転職・退職時に100%有給消化するためのポイント4つ
[最終更新日]2024/08/26
転職先が決まり、いよいよ勤務先へ退職の意思を伝えるとき、チェックしておくべきことの1つに有給休暇があります。退職前に残っている有給休暇を消化するという話を耳にしたことがある人も多いことでしょう。
目次
1)転職・退職時に、「有給を100%消化できている」人は全体の半分ほど
参考:「退職する時、残っていた有給休暇はすべて消化しましたか?」のアンケート(マイナビ転職)
マイナビ転職の調査によれば、転職に伴って退職する際、残っている有給休暇を100%消化できた人は全体の47.8%となっています。有給を全て使い切れた人は2人に1人に満たないという結果になっています。
この結果を多いと捉えるか少ないと捉えるかは人それぞれでしょうが、少なくとも「100%消化できた人ばかりではない」という実態が浮かび上がってきます。
転職先への入社前は、何かと多忙な時期です。退職手続きや業務の引き継ぎがあり、同時並行で次の職場への入社準備も進めなくてはなりません。
また、「できることなら心身共にリフレッシュした状態で、新しい職場でスタートを切りたい」と考えるのは自然なことでしょう。
そういった意味で、退職前に有給を取得できるのであれば「取れるに越したことはない」のです。
ところが、現実的には何らかの事情で有給を使い切らないまま退職した人が半数以上います。
有給を消化し切れなかった人は、どういった理由で使い切れなかったのでしょうか。まずはその実態を見てみましょう。
なぜ、転職・退職時に、有給を消化できないのか?
参考:なぜ残っている有給休暇を全部消化できなかったのですか?(複数回答可)(マイナビ転職)
有給を使い切れなかった理由を複数回答可で挙げてもらった結果、以下のような声があがっています。
最も多い理由は「消化しづらい雰囲気があった」です。これは共感する人も多いでしょう。
制度として有給があることも、自分の取得可能日数も知っていたけれども、有給を全て消化するとは言い出しづらいというのはありそうな話です。
仕事が忙しかったことを理由に挙げた人も4割弱います。
そもそも日常業務が多忙で休みづらい職場だった場合もあれば、退職前の引き継ぎが立て込んでいて休むどころではなかった、という場合もあったはずです。
そして、意外と侮れないのが「次の職場の出社日」です。
転職先の企業からは「〇月〇日入社予定」と日付を通知されますので、何か事情がない限りは先延ばしにするべきではありません。
次の職場の出社日までに日にちがなければ、実質的に有給消化は難しくなりますので、転職スケジュールをよく考えておく必要があります。
「全部消化できると知らなかった」という人も一定数いました。これは非常にもったいないことですので、そもそも有給制度とはどのようなものなのか、基本をおさらいしておきましょう。
2)そもそも、「有給制度」はどんな仕組み?
有給休暇とは「給与が発生する休暇」という意味で、休んでも賃金が減額されることのない休暇です。これは企業が福利厚生などで独自に定めているものではなく、労働基準法で定められた労働者の権利です。
労基法では、採用されて6ヵ月が経過した従業員が、出勤日の80%以上出勤している場合、10日間の有給を付与することを義務づけています。勤続年数が長くなればなるほど、付与される有給の日数は増えていきます。
また、有給を取得するのは基本的に自由であり、取得する理由や事情を説明する必要はありません。
ただし、従業員が休暇を取ることで事業に支障をきたす場合、有給取得の時期を変更するよう調整することが認められています。これを時季変更権と言います。
ここで注意しておきたいのは、退職することが決まっている従業員に対しては会社は時季変更権を行使できないという点です。
つまり、本来退職時とは有給を消化しやすい時期のはずなのです。
参考文献:
厚生労働省「年次有給休暇の付与日数は法律で決まっています」
有給休暇の「買取」は可能?
