Webコーダーへの転職は要注意!未経験でWeb業界を目指す人へ
[最終更新日]2025/10/26

Webサイトのデザインを形にする「Webコーダー(HTMLコーダー)」は、IT業界へのキャリアチェンジで目指されることの多い職種の1つです。
しかし、ChatGPTのようなAIの進化やノーコードツールの普及を背景に、「AIに仕事が奪われるのでは?」「今からHTML/CSSだけを学んで本当に転職できるのか?」といった不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
目次
1)AI時代にどう変わる? Webコーダーの「仕事内容」と「将来性」
Webコーダーとは? フロントエンドエンジニアとの違い

Webコーダー(HTMLコーダーとも呼ばれます)は、Webデザイナーが作成したデザインデータをもとに、私たちが普段PCやスマートフォンで見ているWebサイトの形に「コーディング」するお仕事です。
具体的には、HTMLという言語でWebページの「骨組み」を作り、CSSという言語で「見た目(色、配置、装飾など)」を整えていきます。
Webデザイナーのデザインの意図を正確に汲み取り、Webページとして正しく表示させることが、Webコーダーの主な役割となります。
「フロントエンドエンジニア」との違いは?
最近、「フロントエンドエンジニア」という職種もよく耳にしますが、Webコーダーとは役割が少し異なります。
WebコーダーがHTML/CSSを使ってWebサイトの「見た目」を主に担当する(静的なページ)のに対し、フロントエンドエンジニアは、それに加えてJavaScript(ジャバスクリプト)というプログラミング言語を本格的に使い、Webアプリケーションの「動的な機能」(例えば、複雑な検索機能やログイン機能など)の開発まで担うことが多い、という違いがあります。
WebコーダーはWeb制作の重要な入り口であり、実務経験を積んでからフロントエンドエンジニアを目指す、というキャリアパスも一般的です。
AI(ChatGPTなど)は脅威? 協業で高まるコーダーの価値
「ChatGPTのようなAIに、将来仕事が奪われるのでは?」と不安に感じている方もいらっしゃるかもしれませんね。
確かに、AIは単純なコードを自動で書くことを「補助」してくれる、とても強力なツールです。しかし、AIがWebコーダーの仕事をすべて奪ってしまうわけではありません。
なぜなら、AIにはまだ難しい領域があるからです。例えば、以下のような業務は、引き続き人間のコーダーが担う重要な役割です。
- デザインの細かな意図や「なぜこのデザインなのか」という背景を完全に理解すること
- すべての人がWebサイトを使いやすいように配慮する「アクセシビリティ」を担保すること
- 複雑なバグ(不具合)の原因を特定し、修正すること
- プロジェクト全体のコードの品質を管理すること
AIは「脅威」ではなく、うまく使いこなす「アシスタント」と捉えることが大切です。AIを活用して作業効率を上げつつ、人間にしかできない品質の高い仕事を提供できるWebコーダーの価値は、むしろ高まっていくでしょう。
現代のWebコーダーの主な業務フロー
ひと昔前と比べて、Webコーダーの仕事の進め方も少しずつ変わってきています。現代の主な業務フローを見てみましょう。
1. デザインカンプからの実装
まず、デザイナーが作成した「デザインカンプ」(Webサイトの完成見本図)を受け取ります。現在は、Figma (フィグマ) やAdobe XD (アドビ エックスディー) といった専用のデザインツールで作られることが主流です。
Webコーダーは、そのデザインデータから必要な情報を読み取り、コードを書いていきます。
2. 効率的なコーディング(Sassやレスポンシブ対応)
HTMLで構造を作り、CSSで見た目を整えますが、その際、より効率的にCSSを書くためのSass (サス) という技術を使う現場も多いです。
また、PCだけでなく、スマートフォンやタブレットなど、異なる画面サイズでもキレイに表示される「レスポンシブデザイン」への対応は、現在ほとんどのサイトで必須のスキルとなっています。
3. ブラウザチェックと修正
(※旧「Webコーダーの仕事とは」より内容を統合)
完成したWebページが、Chrome、Safari、Firefox、Edgeといったさまざまなブラウザ(閲覧ソフト)できちんと表示されるか、動作するかをチェックするのも、Webコーダーの大切な役割です。もし表示崩れなどがあれば、原因を特定して修正し、品質を高めます。
