コードキャンプゲートの「実践学習」はおすすめ?これからITエンジニアを目指す20代に。
[最終更新日]2024/11/10
20代の人の中には、これからのキャリアを築いていく上で軸となるスキルを習得したいと考えている人も多いことでしょう。
せっかく身につけるなら、これからも伸びていく産業で必要とされるスキルを身につけたいと考えるのは自然なことです。
目次
1)コードキャンプゲート(Code Camp Gate)って何?
コードキャンプゲートは、オンラインによるプログラミングのマンツーマン指導とキャリア支援がセットになったサービスです。
プログラミング未経験の人でも着実にプログラミングのスキルを身につけ、ITエンジニアへと転職していくことができるようサポートしてもらえるのが特徴です。
まずはコードキャンプゲートで学習を進める方法、学習期間やカリキュラムの内容、受講料や受講条件など、サービスの概要について確認していきましょう。
コードキャンプゲートとは
サービス名 | コードキャンプゲート(Code Camp Gate) |
---|---|
学習期間(目安) | 4ヵ月(約400時間) |
学習形式 | オンラインマンツーマン+チャットサポート |
対応時間 | 毎日/7時~23時 |
コードキャンプゲートは、エンジニアへの転職を目指す人に特化したプログラミングスクールです。受講はオンラインのみとなっており、通学コースは設けられていません。
オンラインと言っても、指導は専属のメンターによるマンツーマンで行われます。
メンターは現役エンジニアが務め、メンターとともにチーム開発の形式で演習が進んでいきますので、実際の開発現場により近い感覚でエンジニアとしての経験を積むことができます。学習期間は4ヵ月間、約400時間を想定していますので、1日あたり3〜4時間の受講となると考えていいでしょう。
メンターによる対応は7時から23時の間となっていますので、自分の都合のよい時間帯にオンラインで指導を受けられるのが魅力です。
コードキャンプゲートの具体的なカリキュラム
コードキャンプゲートのカリキュラムは「PHPマスター」と呼ばれています。
具体的にはフロントエンドの技術(HTML5/CSS3、JavaScript/jQuery)とバックエンドの技術(PHP、MySQL)を学び、Webサービスを構築するための基礎的なスキルを習得することができるようになっています。
受講期間4ヵ月のうち、前半1〜2ヵ月は基礎学習の期間となります。
オンラインでのマンツーマンレッスン20回を通じて、Webサービスを構築するために必要な知識を学んでいきます。
後半の3〜4ヵ月目では実践開発に取り組みます。
専属のメンターとともにチーム開発の一員となり、実際の開発現場で使われるGitやDocker、Slackといったツールを駆使しながら、他の人が書いたコードをレビューするなど、より実践的な経験を積んでいきます。
このようにコードキャンプゲートでは、開発に必要な知識を学ぶだけでなく、実践を通じてより開発現場に近い環境で経験を積むことができ、エンジニアへと着実にステップアップを目指せるカリキュラムになっています。
コードキャンプ(Code Camp)との違い
コードキャンプゲートの運営会社は、コードキャンプというプログラミングスクールも運営しています。
コードキャンプにはWebマスターコース、Rubyマスターコース、デザインマスターコース、WordPressコースといった複数のコースが用意されているのに対して、コードキャンプゲートでは実務での需要が高いと言われているPHPマスターコースに絞っています。
また、コードキャンプは受講生の目的ごとに自由にプログラミング言語を学べるのに対して、コードキャンプゲートは「ITエンジニアとして転職する」という目的を持って受講することが条件となります。
そのため、4ヵ月という受講期間内にカリキュラムを終えられるように取り組み、必ずエンジニアになるという思いで受講する必要があるのです。
このように、コードキャンプは目的に合わせて学べる一方で、コードキャンプゲートは「転職」という目標が明確になっているのが大きな違いと言えます。
コードキャンプゲートの受講料は? 選考や受講条件はある?