ときどき、「消化できなかった分の有給を、会社に買い取ってもらった」という話を聞くことがあります。
こうした有給休暇の買取は可能なのでしょうか。
会社が従業員の有給休暇を買い取ることは、原則として禁止されています。その理由は、会社の意向で従業員のリフレッシュできる機会を奪うことにもなりかねないからです。
ですが、退職時の有給休暇の買取においては、禁止されていません。会社によっては、就業規則に有給休暇の退職時などにおける買取ルールについて記載があることもあります。
退職時の有給休暇の買取について確認したいという方は、就業規則を確認しつつ上司または人事担当に相談しておくとよいでしょう。
参考文献:
厚生労働省 東京労働局「Q4.消化しきれなかった年休の分の賃金を支払って買い上げることはできますか?」
厚生労働省 長野労働局「年次有給休暇に関する相談 Q4. 退職するので、今まで使わなかった年次有給休暇を買上げてもらうよう会社に請求しましたが、いい返事をしてくれません。年次有給休暇も取らず、一生懸命働いてきたので、会社は年次有給休暇の買上げをしてくれてもいいと思うのですが。(労働者)」
3)転職・退職時に、100%有給消化するためのポイント4つ
有給取得は労働者の権利であることが分かりました。しかしながら、職に際して有給を全て取得しようとすると、現実的にはさまざまな事情で容易に取得できないケースが出てきます。
有給を100%消化して退職するために、押さえておきたいポイントを確認していきましょう。
- 退職・転職前後のスケジュールを明確にしておく
- 上司への報告、引継ぎはしっかりと、日数の余裕をもって行う
- 会社からの「妨害」が想定される場合は、事前に対策を練る
- 内定後のアフターフォローもサポートしてくれる転職サービスを利用しよう
それぞれ、順を追って見ていきましょう。
退職・転職前後のスケジュールを明確にしておく
転職先への入社予定日が決まったら、その日に間に合うように勤務先の退職日を決めましょう。正式に退職しないまま次の職場に在籍してしまうと、二重雇用の状態になってしまいます。
退職日と入社日の間が空いてしまうと社会保険料で損をすることがあるため、できるだけ継ぎ目なく移れるのが理想です。
ここで悩ましいのが退職を申し出るタイミングです。あまり早く言い出すと居づらくなりますし、かといって遅すぎると引き継ぎなどに支障をきたす原因となります。
就業規定で「遅くとも1ヵ月前には申し出ること」などと定めている企業もありますが、法的には14日前に退職の旨を伝えればよいとされています。
ただ、円満退職を目指すのであれば、就業規定に従って申し出るのが無難でしょう。
このように考えていくと、退職を申し出てから退職日までの期間と、業務の引き継ぎにかかる期間を勘案して、実質的に有給が取得できそうな期間が見えてくるはずです。
参考:転職活動~入社までの期間目安
やること | 説明 | おおよその期間 |
---|---|---|
情報収集 | キャリアの棚卸し、自己分析、目指す企業の候補出し(企業研究)を行います。 | 1~2週間 |
応募・書類作成 | 求人企業への応募、および履歴書や職務経歴書の作成を行います。 | 3~4週間 |
企業面接 | 企業面接を行います。面接は一次、二次、最終と複数回実施されることが多いです。 | 3~4週間 |
退職申し出 | 現職の上長に退職願いをします。 | ~1週間 |
引き継ぎ | 現職の業務を後任スタッフに引き継ぎます。引継ぎ用の書類を作成することが多いです。 | 1~3週間(業務内容による) |
退職・有給消化 | 現職を退職します。また、有給が残っている場合は有給消化します。 | 1~3週間(状況による) |
上司への報告、引継ぎはしっかりと、日数の余裕をもって行う
有給取得は権利ですが、円満退職したいのであれば上司や同僚への配慮もきちんとしておくことが大切です。「あれだけ頑張ってくれたのだから、最後に休んでもらおう」と気持ちよく有給申請を受理してもらえたほうが、自分自身も心置きなく休めるでしょう。
そこで重要になるのが上司への報告と引き継ぎです。退職を申し出た瞬間から、上司はあなたの引き継ぎの責任を持つことになります。
引き継ぎの進め方やスケジュールは上司からの指示に従うのが原則ですが、実務面では担当者であるあなたが把握していることも多々あるはずです。
上司が知りたいと思っている情報をていねいに伝え、文書にして残したり次の担当者が分かるように整理したりといった工夫をすることが大切です。
引き継ぎは日数の余裕を持って行うのが理想ですが、たいていは短期間で次の担当者か、暫定的に上司へ引き継がなくてはならないことが多いはずです。
引き継ぎ準備にかかる時間を短縮するためにも、退職申し出前からふだんの仕事を整理し、少しずつメモにまとめておく、といったことを計画的に進めておきましょう。
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会社からの「妨害」が想定される場合は、事前に対策を練る
