転職エージェントの悪い評判は本当? ネットの口コミ評価を見極める方法
[最終更新日]2024/08/29
転職エージェントに登録してみよう!と思ったとき、登録する前にネットで評判や口コミを検索してみる人もいることでしょう。登録しようと思ったものの、ネットで悪い評判をいくつも見かけると、登録をためらってしまう人もいるはずです。
目次
1)【転職エージェントの悪い評判】の裏側にある「理由」
転職エージェントの悪い噂はどうしても気になるものですし、できればリスクは避けたいと考える人が多いため、「評判が悪そう=登録をやめておく」という行動を取るケースもあるはずです。
ただし、悪い評判を書かれてしまっている理由をもう少し深掘りしてみると、ネットで見かける転職エージェントの悪い評判にはいくつかの典型的なパターンがあることが見えてきます。まずは、なぜ転職エージェントに悪い評判が立つのか、その理由について考えてみましょう。
転職エージェントに悪い評判が立つ主な理由
良い評判を積極的に書き込む人は少ない
転職エージェントを利用して希望通りの転職が実現できた人は、その時点で一定の満足感を味わっています。反対に、転職エージェントを利用したにも関わらず希望条件に合った転職先が見つからなかった人は、その理由や原因がどうであれ、不満や苛立ちの感情を抱えています。
積極的にネットに評判を書き込みやすいのはどちらの人だろうか?と考えたとき、自ら書き込むという行動を取りやすいのは明らかに後者でしょう。
このように考えてみると、転職エージェントの口コミ情報には良い評判よりも悪評のほうが集まりやすいことが分かります。
中には良い評判を書く人もいるかもしれませんが、満足を超えた「感動」「感謝」がよほど大きくないと、積極的に転職エージェントを持ち上げるレビューを書くということはないでしょう。
転職エージェントのサービス品質はアドバイザーとの「相性」に左右されやすい
転職エージェントの悪評の中には「対応が不快だった」といった漠然としたものも含まれています。なぜこのような評判が立ってしまうのでしょうか。
転職エージェントの評判と聞くと、運営会社全般の評判を指しているように受け取りがちですが、それぞれの転職希望者がコンタクトを取ったのは担当キャリアアドバイザー1人だけだった、というケースが圧倒的に多いはずです。
つまり、転職エージェントの評判とは「担当者の評判」とほぼ同義なのです。
キャリアアドバイザーも人間ですので、転職希望者によって合う・合わないがあるのは避けられません。相性が良ければ面談や求人紹介がスムーズに進み、高い満足度を得られるでしょう。
反対にそもそも相性が良くなければ、キャリアアドバイザーがどんなに尽力しても不満のほうが勝ってしまうことが多いはずです。このように、転職エージェントのサービスの品質は担当者との相性によるところが大きいのです。
転職エージェントにも「ノルマ」が存在する
転職エージェントの悪評の中には「転職を急かされた」「希望条件に合わない求人まで大量に紹介された」といった声が散見されます。なぜこうした声が出てくるのでしょうか。
転職エージェントは成功報酬型のビジネスです。転職希望者が入社してから、初年度年収の3割ほどを転職先企業から受け取る仕組みになっています。この仕組みのおかげで、転職希望者自身は無料で相談に乗ってもらえて、かつ求人を紹介してもらえるわけです。
仮に転職希望者の相談に乗るだけ乗って、入社まで漕ぎ着けられる人が1人もいなかったとしたら、そのキャリアアドバイザーは「実績ゼロ」ということになってしまいます。
転職エージェントも営利企業ですので、企業としての売上目標があり、その数字が個々のアドバイザーのノルマになっています。転職エージェントも当然ながらビジネスである、という視点を持っておくことは非常に重要なのです。
2)悪い評判は本当?ネットの評判の見極め方
転職エージェントに対する悪い評判が立ちやすい理由について見てきましたが、いざ悪い評判を見かけてしまうと「登録しよう」という気持ちが薄れてしまうのも事実です。では、悪い評判が事実かどうかをどのように見極めたらいいのでしょうか。
ネットの情報の真偽を判断する上で気をつけることはいくつかありますが、転職エージェントの評判について言えば悪い評判の真偽を見極める上で重要なポイントが3つあります。それぞれのポイントについて確認していきましょう。
ネット上の転職エージェントの評判の見極め方
