私の転職体験談:せっかく薬剤師になれたのにその適性がなかった私が英会話講師デビューした話
転職前
- 職業
- 調剤薬局勤務
- 職種
- 薬剤師
- 従業員規模
- 10~20名
- 年収
- 300万円
転職後
- 職業
- 英会話教室
- 職種
- 英会話教師
- 従業員規模
- 10~20名
- 年収
- 300万円
目次
Poohs77さんの転職ストーリー
1これまでの私
薬剤師として忙殺される日々。唯一の生きがいは「休日のネット」でした。

転職前の私は仕事の日々に追われていました。
無事に薬学部を卒業したときは、
- 私
-
「これで、将来ずっと職に困ることはないだろう!」
と思ったものです。
しかし、その先には地獄のような闇が待ち受けていました。
大げさじゃないかって?──いえ、私にとっては本当にそれくらい辛かったのです。
薬学部の学校でも実務実習を経験していましたが、実際に働いてみると、比べようにならないほど忙しく、そして難しくて、覚えることも常にたくさんありました。
やればやるほど、分からないことが増えていき、余計ゴールが遠のいていくような──そんな感覚に陥りました。
とにかく朝時間通りに9時に出勤して、それから夕方の5時まで猛労働でひたすら働く、そんな毎日を過ごしていました。
このとき丁度、一人暮らしを始めまして、プライベートでも慣れないことがたくさんあって。
当然ながら仕事だけではなく、家事も両立させなければなりません。仕事が終わってから家に着くとご飯や掃除、洗濯などをして、それからは寝るのみ…といった日々でした。
休日はというと、ずっとネットに没頭して、好きなことをやっていました。
そしてそれが、当時の私の、唯一の生きがいでした。
2転職のきっかけ
転職しようと思ったきっかけは、日々のストレスの重ねと辛抱と、ある日の出来事から──。

薬局で朝から晩まで毎日長時間を働き、患者も多く対応し切れないほど忙しい日々が続きました。
ストレスがどんどん溜まっていくなか、ある日仕事中のちょっとしたミスで上司に散々怒鳴られました。
- 上司
-
「──君はいったい、これまでの人生で親や学校からなにを育んできたんだ!?」
──不思議ですよね。今でも上司に言われたこの言葉はハッキリと覚えています。
上司に叱られたのはこれが初めてではありませんでしたが、やはり、自分自身のことまで詰められたことは、相当堪(こた)えました。
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その時の私のストレス状態もきっとギリギリのところだったのだと思います。
それがきっかけで、私は出社しなくなりました。──会社に出ること自体が、とても恐ろしくなってしまったのです。
休日でも外出もできずに、完全に引きこもりの生活でした。──これが、転職しようと思ったきっかけでした。
3転職中
何十件もの転職面談を受けましたが、すべて落とされて──

きっと、元々私は薬剤師になりたくなかったのしょう。思い返せば、「薬剤師の学校を卒業したから」という理由だけでここまで働いてきました。
「では、自分がやりたいことは何だろう」──そう考えたとき、ふと、こう思ったのです。
- 私
-
(そうだ、私は英語が大好だった。英語があるじゃないか)
急に私はうれしくなりました。まだ私にはやれることがある、と思えたのですから。
そして、私は塾の英会話の先生になろうと転職活動を始めました。
ネットや転職機関などでいろんな情報収集をしました。
英会話教室の募集などの情報を毎日ネットや雑誌で見ていました。ネットでは、リクナビNEXTやタウンワークなどを使いました。
そこでは結構たくさんの求人があって、
- 私
-
(これだったら、すぐに勤め先が見つかりそう!)
と、とても嬉しく思いました。
ですが、すぐに勤め先が見つかることは全くなく、私は何十件も面接を受けましたが、ことごとく落ちました。
何日も何日も、エントリーシートを書いて、面接に行って、落とされて、の繰り返しでした。
段々とまたストレスも溜まっていき、「やっぱり私は塾の教師なんかにふさわしくないのかもしれない」と不安な気持ちは高まっていきました。
そんなとき、ある日友人がバイト先で、英会話教師の募集中の情報を知らせてくれたのです。
その友人の伝手で受けた面接を見事合格し、一気にこれまでの辛い状況から逆転を果たせました。
ようやく私は英会話教師という、第二の職業にありつけたのです。
4転職後
転職後の新しい職場で待ち受けていた状況は──

転職後の新しい職場の印象ですか?
「英会話教室そのもの」でしたね笑。
悪い意味ではなくて、CMで良く英会話の紹介とかやってますよね。皆楽しそうにレッスンを受けていて、、、本当にそんな感じでした。
はじめ面接受けて合格したときから、職場の印象やスタッフの人たちの優しさを感じました。
- 私
-
(ここならきっとうまくいきそう・・・!)
そんな予感を持つことができました。
入社初日はとても不安だったのですが、そこでも職場のスタッフの方々が、研修などで優しく教えてくれて、とてもありがたかったです。
そして私は、今でもこの英会話教室で、頑張っています。
5その後、どうなったか。
転職を振り返って、今思うこと・感じることは──

今回の転職を行って、いろんなことを学ぶことができました。
気を付けたり工夫して、良かったと思えることはたくさんありました。
例えば英語を教えるときは、発音や書き方などは丁寧に黒板に書いて、わかりやすいカードなども作って、ゲーム式などで子供たちに英語の面白さが伝わればいいな…等です。
転職先で学べたことは、やっぱり一人ではなく、同じ職場ではいろんな人があってからこそ、大きなこと、人から感謝されることができるということです。
また、そういう環境だからこそ、これからもどんどんチャレンジして、頑張っていきたいと思っています。自分の足りない所はどんどん伸ばしていきたい──そう思っています。
今のところ、後悔していることはありません。良い転職が出来たと思っています。
◇ ◇ ◇
これからもっと頑張って英会話教室の楽しさや面白さを子供たちに実感させてあげたいと思っています。
これから実現させたい未来像もたくさんあります。
まず、今の教室の規模をもっと広げて、もっとたくさんの生徒を取り入れたらいいなと思っています。
そして、多くの人に英語を学ぶ楽しさを味わってもらいたいです。英語が苦手や嫌いな人でも、英語が好きと言ってもらえるるような教師の存在になりたいです。
それから、年間で数回海外旅行を企画して、生徒たちとリアルに英語を学ぶ機会を創っていきたいと思っています。
もちろん苦労や困難もたくさんありますが、これからどんどんチャレンジしていきたいです。