「ニュースが仕事で役立っている」人は74%。ニュースを見るメリットとは?|働く人400人へのアンケート
[最終更新日]2024/07/21
最近、日々のニュースをチェックできていますか?
世の中の動きや業界に関する最新の話題に触れておいたほうがよいと思いつつ、「なかなか時間が確保できない」「忙しくてニュースの閲覧まで手が回っていない」という人も多いのではないでしょうか。
今回は、社会人400名の方々を対象に実施したアンケート結果を元に、皆さんがどのくらいの時間をニュースのチェックに充てているのか、具体的に何のニュースを見ているのかを紹介します。
ぜひ参考にしてください。
アンケート概要
テーマ 「普段どのくらい、何のニュースを見ているかのアンケート調査」
集計期間:2023年7月20日~2023年8月2日
回答者:現在働いている、20代~50代 の男女
全400名 20代:44名 30代:144名 40代:136名 50代:80名
目次
1)6割の人は「毎日ニュースを見る時間を30分以内に収めている」
「1日にニュースを見る平均時間」の分布
「1日にニュースをどのくらいの時間見ますか?」という質問に対して、最も多かった回答は「21分〜30分」(24%)でした。
30分以内が全体の59%を占めており、約6割の方々は毎日ニュースを見る時間を30分以内に収めていることが分かります。
通勤時間など、隙間時間を利用してニュースをチェックするとしたら、毎日30分以内というのは現実的な数字といえるでしょう。
反対に1時間以上見ている人は全体の1割に留まっていることから、「ニュースを見る時間をあまり確保できていない」という人が多いのが実情といえます。
「1日にニュースを見る平均時間」男女別の分布
男女別に見た場合も、ニュースを見る時間の分布にあまり大きな違いはないことが分かります。
最も割合が高かったのは「21分〜30分」で、男性が24%、女性が23%という結果になっていました。
また、ニュースを見る時間が30分以内という人は男性は54%、女性は65%でした。
「1日にニュースを見る平均時間」年代別の分布
年代別に見た場合、ニュースを見ている時間は年代が高くなるほど多くなっていることが分かります。
ニュースをチェックしている時間が30分以内という人の割合は20代70%、30代64%、40代58%、50代44%でした。
20代はニュースを見ている平均時間がやや短めの傾向が見られます。
反対に50代はニュースを1日に30分以上見ている人が57%に達しており、半数以上の人はニュースを比較的よく見ているようです。
ニュースを見るメディア媒体で多いのは「テレビ」(65%)、「Webサイト」(63%)
「とくにどのメディアでニュースを見ますか?」のアンケート結果
ニュースを見るメディアで最も多かったのは「テレビ」で、全体の7割弱を占めていました。
次いで多かったのが「Webサイト」で、全体の6割強という結果になっています。
また、SNSやニュースアプリなど、スマートフォンでニュースを閲覧している人も比較的多く見られます。
一方、「新聞」は14%、「雑誌」は1%に留まっていることから、紙媒体でニュースを見る人は少ない傾向にあります。
年代別「とくにどのメディアでニュースを見ますか?」のアンケート結果
年代別のメディア比率ではテレビの割合がどの年代も高く、全ての年代で6割以上を占めていました。
また、Webサイトでニュースを見るという人は40代・50代に多く、いずれも6割を超えています。
若年層の傾向としては、20代は6割以上がSNSでニュースをチェックしており、20代・30代で新聞を見ている人の割合はいずれも10%を下回りました。
若い世代ほど新聞離れが加速している反面、SNSから情報を得ている人の割合が高い傾向があることがうかがえます。
2)「ニュースが仕事で役立っている」と答えた人は全体の74%
ニュースで得た情報が「仕事で役立っている」と答えた人の割合は、74%にのぼりました。
最新情報に触れることが、何らかの形で仕事に役立つと実感している人が多いことがうかがえます。
日々の仕事や暮らしの中でなかなかニュースを見る時間を取れないとはいえ、できればニュースをチェックした方がよいと感じている人も少なくないことでしょう。
年代別「ニュースが仕事で役立っている・いない」と答えた人の内訳
年代別に分けた場合も、やはりニュースが仕事に役立つと感じている人の割合が高いという結果が出ていました。
ただし、30代以降は7割以上の人が「ニュースは仕事に役立っている」と感じているのに対して、20代では7割を切っていることから、他の世代と比べてややニュースへの関心が低いことが窺えます。
前述の通り、20代はSNSでニュースを見ている人の割合が最も高い世代です。
SNSのタイムラインに流れてくる情報はニュースだけではないことから、必ずしもニュースだけに関心があるわけではないという結果の表れかもしれません。