「悪い評判」の原因がエージェントにあるのかを考える
そもそも悪い評判を書き込む人は、腹いせや鬱憤晴らしのために書いている人が多いものです。不満や怒りを感じる根本的な原因は「転職活動がうまくいかなかった」「理想とする転職先に決まらなかった」といったものがほとんどでしょう。
ところで、転職が思った通りにいかなかったのは転職エージェントのせいでしょうか。
もちろん転職エージェント側の不手際や不十分な対応が原因だったという場合もあるかもしれませんが、単に自分自身の認識不足や準備不足が原因の場合があります。そういったケースの口コミには、次のような特徴があります。
- 担当者に対する漠然とした不平不満に終始している(無愛想だった、若くて頼りなかった、など)
- 転職エージェントのターゲット層から外れていたこと窺わせる(紹介できる求人がないと言われた、など)
- 説教をされた、アドバイスが上から目線だった、といった不満(準備不足で担当者が呆れてしまっている)
こうした傾向のある口コミは、転職エージェントに原因があるというよりは転職希望者側に否があります。転職エージェントのサービスの質を判断するのは性急ですので、注意が必要です。
発信者が誰なのか「ソース元」を確認する
口コミサイトは、大前提として誰でも書き込めます。本当に転職活動を経験し、転職エージェントを利用した感想を率直に書いている人もいるはずですが、中には嘘やでっちあげを書く人も全くいないとも限りません。
もっともらしい感想のように見えても、よく読んでみたら「…という噂を聞いたことがある」「もう10年以上前のことですが…」といった真偽の怪しい情報だったりすることもめずらしくないのです。
口コミサイトの性質上、気になる評判を見かけたら必ず発信者を確認し、どのような立場の人が書いたものなのかを確かめましょう。「非公開」「匿名希望」であれば、その口コミの内容を全面的に信頼するわけにはいかないはずです。
反対に、「〇年頃在籍」といった具体的な情報を公開している場合、口コミを書かれている企業側も誰が書いたものなのかある程度推測できる可能性があります。つまり、個人が特定されても支障がない内容なので堂々と書いているわけです。
もちろん在籍年度を偽ることもできてしまいますが、全くソース元の不明な情報よりは信頼度が高いと考えていいでしょう。
良い評判ばかりの転職エージェントにも注意が必要
あまり聞いたことのないマイナーな転職エージェントであるにも関わらず、ごく少数書かれている評判がすべて良い口コミだと、「ここは良質なエージェントなのでは?」と考えてしまいがちです。
しかし、ここには落とし穴があります。前述の通り、口コミサイトは誰でも書き込めるのが特徴ですので、転職エージェントの「中の人」が利用経験者のふりをして書き込むこともできてしまいます。
転職エージェントが自社の評判を上げるため、口コミサイトを利用して宣伝行為をしている可能性があるのです。
こうした自作自演型の口コミにはある特徴があります。それは「良いことしか書かれていない」という点です。
口コミなので、どんなに優れたサービスであっても多少は不満や改善要望が書かれているのが普通ですが、自社のことを書いている場合はそもそも宣伝のために書いていますので、わざわざ悪い点を書かないことが考えられます。
「…が最高でした」「絶対におすすめです」といった過剰な持ち上げ方をしている場合も、同様の理由で注意が必要です。
3)本当に「評判の悪い」エージェントを避けるために注意すること
ネットの口コミ情報は信用できないものも含まれていることについて触れてきましたが、中には本当に評判が悪く登録を避けた方がよい転職エージェントも存在します。こういったケースは登録前に見極めるのが難しいため、登録後に利用を開始してから早い段階で判断することが重要になります。
「もう登録してしまったから」「面談をしてもらったから」とあきらめてしまうのではなく、良くないと思ったらすぐに決断に踏み切ることが大切です。
評判の悪いエージェントを避けるためのポイント
複数の転職エージェントに登録して質を比較する
とくに転職エージェントの利用が初めてという人は、1社だけ利用していると対応がいい加減だったとしても「こういうものかもしれない」と自分を納得させてしまいがちです。比較対象があることで、より客観的に転職エージェントの質の良し悪しを判断しやすくなります。
そこで、転職エージェントは初めから複数登録しておき、同時並行で利用していくことをおすすめします。
