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いずれは経営者として活躍したい。スマホゲーム事業部長から、投資会社に転職。|私の転職体験談

転職前

BEFORE
職業
スマホゲーム開発・運用
職種
事業開発部長
従業員規模
約1000人
年収
1300万円

転職後

AFTER
職業
投資会社
職種
投資コンサルタント
従業員規模
約150人
年収
1300万円

目次

アールさんの転職ストーリー

1これまでの私

スマホゲーム開発の会社で事業部長を務めて。

イメージ図:スマホゲーム開発の事業会議シーン

2018年の42歳のときに、私は人生二度目の転職をしました。

転職する前は、スマホゲーム開発で大幅に業績を拡大させた会社の新規事業部門で部長を務めていました。

家族構成は、妻と、小学生の子供が一人。

学生時代はラグビーをしていましたので体力には自信がありました。
最近は休日に時間を見つけてロードサイクリングをして、汗を流しています。

前職では、新たなビジネスを自分たちの力で生み出し、黒字化させることを生きがいにしていました。

スマホゲームはじめインターネットサービスは、資源のない日本において新たなビジネスを生み出すうえでの主戦場です。
会社と家庭の経済を潤すために、ここで絶対結果を出してやろうと意気込んでいました。

この頃はまだ、スマホゲーム市場も活性していました。
それからわずか2年も経たずに市場はどんどん衰退と大手ゲーム会社の寡占化が進んでしまうのですが、それはまた別のところで語るべき物語でしょう。

2転職のきっかけ

いずれは経営者として活躍したい。

イメージ図:企業のステージを上げていく

私は前職で3年間、新規事業開発の仕事に携わり、その間に6本の新規事業を立ち上げました。

そして、そのうち2本のビジネスを黒字化させることに成功しました。

ビジネスの段階でみると、「スタートアップ段階」に該当します。
私は、このスタートアップ段階を十分に経験させてもらえました。

ですが、当時の会社が次の段階であるミドルステージに到達できるかというと、(難しいだろう)と考えていました。

スマホゲーム市場はいくつかのスタートアップ企業があるものの、その多くはバンダイナムコやスクウェア・エニックス、カプコンなどの老舗大手に牛耳られています。

そのステージに入り込むには資金も実績も足りず、相当のミラクルがいくつも重ならない限りは実現できないことは目に見えていました。

加えて私は、(いずれは経営者として活躍したい)という想いがあり、ここで慢心せずに、いち早く自分自身が次のステージに進むことを望んでいました。

スタートアップ段階を乗り越えて、ミドルステージに到達する経験を少しでも多く得る必要がある──、そう考えました。

そうして私が考えた次のキャリアは、投資会社への転職でした。
そこで多くのスタートアップ企業を支援しながら、そのビジネスを学び自身の経験にしていけると考えたからです。

3転職中

転職前に一番最初に説得すべき相手は、妻だった。

イメージ図:妻に転職を説得する夫

妻に2度目の転職希望を伝えると、「たった3年で、また転職?…一体、何が不満なの?」と言われてしまいました。

その反応をある程度予想はしていましたが、かなり強い反対の意思が感じられたのには驚きました。
たしかに、その当時もある程度の給料をもらっていましたし、妻はスマホゲーム市場のスタートアップ企業がいかに不安定な存在なのかも知りませんでしたので、よくよく考えれば当然の反応でした。