4. 公開後の更新・管理
(※旧「Webコーダーの仕事とは」より内容を統合)
Webサイトは公開して終わりではありません。公開後も新しい情報を追加したり、内容を修正したりといった「更新・管理」も行います。
場合によっては、検索結果で上位に表示されやすくするためのSEO対策(検索エンジン最適化)を意識したコーディングを求められることもあります。
Webコーダーの「やりがい」と「厳しさ」

どんな仕事にも、楽しさと難しさがあります。Webコーダーの「やりがい」と「厳しさ」の両面を見てみましょう。
やりがい:形になる達成感とスキルの蓄積
(※旧「Webコーダーの仕事の魅力・やりがい」より内容を統合)
Webコーダーの最大のやりがいは、自分が書いたコードが、目に見える「Webサイト」という形になることでしょう。苦心して制作したWebサイトが世の中に公開された時の達成感はひとしおです。
また、Webサイトが不具合なく表示され、ユーザーが快適に使えるかどうかはWebコーダーの技術にかかっています。Webサイトの品質に直接貢献できる、専門性の高い仕事です。
厳しさ:地道な作業と変化の速さ
一方、厳しさもあります。コーディングは、時に1ピクセルのズレを修正するために、地道な検証を何度も繰り返す作業です。細かい作業が苦手な人には辛く感じるかもしれません。
また、Web業界は技術の移り変わりが非常に速いです。常に新しい技術やツールが登場するため、継続的に学習し続ける姿勢がなければ、すぐに技術が古くなってしまう厳しさもあります。
2)未経験から転職するために「今」学ぶべき必須スキルセット
Webコーダーとして転職を成功させるためには、「HTML/CSSをなんとなく学んだ」だけでは少し難しいのが現実です。
ここでは、実務の現場で「この人は仕事ができる」と評価されるために、今本当に学ぶべき5つの必須スキルセットをご紹介します。
【基礎】HTML / CSS (セマンティックなコーディングとモダンCSS)
HTMLとCSSは、Webコーダーにとっての土台です。ただし、ただ形を作るだけでなく「質」が問われます。
セマンティックなHTMLとは、見出しには見出しタグ(<h1>など)、段落には段落タグ(<p>)を使うなど、Webページの「構造」を正しく意味付けする書き方のことです。これは、SEO(検索エンジン最適化)にも良い影響を与えます。
また、CSSでは、Flexbox(フレックスボックス)やGrid(グリッド)といった現代的なレイアウト手法を使いこなすことが求められます。もちろん、PCでもスマートフォンでもキレイに表示させる「レスポンシブデザイン」の実装スキルは必須です。
【差別化】JavaScript (jQuery)
「HTML/CSSのみOK」という求人は、残念ながら多くありません。多くの実務現場で、Webサイトに「動き」をつけるJavaScript(ジャバスクリプト)の知識が求められます。
最初から高度なプログラミングを組む必要はありませんが、まずはjQuery(ジェイクエリー)というJavaScriptの便利なライブラリ(機能のまとまり)を使って、以下のような代表的なUI(見た目や操作性)を実装できると、応募できる求人の幅がぐっと広がります。
- 画像が自動で切り替わる「スライドショー」
- クリックすると開閉する「アコーディオン」や「ハンバーガーメニュー」
- クリックで表示内容が切り替わる「タブ」
【実務】WordPress(CMS)
CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)とは、専門知識がなくてもブログのようにWebサイトを更新できる仕組みのことです。その中でもWordPress(ワードプレス)は、国内のWebサイトで圧倒的なシェアを誇っています。
Webコーダーの仕事では、このWordPressで構築されたサイトの修正やカスタマイズ(見た目の調整など)を任される機会が非常に多いです。
既存テーマ(デザインのひな形)をカスタマイズできること、簡単なPHP(ピーエイチピー)という言語で書かれたWordPress特有のタグ(テンプレートタグ)を理解できることは、強力なアピールポイントになります。
【効率化】Sass / Git
