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「今の体調では1日8時間は働けない」1日3.5時間の塾講師正社員に転職した私。

いかわさ さん(女性 32歳 三重県)
ちょっと成功、
やや失敗

転職前

BEFORE
職業
学習塾
職種
塾講師
従業員規模
約20名
年収
約400万円

転職後

AFTER
職業
学習塾
職種
塾講師
従業員規模
約30名
年収
約160万円

目次

いかわささんの転職ストーリー

1これまでの私

学習塾の塾講師。本当はもっと思いっきり働きたい。

イメージ:学習塾の塾講師として働く20代女性

私が転職したのは25歳の頃で、今から7年前の2016年のことです。

その時は新卒で入社した学習塾で、塾講師として勤めていました。
1日8時間、週5日のフルタイムです。

実家暮らしで両親と妹と暮らし、それと近くに祖母が住んでいました。

学生の頃留学を2度経験したこともあり、「世の中は広い」「もっといろんな経験をしたい」という気持ちが強かったです。

ですが私には持病があり、人並みに働くこと自体がとても大変でした。

社会人になって2年、3年と経つと任せられる仕事も増えて職場の人たちから頼られることも度々あってと、そういうことに嬉しさや楽しさを感じることもありました。

ですが、持病の症状が悪化すると、もう働くことすらままならなくなってしまうのです。

この症状がなければ、もっと思いっきり働けるのに」と、いつも自分の身体を呪っていました。

2転職のきっかけ

転職の一番の理由は、原因不明の腹痛が襲ってきたこと。

イメージ:腹痛に苦しむ20代女性

24歳になりました。
持病ともそれなり向き合いつつ、「仕事ができるようになってきた」と思っていたところ、激しいお腹の痛みがやってきました。

痛みはどうやら胃腸から来ているようで、食べたものを全部吐いてしまいました。
かかりつけの病院に行きましたが原因が分からず、大きな病院で検査してもらうことにもなったのですが、そこでも病名はおろか根本的な対策すら見つかりませんでした。

結果、10日間も会社を休むことになりました。

症状が少しずつ収まってきたときは本当にホッとしました。
「ああ、これでまた今まで通り働ける」と。

ですが、数週間経ってまたその腹痛がやってきたのです。
その時も、やはり10日ほど仕事を休みました。

24歳から25歳になるまでの1年間、こうした腹痛は4回訪れました。
3回目がやってきたあたりから、もう私の精神状態はボロボロでした。

身体の辛さと職場の人たちへの罪悪感、それらがあまりにも苦しかった。
そして、なにより先が見えませんでした。

「死にたい」という思いがいつにも増して強くなりましたが、そんな勇気はありません。

この先も生きていくのなら、仕事はしないといけない。でも、今の仕事量を続けることはもう無理だろう。)──そう考え始めたのが、私の転職のきっかけでした。

3転職活動中

私の身体で働ける職場は、あるか。

イメージ:転職面接を受ける20代女性

会社を辞めてから、すぐに転職活動を始めました。
これも、私にとってはひとつひとつが辛い作業でした。

就活のときも苦労していて、ただ合同説明会に行くだけでもよく会場で吐いていました。
面接中は、緊張、そして吐き気との戦いです。終わったらいつもすぐにトイレに駆け込んでいました。

良かったことは、就活の頃と比べて今回は目指す業界が絞れていたことです。
転職するなら「これまで学習塾で働いた経験を活かそう」と、教育業界に絞って活動したため、集中して活動ができました。

活動にかけた期間は、おおよそ3ヵ月です。
リクナビNEXTやIndeedなどの転職サイトを利用しました。

新着求人をチェックして、「ここだったら働けそう」というところを見つけたら、応募、そして面接です。この流れは就活と変わりません。

求人選びの際は、教育業界を中心にしたほか「時短で働けそうか」もチェックしました。
1日8時間の仕事を続けられる自信が、全くありませんでしたので。

応募した会社は、8社程でした。
そのうち3社で書類通過し、2社から内定通知をいただいて。
その2社から、「なるべく自宅から近くて、時短で働ける職場」を選んで、私の次の職場が決まりました。

前職と同じ、学習塾の教師のポジションでした。

4転職後

調時短の、「1日3.5時間」勤務。

イメージ:塾講師の学長

新しい職場は、小1~高3までの生徒を扱っている地域の学習塾です。
私の役割は、前職同様に講師です。

授業は小人数制なので、決められた授業を進めるというよりは、生徒の希望に合わせて教える内容を都度調整する感じです。

受験対策メインの授業になることもあれば、日々の学校についていけるようにサポートする目的の授業になることもあります。

転職をして良かったのは、自分の体調に合わせた働き方ができるようになったことです。

今回の転職では、私は思い切って超時短の「1日3時間半」を提案しました。
──というより、この時間くらいでないと働けないだろうと思ったんです。

塾長は「それでもいいですよ」と言ってくれて、また有期雇用ではなく無期雇用(つまり、正社員)として採用してくれました。

毎日、家でお昼ご飯を食べてから出勤します。
これまで外で食事を取るのにとても苦手意識がありましたので、体力的な面以外でもとても助かりました。

残念だったことは、「人間関係」。
とくに酷かったのは、私に時短の正社員での働き方を提案してくれた塾長本人でした。

入社した当初はそこまで気にならなかったのですが、ひと月ふた月と経過するにつれてだんだん本性が出てきたのか、常に怒りちらかしていました。それも、理不尽なことで。

例えるなら、そう、猿山のボスのような感じです。
モラハラセクハラもあります。
私も何度か、標的にされました。

5その後、どうなったか。

どの職場にも、いろんな人がいる

イメージ:学習塾の塾講師として働く30代女性

転職しての一番の気づきは、「どの職場にも、いろんな人がいる」ということです。
両親も働いているのでたまに仕事の話をしますが、やはりどの職場でも人間関係の問題があるように思います。

残念に思うことは、やはり塾長の存在です。

言い出したらキリがありませんが、「もし私があの時騒いで警察を呼んだら、あの人は結構痛い目に遭っていたのではないか」と思うような出来事もあります。

ですが、今の職場は私の健康状態でも働ける数少ない場所のひとつだと思いますので、「塾長が嫌だから」という理由だけでこの職場を辞める判断をすることができません。

◇ ◇ ◇

転職をして、7年の歳月が過ぎました。

私は32歳、塾長は65歳になりました。
私が転職した当初、塾長は「65歳になったら引退しようと思っている」と言っていました。
それが今では「70歳までは頑張ろうと思っている」と言い出しています。

もし塾長が引退するのであれば、この学習塾をもっと良くしていきたいです。

今までは塾長が言うことは絶対で、イエスマンにならなければいけませんでした。
何を提案しても理不尽な理由、あるいは理由もなしに頭ごなしに却下されるからです。

もしあの人がいなくなればいろいろ自由に動けるようになるので、意味のない仕事は削り、非効率極まりない仕事のやり方は変えたいです。

生徒たちにとっても不都合なことがまかり通っているので、まずは細かいところから見直しまくっていきたいですね。
そのためにも、塾長には早く引退してほしいです。

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