よくある事例として、ある転職エージェントでは「年齢的にご紹介できる案件はほとんどありません」と言われてしまったものの、別の転職エージェントでは「お持ちのスキルを求めている企業様はたくさんありますよ」と言ってもらえた、といったパターンが挙げられます。
これはサービスの良し悪し以外にも、エージェントごとに得意とする分野が異なることにも起因しています。複数社登録しておくことで、自分に合ったエージェントに出合える確率を上げてられるのです。
良いエージェントの特徴を知っておく
そもそも、「良いキャリアアドバイザー」の特徴とは、一体どのようなものなのでしょうか。
見極めるポイントとして、以下の3点を挙げておきます。
- 相談や悩みへの共感力に優れている
- 転職者の希望業界の知識がある
- 「今の仕事を続ける」という選択肢も与えてくれる
共通する特徴としては、転職者一人ひとりの話にきちんと寄り添い、適したアドバイスやサポートを行ってくれる、ということになるでしょう。
それは時には、自らのノルマを脇に置いてでも「今の職場に留まってはどうか」「焦らずにゆっくり考えてみましょう」といった選択肢も与えてくれます。
「この人は、私の転職についてちゃんと考えてくれている」と感じられるかどうか、3つのポイントも参考にしつつ見極めてみてください。
希望条件を率直に伝えて反応を見る
口コミサイトなどでよく見かけるのが「ゴリ押し」「向こうの都合で勧めたい案件」といった言い回しです。本来であれば転職希望者の希望条件をヒアリングした上で、条件に合った案件を紹介するのですが、そうではなく内定しやすそうな企業に押し込むエージェントも存在しますので注意が必要です。
こういった転職エージェントを避けるための方法としては、面談時に相手のペースに飲まれないように注意し、希望条件を率直に伝えることです。このとき、次のような反応が返ってきたら要注意です。
- 「そうですか」と言っただけで別の話をし始める(深掘りしない)
- なぜか「おすすめ」の業界や職種へと転換するよう勧めてくる
- 希望条件に対して「無理」など、頭ごなしに否定してくる
こうした傾向が顕著なら、別の転職エージェントを検討したほうがいいでしょう。
アドバイザーとの相性が悪い場合は担当変更を依頼する
アドバイザーとの相性が悪いと確信したら、すみやかに担当変更を申し出ましょう。面談終了後にエージェントへ電話を入れて伝えれば問題ありません。どの転職エージェントにも複数のアドバイザーが在籍しており、申し出れば担当を変更してもらえます。
「一度面談してもらったから申し訳ない」と遠慮してしまうと、合わないと思っている人と連絡を取り合うことになり、転職活動がスムーズに進まなくなる原因にもなりかねません。
人間同士のことなので、同じことを伝えていたとしても「ズケズケとモノを言うタイプは苦手」という人もいれば、「はっきりと言ってくれる人のほうがありがたい」と感じる人もいます。
このあたりは個々人の感じ方次第のところがありますので、合わないと思ったら即担当を変えてもらうようにしましょう。
4)おすすめの転職エージェント【実際に利用した人の良い評判・悪い評判】
ここからは、おすすめの転職エージェント4社について、おすすめポイントとともに実際に利用した人の評判をご紹介します。評判については、「良かった点」「残念だった点」の両方を挙げてもらっていますので、ぜひ注意深く読んでみてください。
「残念だった点」は「良かった点」の裏返しになっていることもあると気づく点も多いはずです。ここまでご紹介してきた口コミの見極め方や注意点を復習しつつ、自分に合った転職エージェントを探してみましょう。
マイナビエージェント
「書類添削・面接対策が手厚い」という評判が多い
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書類作成、面接準備のサポートの手厚さが特徴。とくに「はじめての転職で、不安…」という人におすすめです。
マイナビエージェントは転職成功に向けて熱意を持って取り組んでくれることで知られています。手堅く内定しそうな案件を紹介してくるというよりは、内定する確率は高くなくてもチャレンジする価値のある企業を紹介してくれる、というイメージです。
キャリアアドバイザーが転職希望者と密に連絡を取りながら伴走してくれますので、一定期間内に必ず転職を成功させたいと考えている人や、なるべく早く転職したいといった急ぎの転職の人におすすめです。