コードキャンプゲートの料金は入学金が33,000円、受講料が561,000円(いずれも税込 2024年11月時点)となっています。
前半2ヵ月のカリキュラムが修了した時点で最終成果物を提出する必要があり、提出に間に合わない場合は後半のカリキュラムへと進むことができません。
この場合、1ヵ月あたり30,000円で前半の受講期間を延長できます。ただし、延長できるのは前半のみで、後半のカリキュラムは受講期間の2ヵ月を超えて延長することができません。
受講を始めるにあたって、試験などの選考はありません。完全なプログラミング未経験者でも問題なく受講を開始できます。
受講の条件は20代の大学生または社会人となっており、30歳以上の方は受講の対象とならない点に注意が必要です。
2)コードキャンプゲートのメリット
オンライン指導でありながら専属のメンターがつき、実際の開発チームに近い環境を体験できるのがコードキャンプゲートの特徴です。
また、エンジニアに転職するためのキャリア支援がセットになっている点も、これからエンジニアへの転職を考えている人にとって大きな魅力と言えるでしょう。
では、他のスクールではなくコードキャンプゲートを活用するメリットはどういった点にあるのでしょうか。
コードキャンプゲートの具体的なメリットとして、主に次の3点が挙げられます。
- 専属メンターによるマンツーマンのサポート
- 学習内容は大企業からのお墨付き
- 転職サポートも手厚い
専属メンターによるマンツーマンのサポート
プログラミングは独学でも習得することは不可能ではありません。
ただ、独学で勉強していくとどうしても分からないことが出てきたリ、解決できないエラーが発生して手が止まったりしやすく、途中で挫折してしまう人が少なくないのです。
コードキャンプゲートでは専属のメンターがつき、計40回までマンツーマンレッスンを受けることができます。
分からないことをマンツーマンレッスンで質問することによって、独学で進めるよりも問題点を効率的に解決することができ、スムーズに学習を進めやすくなります。
また、チーム開発ではメンターがチームメンバーとなり、実際の開発現場さながらの環境に身を置くことができます。
現場に近い環境を体験することで転職後の実務をイメージしやすくなり、とくにエンジニア未経験者にとっては実務をより身近に感じることができるはずです。
学習内容は大企業からのお墨付き
コードキャンプゲートのカリキュラムで学んできたエンジニアは延べ2万人以上にのぼります。
また、LINE、アクサ生命、ニトリ、USENといった有名企業をはじめ、300社以上の企業が社員研修にコードキャンプゲートを活用しています。
このように、大手企業がコードキャンプゲートのカリキュラムを研修に導入していることは、学習内容への信頼性が高いことの証と言えるでしょう。
コードキャンプゲートのカリキュラムを着実にこなし、スキルを身につけていくことによって、大手企業の社員と同じ水準のスキルを習得していくことができるのです。
指導にあたるのは現役のエンジニアですので、指導の質が高いのはもちろんのこと、実務に役立つ知識を学べる点も、コードキャンプゲートの大きなメリットと言えます。
転職サポートも手厚い
コードキャンプでは全カリキュラムを修了後、エンジニアになるための転職支援を受けることができます。
現役エンジニアである専属メンターが推薦状を書いてくれますので、技術面においてお墨付きをもらうことができ、スキルを身につけてきたことを証明してもらえます。
また、エンジニアの転職を熟知したキャリアアドバイザーが受講生のスキルや希望条件に合った企業をアドバイスしてくれますので、エンジニアとしての第一歩を踏み出すチャンスを得ることができるのです。
エンジニア未経験者にとって、自分のスキルレベルで転職可能な企業を見つけるのは容易なことではありません。
専属メンターとキャリアアドバイザーによる強力なサポートによって自信をもって転職にのぞめることは、コードキャンプゲートを活用する大きなメリットの1つです。
3)コードキャンプゲートの注意点
エンジニアへの転職を目指す20代の方々にとって、コードキャンプゲートのサービス内容には多くの魅力があります。