「Sass(サス)」と「Git(ギット)」は、現代のWeb制作現場で効率よく、かつ安全に作業を進めるために欠かせないツールです。
Sass (サス) は、CSSをより効率的に書くための技術です。例えば、サイト全体で使う色を「変数」として登録しておけば、後から色を一括で変更できるなど、保守性の高いコードを書くことができます。
Git (ギット) は、「バージョン管理システム」と呼ばれます。「いつ」「誰が」「どこを」修正したのかを記録・管理できるため、チーム開発には必須です。万が一ミスがあっても、すぐに元の状態に戻すことができます。
これらのツールを使えることは、実務レベルで開発できる証拠になります。
【協業】デザインツール(Figma / Adobe XD)
第1章でも触れましたが、現代の制作フローは、デザイナーが作成したデザインカンプ(完成見本図)をWebコーダーが受け取るところから始まります。
そのデザインカンプは、Figma (フィグマ) やAdobe XD (アドビ エックスディー) といったデザインツールで作られることが主流です。
Webコーダーはこれらのツールを直接操作し、デザインの余白(マージン)の数値を確認したり、必要な画像データを書き出したりします。これらのツールをスムーズに扱えることも、大切な協業スキルの一つです。
参考文献:
・W3Techs – World Wide Web Technology Surveys:Usage statistics of content management systems
・Figma:公式サイト
3)転職成功へのロードマップとWebコーダーの多様なキャリア
第2章で紹介したスキルを学んだら、次はいよいよ転職活動の準備です。
未経験からの転職では、年齢や将来性への不安もあるかもしれません。この章では、転職を成功させるための具体的な行動指針(ロードマップ)と、Webコーダーの多様な働き方やキャリアについて解説します。
【最重要】採用担当者に響くポートフォリオ作成術
未経験からの転職活動において、ポートフォリオ(自分の作品集)は、あなたのスキルを証明する「履歴書」そのものになります。
大切なのは、ただの「作品集」ではなく、「自分はこれだけの実務能力があります」という証明にすることです。採用担当者に「この人なら即戦力になりそうだ」と思わせるポイントを押さえましょう。
必須で盛り込みたい3つの要素
- Figmaカンプからの実装:Figmaなどのデザインデータからコーディングしたこと(デザインの意図を汲み取れる証明)
- レスポンシブ対応:PCとスマートフォンの両方でキレイに表示されること(現代の必須スキル)
- JavaScript (jQuery) の実装:スライドショーやハンバーガーメニューなど、サイトに「動き」を実装したこと
さらに差がつくアピール要素
- WordPressの構築経験:架空のお店のサイトをWordPressで構築し、ブログを更新できるようにした(実務ニーズの理解)
- Sassの使用:CSSをSassで効率的に記述していること(モダンな開発スキルの証明)
- Git / GitHubでのコード公開:Gitでソースコードを管理し、GitHubで公開していること(チーム開発への適性)
学習サイトの模写で終わらせず、これらの実務的な要素を盛り込むことが転職成功の鍵です。
独学 vs スクール? 自分に合った学習方法の選び方
Webコーダーを目指す学習方法は、大きく分けて「独学」と「Web制作スクール」があります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、ご自身の状況に合わせて選びましょう。
独学のメリット・デメリット
メリットは、何といってもコストを抑えられること、そして自分のペースで学習を進められることです。書籍や学習サイトも充実しています。
デメリットは、疑問点(エラーなど)を自力で解決する必要があり挫折しやすいこと、モチベーションの維持が難しいことです。
スクールのメリット・デメリット
メリットは、現役エンジニアの講師に質問ができ、挫折しにくい環境であることです。体系的なカリキュラムや、前述のポートフォリオ作成のサポート、転職支援を受けられる点も大きいです。
デメリットは、独学に比べて費用(数十万円〜)がかかることです。
どちらの方法でも、最終的に「実務レベルのポートフォリオ」を完成させることがゴールです。
30代・40代未経験でも遅くない? 年齢の不安を強みに変える
