未経験からクラウドエンジニアに転職するには? 仕事内容・将来性・転職成功のポイント
[最終更新日]2024/09/16
クラウドエンジニアは、脚光を浴びている職種の1つです。「私もぜひなりたい」という希望を持ち、転職を望む人も多いのではないでしょうか。
高い収入が得られ将来性もある一方で、クラウドエンジニアはインフラエンジニアやシステムエンジニアよりも高い技術力が必要です。
目次
クラウドエンジニアへの転職におすすめの転職エージェント
対象エンジニア層 | 実務経験3年以上 | 実務経験3年以上 | 実務経験3年以上 | 実務経験3年以上 | 実務未経験~2年 | 実務未経験~2年 | 実務未経験~2年 |
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サービス名 | マイナビIT AGENT | リクルートエージェントIT | レバテックキャリア | ギークリー | ワークポート | ユニゾンキャリア | doda |
メリット |
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デメリット |
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クラウドエンジニア の公開求人数 | 約1,000件 | 約1,200件 | 約600件 | 約400件 | 約400件 | 非公開 | 約800件 |
特に多いエンジニア職種 | アプリケーションエンジニア、インフラエンジニア、社内SE、SE・PG、PM・PL | プログラマー・Webエンジニア、社内SE、製品開発・ASP、組込み・制御エンジニア、ITコンサル | プログラマー・SE全般、PL・PM | プログラマー、SE、PL・PM、その他トレンド性の高い分野(エンタメ、ディープテック、SaaSなど) | SE・PG、PL・PM、インフラエンジニア、社内SE | Webエンジニア、インフラエンジニア、社内SE、クラウドエンジニア | Webエンジニア、インフラエンジニア、SE、PM、機械学習・AIエンジニア |
対象地域 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | 関東(東京・神奈川・千葉・埼玉)・関西(大阪府) | ◎全都道府県 |
おすすめの人 |
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公式サイト |
表内の求人数は2024年9月時点のものです。
1)そもそもクラウドエンジニアとはどんな仕事?
クラウドエンジニアはクラウド上にインフラを構築し、設計や保守をするエンジニアを指します。
システムをクラウド上で使うことには以下のメリットがあるため、普及が進んでいます。
メリット | 説明 |
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短期間のシステム利用が経済的 | クラウドは必要な時だけリソースを確保し、不要になれば解放できる。短期間のシステム利用でもコストを抑えられる。 |
ハードウェアの調達時間不要、拡張が簡単 | クラウドでは物理的なハードウェアの調達が不要であり、ストレージやメモリの拡張もオンラインで迅速に行える。 |
運用や保守の手間軽減 | セキュリティパッチやシステムアップデートをクラウドプロバイダーが自動で行うため、エンジニアの手間が軽減される。 |
故障リスクの低減 | クラウドはデータを複数のデータセンターに分散保管し、冗長性と信頼性を確保しているため、故障リスクが少ない。 |
近年ではクラウドの活用を最優先に考える「クラウドファースト」の考え方が広がっています。
AWSやGCP、Azureに代表されるパブリッククラウドの普及により、クラウドエンジニアは注目され、また代表的な職種となりました。
クラウドエンジニアの主な仕事内容
クラウドエンジニアの仕事内容は、主に以下の3つに分けられます。
それぞれの仕事内容について、順に解説していきます。
インフラ設計
インフラの設計は、クラウド上に構築するシステムの成否を決める重要な項目です。セキュリティを確保し安定して稼動することはもちろん、スピードや将来の拡張性も重視しなければなりません。
設計にあたってはシステムをトータルに考え、顧客の求める要件を満たすことが求められます。
このためパブリッククラウドやネットワークだけでなく、データベースのスキルも必要です。
近年では自社でサーバーを用意して構築する「オンプレミス」からの移行も、主な案件に挙げられます。オンプレミスとクラウドの違いを把握した上で、適切な設計を行えるスキルも重要です。
クラウドの構築
設計書に書かれた情報をもとに、システムを構築する仕事はクラウドエンジニアの代表的な業務です。
OSやデータベースの構築はもちろん、主なパブリッククラウドの特徴や使い方もしっかりマスターしておく必要があります。
また、クラウドを構築する際は、コードを書いてシステムを構築する「Infrastructure as Code」の手法もよく用いられます。このためシェルプログラミングなど、プログラミングのスキルも必要です。
運用・保守
オンプレミスに比べて運用・保守の手間が省けることは、クラウドの特徴でもあります。
ですが、だからといって運用・保守の仕事がないわけではありません。
クラウド上に構築したシステムについては、しっかり保守をする必要があります。
トラブルが発生した場合は、クラウド側の問題か構築したシステムが原因なのか、しっかり切り分ける必要もあります。
また、システムの拡張が必要な場合は、適切かつスピーディーに判断することも重要です。
未経験からクラウドエンジニアは目指せる?