退職前に有給を申請するにあたって、会社から妨害される可能性があるケースとしては、大きくは次の3点です。
- 時季変更権を公使しようとする
- 無責任だ、などと叱責する
- 話を聞いてもらえない、取り合ってもらえない
時季変更権は企業側に認められている権利ですが、退職日が決まっている従業員に関しては退職日を超えて有給を取得させられないため、行使できません。
場合によっては直属の上司がこのことを理解しておらず、他の社員と同様に「会社の都合で有給をずらせる」と考えている可能性があります。
その場合、労基法に通じている総務や人事の管理職に相談するといいでしょう。
有給を取得することに対して快く思わないと伝えたり、叱責したりするケースも考えられます。
前もって引き継ぎの打ち合わせをしておき、やるべきことは責任をもってやるという姿勢を見せることで、心象を良くしておくことも大切です。
話を聞いてもらえない、取り合ってもらえないのは最もタチの悪い対応ですが、他部署の管理職に協力を仰ぐなどして説得するか、悪質な場合は社労士や労基局といった外部に相談するのもひとつの手です。
内定後のアフターフォローもサポートしてくれる転職サービスを利用しよう
転職エージェントは求人の紹介をしてくれるというイメージを持っている人も多いはずですが、転職エージェントとしての役割はそれだけではありません。
フォロー体制がしっかりしている転職エージェントであれば、入社するまでと、入社してからのサポートもしてくれるのです。
内定が決まってからも転職エージェントのサポートが続くのには理由があります。
転職エージェントは人材を紹介して入社が決まった場合に、企業から成功報酬を得る仕組みになっています。
つまり、内定が決まっただけでは不十分であり、実際に入社し、試用期間を終えて社員として定着しなければ、報酬を得られないのです。
万が一、せっかく内定したにも関わらず「いまの勤務先を辞められないので転職できない」などということになれば、転職エージェントとしては非常に困った事態になるわけです。
こうした事情から、内定後の退職手続きなど、アフターフォローが充実している転職エージェントは少なくありません。プロからアドバイスしてもらうことで、有給をスムーズに取得できる可能性を高めることにもつながるでしょう。
4)活動から内定後まで、じっくりフォローしてくれると評判の転職エージェント
マイナビエージェント
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書類作成、面接準備のサポートの手厚さが特徴。とくに「はじめての転職で、不安…」という人におすすめです。
マイナビエージェントは「サポートの丁寧さ」で評判を勝ち得ている転職エージェントです。
特に20代~30代前半と言った若年層の転職支援に強く、また大手企業だけでなく中小規模の優良企業に独自のパイプを持ち、独占案件として保有しています。
マイナビエージェントの「ココ」が違う!
引用元:マイナビエージェント公式サイト
また、マイナビエージェントは業界ごとに専任のキャリアアドバイザーが在籍しており、専門知識を持つプロからアドバイスしてもらえるのが特徴です。
業界・職種に特有の転職事情を熟知したキャリアアドバイザーに相談したい人に適しています。
マイナビエージェントでしか見られない「非公開の求人」も含め、たくさんの求人に触れつつ転職の選択肢を広げられるでしょう。
マイナビエージェントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約6.3万件(2024年8月現在) |
とくに多い職種 | 営業職|マーケティング|広報|人事|経理|クリエイティブ(Web・編集・制作など)|ITコンサルタント|システムエンジニア|金融アナリスト|調査・分析|看護師|薬剤師|保育士|不動産専門職|建築・設計アシスタント|デザイナーなど |
業界・職種ごとの専任サポートチームが「じっくり親身になって」支援してくれるのがマイナビエージェントの強み。サービス入会時に登録する情報で担当が決まりますので、経歴・希望条件は丁寧に記入しておきましょう。
doda(デューダ)
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都市部・地方ともに豊富な求人と、担当からの積極的な提案が特徴。企業からのスカウトも多く、たくさんの求人に接していきたい人におすすめの転職エージェントです。
dodaは国内でもリクルートエージェントに次ぐ大手の転職エージェントです。
保有求人数は20万件以上(※2024年8月時点)と豊富に取り揃えており、「IT」「技術職」「営業職」をはじめ、扱っている業種・職種も幅広いのが特徴です。
全国すべてのエリアに対応していますので、Uターン転職、Iターン転職をはじめ地方での転職活動を予定している人にもおすすめできます。
dodaの「ココ」が違う!