「30代(40代)から未経験でIT業界に転職するのは遅いのでは…」と不安に思う必要はありません。
確かに技術の習得スピードは若い世代に分があるかもしれませんが、Web制作の現場では、技術力と同じくらい社会人としての「基礎力」が重視されます。
例えば、これまでの異業種で培った以下のようなスキルは、Webコーダーの仕事でも必ず活かせます。
- デザイナーやディレクターの意図を汲む「コミュニケーション能力」
- 納期を守り、正確に作業を遂行する「タスク管理能力・責任感」
- エラーや課題に対して粘り強く取り組む「課題解決力」
コーディングは、1ピクセルのズレも許されない正確性が求められる仕事です。年齢を重ねて得られた「丁寧さ」や「品質管理能力」は、むしろ大きな強みになるのです。
正社員だけじゃない。Webコーダーの多様な働き方
Webコーダーの魅力の一つに、働き方の柔軟性が高いことが挙げられます。
もちろん正社員として企業に勤める道もありますが、それ以外にも多様な選択肢があります。
- まずは「派遣社員」や「契約社員」として実務経験を積む
- 育児や介護と両立しやすい「在宅ワーク(リモートワーク)」
- 週3日や時短勤務などの「パート・アルバイト」
- スキルを磨いて独立する「フリーランス(業務委託)」
特にフリーランスという働き方は国も支援を始めており(※)、ライフステージの変化に合わせて働き方を選びやすい職種と言えます。
Webコーダーから広がるキャリアパス
Webコーダーはゴールではなく、Web業界でのキャリアのスタート地点です。
コーダーとして実務経験を積んだ後、様々な専門職へステップアップする道が広がっています。
フロントエンドエンジニア
Webコーダーの代表的なキャリアパスの1つです。
Webコーダーの上位職種にあたり、第2章で紹介したJavaScriptをさらに極め、React(リアクト)やVue(ビュー)といった専門技術も用いて、WebサイトやWebアプリケーションの「機能」開発まで幅広く担当します。
Webデザイナー
コーディングの知識を活かしつつ、デザインスキルを学び「Webデザイナー」になる道です。
Webページ全般のレイアウト制作や、画像制作など、見た目のデザインを担当します。コーディングもできるデザイナーは、現場で非常に重宝されます。
Webディレクター
Webサイト制作のプロジェクト全体を管理する「監督」のような役割です。
クライアントの要望をヒアリングし、デザイナーやコーダーに指示を出し、スケジュールや品質を管理します。コーディングの知識があることで、制作現場をスムーズにまとめることができます。
まずはWebコーダーとして現場に入り、こうした将来のキャリアプランをしっかり描いておくことが大切です。
4)未経験からWebコーダーを目指す際のおすすめの転職エージェント
マイナビIT AGENT
マイナビ社が運営する、ITエンジニア転職に特化した転職エージェント。好条件求人の紹介、書類作成・面接準備へのサポートの手厚さに強みがあります。
マイナビIT AGENTは人材紹介会社の大手マイナビが運営する「IT/Webエンジニア専用」の転職支援をするエージェントです。
マイナビIT AGENTの専属アドバイザーは、全員がIT・Web業界に精通したプロフェッショナルです。
幅広い職種に対応している総合型転職エージェントとは異なり、エンジニアの転職事情を十分に理解しているため、転職者一人ひとりに適した開発環境や企業へのアプローチ方法についてアドバイスしてもらえます。
「Web開発の知識・経験はあるけれど、Webコーダーとしての実務は初めてになる」という人は、マイナビIT AGENTでこれまでの経験を活かした転職先を見出しやすいでしょう。
また、マイナビの転職サービスは「サポートの丁寧さ」にも定評があり、職歴書の作成や面接対策に不安を感じている人におすすめです。
マイナビIT AGENTの特徴
| マイナビIT AGENTの特徴 |
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|---|---|
| サービス対応地域 | 全国 |
| 公開求人数 | 約2.5万件(2025年10月現在) |
ワークポート
キャリアチェンジの支援に強い転職エージェント。非エンジニア職種からWebコーダーに向けてのキャリアチェンジの際にも積極的な支援が期待できます。