「ニュースが仕事で役立っている・いない」人別の「1日にニュースを見る平均時間」の分布
上のグラフは、「ニュースが仕事で役立てている/役立っていない」の比率を、1日にニュースを見る平均時間の分布ごとに表したものです。
1日にニュースを見る時間が長くなるほど、「ニュースが仕事で役立てている」と答える人の割合が高まっていることが確認できます。
一方で、「21分~30分」から「1時間~2時間」までの間は、役立っていると答える人の割合は8割前後となっておりそこまで差はありません。
単に時間をかければよいということではなく、いかに効率よく有益な情報を得るかも重要ということでしょう。
「どんな点で役立っているか」の質問で多かった回答は「仕事上のコミュニケーション」
ニュースが役立っている点 | 割合(※複数回答) |
---|---|
仕事上のコミュニケーション | 54% |
業界動向・トレンドの把握 | 32% |
業務の効率化などに繋がるため | 15% |
事業の戦略立案・企画立て | 10% |
社会・世の中をより深く知るため | 18% |
その他 | 5% |
ニュースがどのような点で役立っているかを尋ねたところ、最も多かった回答は「仕事上のコミュニケーション」で、全体の半数以上を占めていました。
次に多かった回答は「業界動向・トレンドの把握」で32%という結果になっています。
世の中の動向を把握しておくことは、同僚や取引先とのコミュニケーションに役立つと感じている人が多いことが分かります。
「仕事上のコミュニケーション」と答えた人のコメント抜粋
-
会社の人とコミュニケーションを取る際に、その時話題になっているニュースがあると話しやすい。お互いに共通の話題がなくても、ニュースなど一般的に知られている内容は話題に出しやすく、当たり障りない会話ができる。
(ぶどうさん 30代 女性 神奈川県 |メーカー・事務/アシスタント 年収:200万円以下)
-
野球が好きな同僚が多いので、大谷翔平選手の活躍をニュースで見ておけば休憩時、話のネタにできるので以前よりもコミュニケーションを取りやすくなっています。関わりの少なかった社員とも話をする機会が増えたこともあり、社内で知っている人が増えて仕事をしやすくなりました。
(とりとりさん 30代 男性 北海道 |サービス・事務/アシスタント 年収:300〜400万円)
-
私自身が営業の仕事をしているので、お客様とのコミュニケーションの一つとして役に立っています。
会話の糸口としての利用や、お客様に話題も振りやすいため、寄り添った営業が出来るかと考えています。
特に年齢層が高めの方は、私が20代ということもあるため、最新のニュースや時事問題などを把握しているとお客さまにも良い印象を与えられるのかなと考えています。
(こーちんさん 20代 男性 熊本県 |建設/プラント/不動産・営業 年収:200〜400万円)
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今の日本のニュースを知ることで、お客様との雑談をするのに役立っています。私は生命保険の営業をしているのでお客さんとよく話をします。世間話などの雑談も良くするので、今のニュースを知っておくことで話題に困らずに済みます。
(玲子さん 50代 女性 埼玉県 |金融/保険・営業職 年収:400〜500万円)
社内でのコミュニケーションだけでなく、顧客や取引先との会話にもニュースの話題が役立つという意見が見られます。
ニュースに関する話題は誰とでも話しやすく、当たり障りがないので助かると感じている人もいるようです。
また、ニュースの話題を皮切りにコミュニケーションが深まることや、時事問題に通じていることで印象が良くなるといった点にメリットを感じている人もいます。
その日のトップニュースであれば、大半の人が何らかの情報を得ている可能性が高いことから、共通の話題作りに適したトピックとなり得るでしょう。
「話題にしやすい」「誰とでも話しやすい」という点にニュースのメリットを見出す人が少なくないことが分かります。
「業界動向・トレンドの把握」と答えた人のコメント抜粋
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取引先との商談の際に、最新のニュースから得た情報をもとに話を進めることができた。
また、競合先は触れてこなかった内容のため、最新動向を含んだ提案ができ、差別化ができ受注につなげることができた。
勤めている業界が情報の移り変わりが大きいため、常にアンテナ高く情報を拾いにいく姿勢が求められていると感じている。
(こうへいさん 20代 男性 東京都 |IT/通信・営業職 年収:500〜600万円)
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国内の出来事はサービス業に直接影響を及ぼします。また、輸出入品も多いので海外の出来事も重要です。