大手企業の案件数こそ大手エージェントと比べて少なめですが、中小企業の優良な求人を多数抱えていることでも有名で、他のエージェントでは見つからなかったレア求人に出合える可能性もあります。
マイナビエージェントを実際に利用した人の評判・感想
- りんさん
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【良かった点】
2回目の転職の時に登録しました。ネットの口コミには、他の大手の転職エージェントに比べて求人の数が少ないと書いてあったのですが同時に登録していた他の転職エージェントよりも多くの、しかも希望に合った求人を紹介してくれました。
他社のエージェントや求人サイトに出ていない非公開の求人を紹介してもらえたので、非常に助かりました。経験もスキルも高くなかったので、他のエージェントは受かる確率が低い求人はあまり紹介してくれないのですがマイナビエージェントは、多少受かる確率が低くてもチャレンジをさせてくれて、サポートもしてくれたので転職活動に非常に役に立ちました。
(りんさん/30代/営業/年収515万円)
- blackies
さん -
【残念だった点】
マイナビエージェントの長所と表裏一体なのですが、連続で企業を紹介され、また面接を行っても手ごたえがなく少し疲れていたときにも次から次へと矢継ぎ早に紹介され、少しうんざりしてしまったということがありました。
精神的なケアも必要ということで手厚さも必要なのかもしれませんが少しは放っておいてほしい時には放っておいてほしいと思いました。
もっとも、だからこそ就職が決まったといえばそうなのですが、少し自分自身を見つめなおしたいと思ったときにも頻繁に連絡が来たものでサポートが手厚すぎるという贅沢な悩みではありましたがその点が強いて言えばマイナビエージェントの残念な点かなと思いました。
(blackiesさん/40歳/人材派遣業界・マネージャー/年収400万円)
マイナビエージェントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約6.5万件(2024年8月現在) |
とくに多い職種 | 営業職|マーケティング|広報|人事|経理|クリエイティブ(Web・編集・制作など)|ITコンサルタント|システムエンジニア|金融アナリスト|調査・分析|看護師|薬剤師|保育士|不動産専門職|建築・設計アシスタント|デザイナーなど |
業界・職種ごとの専任サポートチームが「じっくり親身になって」支援してくれるのがマイナビエージェントの強み。サービス入会時に登録する情報で担当が決まりますので、経歴・希望条件は丁寧に記入しておきましょう。
リクルートエージェント
実績豊富なエージェントからのサポートを希望する人におすすめ
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国内No.1の求人数の豊富さ!担当者からの的確かつスピーディな支援も受けられるので、「なるべく早く転職したい」人に特におすすめのエージェントです。
リクルートエージェントは、国内No.1の求人数と転職支援実績を誇る転職エージェントです。
求人数の豊富さもさることながら、担当するキャリアアドバイザーの優秀さとスピーディな対応も、多くの転職者からの高評価を得ています。
更には、大手企業とのリレーションも厚く、「他の転職サービスでは紹介してもらえなかった求人を、リクルートエージェントで紹介してもらえた」というケースも少なくありません。
職歴書を半自動で作成できる「職務経歴書エディタ」や面接時のノウハウを学べる「面接力向上セミナー」といった転職支援ツール・サービスも豊富で、「今回が初めての転職」という人から「キャリアアップを目指したい」という人まで幅広く利用価値のある転職エージェントです。
リクルートエージェントを実際に利用した人の評判・感想
- CY517
さん -
【良かった点】
初めての転職エージェント利用であったため不安だらけでしたが、リクルートエージェントのキャリアアドバイザーの方はそんな不安をきれいに払しょくしてくれました。
面談を通して応募書類の添削、面接アドバイスなどが的確でわかりやすく、担当の人を信頼して利用できました。
私が希望した業界以外にも私を高く評価してくれるであろう求人を紹介してもらえるなど、全体的に満足できるものでした。