未経験でもクラウドエンジニアを目指すことは可能です。
クラウドエンジニアに必要な知識やスキルは、オンライン講座や書籍を通じて学べるものが多いです。
また、AWSやAzure、GCPなどのクラウドサービスは無料で試用でき、実際に手を動かして学べる環境が整っています。
未経験からクラウドエンジニアを目指す際の具体的なアプローチ方法については、次の章以降で説明します。
2)クラウドエンジニアの平均年収や今後の需要は?
職業を選ぶ際、年収や将来については気になるものです。ここからはクラウドエンジニアの平均年収や、今後の需要はどうなるのか確認していきましょう。
クラウドエンジニアの平均年収
クラウドエンジニアの平均年収は、インフラエンジニアやシステムエンジニアよりも高めです。求人ボックスによると、正社員の平均年収は596万円となっています。
参考:求人ボックス 給料ナビ「クラウドエンジニアの仕事の年収・時給・給料情報 2024年9月時点」
該当する方が多い年収額の範囲(ボリュームゾーン)も、クラウドエンジニアと他のエンジニア職で大きな違いがあります。
以下の表で、相違点を確認してみましょう。いずれも求人ボックスに掲載された、2024年9月時点の情報によります。
職種 | 正社員の平均年収 | ボリュームゾーン |
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クラウドエンジニア | 596万円 | 535万円〜612万円 |
インフラエンジニア | 549万円 | 393万円〜462万円 |
システムエンジニア | 506万円 | 409万円〜476万円 |
例えばインフラエンジニアとクラウドエンジニアの年収は50万円ほどしか違いませんが、ボリュームゾーンは150万円もの違いがあります。
スキルのある人はクラウドエンジニアへ転職することにより、年収を100万円以上上げることも十分に可能です。
クラウドエンジニアの今後の需要・将来性は?
クラウドエンジニアの需要は高く、将来性もある職種といえます。以下のようにクラウド自体の需要が高まっていることは、主な理由に挙げられます。
- クラウド市場は拡大を続けている
- オンプレミスからクラウドへ移行する案件が増えている
- システム構築をする際に、クラウドを優先的に検討する企業が増加中
IDC Japanは2021年3月8日に、以下に示す「国内パブリッククラウドサービス市場予測」を公表しました。
- 2020年の国内パブリッククラウドサービス市場規模は、前年比19.5%増
- 2020年~2025年の年間平均成長率は19.4%で推移
- 2025年の市場規模は2020年比2.4倍の2兆5,866億円と予測
引用元:IDC Japan「国内パブリッククラウドサービス市場予測を発表」
クラウド市場は毎年2割以上という、高い成長が見込まれている分野です。必然的にプロジェクトも増加し、多くのクラウドエンジニアが求められると考えられます。
加えてクラウドエンジニアには、高いスキルが求められます。
「一定期間スクールで学べば、即戦力として高い評価を受けられる」わけではありません。
しばらくの間は人材を十分に確保できず、優秀なエンジニアの取り合いとなる事態は続くことでしょう。このためクラウドエンジニアの需要は、高い状態が続くと考えられます。
3)クラウドエンジニアに求められる4つの知識
クラウドエンジニアとして活躍するためには、さまざまな知識が求められます。代表的な4つの項目を、以下に挙げました。
クラウドエンジニアに求められる4つの知識
- #1 サーバーに関する知識
- #2 ネットワークに関する知識
- #3 ミドルウェアに関する知識
- #4 オンプレミスに関する知識
いずれも、クラウドエンジニアが身につけるべき重要な項目です。それぞれの項目について、順に解説していきます。
サーバーに関する知識
クラウドエンジニアが担う最も重要な業務に、サーバーの設計や構築・保守が挙げられます。
このためインフラエンジニアと同じく、サーバーやOSに関する知識は必須です。パフォーマンスや可用性など顧客が求める要件を満たせるよう、適切な設定をするスキルも求められます。
加えてクラウドエンジニアには、クラウド上でサーバーを構築するスキルも求められます。このため、以下のスキルも求められます。
求められるスキル | 説明 |
---|---|
サーバーの仮想化技術 | 仮想化技術は、物理ハードウェアを複数の仮想サーバーとして利用する技術で、リソースの効率的な利用やコスト削減を実現する。 |
