決して「楽しい」「お洒落」だけではない。それでも私がアパレル販売を続けた理由。|私の転職体験談
転職前
- 職業
- アパレル店員
- 職種
- サービス
- 従業員規模
- 270人
- 年収
- 280万円
転職後
- 職業
- アパレル店員
- 職種
- サービス
- 従業員規模
- 1200人
- 年収
- 200万円
目次
ゆうりさんの転職ストーリー
1これまでの私
アパレルの仕事は、ずっと私の憧れだった。
「アパレルの仕事に就きたい」
学生の頃から、ずっとそう思っていました。
短大はアパレル系とは別の学科でしたが、卒業と同時に一人暮らしを始めて、そしてアパレル販売員の仕事を始めました。
良かったことは、販売や洋服についての知識が身に付くこと、そして何よりも洋服でお洒落ができること。
接客の仕事自体も私の性に合っていました。
大変だったことは個人売上の目標があったことですね。
とにかく毎日、「どうやったら洋服を買ってもらえるか」を考えて接客をしていました。
土日はなかなか休めないし、休みも少ない会社でしたが、洋服が売れたときは達成感もあり、それなりに充実していました。
なにより、洋服が好きだったから。
新作が出たりディスプレイを見て「なるほど、こんなコーディネートもあるんだな」というの知れたりと、やりがいを持って仕事ができていました。
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2転職のきっかけ
アパレルの仕事は、「楽しい」だけじゃない。
2年ほど経って、段々とショップの雰囲気が暗くなってきたんですね。
その理由は、近くに大型のショッピングセンターができて客足が遠のいてしまったこと。
売上は私が入ったころと比べて半分近くまで減ってしまったんです。
そうなると仕入れの方も減りますので、入荷される洋服のレパートリーも少なくなっていって。
(まあ、たしかにこの路線の服は置いておいた方がよいだろう)というラインナップでしたが、そのなかに私がいいなと思うものは殆どありませんでした。
個人売上目標は変わらずありましたが、そもそもお客様の全体数が減ってしまっていたので以前のような売り上げを出せるはずもありません。
どんどんモチベーションは下がっていって、いつしか「もう辞めようか」と思うようになりました。
──結局私はその職場を辞める判断をしたのですが、このときのことは今でもよく思い出します。
アパレル販売の仕事は大好きでしたし、そこで働けるようになった自分は幸せだと思っていました。
でも、アパレルは「楽しい」だけじゃないんだなって。
売上をキープすること、そして変わらず多くのお客様に来てもらうことが、どんなに大変か、そして同じようなアパレルショップとまさに「しのぎを削る」ような競争をしつづけなくてはいけないか。
そういうアパレルのシビアな面も、身をもって知れました。
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3転職活動中
私が選んだ道は、「好きなブランド」で働くこと。
前職を辞めたあとも、私は変わらずアパレル販売で就職先を探しました。
結局私の社会人経験はアパレル販売でのものだけでしたし、もういちど頑張ってみたいという気持ちがあったからです。
アパレル販売の求人はいくつかあったのですが、どこのショップで働くかで迷いました。
好きなブランドで働くのがいいか、それとも待遇を重視するのがいいのか。
結局私が選んだのは、「好きなブランドで働くこと」でした。
地元の求人募集のなかから自分が好きなブランドをピックアップして、3社受けてみることにしました。
その結果、なんと3社から内定をもらえたのです。
──まあ、経験もありましたし、アパレル販売は人手不足でもあったようでしたので、転職しやすかったんだと思います。
私はその中から正社員でかつもっとも待遇の良いところを選びました。
4転職後
新しい職場で、待ち受けていた状況は。
新しいショップでの仕事には、すぐ慣れることができました。
前職で接客スキルを高められるよう意識していたのが役立ちました。
あとは、同僚の子たちともすぐに打ち解けられたのが良かったです。
でも、大変なことの方が多くありました。
ひとつは、人気のお店だったこともあり来客数が多かったこと。
商品出しや洋服の整理整頓がとても追いつかず、毎日残業でした。
それから、年収が下がってしまったこと。
前職はボーナスがあったんですよね。月のお給料はいまと同じくらいなんですが年収はボーナス分下がってしまいました。
…ちなみに、残業もサービス残業でした。
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5その後、どうなったか。
転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。
新しい職場は、年収もダウンして残業もあって…ではありますが、それでも前職よりはよかったな、と思います。
忙しくても、それだけお客様が来てくれるというのはやっぱり励みになるんですよね。
それに、素敵なブランドで、素敵な洋服に囲まれて仕事ができていること自体にモチベーションを感じられます。
一時期は収入が下がったことにすごく気落ちしたこともありましたが、今では「それだったら出世して昇給してもらえばいいんだ」と割り切っています。
今回の会社では役職に就くとそこでようやくボーナスがもらえるそうです。
まずは、ボーナスがもらえるところを目指して頑張ろうと思っています。
今回の転職で、色んなことを学びました。
お客様が減って売り上げが下がっていくときの不安や無力感を体験して、待遇はそれほど良くなくともお客様がたくさん来て活気のある職場も体験して。
どちらも、アパレル販売の一側面なんだろうと思います。
そして、やっぱり私はアパレルが好きなんだなという再確認。
これからもずっと、アパレルの仕事をしていくことになると思います。
当分先の話ですが、いずれは自分でショップを開いてみたいです。
その理由は、「それができたら楽しそうだから」。
単純な理由ですけど、結局仕事はそれに尽きると、私は思うんです。
楽しいから、頑張れる。
何歳になって実現できるか分かりませんが、おしゃれで素敵なショップを経営する自分をイメージしながら、毎日の仕事を引き続き頑張っていきたいと思います。
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