あと良かったのは、私は「この業界で働きたい」という固定観念が強かったのですが、担当キャリアアドバイザーの方は「その希望業界だけで縛ると転職できるチャンスがなかなか訪れない」と現実的なアドバイスをくださったので、納得感を持って転職活動を続けられました。
(CY517さん(大阪府) 医療事務・30代後半・女性・年収400万円)
- まつこ
さん -
【残念だった点】
リクルートエージェントの対応は親切であったと思います。
何度か面談していただいて自分のニーズをヒアリングしていただき、それにあった企業を紹介してもらいました。一社受けただけで内定が決まったので転職が早く決まって良かったと思いました。ですが、実際入社してみると色々前に訊いていた条件と違うところがあって。
家から1時間以内で通える範囲で転職することを希望していたのですが、実際には家から2時間以上かかる勤務地に配属されてしまいました。またそのキャリアアドバイザーから「気軽に始められる仕事ですよ」と強調されましたが実際には人間関係を深め、かなり大変で厳しい職場環境でした。
(まつこさん(東京都) 人材営業・20代後半・女性・年収300万円)
リクルートエージェントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約45万件(2024年8月現在) |
とくに多い職種 | 営業・販売・カスタマーサービス|企画・マーケティング・経営|管理・事務|物流・購買・貿易・店舗開発|コンサルタント|金融専門職|不動産専門職|クリエイティブ|SE・ITエンジニア|エンジニア(設計・生産技術・品質管理)|建築・土木|医療・医薬・化粧品など |
リクルートエージェントのサポートは効率的かつスピーディに進みます。日頃の活動にかけられる時間を確保しておくと、より有意義にサービスを受けられるでしょう。
doda(デューダ)
担当者から積極的な提案を受けたい人におすすめ
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都市部・地方ともに豊富な求人と、担当からの積極的な提案が特徴。企業からのスカウトも多く、たくさんの求人に接していきたい人におすすめの転職エージェントです。
dodaは国内の転職サービスの中でも求人数の多さでは屈指のレベルで、転職エージェントとして利用した場合にも多くの案件を紹介してもらえることで知られています。
dodaのWebサイト上で見られる求人以外にも、エージェントサービスでは非公開求人を多数保有しており、中にはdodaにしかない独自求人もありますので、さまざまな選択肢を検討した上で納得して転職先を決めたいと考えている人におすすめの転職エージェントです。
エージェントに登録後、求人紹介のメッセージが多く届いたという感想が多く見られますので、じっくりと厳選した求人だけを送ってほしいという人には不向きなところがあります。反対に、とにかくたくさんの求人を見ておきたいという人にとっては、最適な転職エージェントと言えるでしょう。
dodaを実際に利用した人の評判・感想
- tiさん
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【良かった点】
転職活動時に他のサイトと併用してdodaを利用していましたが、他のサイトと比べて取り扱っている求人数が多い印象がありました。
また、非公開求人などdodaでしか見ることの出来ない特別な求人も多数あり、就職先の選択肢が広がるというメリットはあります。
担当者から直接電話で連絡が来たりするので、文字に起こしづらい自分の素直で正直な思いを親身に聞いてもらえるため安心感があり、一人ではなく担当者と一緒に転職活動しているような気分になれます。また、担当者と面談や電話で話をした際、条件が合う求人があればその場で紹介やエントリーをさせてもらえるのも行動力があって好印象でした。履歴書や職務経歴書の書き方なども気軽に聞けるのも頼もしいです。様々な転職フェアなどのイベントもdodaのサイトのトップページから知ることが多かったです。
そういったイベントでは企業の人と直接話が出来たり企業の雰囲気を肌で感じることが出来るので、非常に参考になりました。総合的に見て、他のサイトと比べると担当者が求職者への働きかけを積極的に行っているのが強みだと言えるでしょう。
(tiさん/20代/製造業・技術職/年収400万円)
- tiさん