パブリッククラウドに関する知識やスキル | AWS、Google Cloud、Azureなどのパブリッククラウドの設定や運用管理、セキュリティ設定、コスト管理などの知識が必要。 |
Infrastructure as Codeのスキル | Infrastructure as Code(IaC)は、コードでインフラを自動化する手法。TerraformやAnsibleを使って、効率的なインフラ管理と迅速な展開が可能になる。 |
なかでも、Linuxのスキルはよく問われます。あまり経験のない人は、学んでおくことをおすすめします。
ネットワークに関する知識
ネットワークの分野においては、クラウドエンジニアとネットワークエンジニアで大きな違いがあります。
ネットワークエンジニアは物理的な接続も行いますが、クラウドエンジニアが扱うネットワークは原則として仮想化されている点が大きな違いです。
このためクラウドエンジニアはネットワークに関する知識やスキルを身につけることはもちろん、以下に示す「ネットワークの仮想化技術」についても学ぶことが求められます。
- SDN(ソフトウェアでネットワークの仮想化を実現する。OpenFlowなどの技術がある)
- NFV(サーバ仮想化技術を活用し、ネットワーク機器の機能をソフトウェアとして提供する)
上記もクラウドエンジニアに欠かせない技術ですので、積極的に学びましょう。
参考:日本ネットワークインフォメーションセンター「ネットワークの仮想化技術~SDN、NFVが変えるネットワークの世界~」
ミドルウェアに関する知識
業務システムでは、さまざまなミドルウェアが使われています。
データベースは代表的なミドルウェアですが、これに限りません。
顧客が求めるアプリケーションに適したミドルウェアを提案し実装することも、クラウドエンジニアの重要な業務です。しっかり提案し実装できるレベルまで、スキルアップしなければなりません。
一方であらかじめミドルウェアが用意されている場合でも、ミドルウェアを知らなくてよいわけではありません。
それは提案の際に、顧客の業務にマッチしたクラウドサービスを選ぶ必要があるためです。提案の段階で適切に検討・選定できるレベルの、高いスキルが求められているといえるでしょう。
オンプレミスに関する知識
近年のシステム案件では、オンプレミスのシステムをクラウドに載せ替えるケースが増加しています。
適切なシステムの提供をするためには、以下の点を押さえておく必要があります。
サーバーやネットワークなど、インフラに関するさまざまなポイントについて検討しておきましょう。
- オンプレミスとクラウドサービス(特にパブリッククラウド)の特徴と、相違点を把握する
- クラウドに移行した後、できなくなることや不便になることへの対策を考え、納得してもらえる提案をする
オンプレミスから移行する案件で何も考えずにクラウド上で構築すると、本稼働後に「今までできていたことができなくなった」などの苦情を受けかねません。
このような事態を防ぐためにも、オンプレミスに関する知識が求められます。
4)未経験からクラウドエンジニアへの転職で意識すべき4つのポイント
未経験の人がクラウドエンジニアへ転職するためには、相応の努力とスキルアップが必須です。主な4つのポイントを、以下にまとめました。
未経験からクラウドエンジニアへの転職で意識すべき4つのポイント
それぞれ重要な理由を、順に解説していきます。
まずはインフラエンジニアとしてのスキル・経験を積もう
クラウドエンジニアに必要なスキルは、インフラエンジニアと共通する部分が多数あります。
また、クラウドエンジニアには幅広い面で高いスキルが求められることから、未経験の人はなかなか採用されにくい職種です。
このためまずはインフラエンジニアとして働き、スキルや経験を積むことがおすすめです。
サーバーやネットワーク、データベースなどの項目は、身につけられる代表的な技術です。
また、インフラエンジニアでもオンプレミスのシステムだけでなく、クラウドを活用する場面はおおいにあります。
設計や構築に関するプロジェクトがあれば積極的に関わり、クラウドエンジニアへの足掛かりとすることがおすすめです。
クラウドエンジニアとしての必須知識・スキルを身につける
クラウドエンジニアには、クラウド上でシステムを適切に構築できるスキルが求められます。そのために必要な知識やスキルはさまざまですが、代表的な項目を以下に挙げてみました。