dodaは「転職サイト」「転職エージェント」両方の性質を兼ねたサービスを展開しており、転職者自身で気になる企業の求人を検索することもできますし、プロのアドバイザーによる的確なサポートも受けられる「転職活動のトータルサポート」を実現しています。
履歴書添削・面接対策も手厚く、転職者自身も気づかなかった強みや企業へのアピールポイントの発見にも繋がるでしょう。
dodaの評判・口コミ
- 年収アップできた
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- 求人を多く紹介してくれた
- 的確なアドバイスだった
- すぐに転職できた
- 親切・親身な対応だった
キャリアアドバイザーが、強力な伴走者となってサポートしてくれた
転職活動時に他のサイトとdodaを併用していましたが、他のサイトと比べて取り扱っている求人数が多いという評判通り、求人の数はとても豊富でした。また、非公開求人などdodaでしか見ることの出来ない特別な求人も多数あり、就職先の選択肢が広がるというメリットはあります。
担当キャリアアドバイザーから直接電話で連絡が来ることもあるので、文字に起こしづらい自分の素直で正直な思いを親身に聞いてもらえる安心感があり、一人きりではなく担当キャリアアドバイザーと一緒に転職活動している気持ちになれます。
また、担当キャリアアドバイザーと面談や電話で話をした際、条件が合う求人があればその場で紹介やエントリーしてくれるのも行動力が感じられて好印象でした。履歴書や職務経歴書の書き方なども気軽に聞けるのも頼もしいです。
様々な転職フェアなどのイベント情報も、dodaのサイトのトップページから得ることが多かったです。そういったイベントでは企業の人と直接話が出来たり企業の雰囲気を肌で感じたりすることが出来るので、非常に参考になりました。
総合的に見て、他のサイトと比べるとキャリアアドバイザーが転職希望者への働きかけを積極的に行っており、転職活動時に活用する転職エージェントとして最もおすすめです。
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これまで失敗続きだった苦手な面接を、克服できた
面接が2回あり、面接が終わるごとに電話を担当のキャリアアドバイザーに報告の連絡を取り、その際に緊張してあまり上手く受け答えできなかったことを相談したところ、企業側に緊張してアピールし忘れたところを補足して伝えてもらいました。
面接の連絡はメールで行い、当初予定していた面接日時が都合がつかず連絡したところ、企業側に日程の再調整を行ってくれました。企業側の情報もメールで求人票を貰い参考にしました。
また、面接前には注意事項のメールや、内定が決まったら内定に際して必要な書類や手続きの代行、更に退職する職場を円満に退職するためのマニュアルの資料もメールで頂きました。
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紹介される求人数は多いものの、「質より量」を感じるところもあった
dodaは求人数が多いのが最大のメリットですが、たくさんありすぎるのがデメリットでもあります。キャリアアドバイザーとの面談で自分の長所をアピールしたところ、オファーの連絡が来たのはいいのですが、その量が多過ぎて戸惑いました。
1つ1つ求人内容をチェックしなければならないのでちょっと大変です。また、紹介された求人すべてが自分の理想の条件を満たしている企業かと思いきや、必ずしもそうではありません。
もちろんどれも優良企業なのですが、自分が求めている条件に合わないと思うところもけっこうありました。また、これは仕方ないことなのかもしれませんが、入社できるまでのスピードがもう少し早かったら良かったかなと思います。
dodaの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約26万件(2024年8月現在) |
とくに多い職種 | 営業職|企画・管理|技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)|技術職(組み込みソフトウェア)|技術職(機械・電気)|専門職(コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人)|クリエイター・クリエイティブ職|販売・サービス職|公務員・教員・農林水産関連職|事務・アシスタント|医療系専門職|金融系専門職など |
dodaは求人を自分から応募可能ですが、エージェント経由でのみ紹介される非公開求人も多いです。担当エージェントには初回面談時に希望条件をしっかり伝えておくことで、より有意義なサポートを受けられるでしょう。
リクルートエージェント
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国内No.1の求人数の豊富さ!担当者からの的確かつスピーディな支援も受けられるので、「なるべく早く転職したい」人に特におすすめのエージェントです。
リクルートエージェントは国内最大手の転職エージェントで、転職支援実績も国内No.1を記録しています。
運営会社のリクルートブランドもあり、様々な企業との間に強固なパイプを持っており、「非公開求人」を含めると、2024年8月時点でおよそ70万件の求人を保有しています。
リクルートエージェントの「ココ」が違う!