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【残念だった点】
一番気になったのは、求人紹介のメールが一日に何十件も送られてくることです。
自分が提示した条件に合致した求人なのであれば数十件来ても好意的に受け止められますが、私の場合8割くらいは全く条件に合っていない求人の紹介でウンザリしました。
事前に「自動車の運転免許は持っているがペーパードライバーで運転に自信が無い」と伝えてあったのにも関わらず、配送やタクシードライバーなどの求人が紹介された時には流石にがっかりしました。また、企業にエントリーした際、数日待っても企業から全く連絡が来ませんでした。
その旨をdodaに連絡しても対応して貰えたのかどうなのか、結局何の連絡も来ずに終わってしまいました。他のサイトの中には、企業から連絡がない場合は求職者から連絡しなくても企業に問い合わせてくれるサイトもありましたし、少なくとも求職者から運営に連絡すればその後企業側から必ず連絡が来ました。
最後まで連絡が来なかったのはdodaだけでした。一生懸命求職者に寄り添おうという思いとは裏腹に対応がおざなりになったり、雑になったりするイメージが強いです。
(tiさん/20代/製造業・技術職/年収400万円)
dodaの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約26万件(2024年8月現在) |
とくに多い職種 | 営業職|企画・管理|技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)|技術職(組み込みソフトウェア)|技術職(機械・電気)|専門職(コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人)|クリエイター・クリエイティブ職|販売・サービス職|公務員・教員・農林水産関連職|事務・アシスタント|医療系専門職|金融系専門職など |
dodaは求人を自分から応募可能ですが、エージェント経由でのみ紹介される非公開求人も多いです。担当エージェントには初回面談時に希望条件をしっかり伝えておくことで、より有意義なサポートを受けられるでしょう。
パソナキャリア
「アドバイザーから丁寧なサポートを受けた」という評判が多い
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ひとりの転職者に平均20時間のサポート。「じっくり丁寧なサポート」を求める人におすすめです。
パソナキャリアは面談がきめ細やかでサポートが頼りになることで知られる転職エージェントです。他のエージェントでは踏み込まないような細かな部分にまで労を惜しまず取り組んでくれるところがあり、一人ひとりの転職希望者を強力にサポートしたいという熱意が感じられます。
転職後に「思っていた会社と違った」といったミスマッチが生じることがありますが、求人から仕事内容や社風を全て読み取るのは困難です。
実際に働いてみないと分からないことも多々あるのは事実ですが、企業に出入りできるキャリアアドバイザーを通じて、より実際の状況に近い生の情報を入手することも可能です。転職後のミスマッチを極力避けたいと思っている人は、パソナキャリアを頼ってみるといいでしょう。
パソナキャリアを実際に利用した人の評判・感想
- yuki
さん -
【良かった点】
パソナキャリアを利用してよかったところは、まず何よりも手厚いサポートとアドバイスをしてくださる個々人ごとに担当してくださるキャリアアドバイザーの存在でした。
悩ましい事態に陥っているとき、また、転職活動中の心のケアまで、親身になって相談に乗ってくださったので、大変頼れる存在であるだけでなく、途中で挫折しまいそうになる自分を何とかつなぎとめられました。
フォローや面談サポートとして、個別具体的なメールをくださったり、的確な求人を紹介していただけ、至れり尽くせりで、こんなにお世話になってしまったいいものかと逆に驚かされてしまいました。
具体的なサービス内容として、私が迷っている求人について、すべて調べてくださり、実際に勤務している方にアポイントを取って、実際の口コミを聞いてきてくださり、働きやすさや企業カラーをわかりやすくご教示いただけたところがうれしかったです。
(yukiさん/38歳/製造業・事務/年収350万円)
- てっちゃん
さん -
【残念だった点】
