転職の不安・悩み解決 転職ガイド
Phase3求人を探す、選ぶ
転職先の求人を探す・選ぶ際は、まず自身の目指したい領域を定めて、それから求人企業とその業界をしっかりリサーチする!
Pick UP!
求人探しは、まず目指したい領域を定めるところから
転職活動において、求人探しはとても重要なフェーズです。
一方で、「求人は、転職サイト・エージェントやハローワークから紹介(またはスカウト)してもらう」という感覚の人は多いと思います。
ですが、「求人探しは基本、転職する本人が行うもの」という認識でいたほうがよいでしょう。
安易に他人に頼りながらの求人選びは、ミスマッチ転職にも繋がりやすいからです。
そして、求人探しを適切に進めるには、まず目指したい領域を定めることが大切です。
目指したい領域を定めておくことで、求人をピンポイントで探せるようになり、またどの求人を優先するかの判断も付きやすくなります。
領域は最初のうちは少し広めに設けておいて、徐々に絞っていくのがおすすめです。
(領域に合致する求人が見つからない、応募できる求人がないという場合は、逆に領域を広げていきます)
業種・職種については、今回の転職で新しい分野を目指す人もいると思います。
その際は、その分野の知識についての学びと並行して進めていくことを意識してください。
領域を定めたら、入念な企業研究を
目指したい領域が定まったのちは、実際に転職サイト・エージェントやハローワーク等で興味のある求人を探していきます。
この際は、求人票のみで応募先を決めるのではなく、以下のポイントもチェックしておくとよいでしょう。
これら企業の情報をチェックする際は、企業HPや業界ニュースの確認、そのほかその企業が携わっている商品・サービスに触れてみる、なども行っておくとよいでしょう。
たとえば「この求人いいな」と思ったときは、あわせて以下の点も確認します。
- 仕事内容は自分のやりたいことおよび能力・スキルとマッチしているか
- 手掛けている商品・サービスは自分の興味のある分野か
- この会社に入って働くことで、自分が描いたキャリアプランを実現できそうか
- 実際に働いている人はどんな人たちか
- 経営方針、企業理念、ビジョンに共感できるか
- 今後の事業展開イメージはどのようなものか
- 業界内のシェアはどのくらいか
- 競合他社はどこがあるか。また、それら会社と比較して優れている点はどこか
- どのような人物像が求められていて、自分はそれに該当しそうか
- 職場・オフィスの雰囲気はどうか
- 従業員の年齢層、男女比率はどうか。管理職・役員にはどんなタイプの人がいるか
「忙しくてそんなことに時間をかけてられない」という人は、いちど以下のことについて考えてみてください。
- これから先何年も働くことになる職場のことを深く知る以上に、優先度の高いことは何か?
「もっと優先度の高いことがたくさんある」という人は、もしかしたら今はまだ転職すべき時期ではないのかもしれません。
まずは目の前の重要事項の対処・解決をした方が、その後じっくり転職活動に取り組めるのではないでしょうか。
今が転職の時期として適切だと思える場合は、企業研究の優先度の高さにも納得感を持てるはずです。
忙しい人は毎日10分~15分といった少しずつの時間でも、やれる範囲で進めてみてください。
活動の主役はあなた自身。転職サービスは、そのパートナー(補佐役)
ここで特にお伝えしたかったことは、求人探しの活動の主役はあなた自身であって、転職サイトや転職エージェント、ハローワークはその補佐役の存在であるということです。
受け身な姿勢での転職活動は、大抵においてうまく行かないものです。
担当エージェントから勧められた求人をそのまま受けて内定を得たとしても、その後期待していた働き方・環境と異なってミスマッチが発覚する可能性もあります。
また、「活動の主役は、自分自身」という意識をもっていたほうが、転職サイト・エージェントの「使いどころ」もイメージしやすくなるでしょう。
転職サイト・エージェントをフル活用しながら、どれだけ能動的に、納得感をもって求人選びができるかで、転職の活動品質だけでなくその後の仕事への満足度にも大きく作用するはずです。
求人探しの能動的な活動とは、つきつめて言えば世の中をよりよく知ることです。
以下に紹介する記事のなかにも、あなたの活動精度を高めていくための新たな気づき・発見を得られるものがあるはずです。
様々な業種・職種に向けて詳しく紹介していますので、関心のある分野からチェックしてみてください。