必要な知識・スキル | 説明 |
---|---|
パブリッククラウドの特徴と最新情報 | AWS、GCP、Azureの特徴や機能、価格設定、最新のアップデート情報を把握する。 |
仮想化技術 | 物理ハードウェアを仮想マシンとして利用する技術で、リソースの効率的な利用とコスト削減を実現する。 |
高可用性と耐障害性 | 冗長化、フェイルオーバー、データバックアップなどを用いて、信頼性の高いシステムを構築する。 |
DevOpsの知識とスキル | 開発と運用を統合し、自動化と継続的なデリバリーを実現するスキルを持つ。 |
コンテナとマイクロサービス | コンテナ技術やマイクロサービスアーキテクチャの管理と実装に関する知識を持つ。 |
プログラミングスキル | Python、JavaScript、Goなどの言語を使い、インフラの自動化やツールの開発を行う。 |
クラウドエンジニアには、インフラエンジニアやシステムエンジニアよりも一段上のスキルが求められます。
上記に挙げた項目は一度学べばよいわけではなく、知識やスキルを最新にするため継続して学び続けなければなりません。
必要な知識・スキルの習得にはスクールも検討しよう
数多くの知識を独学で学び、スキルアップを実現することは簡単ではありません。少しでも効率よく学び、スキルを高いレベルまで引き上げるために、スクールの活用は有効です。
第一線のエンジニアによる講義や個々の状況に合わせたカリキュラムなど、かゆいところに手が届くサービスも期待できます。
スクールには通学とオンラインの両方があります。ご自身の状況にあわせて、都合のよい方法を選べることも魅力です。学びの選択肢の1つとして、検討してみてはいかがでしょうか。
スクール名 | おすすめポイント |
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DMM Web CAMP |
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侍エンジニア |
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ディープロ |
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より確実に転職を目指す際は、資格取得も視野に
クラウドエンジニアになるために必要な知識・スキルをすでにお持ちの場合、選考をより有利に進める手段の1つに資格の取得が挙げられます。
アピールポイントの1つとなり、希望する転職を実現できる確率もアップすることでしょう。
代表的な資格には、以下のものが挙げられます。主なパブリッククラウドに対して、資格が紐づいていることが特徴です。
資格名 | 説明 |
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AWS認定試験(ソリューションアーキテクトなど) | AWS認定試験は、Amazon Web Services(AWS)の知識とスキルを証明する資格である。ソリューションアーキテクトは、AWSのインフラ設計やデプロイのベストプラクティスを理解していることを示す。 |
Microsoft Azure Administrator | Microsoft Azure Administratorは、Microsoft Azureの管理者として必要なスキルを証明する資格である。Azure環境の管理、監視、セキュリティ設定、リソースの最適化に関する知識を有することを示す。 |
Google Cloud Certified – Professional Cloud Architect | Google Cloud Certified – Professional Cloud Architectは、Google Cloud Platform(GCP)のアーキテクトとして必要なスキルを証明する資格である。GCP上でのインフラ設計、セキュリティ、コンプライアンス、デプロイメントに関する深い理解を持つことを示す。 |
興味のある、または学習を進めたクラウドを選び、受験することもよい方法です。
クラウドエンジニアへの転職支援に強い転職エージェントを活用する
スキルはクラウドエンジニアへの転職を成功させる重要なポイントですが、選考ではほかにもチェックされるポイントがあります。
とりわけ業務内容や担当する業種があなたの積んできた経験を活かせるものか、また社風がマッチするかは、入社後に活躍できるかという点で重要です。
