若い女性社員「A」との確執。そして私は、ブライダルサロンから不動産へと転職した|私の転職体験談
転職前
- 職業
- ブライダルサロン
- 職種
- 企画営業
- 従業員規模
- 12名
- 年収
- 500万円
転職後
- 職業
- 不動産会社
- 職種
- 営業事務
- 従業員規模
- 4名
- 年収
- 350万円
目次
まさよさんの転職ストーリー
1これまでの私
社会人になって、結婚して、離婚して、そしてまた働いて。
高校を出ていろいろな仕事をしてきましたが、30歳で結婚して、仕事は辞めました。
その後、37歳で離婚し、仕事をすることになりました。
以前したことのあるブライダル関係の会社に入りました。
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華やかな世界が好きで、結婚式に関する仕事は以前していた仕事のなかでも自分に一番合っていると感じました。
業界でも、比較的名前の知られたところで、私も責任を頂き、多忙でしたが、楽しかったです。
離婚後は、病弱な母親と一緒に住むことになりました。
母親の病気は治療にもお金がかかるものでしたし、また、他界した父が残した借金がいくらがあったので、私は働く必要がありました。
2転職のきっかけ
女性社員「A」との確執
ブライダルサロンで私は責任ある仕事を頂き奔走していましたが、ある時若い女性社員「A」が入ってきました。
私のもとで働くことになったその「A」という女性は、性格にとても癖がある人でした。
どんなふうに癖があるのかというと、一つ一つお願いすることに反論してくるのです。
もちろん、仕事というのはやり方はいくつもあって、「どれか一つだけ正解がある」というものではありません。
「A」の言い分もたしかにあるだろうと、私はその都度譲歩していきました。
ですが、あまりにも「A」の反抗心は一層に収まることがなくて。(多分、私のことが嫌いだったのでしょう)
さらには、「A」は社内で派閥のようなものをつくって、私の悪口を触れ回るようになりました。
- 私
-
(気にしないでおこう。気にしたら、余計相手の思うつぼだ)
私はそう思いそのままにしていましたが、次第に職場内で孤立するようになっていって。
食欲もなくなり、いつしか夜も眠れない日が多くなりました。
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心療内科に行ったところ、
- 先生
-
「働き過ぎなので、しばらく休むように」
と言われました。
しかし、仕事は多忙で休む余裕はありません。
それでも無理をして働いていたところ、ある日私は倒れてしまったのです。
しばらく家で療養しました。
そろそろ復帰できそうだと、職場にお詫びを兼ねての挨拶に行ったとき、そこで「A」が私の担当の責任者──つまり、私の上司になったことを知りました。
それによって、私の心は完全に折れてしまいました。
- 友人
-
「転職した方が良いんじゃない?」
以前から友人にそうアドバイスを受けていましたが、そのとき私も「そうしよう。もうここでは働けない」と思いました。
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3転職活動中
満身創痍での、転職活動。
40代での転職探しは大変な事でした。
また、体調もなかなかすぐれず、薬を飲みながらやっていました。
しかし、私が働かないと大変なことになります。
転職探しのサイトも見てみましたが、いい条件で出ている所は連絡をとってみると、すぐに先約が入っていたり、年齢で断られるところもたくさんありました。
そんななか、知り合いの不動産屋の方の紹介で、ちょうど求人を出しているところがあると聴きました。
特に経験とか年齢は問わないと言われたので、直接おうかがいしご相談したところ、社長さんに気に入っていただき、ほぼ即決で入社が決まりました。
本当にラッキーだったと思います。
不動産の仕事はやったことがありませんし不安はありましたが、社長さんから
- 社長
-
「やりながら覚えていけば良いよ」
と言われ、救われました。
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4転職後
転職先の新しい職場で、待ち受けていた環境は。
不動産会社の営業事務は私にとって完全未経験の領域でしたので、失敗はたくさんしました。
しかし、失敗することによって学べたということもありました。
社長さんはじめ、ほかの社員の方も親切で人柄がいい方ばかりでした。
前のブライダルサロンでは「いじめ」に近いことをされたので、あの時のことを考えれば本当に働きやすい環境になったと思えました。
収入はだいぶ減りましたが、お金には代えがたいものを得ました。
仕事に必要な資格(宅建ほか)についても、社長さんが応援してくださり、挑戦しています。
さらに、私は車の免許ももっていなかったのですが、教習所に通う時間も融通してくださり、免許を取得できました。
苦しかった日々が、暗雲がいっきに晴れていくような感じで変わっていきました。
5その後、どうなったか。
転職を振り返って、今思うこと。そしてこれから目指したいこと。
長く続けたブライダルサロンを辞めるとき、私は、
- 私
-
(本当に、辞めてしまってよいのか)
という葛藤もありました。
同僚の嫌がらせがあったにしても、それに屈してしまうのは、自分の負けではないかと。もっと自分は頑張れるのではないかと、自分を責めたりもしました。
しかし、友人から
- 友人
-
「もっと、肩の力を抜きなよ」
と言われました。
離婚して親の面倒をみなければならないと思った時、私はどんなことも受けて立たなければならないと、力んでいました。
結局、身体を壊してしまったのは、その結果であったということなのでしょう。
人間、無理なものは無理なんです。
そういう時は、立ち止まって、休んで、場合によっては日陰に避難することも大事でしょう。
「私は逃げたのではない。その後の人生を勝つために、考え、正しい選択をしたんだ」と、心から思えるようになりました。
その意味では、あの私をいじめた同僚にも感謝です。
あのことがあって自分を見つめられるようになったし、今の素晴らしい環境を得られたのですから。
実は今、社長からプロポーズされています。
社長は私より5歳年下ですが、真面目な方で一生懸命な方です。
できれば前向きに考えたいと思っていますが、その前に仕事の資格を取って、さらにスキルを身に着けていきたいと思います。
そして、お客様に喜んでいただくにはどうすればいいか、ということを常に考えながら、取り組んでいこうと思っています。
社長はゆくゆくは支店を出したいとのことで、私をそちらの担当につかせたいという構想もあるそうです。
しっかり力をつけて頑張りたいと思います。
40を過ぎて、こんな展開になるとは思ってませんでした。
たくさんの人々の真心に包まれてここまで来られました。
これからも人と人とのつながり大事にしながら、精進していこうと思います。
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