営業の仕事を多数紹介されたのは残念に思っています。営業の仕事は視野に入れて転職活動をしていなかったことと希望していない業種として伝えてあったので少し困りました。
紹介された営業の仕事は年収が高く満足できるものでしたが、営業の仕事は最初から視野に入れていませんでした。
また積極的に求人を紹介してくださったことは良いのですが、もう少し質の高い求人を紹介してくれることを期待していました。前職と変わらない年収の求人や残業が多い求人など多かったです。
(てっちゃんさん/28歳/ 医療機器メーカー・製造/年収380万円)
丁寧なサポートゆえに、転職者のやる気、熱意も求められます。転職するにあたって「これだけは譲れない」という希望条件を持っておくと、担当エージェントも求人紹介がしやすくなります。
パソナキャリアの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約4.0万件(2024年8月現在) |
とくに多い職種 | 営業職|管理・事務|IT・Webエンジニア|技術職(電気・電子・機械・化学)|クリエイティブ|マーケティング・企画|コンサルタント・士業|販売員・サービススタッフ|研究・開発(メディカル)|専門職(Web・IT・ゲーム|金融|不動産・建設)など |
JACリクルートメント
アドバイザーのキャリア相談の品質が高いという口コミ多数
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ミドルクラス・ハイクラスの転職 満足度で6年連続No.1!(オリコン満足度調査2019-24年)利用者からは「相談の手厚さ」と「適切なマッチング」への評価が高いです。
JACリクルートメントはキャリアアドバイザーの専門性が高く、業界に関する情報や実務レベルの話を理解して伝えてくれるといった点が転職希望者の支持を集めています。
もともとハイクラス人材向けの転職サービスを打ち出しているだけに、キャリアアドバイザー側もふさわしいレベルの対応ができるよう、業界ごとにチームを組んで情報収集するなど、ワンランク上のクオリティのサービスを受けられます。
面接対策として、企業が求めている人材像にぴったりとはまるよう、転職希望者の強みをうまく伝える方法を考えてもらえます。また、応募先企業に関する情報提供も非常に詳しくしてもらえるので、不安や疑問点を残すことなく面接にのぞめるでしょう。
JACリクルートメントを実際に利用した人の評判・感想
- 明るいナショナル
さん -
【良かった点】
スカウトされての応募でしたが、詳しい情報提供があり、疑問点にも丁寧に答えていただけたので、応募から内定までうまくリードしていただいたというのが全体的な感想です。
面接対策のため、面接官の情報や他の候補者の面接時の状況などの共有がありました。アピールポイントを明確にしたり、熱意をどのように伝えるかについてのアドバイスは大変役にたちました。
そのほかの詳細な社内の状況についての状況も正確でした。面接は3回ありましたが、いずれも的確なアドバイスでした。内定後も処遇の交渉ではこちらの希望をうまく伝えていただき、特に入社日については調整いただけたので、前職も円満に退職できました。
(明るいナショナルさん/50歳/食品製造・経営管理/年収800万円)
- ジョン
さん -
【残念だった点】
応募を希望してから選考日時が決まるまで全く連絡がなかったのが、困りました。
二週間以上連絡がなかったので、選考の進捗状態がわからずにやきもきし、こちらから確認に連絡をすると初めて状況を教えてくれたので、書類選考など選考途中でも定期的に連絡を報告してくれるとよかったと思います。
また、最初に登録した際に全く連絡がありませんでした。一週間が経過してから連絡し、初めてキャリアアドバイザーから連絡があった時には本当に安心して利用できるか不安になりました。さらに定期的に利用状況についてのアンケートがメールで届きましたが、利用状態でアンケートに赤裸々に答えるのは抵抗があり、アンケートを依頼するならすべてのサービスを利用後に答えるようにするなどタイミングを考えてほしいと思いました。
(ジョンさん/36歳/サービス業・営業/年収300万円)
JACリクルートメントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約2.0万件(2024年8月現在) |