これらの情報は、募集要項や会社案内にしっかり記載されているとは限りません。このため転職サイトを活用し、独力で適した企業を選ぶことには限界があります。
この課題の多くは、転職エージェントを活用することで解決できます。
転職エージェントは業界の動向に加えて、各企業に関する非公開情報も保有。あなたに合った職場選びをしてくれるため、転職後に活躍できる企業選びをしやすくなる点は大きなメリットです。
転職活動の際には、多くの人が「転職エージェント」を利用しています。
その主な理由は、国内の少なくない企業がハローワークや転職サイトではなく転職エージェントのみに「非公開求人」を出しているからです。
ですが、私たちが転職エージェントを利用する際は「求人を紹介してくれる人」としてではなく、「転職活動全般を相談できる人」として活用したほうがより効果的でしょう。
上記図で表す通り、「求人紹介」は転職エージェントが提供するサービスの一部でしかありません。
それ以外のサービス、例えばキャリアプランのアドバイス(キャリア相談)、書類添削、面接対策などの選考通過のためのサポートも受けることによって、転職成功の確度を高めていけるはずです。
ただし、転職エージェントは国内多くのサービスがあり、またどの担当者が付くかによってもサポートの提供のされ方が変わります。
あなたに合った転職エージェント(または担当アドバイザー)を見つけるためにも、はじめに2~3つのサービスに登録して、利用のしやすさやコミュニケーションの取りやすさを比較しておくことをおすすめします。
5)未経験からクラウドエンジニアへの転職におすすめのエージェント
ここからは、未経験からクラウドエンジニアとして活躍できる職場への転職を検討している方向けに、おすすめの転職エージェントを紹介します。
紹介するサービスはどれもクラウドエンジニアへの転職支援実績のあるエージェントです。
エージェントによってサポートの傾向や担当となるアドバイザーのタイプも変わりますので、まずは自分に合うエージェントを見つけていくうえで2~3社登録し、「ここがフィットする」というエージェントに利用を絞っていくと良いでしょう。
クラウドエンジニアへの転職におすすめの転職エージェント
対象エンジニア層 | 実務経験3年以上 | 実務経験3年以上 | 実務経験3年以上 | 実務経験3年以上 | 実務未経験~2年 | 実務未経験~2年 | 実務未経験~2年 |
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サービス名 | マイナビIT AGENT | リクルートエージェントIT | レバテックキャリア | ギークリー | ワークポート | ユニゾンキャリア | doda |
メリット |
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デメリット |
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クラウドエンジニア の公開求人数 | 約1,000件 | 約1,200件 | 約600件 | 約400件 | 約400件 | 非公開 | 約800件 |
特に多いエンジニア職種 | アプリケーションエンジニア、インフラエンジニア、社内SE、SE・PG、PM・PL | プログラマー・Webエンジニア、社内SE、製品開発・ASP、組込み・制御エンジニア、ITコンサル | プログラマー・SE全般、PL・PM | プログラマー、SE、PL・PM、その他トレンド性の高い分野(エンタメ、ディープテック、SaaSなど) | SE・PG、PL・PM、インフラエンジニア、社内SE | Webエンジニア、インフラエンジニア、社内SE、クラウドエンジニア | Webエンジニア、インフラエンジニア、SE、PM、機械学習・AIエンジニア |
対象地域 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | 関東(東京・神奈川・千葉・埼玉)・関西(大阪府) | ◎全都道府県 |
おすすめの人 |
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公式サイト |
表内の求人数は2024年9月時点のものです。
マイナビIT AGENT
