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教員が別の学校に転職して大変化!環境が変われば「当たり前」も変わる|転職体験談

転職前

BEFORE
職業
教育関係
職種
教員
従業員規模
50人
年収
520万円

転職後

AFTER
職業
教育関係
職種
教員
従業員規模
400人
年収
420万円

目次

はちさんの転職ストーリー

1これまでの私

県立高校の教員として社会人生活をスタート

教室のイメージ画像

県立高校の教員として社会人生活をスタートしたのは、今から約7年前。現在も教員として働いています。夫も教員で、二人暮らしをしています。

普段から、多くの生徒と関わりながら、楽しく魅力的な授業を展開することを大切にしています。
教育は、未来の社会を担う生徒を育成するとともに、彼らの人生の重要な分岐点を支えることができる、やりがいのある仕事です。

もともと計画性をもって物事を着実に進められること、面倒見が良いこと、粘り強く継続して取り組める性格もあり、教師の適性はあると分析しています。

ただ、課題もあります。一人で多くの問題を抱え込みがちな傾向は、今も向き合い続けているところです。

2転職のきっかけ

前職高校教員はストレスだらけ

ストレスを感じる教員

転職を考えるようになった理由は、前職の高校は長時間労働や休日出勤が常態化していたからです。

さらに、若手に仕事が偏りがち、決して良好ではない人間関係、上司からのパワーハラスメント……。フラストレーションは溜まる一方でした。

教員になって6年目の28歳のとき、私はとうとう転職を決意しました。
30代に入ると採用の選択肢が狭まることや、キャリアの方向性を決める時期でもあると考えたからです。

また、結婚やライフイベントを考えると、若いうちに新しい環境にチャレンジしておく方が良いと感じました。

3転職活動中

安心の転職活動を支えた夫と貯金

家族との公園風景

転職を決意したものの、当時の長時間労働が続く職場では転職活動との両立が難しいと判断し、退職後に本格的な転職活動を始めることにしました。

退職後は「自分だけ仕事をしていない」という焦りを感じることもありましたが、家族の存在が大きな支えでした。特に夫の気遣いとサポートのおかげで、転職活動に集中することができました。

最も役立ったのは、事前の貯金準備です。私の場合、約半年間の無職期間がありましたが、車のローンや生活費に困らないよう十分な貯金を確保していたことで、大きな不安なく活動に臨めたと思います。

転職先は、これまでのスキルを活かせることはもちろん、やりがいを感じられる教員の仕事を中心に探しました。

当初は公立(県立)高校の教員採用も考えましたが、環境を大きく変えたいという思いが強くあったため、「県立高校ではなく私立高校を目指そう」と方針を定めました。

マイナビ転職やdodaなどの転職サイトに登録し、その他複数の転職エージェントとも面談しました。

中には、求職者の意向を尊重しないエージェントもいました。
早く転職を決めさせようとする担当者や、こちらの希望を無視するような対応に傷つくこともありました。

エージェントのアドバイスは「参考程度」に留め、自分の希望や価値観を大切にしながらマイペースで進めることが重要だと学びました。

結果として、希望通り前職と同じ教員教育系の職種に就くことができました。

4転職後

同じ教員でも、環境が変われば全く違う

転職先の教員をする教室

新しい職場は、前職と大きく異なる環境でした。

今のところ人間関係も良好で、気持ちよく働くことができています。在宅勤務など多様な働き方が可能な点も高い満足感に繋がっています。

仕事内容は前職と大きな違いがないため、スムーズに業務に取り組めています。同業転職のメリットを大きく感じるところですね。

給料に関しては少し下がりましたが、業務過多にならないよう調整しながら働くことができているので、総合的には満足しています。

いろいろと転職で改善できた点はありますが、一番良かったのは「周囲のサポートを受けられる環境が整っている」ことです。

前職では周囲も忙しく、相談しづらい雰囲気があり、一人で問題を抱え込むことが多くありました。
何かと一人を抱え込みがちなのは私の短所で、それが悪循環を生んでいたようにも思います。

しかし、今の職場では、困ったときやわからないことがあれば、周囲のサポートを受けながら業務を進めることができます。

前の職場は「習うより慣れろ」という風土でしたが、現在の職場では「ミスを防ぐために、わからないことは共有する」という考えが根付いており、安心して仕事に取り組める環境が整っています。

同じ仕事でも環境によってここまで異なる心持ちで働けることに、やや驚いてすらいます。

また、残業をよしとしない文化があるため、無駄な残業がなく、発生した場合も残業代がすべて支給されるので、不満を感じることはありません。

残業代なしの無償奉仕が当たり前だった前職とは、この点でも大きく異なると感じています。

5その後、どうなったか。

転職は「当たり前」を変える手段

転職先で自分らしく生きる女性

今回の転職を通じて、大きな気づきを得ました。

働く上で、職場によって「当たり前」が大きく異なることを痛感しました。

特に、新卒で入った職場で身につけた価値観や働き方は、その後のキャリアに大きく影響します。もしそこで、パワハラやセクハラ、無賃残業や休日出勤を「当たり前」と感じてしまうと、働きにくさを抱えたまま、最悪の場合は心身に悪影響を及ぼす可能性があります。

しかし、他の環境で働くことで、「当たり前」と思い込んでいた価値観を見直すきっかけを得られたり、自分に合った働きやすい環境に出会えたりすることもあります。

また、転職活動を経験したことで「仕事は今の職場だけではない」という安心感を得られたのも、大きな収穫です。余計な不安なく仕事に取り組めるようになりました。

今後は、いずれ同じ業界内で再び転職し「より働きやすい環境づくり」を推進していきたいと考えています。自身が転職を通して出会えた「働きやすい環境」を、若い世代にも広め、業界全体のアップデートに貢献できる人材になりたいです。

また、より専門的な知識を身につけ、多くの経験を積むために、現在は資格取得にも邁進しています。どこへ行っても活躍できるスキルを磨き、自身の市場価値を高めることを目指しています。

現在の職場には満足していますが、給与面ではまだ満足できていない点や、昇給があまり期待できないという課題もあります。そのため、市場価値をさらに高め、より良い条件で働けるように、さまざまなことに挑戦していきたいと考えています。

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