊しましたが、配属先は希望が叶って企画職となりました。
新人ながら他部署の課長や係長、社外の取引先を説得しながら仕事を進めていました。

自分で言うのもなんですが、比較的器用で要領がよく調整力にも自信があったので、ぴったりの仕事だったと思います。

企画職は、社内では「登竜門」と呼ばれる部署でした。
残業は月に50時間以上と多めで仕事も大変でしたが、その分やりがいもありました。

20代の間に、海外赴任も経験しました。
ある国では、ホテルの最上階に住んで、自分専用の社用車と運転手がつくという、まさに絵に描いたようなセレブ生活の経験をしました。

プライベートでは、日本に居るときは同期と合コンに繰り出したり、アウトドアや旅行で遠出したり、海外赴任中は様々な国を旅行して。
順風満帆なサラリーマン生活を送っていました。

2転職のきっかけ

「転職しよう」という想いは、海外駐在中にやってきた。

イメージ図:海外赴任先の土地

海外赴任中は、現地社長の直下で働き、常日頃から一緒に仕事をしていました。
そこでの刺激的な議論、また自分の働きかけをきっかけに現地法人が変わっていく面白さに魅了されました。

それから、20代後半に差し掛かってからは少しゆとりもできて、「今自分がいる職場がどんな状況か」を冷静に見えるようになって。

全員が全員そうではありませんが、社内には会社の看板を使って取引先に横柄に振る舞う社員、働かず楽ばかりしようとする社員もいました。

このままこの会社に居たら、自分も同じような生き方に染まってしまうかもしれない」──、そう思ったのが、転職を考えはじめたきっかけです。

加えて、海外赴任中は1人の時間も多かったので、自分のこれからの人生についてもよく考えるようになりました。

そして海外赴任からの帰国が決まったときに、私は「転職しよう」と意志を固めていました。

3転職活動中

経営者と近い距離で、新しいことをやりたい

イメージ図:転職活動中、同僚からアドバイスを受ける20代男性

転職活動では、転職エージェント数社を並行して使いました。
それから、転職サイトのビズリーチにも登録しました。

転職エージェントには「成功報酬のために転職を勧めてくる」という悪いイメージもあったんですが、実際使ってみたところそんなことはありませんでした。

とくにビズリーチ経由でスカウトをしてきたエージェントは、報酬云々に関係なくアドバイスをしてくれて、また「現職に残る選択肢も持っておいた方が良い」と言ってくれる方だったので、信頼して相談することができました。

希望条件の軸としたのは、「経営者と近い距離で、新しいことをやりたい」ということです。
必然的に、スタートアップ企業に絞っての求人探しとなりました。

苦労したのは、情報集めが大変だったことです。
すでにスタートアップ企業で働いていた友人達に連絡をして、スタートアップ企業の働き方や選び方について教えてもらいました。

当時は2020年のコロナ禍で、世界中がStay Homeムードでした。
そのため、選考面接もすべてオンラインです。
海外駐在中でもスムーズに転職活動を進めることができました。

いくつかの企業が最終選考まで進み、そのなかで「この企業にぜひ入りたい」というものが見つかり、そこからは帰国して対面で社内の雰囲気や社長の人柄を確認して。

そうして無事に、その企業に転職先が決まりました。

4転職後

ここが、私の望んでいた職場だった。

イメージ図:スタートアップ企業で、同僚とエキサイティングに議論を交わす20代男性

入社したのは、従業員10名程のスタートアップ企業です。

入ってからのミスマッチが無いように、事前に調べ尽くしました。
その結果、入社後の感想としては「いい意味で予想通り」でした。

会社に依存するような社員は一人もいません。
自分の意思で仕事をする「自走型」の人ばかりで、私もまさにそういう働き方をめざしていたこともあって、非常に居心地の良さを感じました。

同じようなマインドの人が多い一方で、バックグラウンドは人によって様々で、同じ空間で仕事をする際に刺激を貰えることも多かったです。

また、社長との距離も近く、一日に何度も議論しますし、自分の仕事が直接的に会社の売上や成長に繋がる実感も得やすかったです。

働き方は、リモートとオフィスのハイブリッド型です。
とことん議論するようなミーティングあるときはオフィス出社になりますが、それ以外は比較的自由に働く場所を選べます。
残業時間は月に50時間程度で、思っていたよりも多くありませんでした。

仕事をいったん切り上げてジムで運動して気分転換して、その後また仕事をする、といった自由な働き方もできました。

5その後、どうなったか。

スタートアップ企業ならではの、スピード感と臨機応変さ。

イメージ図:東京渋谷の街並み

今回の転職で、スタートアップの「ゼロから立ち上げる」ダイナミックさと楽しさを知れました。

以前いた会社では、仕組みという仕組みはすでに出来上がっていました。
それがたとえ時代遅れで機能していないものであったとしても、変えることは困難でした。

一方の今の会社では、会社の成長のためになる仕組みは即採用されますし、試してうまくいかなければすぐに修正されます。

このスピード感や臨機応変さを経験すると、大企業には戻れなくなりますね。

それから、スタートアップ企業は「規模が小さいので給料が低いのは当たり前」と思っていましたが、意外とそうでもないことも分かりました。

小さい会社では社員が会社の成長に与える影響が大きいので、優秀な人であれば躊躇なく高い給料を払う経営者の方は多いと思います。

不満に思うことは自分で提案して改善できるので、ありません。

ただ、小さな組織では経営者との相性が全てだと思うので、私と同じようにスタートアップ企業に転職する方は、入社前に入念に確認するのが良いと思います。

◇ ◇ ◇

最近取り組んでいることは、SNSやブログでの発信です。

転職活動を通じて、多くの誤解があったことに気が付きました。
また、現職の人事業務では、自分と同じような誤解を持つ人が多いと感じました。

自分の体験と人事としての経験をもとに、少しでも多くの人にキャリアを真剣に考えるきっかけを提供できればいいなと思います。

ドロボさんの運営ブログ

「ドロボブログ~メーカーエンジニアのキャリア研究所」

ドロボブログ~メーカーエンジニアのキャリア研究所

自動車メーカーで多くのエンジニアと一緒に働き、人事として多くの人のキャリアや転職の相談に乗った経験を活かして、メーカーエンジニア向けのキャリア情報サイトとして情報発信しています。

ここで売上を出すことはもちろんですが、私と同じように新しいキャリア形成に向けてチャレンジする人を力強く支援していけたらと思っています。

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