マイナビ社が運営する、ITエンジニア転職に特化した転職エージェント。好条件求人の紹介、書類作成・面接準備へのサポートの手厚さに強みがあります。
マイナビIT AGENTは人材紹介会社の大手マイナビが運営する「IT/Webエンジニア専用」の転職支援をするエージェントです。
サポート対応地域は全国。オンラインでの面談も受け付けています。
マイナビIT AGENTの大きな特徴は、エンジニア向け求人数の豊富さ、そしてシステム会社から事業会社まで幅広い業界の求人に対応している点が挙げられます。
クラウドエンジニアの求人も豊富で、2024年9月時点で約950件の求人を確認できます。
また、マイナビIT AGENTの所属アドバイザーは、全員がIT・Web業界に精通したプロフェッショナルです。
幅広い職種に対応している総合型転職エージェントとは異なり、エンジニアの転職事情を十分に理解しているため、転職者一人ひとりに適した開発環境や企業へのアプローチ方法についてアドバイスしてもらえます。
マイナビIT AGENTの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
クラウドエンジニアの公開求人数 | 約1,000件(2024年9月現在) |
リクルートエージェント
クラウドエンジニア求人数は国内最多!豊富な転職ノウハウと支援ツールで、「スピーディな転職」を実現できます。
リクルートエージェントは国内No.1の求人数と転職支援実績を誇る転職エージェントです。
ITエンジニアの転職支援にも強く、2024年9月時点のITエンジニア向け公開求人数は約10万件、そのうちクラウドエンジニア求人は約1,200件と、他のエージェントから群を抜いての豊富さです。
これまで培ったノウハウをもとに開発された「サービス体制」と「支援ツール」が非常に高品質であることが、リクルートエージェントの強みです。
たとえば、リクルートエージェントでは志望企業の特徴・評判といった分析から選考のポイントまでをまとめた「エージェントレポート」を用意してくれます。
別職種からクラウドエンジニアへの転職の際は、その職場の必要なスキルから開発環境まで、入念な企業研究が欠かせません。その際に、レポート情報は大いに役立つはずです。
また、担当アドバイザーもこれまでの実績をもとにクラウドエンジニアの転職に関する有益なアドバイスを提供してくれるでしょう。
リクルートエージェントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
クラウドエンジニアの公開求人数 | 約1,200件(2024年9月現在) |
レバテックキャリア
レバテックキャリアの担当エージェントは全員エンジニア経験者。「希望の企業に転職」96%、「転職後の年収アップ率」80%以上の高い実績を誇ります。
レバテックキャリアは「エンジニア実務経験者」のサポートに特化した転職エージェントサービスです。
保有求人数もIT・Web業界特化型サービスの中ではトップクラスで、クラウドエンジニアの求人も約500件(2024年9月時点)と豊富に取り揃えています。
また、クラウドエンジニアの専門知識を持つ担当エージェントからサポートを受けられます。
とくに書類添削サポートおよび企業への交渉力に強みがあり、「希望の企業に転職」96%、「転職後の年収アップ率」80%以上と、非常に高い実績を誇っています(※公式サイトより)。
「年収アップなど待遇面での改善をしたい」、「エンジニアとしてのキャリアプランを掘り下げたい」、「書類や面接で評価してもらえるようアドバイスを欲しい」というエンジニアは、レバテックキャリアがおすすめです。
レバテックキャリアの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
クラウドエンジニアの公開求人数 | 約600件(2024年9月現在) |
ユニゾンキャリア
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IT業界、Web業界について詳しく教えてもらいながら転職活動をしたい人におすすめの、「寄り添い型」転職エージェントです。
ユニゾンキャリアは、主にIT・Webエンジニアを目指す人向けの転職エージェントです。
未経験者向けの支援も積極的におこなっており、転職活動に不安を感じている人や経歴に自信がない人にもおすすめです。
同サービスの特徴でとくに押さえておきたいのが、「書類作成・面接対策をじっくり支援」してくれること。一人あたり最低5回以上の面談機会を設けつつ、転職者の活動を力強く支援します。