リクルートエージェントには、職務経歴書を自動で作成できる「職務経歴書エディタ」や無料の「面接力向上セミナー」など、転職活動を強力にバックアップしてくれるツール・サービスも充実しています。
引用元:リクルートエージェント公式サイト
より多くの求人数に触れたい方、キャリアアドバイザーのサポート品質を重要視される方は、リクルートエージェントはぜひ登録しておきたい転職エージェントです。
リクルートエージェントの評判・口コミ
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自己分析やキャリアプランづくりも一緒に進めてくれた
知人から転職エージェントの存在を教えてもらい、いくつかのエージェントを活用してみました。
その中で特にサービスの質が高くおすすめなのがリクルートエージェントです。
キャリアアドバイザーの方はとても丁寧で、土日まで対応してくれました。
家族サービスの合間を縫って、担当のコンサルタントの方と連絡を取りつつ応募しました。何度か書類審査や面談で落とされたこともありましたが、結果的に1社、内定を獲得できました。
キャリアアドバイザーの方は、求人を紹介してくれるだけでなく、私の自己分析に付き合ってくれたり、どのような業界が向いているのかといった相談にも乗ってくれたりしました。とても助かりましたね。
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他社転職エージェントより、沢山の求人案件を紹介してくれた
一番手厚かったのは、専属のサポートの方がついていただいて、こちらの状況や希望を詳しくヒアリングしたうえでその条件に沿った案件を「他社よりも多く」紹介していただいた点です。
dodaやJACリクルートメントにも登録しましたが、リクルートエージェントの案件数が一番多かったです。
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希望条件とは異なる求人を紹介されるケースもあった
リクルートエージェントはキャリアアドバイザーの面倒見が良いという評判を聞いて登録したのですが、私を担当してくれた方の印象はとても悪かったです。
「残業のない職場を希望する」「勤務時間が18時までの職場を希望する」と伝えていたはずなのですが、3交代制の職場や、残業が容易に予想できる求人情報を繰り返しおすすめされたので、おそらく企業側から人材をリクエストされているのだろうなと思いました。
また、事務職での転職を希望すると伝えると、「営業としての経験をまったく活かさないなんてもったいない」「年収は下がって当たり前だから期待しないほうがいい」と何度か言われてしまいました。
実際はボーナスがない職場に勤めていたため、転職して年収はアップしました。求人に対する下調べやこちらの経歴へのチェックが甘いのでは?と感じました。
リクルートエージェントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約45万件(2024年8月現在) |
とくに多い職種 | 営業・販売・カスタマーサービス|企画・マーケティング・経営|管理・事務|物流・購買・貿易・店舗開発|コンサルタント|金融専門職|不動産専門職|クリエイティブ|SE・ITエンジニア|エンジニア(設計・生産技術・品質管理)|建築・土木|医療・医薬・化粧品など |
リクルートエージェントのサポートは効率的かつスピーディに進みます。日頃の活動にかけられる時間を確保しておくと、より有意義にサービスを受けられるでしょう。
JACリクルートメント
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ミドルクラス・ハイクラスの転職 満足度で6年連続No.1!(オリコン満足度調査2019-24年)利用者からは「相談の手厚さ」と「適切なマッチング」への評価が高いです。
JACリクルートメントは「年収600万円以上」のハイクラス向け転職エージェントです。キャリアアドバイザーが転職者一人ひとりに期間をかけて適切なサポートを行ってくれることで評判です。
JACリクルートメントの「ココ」が違う!