上手に活用することで着実にスキルが身につき、転職へとつなげることができるはずです。
一方で、コードキャンプゲートを受講するにあたって注意しておきたい点もあります。次に挙げる2点については、受講を申し込む際に知っておいたほうがいいでしょう。
- 就職保証はない
- 受講料はやや高め
就職保証はない
プログラミングスクールによっては、カリキュラム修了後の転職・就職を保証しているところもあります。就職保証とは「卒業してエンジニアとして就職できなければ受講料を返金します」といった仕組みのことです。
コードキャンプゲートでは就職保証を設けていません。転職支援は実施してもらえますが、あくまで転職する上でのアドバイスですので、最終的には自分で転職先を見つけていく必要があります。
ちなみに、就職保証をつけているスクールでは紹介先の企業がある程度限られているのが一般的です。
つまり、限られた数の企業の中から紹介先を「選ぶ」ことになり、実際の選択肢としてはあまり多くないことも考えられます。
これに対して、コードキャンプゲートの転職支援は特定の企業にこだわらず中立な視点からアドバイスをしてもらうことができます。
このように、就職保証がないことは考え方によってデメリットとならない場合もあります。
受講料はやや高め
コードキャンプゲートの受講料は約56万円と、決して安い料金ではありません。最大36回までの分割払いにも対応しているとはいえ、20代の社会人や大学生にとって56万円を支払うのは相当な覚悟が必要でしょう。
実際、受講料がより安価なプログラミングスクールも存在しますので、できるだけ安いほうがいいという人は別の選択肢を検討する方法もあります。
ただし、オンラインでのマンツーマン指導やチーム開発による実践的な指導、さらには転職支援までを一貫して行うシステムはコードキャンプゲート独自のものです。
このシステムで学びたい人にとって他に選択肢がないため、お金を貯めるなどして受講料を用意する必要があります。
また、現役エンジニアによるマンツーマン指導を受けられることを考えると、料金が一定以上の水準になることは致し方ない面もあります。
専属のメンターがついてくれることは非常に心強いので、それだけのメリットを得られると考えれば妥当な受講料と言えるかもしれません。
4)コードキャンプゲートがおすすめな人
- 本気でエンジニアを目指したい人
- オンラインでもしっかりと指導を受けたい人
- 転職支援も手厚くしてもらいたい人
コードキャンプゲートは単なるプログラミングスクールではなく、エンジニアに転職することを目指したい人のための実践的な学習プログラムです。エンジニアへの転職を目指していることが前提となりますので、本気でエンジニアを目指したい人におすすめです。
現役のエンジニアが専属メンターになってくれますので、オンライン指導でもしっかりと指導を受けることができます。
教材や動画で独学によってプログラミングを学ぶのではなく、分からないことを積極的に質問して解決していきたいという意欲のある人に向いています。
また、学んだ知識やスキルを活かしてキャリアを歩んでいきたい人にとって、エンジニアとして最初に転職する職場は非常に重要です。
コードキャンプゲートでは現役エンジニアがあなたのスキルや適性を見極めて推薦状を書いてくれますので、いわばプロのお墨付きをもらった状態でエンジニアのキャリアをスタートできます。
このように、コードキャンプゲートは本格的にエンジニアへとキャリアチェンジしたい人にとって、強力なサポートを得られる絶好の環境がそろっていると言えるでしょう。
まとめ)コードキャンプゲートでエンジニアとしての第一歩を踏み出そう
未経験からエンジニアを目指すのは勇気がいることかもしれません。
「本当に自分がエンジニアとして通用するのだろうか?」と不安に感じる面もあるでしょう。
しかし、着実にスキルを身につけ、実践的な経験を積んでいくうちに漠然とした不安は少しずつ払拭されていくはずです。
独学でのプログラミング習得につまずく人も少なくありませんが、コードキャンプゲートのカリキュラムに則って学んでいけば、エンジニアとして転職できるスキルを身につけるまで鍛えてもらえます。
コードキャンプゲートで学び、頼りになる転職サポートを受けて、ぜひエンジニアとしての第一歩を踏み出してください。