ユニゾンキャリアを利用した人たちの評判・口コミからは、「未経験に対して優しく、かつ的確なアドバイス」、「キャリア相談が手厚かった」「自信を持って面接に臨めた」といった意見・感想が多く見られます。
ユニゾンキャリアの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 関東(東京・神奈川・千葉・埼玉)・関西(大阪府) |
クラウドエンジニアの公開求人数 | 非公開 |
ワークポート
「未経験からの転職に強い」と評判の転職エージェント。PG→SE、SE→PLといったエンジニアのキャリアチェンジの際にも積極的な支援が期待できます。
ワークポート(WORKPORT)は「業界・職種未経験者」のサポートに優れており、なかでもIT・Web業界の支援に強い転職エージェントです。
全都道府県の地域を対象としており、オンライン面談も受け付けています。
また、ワークポートに登録した際に担当となってくれる転職コンシェルジュ(アドバイザー)は、積極的な求人提案をしてくれることでも知られています。
転職先を検討するにあたって、できるだけ多くの求人を比較した上で応募先を決定したい人や、担当アドバイザーからの提案を多く受けたい人は、ワークポートのサポートがマッチしやすいでしょう。
他の転職エージェントに登録したものの、想像していたほどクラウドエンジニアの求人を紹介してもらえなかった人や、担当者のレスポンスが鈍く転職活動が進まないと感じていた人にこそ、ワークポートを利用するメリットを実感できるはずです。
ワークポートの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
クラウドエンジニアの公開求人数 | 約400件(2024年9月現在) |
ギークリー(Geekly)
ギークリーはIT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェント。各職種別に専門コンサルタントが在籍しており、目指す領域の最新トレンドをキャッチしながらの転職活動が実現できます。
Geekly(ギークリー)は、IT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェントサービスです。
他の転職サービスには掲載されていない「非公開求人」の数も豊富で、独自のノウハウにより転職者の希望の条件にマッチする企業の紹介を行っています。
ギークリーのキャリアコンサルタントは、最低でもIT業界で3年以上のコンサルティング経験を持っています。中には未経験からクラウドエンジニアへの転職に成功した事例をいくつも持っているコンサルタントもいることでしょう。
特化型エージェントだけにIT業界への転職支援に強く、企業のコアな情報を転職希望者に提供していることに定評があります。キャリアコンサルタントの専門性も高く、エンジニアの経験やスキルレベルをしっかりと把握してくれるので、マッチングの精度が高いのも大きな特徴です。
また、エンジニア、クリエイター、ゲーム、営業など、分野ごとに専門チームを設けて、それぞれの分野の知見の深いカウンセラーがキャリア相談やおすすめの求人を紹介してくれます。
クラウドエンジニアへの転職は、「どの業界で目指すか」の観点も重要です。目指す業界が明確にある場合、ギークリーの専門サポートは大いに役立つでしょう。
ギークリー(Geekly)の特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 東京 |
クラウドエンジニアの公開求人数 | 約400件(2024年9月現在) |
まとめ)必要なスキルを確実に身につけ、クラウドエンジニアを目指そう
クラウドエンジニアは将来性や年収が高い職種ですが、そのぶん多方面での高いスキルが求められます。
これらのスキルは、一朝一夕で身につけられるものではありません。まずはインフラエンジニアとして経験を積むことは、必要なスキルを確実に身につけるおすすめの方法です。
クラウドに関するプロジェクトに携われると、さらによいでしょう。
さまざまなプロジェクトで経験を積みつつ、クラウドエンジニアに必要なスキルは自ら率先して学ぶ姿勢も必要です。
資格の取得もよい方法です。
その上で、クラウドエンジニアをよく知る転職エージェントを活用し転職活動を進めることがおすすめです。まずは必要なスキルを確実に身につけることから始めましょう。