企業の重要なポジションでの求人が多いため、カウンセリングもじっくりと時間をかけて行われます。
参照元:JACリクルートメント公式サイト
転職者のこれまでの経歴・スキルを把握したうえで、最適なキャリアプランについて提案してくれるため、自身のキャリアに不安や悩みを抱えている人は、解決の糸口が見つかるかもしれません。
また、内定前・内定後のサポートも手厚いと評判です。
JACリクルートメントの評判・口コミ
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ヒアリングがとても丁寧で、私の強みを引き出してくれた
良かった点は、初めてのキャリアアドバイザーとの面談の際、1時間ほどかけてじっくりと私の転職動機や、私がどのような仕事を得意としているかをヒアリングしてくれたことです。
私が持っている仕事上のスキルを聞き出したうえで、マッチングする仕事を紹介したいという気持ちを感じ取れました。とくに人事業務のどの仕事を得意としているかについては、何度もさまざまな角度から質問してくれました。
そして1時間後には、私がどのような仕事で力を発揮できるかを把握していました。
また、キャリアアドバイザーのアシスタントの女性が同席しており、私とキャリアアドバイザーのやりとりを丁寧にメモしている様子がうかがえました。
そのため、キャリアアドバイザーは私との面談に集中できていたようです。この点は、他の転職エージェントにはない特徴だったと思います。
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丁寧な指導・アドバイスで、転職失敗への不安感を払しょくしてくれた
JACリクルートメントを利用して良かった点につきましては、アドバイザーの方が履歴書の記入方法や面接のための必要な身だしなみなどについて詳しくアドバイスしてくれたことです。
履歴書の書き方については、私はあまり趣味がなかったので、履歴書の趣味の部分には特になしと最初は記入しておりましたが、アドバイザーの人がそれではいけないと指摘してくれて、私に聞き取り調査をしながら趣味の欄について業務に繋げられるようなアドバイスをしてくれたのです。
また、面接に必要な礼儀作法なども面談サポートによってしっかりと指導をしてくれたのでとても良かったと感じております。
初めての転職活動でしたので、「失敗するかもしれない」という不安感があったのですが、サポートを受けるうちにその不安はどんどんなくなっていきました。
残念な点は、たまにサポートの方に連絡をしたときに、電話が常に混み合っておりなかなかつながらなかったことです。時間がないときでしたので、少しヤキモキしました。
JACリクルートメントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約1.3万件(2024年8月現在) |
とくに多い職種 | サービス|商社|流通|消費財|マスコミ|建設・不動産|金融|IT・通信|WEB|EMC|コンサルティング・シンクタンク・事務所|メディカル・バイオ|医療・介護・福祉などなど |
サポートの充実がウリのJACリクルートメントですが、求人数は少なめです。登録の際は希望条件をやや広めに&他の転職サービスにも登録しておくのがおすすめです。
パソナキャリア
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ひとりの転職者に平均20時間のサポート。「じっくり丁寧なサポート」を求める人におすすめです。
パソナキャリアは全国都道府県に支店を設ける、支店数において国内No.1の転職エージェントです。そのため、都市部・地方に関わらず幅広い求人紹介を可能としています。
「IT・Web業界」から「メディカル」「ものづくり」「営業職」「女性の転職」など、カテゴリ別に専門知識を持ったキャリアアドバイザーのサポートを受けられます。
パソナキャリアの「ココ」が違う!
パソナキャリアでは、企業の人事担当者との信頼関係もしっかりと築いているため、パソナキャリア利用者の67.1%が内定後の年収アップに成功しています(※公式サイトより)。
引用元:パソナキャリア公式サイト
履歴書や職務経歴書の添削、面接対策、さらには自己分析やキャリアの棚卸しについても、キャリアアドバイザーが親身になって二人三脚で取り組んでくれるので、「転職活動をひとりで進めるのは不安…」という人には特に心強いパートナーとなるでしょう。
パソナキャリアの評判・口コミ
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期待以上の、きめ細やかな対応をしてくれた
パソナキャリアはキャリアアドバイザーのフォローがとても丁寧という評判を聞き、登録することにしました。面談ではゆっくり、じっくりと、こちらがよく理解できるように案内、紹介してくれました。
気になった企業があり、待遇のことで分からない点があったときも、こちらが求める以上にきめ細やかに対応してくれたことも印象に残っています。
勤め始めたらそれでおしまいということはなく、その後も企業の働きやすさはどうか、困ったことはないかいろいろアドバイスをしてくれました。ほかの転職サービスも何回か利用したことがありますが、その中でパソナキャリアが最も丁寧で、人におすすめしたい転職エージェントだったと思います。