そこで、私のイメージするキャリアプランについて、根気強く妻に説明と、そして説得をしました。──3ヵ月くらいかかりました。

そして、「家族を路頭に迷わせることは絶対にしない」という条件つきで、やっと納得してもらえました。

それから転職エージェントのエリートネットワークという会社に登録し、かねてから希望していた「投資会社」への転職意思を伝えました。

この転職エージェントは規模は小さいですが、扱っている求人案件の質がとても良質でしたので、このエージェントならば投資会社の求人案件を紹介してくれると思ったのです。

転職エージェントの良かったところ、ですか?
そうですね、一言で言えば、「腹を割った話ができたこと」でしょうか。

コンサルタントの方は

コンサルタント

将来経営者になりたいと思っているのであれば、それは面接の場ではっきり言った方が良いですよ

と言ってくれました。
その方が転職の目的意識が明確化するし、投資会社側も私を採用するメリットとデメリットについて比較検討しやすいだろうとのことでした。

そのおかげもあって、採用面接では自分の考えを率直に伝えることができました。

ピックアップされた求人は4件ありました。
そのうち3件からは面接選考で落とされてしまいましたが、sのうち一社の投資会社から、悪くない条件で採用通知を頂くことができました。

4転職後

投資部のマネージャーとして、様々な会社の自体に直面して。

イメージ図:投資会社の、顧客企業との経営ミーティング

私は投資部のマネージャーというポジションで入社しました。

携わる仕事は、業績が成長段階に入って、数年後に株式上場を果たせそうな会社をリサーチする業務をしたり、投資の実行をしたり、投資先企業へビジネスや資金繰りなどのアドバイスをする──といった内容です。

投資先の会社がすべて順風満帆に経営が軌道に乗っているわけではありません。

投資先の会社の社長が楽観的すぎる設備投資をしたけれども受注金額が伸びずに資金繰りが悪化するケースや、投資先のベンチャー企業では新入社員が定着しないブラック企業であったりなど、さまざまなケースに直面しました。

ビジネスそのものは成長段階にあっても、その段階で発生する企業課題というものは非常に様々なパターンがあり、いろいろ驚く事態に直面させられました。

投資先の役員陣と何度も面談して、ときには投資先の社長から嫌われることもありましたが、粘り強く何度もアドバイスをして、苦境を切り抜けたこともありました。

それらの経験は、非常に勉強になりましたが、同時に、とても苦しい経験でした。

とうぜん、すべての企業が順当に業績を上げていけるわけではありません。どちらかというと、「そうならない企業」の方が多いからです。
また、どんなに頑張っても知恵を振り絞っても経営悪化から抜け出せない企業を、いくつも見てきました。

5その後、どうなったか。

未来の経営者になるために必要なことを、いま学べているか。

イメージ図:経営者として必要なことを学ぼうとしている40代男性

投資会社に入社して、さまざまな業種において、業績の成長段階にある企業についてリサーチをすることができたり、直接その会社の社長と面談できたり、あるいは出資後は経営支援などをすることができて、良い経験をさせてもらっていると思います。

会社というのはビジネスが軌道に乗ると、次には人材採用や、設備投資、サービスの拡大などといった課題が待ち受けています。

そして、人材投資や設備投資をすると、運転資金に欠くことになりますから、金融機関との取引も本格化していきます。

──このようなステップで、会社というのは多様な取引先が生まれ、多様な人材を社内に取り込んでいくのです。

また、ビジネスや会社の規模が大きくなるにつれて大切となるのが、「社内の規則」を整備しておくこと。
そうしないと、ビジネスのプロセスや、何らかの不正やミスが発生しやすくなり、それはときに企業経営に打撃を与えるほどのインパクトになることも多々あることを学びました。

一言でいえば、「会社は生き物」です。

そして、その生き物は決して、経営者によって自由自在にコントロールできるものではない──それに気付けたことは、一番の収穫であったと思います。

◇ ◇ ◇

私は、今後数年間は投資会社に在籍して、株主という立場から引き続きさまざまな出資先の会社の経営に携わっていきたいと思っています。

そして、出資先の会社の社長から社外取締役として取締役に就任してほしいと要請されれば、ぜひ引き受けてみたいと思っています。そのようなステップを踏んで、少しずつ経営者への道を歩んでいきたいと考えています。

これからの自身の実現させたい未来像としては、以前と変わらず、「いずれは自分は経営者になるのだ」ということです。

学べば学ぶほど、経営者という立場は過酷な立場だと感じます。

ですが、その覚悟と、そして自信を持てるようになったときこそが、私が企業経営者になるときだ──、そう考えています。

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