激動の40代。降格・退職・離婚を同時に味わうことになった私。|私の転職体験談
転職前
- 職業
- 教育事業
- 職種
- 営業
- 従業員規模
- 70名
- 年収
- 370万円
転職後
- 職業
- スーパーマーケット
- 職種
- 警備員
- 従業員規模
- 5人
- 年収
- 340万円
目次
せいじさんの転職ストーリー
1これまでの私
やりがいもある、役職もある、そんな私でしたが…。
新卒採用で就いた印刷工場の仕事から、ベンチャー企業の営業職へ転職しました。
工場での仕事は、当時の自分がまだ若かったこともあり、随分と地味な仕事に感じてしまっていたんですね。就職してから2年の出来事でした。
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元々人と接するのが好きだったのもあり、営業の仕事は楽しんでできました。
お客様とのやり取りの中で、自分自身も成長できていると感じていましたし、こちらの会社は私が45歳になるまで続けました。
そんな私が、再び転職をするに至った話です。
先に私についてお話しします。
私は30代に差し掛かったと同時に結婚をしました。
始めのうちはそれなりにうまくやっていけていたんですが、数年で離婚に至りました。今はいわゆる「バツイチ」ですね。
息子もいますが、今は元妻と一緒に暮らしており、年に一度顔を合わせるくらいです。
私のプライベートは、まあ、そんな感じです。
2転職のきっかけ
「学歴至上主義」の新社長から、容赦ないパワハラ。
転職のきっかけは、社長が交代になったことですね。
新しい社長に代わってから社内の体制も変わり、締め付けが厳しくなったのです。
前社長は社員を分け隔てなく評価してくれる人でした。
私は高卒である自分の経歴を少しコンプレックスに感じていましたが、学歴など関係なく、営業職として新規顧客も何十件と獲得した自分を評価してくれました。
しかし、新しい社長は違いました。
数字など関係ない、学歴至上主義の人だという印象を受けました。
なぜそう思ったかと言えば、新社長が就任してすぐに、私は課長職から降格させられたからです。
代わりに私のポストに就いたのは、大卒で入ったばかりの若手社員でした。
かなりショックを受けましたね。
そればかりか、社長の私に対する態度も冷たく、徐々にパワハラめいた扱いを受けるようにもなっていきました。
最終的に私は窓際の部署にまで追いやられてしまい、給与もガクンと減らされました。
- 私
-
(きっと社長は私を追い出したいんだな)
そう思いました。
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3転職活動中
まずは、この孤独から脱出しなければならい。
半ば追い出されるようなかたちで退職したんですけども、その時には精神的にも追いつめられている状態でした。
その時には離婚も済ませてしまっていたので、家に帰っても独りきり。
孤独に押しつぶされそうでした。
すぐには転職活動に入れず、3ヵ月くらいは家でぐったりとしているような生活が続きました。
しかしこれではダメだ!とようやく重い腰を上げ、転職活動をスタートさせたのです。
一度動き始めれば、もともとは活動的な方なので、とにかく毎日動き続けていましたね。
パソコンは正直言って苦手でしたので、いわゆる転職サイトと呼ばれる類のものには一切登録はしませんでした。
求人誌などを読み漁り、私の住んでいる近くのスーパーで警備員を募集していたので、そこに応募してみたのです。
なぜ警備員なのかと聞かれれば、やはり年齢のこともありましたし、資格も年齢制限もクリアできているのが警備員の仕事だったというのが大きいですね。
無事に採用もいただいて、私の警備員としての生活が始まったわけです。
4転職後
転職後の新しい仕事は、「警備員」。
以前の職場は電車で1時間くらいかけて通っていましたが、新しい職場は自宅からすぐ近く。なんなら歩いて行ける距離でしたので助かりました。
未経験の職種でしたので数日の研修があり、徐々に業務に入っていったかたちです。
警備員はやはり、大抵が立ち仕事になりますので、なかなかしんどかったです。
今では慣れて、体力もついてきましたけどね。
仕事内容は主に、駐車場に入ってくる車の誘導になります。
そこまで難しい仕事ではありません。
閉店時間は決まっているので残業も無く、定時で帰宅ができます。
反対に不満な点を挙げるとすると、やっぱり休憩時間以外はずっと立ちっぱなしってことですかね…。
5その後、どうなったか。
とても辛くて悲しい結果だったが、学べたことも多かった。
以前の職場で社長が交代することもなければ、今でも私はあそこで働いていて、それなりに昇進もしていたのかな、と考えることはあります。
しかし、社長が代わっただけであそこまで状況が一変してしまう会社では、後々しんどくなっていたかもしれません。
社会の厳しさを実感しました。
妻との離婚も、今思い返せば当時の家庭も顧みず仕事一筋だった私の性格が災いしていたのかもしれません。
仕事も家庭も、当時は勝手に「うまくいっているもんだ」と思って過ごしていました。
でも、実際はそうではなかった。そう思い込んでいただけで、どちらもどんどん悪い方向へと進行していたのです。
気づいたときにはどちらも、手遅れでした。
とても辛くて悲しい結果でしたが、学べたことも多かったです。
今の仕事は、前職に比べれば給与も高くありません。しかし一人で暮らす分には申し分ない金額です。
養育費は払い続けていますが、もうすぐ息子も高校を卒業するので、支払いも終わります。
これからの夢は、やはり「もう一度家庭を持ちたい」と思っています。
仕事にも慣れましたし、大きなスーパーなので潰れる心配も無いと思います。
降格、退職、そして離婚と同時期に味わった自分は、一時は立ち直れないくらい落ち込みましたが、今ではそれも糧だと前向きに生きることができています。
これからは結婚に関しても積極的に取り組んでいきたいですね。
早速、婚活に行ってみようと思います笑。
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