- 年収アップできた
- 希望どおりの職につけた
- 求人を多く紹介してくれた
- 的確なアドバイスだった
- すぐに転職できた
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好条件の求人、そして担当者の充実した対応が◎
まず非公開求人の多さです。これは同業者の中でも上位なのではないでしょうか。好条件の求人が揃っています。
次は担当者の充実した対応です。応募書類は少しでも不備があれば指摘してくれます。またその理由も付け加えてくれるので今後に役立ちます。面接に関しても何度か模擬を行ってくれるので本番は自信をもって望めます。特にマイナスイメージを持たれないコメントを心掛ける、という教えが役立ちました。
また職種別の相談会に無料で参加できます。人事担当者の貴重な話も聞けて勉強になりました。
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キャリアアドバイザーからの返答に時間がかかることもあった
パソナキャリアは大規模なサービスを展開されていることから、少々の時間がかかること、タイムラグは最初から想定していましたが、放置されているような、不安にさせられるような時期があったことも事実です。
何度問い合わせをしても、即座にレスポンスがもらえなかったり、応答がなかったりしたときには、見捨てられた感を払拭できませんでした。
結果的には、しっかりとした質疑応答ができたので問題ありませんでしたが、どうしてもタイムラグが生じてしまうのは、インターネットを介したサービスだから致し方ないのかな、と思いました。
パソナキャリアの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約4.0万件(2024年8月現在) |
公開求人数とくに多い職種 | 営業職|管理・事務|IT・Webエンジニア|技術職(電気・電子・機械・化学)|クリエイティブ|マーケティング・企画|コンサルタント・士業|販売員・サービススタッフ|研究・開発(メディカル)|専門職(Web・IT・ゲーム|金融|不動産・建設)など |
転職するにあたって「これだけは譲れない」という希望条件を整理しておくと、担当エージェントも求人紹介がしやすくなります。
まとめ)有給を消化しつつ、円満退社を目指そう
有給をどうしても100%取得したい!という人もいるかもしれませんが、長い目で見ると職場を円満退職したおいたほうがのちのち自分に返ってくることが多いはずです。最後まで責任を持って勤務し、引き継ぎを誠実に行う姿を見せることで、有給を取得しやすい雰囲気にすることにつながります。
有給を取得する権利ばかりを主張するのではなく、お世話になった会社に対して「立つ鳥跡を濁さず」の姿勢をしっかりと見せることも大切なのです。
マイナビエージェントの評判・口コミ
求人紹介から面接サポート、アフターフォローまで、一貫して対応が丁寧
キャリアアドバイザーの方は、最初の面談の時に私の希望する条件をとても丁寧に聞いてくれました。対応がとても良く、私が来店するたびに優しい笑顔で迎えてくれました。
マイナビエージェントはたくさんの企業や会社の求人を取り扱っているため、数ある選択肢の中から自分に合った求人を選べました。応募先が決まってからは、親身になって面接の練習をしてくれました。
また、スケジュール管理なども協力して行ってもらいました。キャリアアドバイザーの方がとても協力的だったこともあり、無事希望する転職先へ入社するできました。
入社後も電話で状況を確認してくれるなど、アフターフォローがしっかりしているのでおすすめです。
希望していた通りの職場に転職できた
とても丁寧なキャリアアドバイザーに対応してもらえて、話し合いと近況報告をするために何度か指定された場所に行きました。
現在の転職状況報告や提出する履歴書や職務経歴書のチェックをしてもらい、誤字脱字が発生していないかどうか確認してもらいました。また面談があまり得意でないことを伝えたところ、模擬面接をやっていただき、私の癖など色々と教えてくれました。
どのような事務業務を希望しているのか伝えた結果、希望を含めた多くの非公開求人を厳選してもらえたので嬉しかったです。丁寧なサポートをしてくれたため、キャリアアドバイザーのお陰で効率よく転職活動を行えて、当時希望していた仕事に転職できました。
選びきれないほど多くの求人を紹介される場合も
マイナビエージェントは紹介される求人数が多いという評判は聞いていましたが、数が多すぎて選びきれなかったという印象です。
もっと有効活用する方法があったのかもしれませんが、会社をある程度絞って紹介して欲しかったです。
紹介された会社には応募せずに、自分で求人サイトを利用して探し出して応募することも多々ありました。
また、応募先の企業情報をあまり教えてくれなかった印象もあります。個人的には、業績の細かいところまで知りたかったのですが、そこまで詳しく教えてくれませんでした。応募先企業に直接聞けなかった分、もう少し細かくリサーチして欲しかったです。