経済、ビジネスでは、株価の変動、円安ドル高等で購買に直接関わってくるため、消費者動向をみるのに役立っています。嗜好品なので、特に変動が大きくなります。
(リリさん 50代 女性 神奈川県 |小売・販売/外食/宿泊・販売/サービス業 年収:200万円以下)
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経済関係のニュースで世界の金融情勢がよくわかることが仕事にも役に立ちますし、自分の資産運用などにもとても役に立っています。日銀の金融緩和に関する動きやFRBの利上げ情報などは大変重宝しています。今後とも利用したいです。
(アイアンさん 30代 男性 愛知県 |金融/保険・販売/サービス職 年収:500〜600万円)
ニュースで得た情報が、仕事に直接的・間接的に役立っていると感じている人も少なくありません。
業界によってはトレンドの移り変わりが早く、最新の動向を注視しておく必要性を感じている人もいるようです。
特定の業界に関するニュースだけでなく、国内外の経済情勢や主な出来事について知っておくことが重要という意見も見られます。
中国・アメリカ・ドイツに次ぐ世界第4位の貿易大国である日本にとって、他国の情勢は決して他人事ではありません。
経済・産業のグローバル化が進む現代においては、国際的な動きを注視する必要性を感じている人も多いです。
ニュースを「仕事のために」閲覧する人が高い割合を占めていることは、社会人ならではの傾向といえるでしょう。
「業務の効率化などに繋がるため」と答えた人のコメント抜粋
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仕事に関係する内容の記事で、大きなミスや事故等が起きた時にどのような状況や場面で起きたのか見ています。また、成果を上げているやり方を見て私たちのところでも同じように再現できないものか確認したりもしています。
(Rukiさん 30代 男性 神奈川県 |医療/福祉・その他 年収:500〜600万円)
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ChatGPTのニュースを知った後に、仕事でChatGPTの社内の利用基準を策定する業務を任された。ニュースで得た知識を活用することで無事に利用基準を策定することができ、ニュースで知った内容が仕事で役立った。
(malamalaさん 40代 男性 千葉県 |メーカー・技術職(電気/電子/機会) 年収:700〜800万円)
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医療福祉のアドバイスを仕事でする場面がありますが、基本的なことだけでなく、最近の動向などを加えて説明すると非常に相手に伝わりやすいと身をもって知っているので、仕事で役立っていると思います。
いろんな角度から情報を与えることができると安心感にもつながるようです。
(おせつさん 40代 女性 徳島県 |医療/福祉・技術職(メディカル/化学/食品) 年収:200万円以下)
ニュースで得た最新情報や、コラムから収集した他社の事例などが業務に役立ったという声も聞かれます。
自身の担当業務を通じて得られる経験だけでなく、外部から情報を取り入れることで視野が広がったり、より客観的な視点で物事を観察できたりすることにメリットを感じている人も多いようです。
実際、「情報を掴んでいるかどうか」によって仕事の進め方や効率の良さが左右されるケースは少なくありません。
社会人になると、どうしても勤務先での担当業務や社内・業界内での動きが興味関心の中心になってしまいがちです。
新たな知識や情報を得るには、社外に目を向けたほうがよい場合もあるでしょう。ニュースを見ることは、思考や判断をより柔軟にし、視野を広げるためにも役立つのです。
「事業の戦略立案・企画立て」と答えた人のコメント抜粋
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世の中の最新の情報を得ることで、どのような方向性で世界は動いているのか?を把握することができる。
自社のビジネスの方向性と照らし合わせることで、どのような活動が必要になるのか?が、ぼんやりとでも見えてくることがあります。
人事の仕事をしているが、必要な制度を考えたり(制度設計)、採用の基準の軸を何にするのかを日々考えたりするきっかけとなります。
(ごまおさん 40代 男性 千葉県 |メーカー・事務/アシスタント 年収:800〜900万円)
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企画を考えるときに、ニュースで見た海外でのトレンドを参考にして考案した結果、多くの人から褒められてその企画が実際に上手く行ったことがありました。