とくに多い職種 | サービス|商社|流通|消費財|マスコミ|建設・不動産|金融|IT・通信|WEB|EMC|コンサルティング・シンクタンク・事務所|メディカル・バイオ|医療・介護・福祉など |
サポートの充実がウリのJACリクルートメントですが、求人数は少なめです。登録の際は希望条件をやや広めに&他の転職サービスにも登録しておくのがおすすめです。
より専門分野に関わるサポート・アドバイスを受けたい人は「特化型」の転職エージェントも利用しよう
目指す業界・職種などの分野が明確にある人や、上記に紹介した転職エージェントを既に利用していて、「あまり適切なサポートを受けられなかった」という方は「特化型」の転職エージェントがおすすめです。
特化型の転職エージェントは、特定の分野に精通したエージェントがサポートと求人紹介をしてくれます。
これからのキャリア形成・働き方について、「この分野に詳しい人に相談したい」という人にもおすすめでしょう。
タイプ | ITエンジニア | ITエンジニア | IT・Web業界 | リーダー・マネージャー | リーダー・マネージャー | リーダー・マネージャー | リーダー・マネージャー | 会計・経理・税務・財務 | マスコミ・メディア | アパレル・ファッション | 管理部門 | 外資・グローバル | 外資・グローバル | 製造系エンジニア | 介護・福祉 | 介護・福祉 |
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サービス名 | マイナビIT AGENT | レバテックキャリア | ワークポート | doda X | JACリクルートメント | リクルートダイレクトスカウト | ビズリーチ | ジャスネットキャリア | マスメディアン | クリーデンス | MS Agent | エンワールド | ロバート・ウォルターズ | メイテックネクスト | レバウェル介護 | かいご畑 |
メリット |
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デメリット |
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公開求人数 | 約2.1万件 | 約2.5万件 | 約11万件 | 約6.0万件 | 約2.1万件 | 約40万件 | 約14万件 | 約4,000件 | 約4,900件 | 約1,400件 | 約1.0万件 | 約900件 | 約1,900件 | 約1.6万件 | 約23万件 | 約9,000件 |
得意業界/職種 | IT・Web | IT・Web | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | 会計・経理・税務・財務 | マスコミ・メディア | アパレル・ファッション | 管理部門・士業 | 外資系 | 外資系 | 製造系エンジニア | 介護・福祉 | 介護・福祉 |
対象地域 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | 関東・関西・中部(東海) | 東京・大阪 | 関東・関西・東海 | ◎全都道府県 | 東京・愛知・大阪+海外 | 東京・愛知・大阪+海外 | 東京・名古屋・大阪・福岡 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | |
おすすめの人 |
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公式サイト |
表内の求人数は2024年11月時点のものです。
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まとめ)転職エージェントの評判・口コミは「半信半疑」を基本にしよう
口コミの評価が高い飲食店に行ってみたら、実際はそれほど大した味ではなかったとか、自分の好みではなかったといった経験を持つ人は多いのではないでしょうか。口コミは主観的な言葉で綴られていますので、万人に通用するものではありません。
「こういう感想を持った人もいた」「でも自分の場合は違うかもしれない」といった、半信半疑のとらえ方を基本にしておく、ぐらいがちょうどいいのかもしれません。
口コミを真に受けて応募を決める/取りやめる、といった判断の仕方はリスクが高いので、複数の情報源にあたっておくなど、自分でじっくりと調べることを忘れないようにしましょう。