「事務職として、もっと忙しく働きたい」という想いから医療事務に転職して。|私の転職体験談
転職前
- 職業
- 建設会社
- 職種
- 事務職
- 従業員規模
- 56名
- 年収
- 350万円
転職後
- 職業
- 市民病院
- 職種
- 医療事務
- 従業員規模
- 250名
- 年収
- 270万円
目次
ゆいさんの転職ストーリー
1これまでの私
漫然と繰り返してきた、事務の仕事。
私が転職したのは3年前です。
それまでは、ある建設会社で事務の仕事をしていました。
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数年前に結婚し、夫と二人で暮らしています。
夫婦二人での生活ですので、金銭的な問題はありませんでした。
事務の仕事ですが、30代の後半から始めていて、はっきり言うとやりがいを一度も感じられずにいました。
仕事内容がきつかったり、苦痛であったりするわけでもなく。
お給料も不満はありませんでした。
どちらかというと、私は「飽きて」いたのかもしれません。
40代を迎えてからそんなことを思うとは、自分でも驚きました。
もっと心からやりがいを感じられる仕事がしたい。
そう思ったのです。
2転職のきっかけ
必ず誰かの負担にはなるからこそ、強い決意を持って。
自分の年齢を考えると、そんなに簡単に転職を考えてしまってもいいものか、悩みました。
金銭的に不安は無いとはいえ、私が一度仕事を辞めてしまうと、その間の生活は夫の稼ぎに頼ることになります。
ですのでまずは夫婦二人で、じっくりと話し合うことにしました。
夫は、私のやりたいことをやってみるといいよ、と言ってくれました。
そこで私もようやく、転職についての踏ん切りがついたという感じです。
当時の私の会社の状況は、人手が足りていない状況でした。
そんな最中に私が抜けてしまうと、当然ですが迷惑をかけることになります。
ですので私は、次の新入社員が入って来る10月のタイミングまで、退職を待つことに決めました。
もちろん、新しい方の育成期間などを鑑みると、結局迷惑をかけてしまうことにはなってしまいますが、あまり先延ばしにしすぎるのもよくないと思いましたので。
転職は今の事務の経験を、もっと活かせる職場に行きたいと考えました。
事務職として、もっと忙しく働きたかったのです。
調べていくうちに、事務職の資格について、社会人でも学べるスクールがあることを知り、退職後はまずそこに通うことにしよう、と思いました。
3転職活動中
医療事務の資格を取得。
退職後の2ヵ月間、私はみっちりスクールに通いました。
学費はこれまで貯めてきた貯金を切り崩してのものだったので、生活面では随分と夫に助けてもらいました。
私がスクールで取得したのは、医療事務の資格でした。
医療事務の仕事は、患者様とのコミュニケーションなど、「接客業」としての側面もあることから、より人と関われる素敵な仕事だという認識に至ったのでした。
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医療事務の資格は取得したものの、問題は「求人があるかどうか」でした。
いくら資格を持っているからとはいえ、医療の現場は未経験でしたし、年齢的にも若い人の方が歓迎されるのかもしれません。
実際に、転職活動はあまりスムーズには進みませんでした。
スクールの講師の方からも、どこか紹介先は無いかと相談しましたが、医療事務の仕事は引く手あまたの状況らしく。
その時私は、友人の一人に、医療従事者がいることを思い出したのです。
そのときほど、人の縁というものを感じたことはありません。
友人の紹介により私は、県内の病院で内定をいただきました。
4転職後
新しい職場で、待ち受けていた状況は。
苦労して転職をしたので、バリバリ働こうと、意気込んでいました。
そんな私に待ち受けていたのは、意気込みを打ち砕いてしまうほどの残業・残業の毎日でした。
はじめの数週間は、仕事に慣れていないこともあり、仕方のないことだと思っていました。
しかし、1ヵ月が経って、2ヵ月が経っても状況は改善されず、
- 私
-
(あぁ、私が仕事ができないだけではなく、元々こういう職場なんだ)
と悟った頃には、私はもう、やりがいを感じる気力すら無い状態で…。
せっかく苦労して就いた仕事でこんな思いをするなんて、とても残念でした。
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5その後、どうなったか。
転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。
今回の転職から私が得たポジティブな要素は、年齢に関係なくチャレンジすることはできると知ったことです。
それは大きな勇気になりました。
そして今、私はどうしているか。
実は無職です。
大変な仕事ではありましたが、何とか喰らいつこうと頑張っていました。
しかし、その病院自体が潰れてしまったのです。
しばらくは落ち込んで何もできませんでした。
今までの苦労はなんだったのかと、叫びだしたくなるくらいでした。
しかし、私に勤め先を紹介してくれた、同じく無職となってしまった友人と二人、「また別の場所を探そう」と励まし合いながら、再び転職活動を始めています。
この歳になっての転職は、本来であれば孤独なものだと思います。
そんななか、情報を共有し合える同じ境遇の友人がいることは、大きな支えになっています。
これまでの経験や、そこから学んできたことは決して無駄にはならないと私は信じています。
40代も半ばを過ぎたって、人生はまだまだこれからです。
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