やはり今何が流行っているのかをいち早く知ることによって、自分の仕事に活用できるようになるのは大きなメリットだと思います。
(けんたろうさん 20代 男性 北海道 |サービス・企画/管理 年収:200〜300万円)
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海外との輸出入関連の事業が会社内にあるため、経済や為替などの情報は役に立っていると思います。
また、為替自体が世界の経済や政治関連とも関連しているため、世界情勢を知ることも役に立っています。特に、輸出入に関しては、ウクライナ問題には注目しています。
(nanaさん 40代 女性 大阪府 |メーカー・企画/管理 年収:500〜600万円)
事業戦略や企画立案では、「今世の中では何が起きているのか」を知ることで「今後どうなっていくことが予想されるのか」を考える必要があります。市場のニーズを捉える上で、日々のニュースは非常に重要な判断材料となります。
海外のトレンドを取り入れた企画が評価されたという意見が見られるように、分野・領域によっては海外の動向が日本よりも進んでいることもめずらしくありません。
海外ニュースも含めてチェックしていくことによって、日本国内で数ヵ月〜数年後に注目されるトピックを予測できる場合もあります。
自身の知識・経験を補足したり、根拠をもって戦略・企画の立案を進めたりしていく上で、ニュースが大切な役割を果たすことも多いのでしょう。
「社会・世の中をより深く知るため」と答えた人のコメント抜粋
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最新の政治の動向を知ることができる。選挙に行く際に役に立つ。国際的な出来事を知ることにより、国際的な戦況や日本の立ち位置を確認できる。
また、法律や国の支援策などを知ることで、自分に適用される支援金などを知り、生活に活かすことができる。(kamiriさん 20代 女性 東京都 |サービス・販売/サービス職 年収:300〜400万円)
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現在の仕事が人材管理の為、若い人の考え方や世論の動きなどが主に役に立ちます。
どのような考え方でどのように受け止めどのような理解に至るのか、その時々のテーマや置かれている環境で変わる部分もあるという当たり前の事を再確認出来ます。(渡邉さん 30代 男性 神奈川県 |サービス・企画/管理 年収:500〜600万円)
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資産運用のために投資を行っているが、長期的な視点で見た時の潜在的なリスクになりうる事象を事前に把握しておくことができる。また一般的なニュースがどのように大衆心理扇動しているかを客観的にとらえて行動できるようになった。
(utasさん 40代 男性 愛知県 |メーカー・技術職(IT/通信) 年収:900〜1,000万円)
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政治のニュースは法律の改正や国民への増税にマイナンバーカード関連等、生活に密接に関わることはチェックし備えています。また、経済ニュース等は老後に備えるための投資関連の貴重な情報などが役に立っています。
(匿名太郎さん 40代 男性 福岡県 |IT/通信・クリエイティブ職 年収:200万円以下)
仕事に限らず、ニュースを見ることで生活全般に役立つ情報を得られると実感している人も多いことが分かります。
政治の動きや法律の改正など、暮らしに影響を及ぼす可能性がある情報をいち早くキャッチできるため、より適切な判断にもとづいて行動しやすくなるからです。
また、自分よりも若い方々の考え方や物事の受け止め方を知るきっかけになるといった声も聞かれます。
新たな知識・教養を得るきっかけとして、もしくは思い込みや偏見を補正するための機会として、ニュースを活用できる場合もあるでしょう。
3)「普段よく見るニュース」で最も多いのは「Yahoo!ニュース」(全体の25%)
ニュースが「仕事で役立っている」という人は、具体的にどのようなニュースを見ているのでしょうか。
他の人がどの媒体でニュースを見ているのか、普段あまり知る機会がないという人も多いでしょう。仕事で役立っていると感じるニュースを挙げてもらったところ、下表の割合になっていました。
順位 | ニュース名(媒体) | パーセンテージ |
---|---|---|
1位 | Yahoo!ニュース(Webサイト・アプリ) | 25% |
2位 | WBS(ワールドビジネスサテライト) – テレビ東京(テレビ) | 10% |
3位 | SmartNews(スマートニュース)(アプリ) | 9% |