ワークポート(WORKPORT)は全国都道府県に拠点を展開し、キャリア相談はじめ対面での面談に力を入れています。なかでもIT・Web業界の支援に強い転職エージェントです。
また、ワークポートに登録した際に担当となってくれる転職コンシェルジュ(アドバイザー)は、積極的な求人提案をしてくれることでも知られています。
他の転職エージェントに登録したものの、想像していたほど求人を紹介してもらえなかった人や、担当者のレスポンスが鈍く転職活動が進まないと感じていた人にこそ、ワークポートを利用するメリットを実感できるはずです。
ワークポートの特徴
| 特徴 |
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|---|---|
| サービス対応地域 | 全国 |
| ITエンジニアの公開求人数 | 約3.0万件(2025年10月現在) |
doda
dodaのITエンジニア転職に特化した転職エージェント。幅広いエンジニア職種と地方求人の豊富さに強みがあります。
dodaは国内トップレベルの求人数と、担当アドバイザーから積極的な提案が評判の転職エージェントです。
保有求人は 約25万件(2025年10月現在) 、都市部だけでなく地方での転職支援にも強いです。
また、dodaは求人を自分で探して応募する「転職サイト」と、求人紹介から企業への応募、日程調整までアドバイスしてもらえる「転職エージェント」両方のサービスを利用できます。
「まずは自分でWebコーダーの求人をチェックしたい」という場合は、転職サイトのサービスを利用するとよいでしょう。
その後「応募や企業への交渉についてサポートしてほしい」となったときに、エージェントサービスに切り替えることもできます。
dodaの特徴
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|---|---|
| サービス対応地域 | 全国 |
| 公開求人数 |
リクルートエージェント
ITエンジニア求人数は国内No.1!豊富な転職ノウハウと支援ツールで、「スピーディな転職」を実現できます。
リクルートエージェントは国内No.1の求人数と転職支援実績を誇る転職エージェントです。
リクルートエージェントの強みは全業種・職種に対して豊富な求人数を持つこと、そして長年の実績で培われたノウハウ・転職支援ツールの充実さにあります。
Webコーダーを含めたWebエンジニアの求人は約6.5万件と、国内トップの保有数です(2025年2月現在)。数多くの選択肢から応募先を検討できるでしょう。
リクルートエージェントでは、志望企業の特徴・評判といった分析から選考のポイントまでをまとめた「エージェントレポート」を用意してくれます。
業界・企業情報はネットで公開されていないものも多いため、レポート情報はあなたの活動に大いに役立つはずです。
また、担当アドバイザーもこれまでの実績をもとにWebコーダーへの転職に関する有益なアドバイスを提供してくれるでしょう。
リクルートエージェントの特徴
| 特徴 |
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|---|---|
| サービス対応地域 | 全国 |
| ITエンジニア公開求人数 | 約15万件(2025年10月現在) |
【まとめ】未経験からWebコーダーへの転職は、その先のステップも見据えておこう
Webコーダーは、未経験からWeb業界でのキャリアをスタートさせるためにおすすめの職種です。
ただし、第1章や第2章で解説したとおり、AIの登場や技術の進化によって、Webコーダーに求められるスキルは常に変化しています。HTML/CSSの基礎だけでなく、JavaScriptやWordPress、Sass/Gitといった「実務で通用するスキル」を身につけることが、転職成功の第一歩です。
そして、Webコーダーはゴールではなく、Web業界でのキャリアの「スタート地点」です。
第3章でご紹介したように、在宅ワークやフリーランスといった柔軟な働き方を選びやすく、将来的にはフロントエンドエンジニアやWebデザイナー、Webディレクターといった専門職へステップアップする道も広がっています。
まずはWebコーダーとして採用されて安心してしまうのではなく、3年後、5年後にどう活躍していたいか、先を見据えたキャリアプランを考えながら、Web業界への確かな一歩を踏み出しましょう。