4位 | 報道ステーション- テレビ朝日(テレビ) | 8% |
4位 | 日経新聞(新聞) | 8% |
4位 | LINEニュース(アプリ) | 8% |
7位 | めざましテレビ – フジテレビ(テレビ) | 6% |
8位 | ZIP! – 日本テレビ(テレビ) | 5% |
8位 | Twitter(アプリ) | 5% |
10位 | news every.-日本テレビ(テレビ) | 4% |
11位 | Googleニュース(Webサイト・アプリ) | 3% |
11位 | 読売新聞(新聞) | 3% |
11位 | news zero(日本テレビ)(テレビ) | 3% |
11位 | 朝日新聞(新聞) | 3% |
15位 | NHKニュース7(テレビ) | 2% |
15位 | NewsPicks(Webサイト) | 2% |
15位 | ニュースウオッチ9 – NHK(テレビ) | 2% |
15位 | Newsモーニングサテライト(テレビ東京)(テレビ) | 2% |
19位 | JFNニュース(ラジオ) | 1% |
19位 | MSNニュース(Webサイト) | 1% |
最も高い割合を占めていたのは「Yahoo!ニュース」で、全体の25%にのぼります。
ジャンルを問わず最新ニュースがまとまっていることに加え、Webサイト・アプリの両方に対応している点が多くのユーザーに支持されているようです。
2位はテレビ東京の「WBS(ワールドビジネスサテライト)で、10%を占めていました。経済報道番組だけに、仕事で役立てるために視聴している人が多いことがうかがえます。
このほか、3位にSmartNews(9%)、4位にLINEニュース(8%)がランクインしていることから、「幅広いジャンルのニュースを扱っているアプリ」「話題にしやすい最新ニュースが見られるアプリ」が人気を博していると考えられます。
年代別「普段よく見るニュース」で多いもの
20代 | 30代 | 40代 | 50代 | |
---|---|---|---|---|
1位 | LINEニュース (アプリ) | Yahoo!ニュース (Webサイト・アプリ) | Yahoo!ニュース (Webサイト・アプリ) | Yahoo!ニュース (Webサイト・アプリ) |
2位 | めざましテレビ (テレビ) | LINEニュース (アプリ) | ワールドビジネスサテライト (テレビ) | ワールドビジネスサテライト (テレビ) |
3位 | ZIP! (テレビ) | スマートニュース (アプリ) | スマートニュース (アプリ) | 報道ステーション (テレビ) |
4位 | news every (テレビ) | ZIP! (テレビ) | 日経新聞 (新聞) | 日経新聞 (新聞) |
5位 | スマートニュース (アプリ) | 報道ステーション (テレビ) | Twitter (アプリ) | NHKニュース7 (テレビ) |
年代別に見ると、30代以降はYahoo!ニュースを見ている人の割合が高いのに対して、20代はLINEニュースをよく見ていることが分かります。
また、テレビがニュースの情報源という人は20代と50代に多いのも特徴的な点です。
20代は「めざましテレビ」「ZIP!」といった朝のニュース番組をよく見ているのに対して、50代は「ワールドビジネスサテライト」「報道ステーション」といった夜のニュース番組をよく見るという違いがあります。
意外なところでは、Twitter(X)でニュースをチェックしている人は40代に多いという結果が出ていました。
2008年に日本でサービスを開始したSNSであることから、20代の頃から親しんできた馴染み深い媒体として認知されているのでしょう。
なお、よく見ている媒体として「日経新聞」が5位以内にラインクインしたのは40代・50代でした。
「仕事に活かすために情報を得る」といえば日経、というイメージを持っている人も少なくないでしょう。
今回の調査結果を見る限り、こうしたイメージは徐々に崩れつつあるのかもしれません。
まとめ)「ニュースを見る」習慣を仕事や暮らしにどう位置づけていくか
インターネットやスマートフォンが身近な存在になって以来、私たちが情報を得る手段は急速に多様化が進みました。
アプリやWebサイトで手軽に情報を得られるようになった今、まとまった時間を確保してニュースを見るというよりは、隙間時間を活用してニュースをチェックする人が増えたのは必然の流れといえるのではないでしょうか。
今回の調査結果から、ニュースから得た情報が日々の仕事や暮らしに役立つと感じている人が多いことが分かりました。
さまざまな年代の方々が見ているニュースのデータを参考に、ニュースを見る機会を意識的に作ってみてはいかがでしょうか。
役立つ情報を得るチャンスが増えることで、日々の仕事や暮らしがより豊かになるかもしれません。